アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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『クラシカロイド』にブラームスが登場するためには / おすすめの曲(ピアノ小品ほか)についても

突然ですが、私はブラームスが好きです。興味を持ったきっかけはひのまどかさんの伝記本(『人はみな草のごとく ブラームス物語』ひのまどか(著) 読みました)です。図書館に『孤独な放浪者』(『孤独な放浪者 シューベルト物語』ひのまどか(著) 読みました)を借りに行った際、たまたま隣にあった本を一緒に借りたのが運命の出会い。伝記を読んで、まずは人物を好きになりました。それからというもの、手当たりしだいに曲を聴き、ブログに感想文をあげてない本も色々読みました。『クラシカロイド』にブラームスはいないのに、『クラシカロイド』をきっかけに史実を勉強する過程で偶然出会ったのですから、人生は面白いです。

ブラームスは現在放送中の第2シリーズには出ていません。第3シリーズや劇場版の情報も現時点(2018/02/23現在)ではありません。ブラームスはバッハ、ベートーヴェンと並ぶドイツ三大Bでありながら、『クラシカロイド』では一人だけハブられているのが現状です。今後番組が続く場合、ブラームスは追加ロイド候補になることは十分に考えられますが、今まで落選してきたのには理由があると思うのです。そこで今回は、今後『クラシカロイド』にブラームスが登場するための課題は何か?その対策は?私なりに考えてみました。あわせてこれから聴くかたへおすすめの曲(ピアノ小品ほか)についても書きます。とは言っても、私は自分で聴き始めてせいぜい数ヶ月の新参者であり、音楽の知識もないので論理的に正しいことは言えません。素人の感覚的なお話になりますことをご了承くださいますようお願いします。なお、ひどい間違いは指摘頂けますと助かります。

なぜ今まで『クラシカロイド』にブラームスが登場していないのか?それは有り体に言えば「扱いが難しいから」だと思われます。人物と楽曲、いずれにも課題ありです。以下、ゴリ押しする意図はありませんが、今後ブラームスが『クラシカロイド』の仲間入りをすると仮定した場合、課題とどう向き合うか?あくまで私個人の考えを述べます。

まず人物について。ごくおおざっぱに言うとブラームスの性格は「無口で皮肉屋だけど心に秘めたものがある情熱家」。キャラ変なしでキャラ立ちさせるためには、いつもそばにいる通訳が必要かもしれません。史実での関係性を考えるとドヴォルザークが適任かも。その場合、ドヴォちゃんは人間になったほうがよさそうです。また、ブラームスは合唱団の指導や芸術監督をつとめた人なのでプロデューサー向きだと思いますが、そうなるとバッハと立ち位置が被ります…。第2シリーズではワーグナーがバッハを追い出してしまったので、できれば第3シリーズ以降はバッハの活躍の場もあってほしいです。となると、ブラームスはバッハの片腕となるか、もしくはプロデューサー業はさせないかのどちらか。うーん、決められない(笑)。人間関係では、リスト、ワーグナーとの対立やドヴォルザークとの良好な関係は大いに掘り下げできそうです。バッハ、ベートーヴェンシューベルトは大好きで、チャイコフスキーとは気が合わないというのもうまく扱えれば生かせそう。ただ、ロイドではないとはいえクララ・シューマンとの関係をどうするかはネックになるかもしれません。この恋を取り上げるとなると、子供向けアニメではなくなってしまうおそれがあります。いっそのこと大人向けに大きく舵を切り直すか、あえて恋バナはガン無視して既存ロイド達との人間関係に焦点を当てるか。個人的には後者を推したいです。『クラシカロイド』はやはり子供と一緒に楽しみたいですし、この恋はアニメの短い尺の中で扱うには重すぎると考えるからです。とは言っても、クララ・シューマンがいなければ生まれなかった名曲はたくさんあるので、ガン無視は不自然かも…悩みます。安いソープオペラにはしないでほしいのですが、暗に存在をほのめかすレベルで触れるのが自然かもしれません。

次に楽曲について。致命的なのは子供が聞いて「ああこの曲」とピンとくる曲が少ないこと。それこそ、「ハンガリー舞曲第5番」「ワルツ15番」「子守歌」くらい。もちろんこれらも良い曲ですが、ブラームスの神髄は4つの交響曲やヴァイオリン協奏曲、ドイツレクイエムや多くの室内楽といった大作の数々にあります。これらの代表作は、いずれもさほど派手ではありません。また一見とっつきにくいです(※難解という意味ではありません、念のため)。『クラシカロイド』では、ほんの一部しかムジーク化されていないチャイコフスキーの例もあるので、とっつきにくい大作は避けるという選択肢はあるかもしれません。でもそうなるとバッハ、ベートーヴェンと並ぶ作曲家だという説得力に欠けてしまうので、やはり大作もムジーク化してほしいなと思います。まあ、予備知識がなくてもムジークさえカッコ良ければ子供は食いつくので大丈夫なはず。ソースはうちの子供たち。脱線失礼、話を戻します。私の浅い知識で語るのはおこがましいのですが、ブラームスの大作はいずれもムジーク化が難しそうな印象です。主旋律だけを強調する形ではムジークは作れないと思われます。作曲家自身が考え抜いて重ねているサブの旋律や和音もあわせて盛り込まないと、おそらく薄っぺらいものになってしまう。もちろん、ほぼすべてのクラシック音楽の曲がそうであるように、主旋律だけでは曲は成り立ちません。ただブラームスの曲は特にそれが顕著なのです。なので、このあたりをしっかり料理してくれるムジークプロデューサーを起用して頂きたいです。私には候補となるかたが思い浮かばないのですが。

色々書きましたが、「ブラームスの曲がわかればクラシック音楽はより楽しくなる」と私は思うのです。ソースは私(ドヤァ)。私は最初から丸ごと好きになったわけではなく、よくわからないけどなんとなく良いなと思って聴いてきたにすぎません。うまく言えないのですが、男らしい力強さだけでなく、甘美で物悲しいメロディがなんとも言えず心に沁みます。理屈なんてまるでわかりませんが、私の感性には合っていたようです。そんな私でも、聴いているうちにブラームスの音の組み立て方や展開方法、まとめ方が感覚的に少しだけわかってきました。「同じ主旋律を繰り返しているけど、重ねている音が変化するから違うイメージで聞こえる」とか「この辺はこっそり教会オルガン曲っぽいメロディを仕込んでいる」とか。派手な主旋律に引きずられない作りだからこそ、純粋に曲の作りが見えてくるのかもしれません。そうなると、とっつきにくいと思っていた大作が「よくわからない音の塊」ではなく「重なるからこそ美しい旋律」に聴こえてきます。さらにこの状態で「他の作曲家の曲」を聴きなおすと、「前に出たメロディが変化して再登場した」「ここで主旋律を楽器のチーム毎にリレーしている」など、新たな発見があるのです。これは嬉しい誤算でした。私が子供の頃、父がヘビーローテーションしていて「覚えた」と思っていた「第九」や「新世界より」も、今聴き直すと以前よりずっと楽しめるようになっています。ブラームスのおかげです。私はブラームスの全集をあと2周くらい聴いたら、次はベートーヴェンドヴォルザークをじっくり聴いてみようと思っています。また、ブラームスは変奏曲をたくさん作っているので、元ネタのシューマンハイドンも少しずつ聴いていきたいです。

ブラームスに興味を持ったかたへ。いきなり大作にチャレンジして苦手意識を持ってしまうのはもったいないので、聴きやすい曲から少しずつ聴いてみませんか?独特のセンチメンタルな響きや全体的に重い雰囲気がどうしても合わない、というかたには無理強いしませんが、これから紹介する曲はそんな重量級のものではありません。むしろロマンチックな旋律が心地よいです。そして真剣に聴かなくていいので、ギョーザーの具を包んだり生協さんの注文書を書いたりしながら気楽に聴いてみてください。案外そんな時に好みの曲に出会ったりします。私はいつも「ながら聴き」です。時々ビビっとくる部分に出会ったら、そこだけ巻き戻してじっくり聴くこともあります。いきなりCD購入はちょっと、というかたは図書館やレンタル店で借りて聴くのもアリです。これから私が聴いたことがあるCDの一部を紹介しますが、もちろんこれ以外にも録音はたくさんあります。以下にあげる録音をいくつか聴いて「いける」と思われたかたは、ツイッターで私に声をかけてください。次に何を聴くか等、色々とお話しましょう(笑)。

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はじめの一歩は、やはり「ハンガリー舞曲」と「ワルツ」かなと思います。「ハンガリー舞曲」はテンポが良いので聴きやすいですし、「ワルツ」は素朴でちょっとかわいらしくて良いです。それぞれ短い曲がたくさん集められているので聴いていて飽きません。ただし、全集等にはよく収録されているものの、単独で手に入るCDは比較的少ない印象があります。

 

ブラームス:ハンガリー舞曲集

ブラームス:ハンガリー舞曲集

 

 

管弦楽版の「ハンガリー舞曲」。クラウディオ・アバド指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏。勢いがあって気分が上がります。元気が出るのでおすすめです。

 

ブラームス:ハンガリー舞曲集、16のワルツ

ブラームス:ハンガリー舞曲集、16のワルツ

 

 

「ワルツ」はピアノ連弾です。「ハンガリー舞曲」も元々はピアノ連弾の曲でした。そのすべてが余すところなく収録されています。アロイス&アルフォンス・コンタルスキーの演奏。素人目には、2人で音をそろえて演奏するのはかなり難易度高そうに思えるのですが、まったく違和感はなく純粋に演奏と曲そのものを楽しめます。

 

ハンガリー舞曲」と「ワルツ」を聴いて、ピアノが素敵!と感じたかたには、ブラームス最晩年のピアノ小品をおすすめします。作品116から119はそれぞれ短いながらも珠玉の名曲揃いです。117-2はとくに有名ですが、他も全部良いですよ。特に118と119は通して聴くと「人生」が感じられます。ブラームス後期ピアノ小品はCDも多く、よりどりみどりです。私は後期ピアノ小品が好きで好きで、いくつもCDを買いそろえて聴き比べています。

 

ブラームス:ピアノ小品集

ブラームス:ピアノ小品集

 

 

一番初めに聴くならラドゥ・ルプーをおすすめします。良い意味で「変な癖」がなく、聴きやすいです。すべて作品番号順に登場するのもいいです。117、118、119以外には「2つのラプソディ 作品79」が収録されています。79の曲自体も良いですし、119-4のラプソディとの違いを聴き比べられるのがうれしい。

 

ブラームス:間奏曲集,バラード,ラプソディー

ブラームス:間奏曲集,バラード,ラプソディー

 

 

癖になるのがグレン・グルード。私が持っているのは2枚組のものですが、1枚ずつでも買えますし、2枚のダイジェスト版もあるようです。あくまでピアニスト自身による選曲と順番で演奏されています。とにかく感情表現がすごいです。こんな解釈もあるんだなと思えます。ただしうんと元気な時に聴くのをおすすめします。私は以前凹んでいるときに聴いたら重すぎて落ち込みました…。

 

ブラームス:ロマンティック・ピアノ小品集

ブラームス:ロマンティック・ピアノ小品集

 

 

アルトゥール・ルービンシュタインもピアニスト自身による選曲と順番での演奏。「バラード 作品10」「2つのラプソディ 作品79」が全部収録されていて、あとは76-2と後期作品は116から118までの中から5曲。押しつけがましくない、色気のある演奏で好きです。

 

ブラームス名演集(2)

ブラームス名演集(2)

 

 

ヴィルヘルム・ケンプは、個人的にはちょっと好みから外れてしまいましたゴメンナサイ!タータータターと流れるように演奏してほしいところを、タッタッタタのように細かく刻んで演奏する傾向があるようで、それがどうしても引っかかってしまって。でもこれはあくまで個人の好みだと思います。

 

ブラームス:後期ピアノ作品集

ブラームス:後期ピアノ作品集

 

 

田部京子の演奏も素敵です。特に左手で弾く旋律がいいなと個人的には思いました。117、118、119のすべてと、「主題と変奏 作品18」が収録されています。あと、こちらのCDは解説がものすごく良いです。ブラームスへの敬意がありますし、後期ピアノ作品を聴くにあたってのポイントもわかります。ハイブリッドSACDなので、専用プレーヤーをお持ちのかたはより良い音で聴けると思います。あいにく私はプレーヤーを持っておらず、CDモードで聴いています。

 

ブラームス:ソロ・ピアノ作品全集

ブラームス:ソロ・ピアノ作品全集

 

 

個人的に一番好きなのが、ゲルハルト・オピッツの演奏。5枚組のソロ・ピアノ作品全集で、後期ピアノ小品だけでなく作品番号付きのピアノ独奏曲が全部入っています。どの演奏も良いですが、特にピアノソナタ第3番が最高!ワルツは独奏版のものが収録されていて、個人的には連弾版よりこちらの演奏が好みです。オピッツの演奏は力強さと繊細さが同居していて、感情表現は過剰ではなく、でも良いところは必ず盛り上げてくれます。おそらくブラームスはこんな演奏をしたのではないかと勝手に思っています。


ここまで読んでくださったかたにだけこっそり告白。今後『クラシカロイド』にブラームスが登場してほしいかどうかについて。私は今となっては「どちらでもいい」と思っています。出てくれれば他ロイドとの絡みやムジークを楽しませて頂きますが、もし出なかったとしても構いません。ブラームスに関しては『クラシカロイド』とは関係なく様々な演奏で原曲を聴いていくでしょうし、関連本も順番に読んでいくつもりだからです。ブラームスはおそらく一生かけて聴いていくことになると思います。こんなに夢中になれる作曲家に出会えた私は幸せ者です。

長くなりました。最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

『クラシカロイド』第19話(第2シリーズ) シューベルトの憂鬱 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

シューベルト回でもありモーツァルト回でもある今回。『クラシカロイド』ではなぜかシューベルトモーツァルトを毛嫌いしている設定になっていますが、その二人が一緒におつかいに行くそうです。ドタバタコメディになる予感!絶対何か起きるに決まっているし、「モーツァルトぉ!」が何回聞けるか密かに楽しみだし、今回も楽しんで見ていくことにしましょう。

第19話(第2シリーズ) シューベルトの憂鬱 (2018/02/10 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP


♪感想(レビュー)
ビバ第二の人生!なんだがじーんとくるお話でした。シューベルトモーツァルトも前世においては病気や貧乏で苦しみ、若くして亡くなっていたはず。それが現世では健康体、しかも何でも無い日常がこんなに楽しいなんて、それだけで万々歳!厳密に言うとロイドは人工生命体なので「生まれかわり」ではないのですが、もし音楽家ご本人が現代を生きるクラシカロイドを知ったらきっと喜んでくれるのでは?もちろん今のロイド達に悩みがまったくないわけではなくて、シューは先人達へのコンプレックスがあるし、モツだって誰にも言わないだけで秘めた想いがある(1期20話「『クラシカロイド』第20話 その名はモーツァルト 感想」参照)。そこで、今回のムジークですよ。飛べない鳥であるはずのニワトリとアヒルがぱーっと羽ばたいていくんですよね。なんだか悩んでいるのがばからしくなるほど爽快!悩みが消えてなくなるわけじゃないけど、今を思いっきり楽しめるって素敵!

私がこんなことを言うのはおこがましいのは承知の上で。今回のムジークはモーツァルトの音楽への姿勢そのもののように思えました。何も気負わず鳥が空を飛ぶように自由で、しかも本人は笑っていて楽しそう。卵(音符)が次々と生まれ孵化した鳥たち(音楽)はモーツァルトを追いかける。そしてシューベルトに限らず、モーツァルトベートーヴェンの後に続く音楽家たちは皆、偉大な先人達を意識せざるをえないわけです。でもシューベルトが見上げた神童は楽しそうに笑っているから、そんなにガチガチに考えなくてもいいのかもよ?シューも一緒に「ははは」と笑えたのがよかったです。そう、音楽は楽しくなきゃつまんないよ!

私はBLがよくわからない人(※嫌悪はしてません念のため)なので腐の視点はないのですが、今回のモツとシューのやりとりは「仲良しだねきみたち」と見ていて楽しかったです。モツが「ぼく、シュー君の音楽好きだよ」と言ってくれたのがうれしい。1期15話(『クラシカロイド』第15話 地獄の学園祭 感想)で、奏助に率直な意見を言うような人だから、この言葉に嘘はないと思うの。今回出番が少なかったベトとの関係性もよかった。「(ルー君とは)そんなに仲良くないよ」とさらっと言えるモツは、ルー君とは全然遠慮がない関係なんだと思うしお互い気負っているところもまったくなさそう。そしてシューさん、一方的に崇拝している先輩が「お疲れ」って言ってくれてよかったね。でもね、あなたが神格化している先輩は電器店でギョーザロイドをタダでもらおうとする人間くさい人ですよ?夢を壊すのは酷だけど、「前世で死の間際に一度だけ会った楽聖ベートーヴェン」と「現世のクラシカロイド・ベト」は違うんですよ?自分の理想だけじゃない本来のベトの姿が見えてきたとき、シューさんは先輩とよりよい関係になれると思うし、シューさん自身も壁を突破できそうな気がします。

また、今回はエンディングのキャスト欄のレギュラーメンバーが極端に少なくて驚きましたが、特定のキャラをがっつり掘り下げる場合は思い切って登場人物を絞り込むのもアリかもしれませんね。もちろんオールスターキャストによるわちゃわちゃは楽しいし、それが『クラシカロイド』の持ち味だと思います。ただ、誰かにスポットライトを当てたときに他のメンバーが「その他大勢」扱いになるのがもったいない気もしていたので、今回のやり方は新鮮でした。

一つ気になる点があるとすれば、サリエリ先生の「シューベルトの音楽はモーツァルトの模倣」発言についてです。これは第1シリーズからの懸念事項ではあるのですが、この発言の出典は一体どこですか?私の力ではどうしてもソースを見つけることができません。これだけインパクトのある内容だから、すぐに見つかると思ったのに…。もしかして映画『アマデウス』の毒殺首謀者の件ように、お話を面白くするための創作だったりしますか?もし史実ではない創作だとしたら、サリエリ先生がお気の毒です。どこかで必ずフォローして頂きたいです。私は自分の子供にはきちんと説明しますが、史実だと信じて疑わないよい子のお友達も大勢いるのではないかと、老婆心ながら心配しています。


以下は思ったことメモ。

  • アバン。モツとシューの声が。しりとりしてる?そもそもそこはどこ?どうやらエレベーターの中。照明がチカチカしているし、オレンジジュースらしきものが階数ボタンにべっとりかかっているし、床には服のボタンやつぶれた紙コップ。おそらくただ事じゃない。
  • それにしても、日本語で難なくしりとりができるのね、前世ではオーストリア出身の2人。母国語のドイツ語にはしりとり文化はあるのかしらん?シューは「こんなことやっている場合じゃないんじゃないのか?」と苛ついているみたいだけど、モツは構わず「5秒ルール」や「り」攻撃して完全に自分のペースで進めてる。シューは結局ペースに乗せられて「リアス式海岸」ならぬ「海外旅行」…く、苦しい(笑)。

     

  • この状況、シューはモツのせい、モツはシューのせいだと思っているらしい。モツ「歌苗待ってるだろうなー。怒るだろうなー間に合わなかったら」に、「えっ」となるシュー。大家殿のこと、シューもコワイらしい。
  • とにかく、ここを出ないと始まらないよね。突然真面目な表情になって脱出方法を思いついたというモツが「耳貸して」。「なぜ二人きりの密室で耳を…」と言いながら耳を貸すシューは真面目。でも次の瞬間…モツ、こんな顔の近くでおならはやめたげて。密室だし!
  • 「直撃ー!」と笑い転げるモツに、シューは怒り心頭で「モーツァルトぉ!」何だか古そうな雑居ビルが映ったところでオープニング曲に。アバンはたっぷり3分間、二人きりの密室における成人男性同士の絡み(語弊)。
  • Aパート。「1時間前」の音羽館からお話がスタート。大家殿におつかいを頼まれて「お任せ下さい!」やる気満々のシュー。でも大家殿は最初はモツに頼む予定だったらしい。シュー「いなくていい時はいるくせに、肝心なときには姿が見えない。役立たずとはまさにあの男のこと!」と、モツのことになるとムキになるのね。
  • 歌苗ちゃんにとって一番大事なのは「タイムセール」だった。「絶対にゲットしてほしいの!」確かに卵1パック1円なら争奪戦になりそう。お一人様1点限りなら、住人全員連れて行ってゲットしたほうが家計的には助かるかも。でもそこまでえげつないことはしないのが歌苗ちゃん。

     

  • 5時からのタイムセールまで1時間以上もあるからと、余裕の表情を見せるシュー。でもこの番組は『クラシカロイド』。そんなにうまくはいかないはずだから、大丈夫(※何が?)。「こんなことを言うのはあれですけど、大丈夫ですか?」ほら大家殿も心配してる。シューが「時々行方不明になる」のはそうとして、凧やUFOにさらわれるのはなぜ?
  • 歌苗「やっぱりモツに頼んだ方が…」って、モツは頼まれたおつかいはそつなくこなす人らしい。モツのほうがと言われると焦るシュー「な、何を言うんです!大丈夫ですとも!は、はは…」でお買い物に出発。
  • はじめてのおつかい in ハママツ(違)。シューは歩きながら「あのモーツァルトと天秤にかけられるとは何たる屈辱。信頼と実績の違いをもっとアピールしなくては」と気合い十分。噂をすれば、「あ、シュー君!」ナンパ中のモツが声かけてきた。ここでごまかしたりせず「おつかいに行く」ことを話しちゃうあたりがシューのシューたるゆえん。
  • モツ「いっしょに買い物行こうよ!」でエコバッグの奪い合いに。大の大人二人が大人げない(笑)。でもさ、「はじめてのおつかい」だったら、兄弟の上の子が下の子を連れて行くのは鉄板よ?一緒に行けばきっと楽しいよ、視聴者が(笑)。
  • でもモツには悪いけど、シューがモツを連れて行きたくない気持ちはちょっとだけわかる。シューはモツより自分が役に立つことを大家殿に認められたいだろうし、モツは「モツパニック」(1期20話「『クラシカロイド』第20話 その名はモーツァルト 感想」参照)の実績があるし。
  • もみ合っているうちにモツの三つ編みがシューの上着のボタンに絡まった。モツパニックが静かに発動中?いつもは軽率に脱ぐシューなのに、なぜ今回は上着を脱がないの?
  • もつれをほどこうとして公道の真ん中で男二人が密着。そりゃあ注目を集めるよね。シュー「はさみで切るしかないな」、モツ「えー切るならシュー君の服を切ってね」、シュー「冗談じゃない。この機会にそのうっとうしい髪を切れ」、モツ「いやだー」息ぴったりの漫才芸。

     

  • で、なぜかコンビニへ。一度音羽館に戻ったらいいのに?最初に入ったMAUSANでは品切れ、その次の店も、またその次でも。あ、黒ギャル子ちゃんお久しぶり!1期16話(『クラシカロイド』第16話 働け!ベト モツ 感想)のFriendryMartでのバイト、続けてたのね。

     

  • 今日に限ってどの店でもハサミが売り切れだったのは、チョっちゃんが買い占めていたせいだったとは。お外でお買い物できるようになったのね。何でもmamadonで買うんだと思っていたよ。でも動機は「通販愛(byリッちゃん)」ですか、なるほど…。ところで、こちらショパンドヴォルザークは姿の登場はあったものの、今回はついに声を発することなく終わりました。ぐすん…。

     

  • モツがもよおしたみたい。おしっこじゃなくうん(以下略)。公園のあまりきれいじゃないトイレに入って、扉の外で鼻をふさぐシュー。モツは「おれのしりをなめろー」ってカノン(K.231)再び。しかし人工生命体のロイド達は普通に食べて排泄するって、よくよく考えるとすごい。
  • まだハサミを買うのをあきらめていないシュー。でもタイムセールの時間も気になるのね。うまく2人で歩けてるみたいだし、髪のもつれ対応はタイムセールが終わってからにしたら?2パック買えちゃうよ、きっと大家殿喜ぶよ?
  • モツは勝手にジュース屋さんで一番大きいオレンジジュースを注文。代金は「280円だって」、当然のようにシューに払わせる。おつかいのために預かったお金でしょ?買い食いダメ!シューももしかしてそう思っているのか、一口ももらわないね。
  • モツ、今度は勝手にナンパを始めたよ。ほっときゃいいべ。でもシューは一生懸命に相手のお嬢さんに礼を尽くす。モツ「じゃましないでよ!」、シュー「状況がわかっているのかきさまは!」なんか楽しそうだから、二人ともしばらくつながっているといいよ。

     

  • こちらのおばあさんは2期4話(『クラシカロイド』第4話(第2シリーズ) フィーバー!レッツぷーぎー! 感想)でピチピチベジタブルを差し入れてくださったかたですね?またお目にかかれてうれしいです。おばあさんに金物屋の場所を尋ねたシュー。

     

  • おばあさんが教えてくれたのは、いかにも古そうな雑居ビルの7階…何かを売るお店がそんな上の方にあるの?もしかして製造元の事務所が一部を直接販売しているとか?でも外から見る限り看板もないし、今はやってないのかもよ?
  • でも疑うことを知らないシューは、おばあさんにお礼を言って急いで雑居ビルに入る。モツもきちんと御挨拶する。「エレベーターが古くてよく故障する」重要な情報は結局シューにもモツにも伝わらなかったよ。なんか胸騒ぎ。
  • やっぱり。普通にエレベーターに乗り込んでる。一刻も早く離れたいシューとこのままでもいいモツとのやりとりが面白い。なんだかんだで息ぴったりじゃない?そして古いエレベーターはやっぱり止まったよ。
  • エレベーターが止まったら!まずは目的階のボタンを押すのはやりそう。シューも御多分に漏れず。それを見ていたモツも行き先ボタンを押したがる。うん、楽しいよね。それくらいやらせてあげたらいいのに、今まで色々あったせいで神経質になっているシューは全力で止める。モツは抵抗する…いやな予感。

     

  • はずみでシューの上着のボタンがちぎれて、モツの三つ編みと離れられたね。二人とも別々に壁にぶつかる。でも管理会社への連絡ボタンを含めたボタン全部にジュースがかかっちゃった!ビリビリ音がする、壊れたの?シュー「あーいーうーえーおー!」断末魔の叫び(笑)。そしてアバンの状況につながるのね。

     

  • シュー「おまえと関わるとろくなことがない」。モツ「シュー君ってさ、もしかしてボクのこと嫌い?」…前世モーツァルトは「ボクのこと好き?」が口癖だったのに、この雰囲気では「好き?」とは聞けなかったのね。
  • シュー「まさか今頃気付いたのか?」いやいや、気付かないふりしたかったのかもよ?嫌いな理由を聞かれていくつもあげられるあたり、シューはモツのことが気になって仕方がない証拠。好きと嫌いは表裏一体。
  • 当のモツはジュースがこぼれたあとを「ねーねーこのシミ、ニワトリに似てない?」と喜んでる。シューは「そうゆうところ!」といらつく。でもね、興味の無い人の言動なら気にならないと思うの。好きまたは嫌いの反対は、興味が無い。
  • シュー「最初から嫌っていたわけじゃない。いやむしろ…」で、唐突に史実の回想シーンキター!若き日のフランツ、モーツァルトの曲を聴いて感激してる。生きていた時代は重なっていないから、演奏している人はモーツァルトとは別人のはず(※クラシック警察)。

     

  • 回想続き。「きみの音楽はモーツァルトの模倣に過ぎない」…1期4話(『クラシカロイド』第4話 さまよえる後輩 感想)の悪夢再び。サリエリの発言について、私は頑張って探しているんですがソースが見つからないんですよ。事実なの?とにかくサリエリ先生が悪者になっていてお気の毒。シューベルトにアイスをおごってあげたりしてた逸話もあるのに。
  • シュー「ヴォルフガング・アマデウスモーツァルトは天才だ。それを否定するつもりはない。しかし私は決して、モーツァルトの真似などしていない…」。神妙に聞いていたモツ「ぼく、シュー君の音楽好きだよ」わー突然!でもうれしいよね。「どんなところが?」食いつくシュー。

     

  • モツは少し考えたけど、すぐにさっきも見たジュースがこぼれたあとを「ねーねー、ニワトリよりカニに似てるかも!」と喜んでる。シューは「だからそうゆうところ!」もはや漫才。そうね、「好き」って理屈じゃない気がする。表裏一体の「嫌い」は、頑張って理由を並べなきゃ自分を納得させられないけど。
  • シューは脱出を決意。知識を仕入れたのはテレビドラマって、ドラマ見るのね?天井の抜け穴から出るのは、Eテレの『おさるのジョージ』でもやっていた気がする。ジョージはおさるだからお手の物だとしても、さて大の男二人はどうする?
  • 踏み台役を押しつけ合った結果、結局シューが下になってる。シュー「くっ…なぜここ一番でジャンケンに負けるんだ私…」気の毒だけどそうね、先輩相手に負けたいときには勝っちゃうし。でもおかげで天井の穴は開いたからよかった。

     

  • Bパート。踏み台があったモツはともかく、シューがどうやって抜け穴まで登ったのか謎だけど、とりあえず脱出成功。一番近い階の扉を手動でこじ開けたら、そこは何となく夜のお店っぽいフロア。
  • もうハサミが必要ないならここから出なきゃね。タイムセール間に合わなくなるし。追いかけるモツに塩対応のシュー。モツ「シュー君ってさ、もしかしてボクのこと嫌い?」の問い再び。シュー「さっきしただろ、その話は」で、「嫌い」と断言はしないのよね。
  • 非常階段を探し、それっぽい扉を開けるシュー。やると思ったけど「ねーねー早く入ろうよー」とモツが後ろから押したよ。顔を打ったシューは「きさまも私のこと嫌いだろ!」本人はつらいんだろうけど、傍目から見ている分には楽しい二人のやりとり。
  • でもここは階段じゃないし、ドアは閉まって開かないし、どうするの?シューが「おまえという奴は!」ってモツの胸ぐら掴んで、モツも「ごめんごめん」って返したけど、モツが言う通り本当にタイムセールに間に合わなくなるよ。

     

  • カーテンを開け、窓の外を見たシュー。飛び降りるには無理な高さであることを悟ると、電光石火の勢い(効果音が・笑)で扉に戻り「すみません!誰か開けて下さい!」って助けを求める。ついには「ベートーヴェン先輩!」
  • その頃先輩は、電器店の前でギョーザロイドと運命の出会い。材料さえ準備したら刻むのもこねるのも包むのも焼くのも全自動!なにこれ欲しい(※たぶん台所で邪魔になる)。先輩もデモ機の動作を凝視してるよ。
  • 「いらっしゃいませ」とお店の人が近づいてきてセールストーク。でもそこで1万9800円をポンと出す先輩ではない。売り物なのに、この機械でベトがギョーザーを作ってお店の人が満足したら、機械を「もらってやろう」だって。ご冗談を…。
  • 再びシューとモツ。シューは落ち込んでいるけど、モツは楽しそう。薄暗い場所にいたせいか、モツはルー君との逃亡生活のことを思い出したらしい。はっとするシュー。自分が目覚めて、窓から見た3人の逃亡姿を思い出す…切ない。
  • シュー「前から不思議だった。なぜおまえがベートーヴェン先輩と仲良くしていられるんだ」ここまではいいとして、「あの気高い、孤高の、音楽へのあくなき情熱を持ち、崇高なる音楽への道を突き進む先輩が!」ちょっと美化しすぎかも。
  • 「軽薄でいいかげんな男」と言われたモツは「そんなに仲良くないよ。ルー君とはよくケンカするし」…こんなふうに言える関係ってうらやましい。シューも「それだ!」「ルー君、ヴォルフと親しげに愛称で呼び合ってるじゃないか!」
  • 「私なんかシューベルト!味も素っ気もない素材そのままのシューベルトだあ!」泣かなくても…。一時期「シューベルト君」とも呼ばれていたし、名前をきちんと認識してもらえているのは素敵よ。色んな人から「そんすけ」とか「こーすけ」とか呼ばれる某奏助さんもいるのよ。
  • 「いつからだったっけ?」モツの回想シーン唐突にキター!逃亡中の白衣姿!響吾さんは長椅子で寝てるのね。あ、私これ同人誌で読んだことあるよ(※これは紛れもなく公式)。結構あっさりな理由だったね。

     

  • モツ「いつの間にかそう呼ぶようになっていたんだよね」。シュー「なぜおまえなんだ。私ではなく…」ああ切ない。
  • シュー「私がどれほど先輩のことを!」で、脳裏に浮かぶのは…前世の記憶キター!私これ伝記マンガで読んだことあるよ。楽聖ベートーヴェンの死の間際に、シューベルトが家を訪ねる有名な逸話。シンドラーを探した私はにわか史実厨。
  • ずっとあこがれていた大先輩に生きて会えたというのに、次に会ったのは葬儀での物言わぬ姿。棺を担いで歩いたシューベルトもその翌年には病で天に召されたという。「違う、ここにはベートーヴェンは眠っていない…」死の直前まで楽聖を思っていたのね…。

     

  • シュー「これだけは覚えておけ。親しく呼ばれるのも、笑顔を向けてもらえるのもおまえでいい。ただし、誰よりも先輩を理解し尊敬しているのはこの私、シューベルトだ!」シューさんらしいや…。「うん、そうだね」と言うのもモツらしい。
  • 扉の向こうから女性の声が。キャバ嬢たち出勤準備?シュー「もしやここは女性更衣室!」うろたえすぎ(笑)。モツ「たぶんね」うん、これくらいでちょうどいい。入ったときに誰もいなかったし、何か物色したわけでもないんだから堂々としていればいいと思うの。
  • 開きにくいドアが開いて、キャバ嬢たちが入室。今回の場合、事態をこじらせたのはシューだった。よせばいいのに隠れるんだもの。しかも細いロッカー1つに大の男が2人で入るとか…。モツのおならよりも、シューの「さもないと…」の続きが気になるよ。
  • こんなにたくさんロッカーがあるのに、なぜかかくれんぼしているロッカーがピンポイントで開けられてしまう、あるある。だめ、この状況。全然悪いことしていないのに言い逃れできない。シュー「こんにちは、お嬢さん」今更だよ、こんな状況じゃ何を言っても聞いて貰えないよ。
  • お嬢さんの悲鳴と「変態ストーカー!」「ボーイさん呼んできて!」で窓から外に出たシューとモツ。少しのでっぱりに足をかけて、壁伝いで逃げる。モツ「シュー君どこまで行くの?」うん、わしもそう思う。シュー「知るか!とにかく逃げろ」って、本人にも計画性はないらしい。
  • 窓から顔を出してわいわい言うボーイさんたち、何気に口が悪い(笑)。窮地に追い込まれた2人、モツは楽しそうだけど。絶体絶命のシュー「よく聞けモーツァルト。このままでは共倒れだ。大家殿に頼まれた買い物も果たせない」そうだった、タイムセール!でも今はそれどころじゃなさそうなピンチよね。
  • 「だから」でシューが考えた作戦は…自分の「子守歌」ムジークでモツを赤ちゃん化→飛び降りた自分が受け止める→モツに買い物に行かせるって…「卵はお一人様1点限りだ」「私の分まで先輩のこと頼んだぞ!」シューは泣いてるしその気持ちは尊いけど、ツッコミが追いつかない。

     

  • まず、赤ちゃん返りは精神だけで身体は大人のままのはずだから、そのまま飛び降りるのと衝撃は変わらない。それに赤ちゃん返りはボーイさん達とキャバ嬢たちにかければ、その隙に逃げられるのでは…。だめ、『クラシカロイド』は考えたら負け。このブログを続けている私は最初から負けている。知ってる。
  • てか、いつもシューをさらっていく凧はなぜ今回来てくれないの?モツと一緒にいて楽しそうだったから遠慮したの?
  • 鼻水きちゃないシューに「シュー君、シュー君ってば!」とモツ。「そうだよ。ムジークを使って二人で逃げればいいんだよ!」シューの疑問には「だから、新しいのだよ!」「鳥みたいにふわふわーって。風に乗って軽やかに!」

     

  • ジークキター!ムジーク口上とがっつり変身シーンまで!モツはニワトリに、シューはアヒルに変身して空に飛び立った。シュー「これは、オーボエ協奏曲」すごい、わかるのね。パッド君の解説には頼らなくてもいいのね。窓から見ていたボーイさんキャバ嬢たちはあっけにとられてる。
  • 空にはたくさんのカラフルな卵が出てきて、それらが次々に孵ってヒナたちも飛び始めたよ。にぎやかで楽しい!にわかに現れた鳥の大群の飛行を、ハママツの人達は驚きながらも眺めている。この街の人達にとって、もうムジーク現象は日常の風景になりつつあるのかもね。観覧車にくちばしがひっかかったアヒルシュー、誰か助けてあげて!

     

  • モツの笑い声に続いてシューも「はははは」楽しいシーンなのに涙が…。「ヴォルフガング・アマデウスモーツアルト」とシューが見上げた神童は、天真爛漫に笑顔で飛んでいる。
  • モツ「スーパー見つけた!」と言った瞬間、シューの身体は元に戻った!羽ばたいても重力には逆らえず急降下。続いてムジーク衣装に戻ったモツも笑いながら落下。地面にはふわっと降りたものの、下敷きになったのはシューのほう。お約束、気の毒だけど。
  • シュー「やはりこの男は天…」言いかけたら、モツ「脱出成功!いぇい」ってハイタッチ。モツ「また一緒に演奏しようね」にシューが「ああ」って答えたのが素敵。もうおばちゃんは目頭が熱くなって…。

     

  • でも肝心なことが!タイムセール!わかってはいたけど、遅かったね…。今そばにいるニワトリに卵を産んでもらうのはどうでしょう?スーパーたかまつ、表に出ているキャベツが安かったから、キャベツの外側の葉をあげてさ。

     

  • 「へえー間に合わなかったんだー」あくまで普通に話ながらも怒っているのがわかる大家殿。むしろ怒鳴られたりするよりコワイ…。シューが必死に弁明しても許してもらえなさそうな雰囲気。「本当だよ歌苗。ぼく見てたけどシュー君すっごく頑張ってた」モツのフォローは、ナンパとか女性更衣室とか言い出して逆効果。

     

  • 大家殿「あー大丈夫です。気にしないで下さい。次はモツに頼むんで」つらい。モツ「あーあ。怒らせちゃった。ま、元気だしなよ!」シューの肩ポンってして笑いながら行っちゃった。いつもの調子だね。
  • そこへギョーザロイドを抱えた先輩が帰ってきて、「お疲れ!」シューの肩ポンって。モツが早速「あ、ルー君何それ?ぼくにも見せて」って先輩に近づく。シュー「モーツァルトぉ!」うん、こうでなくっちゃ!「モーツァルトぉ!」は結局2回でした。
  • エンディング。シューとモツの二人がずっと動いていて、今回の珍道中のダイジェスト版になっているのね。それにしてもレギュラーメンバーの出演が少ないよ今回。
  • 次回予告。きゃあドヴォちゃんが人間の言葉で話してる!ときめき大事!私のうるおい(※毎度毎度気持ち悪いよ私。知ってる)。諏訪部ボイスで「ああ人間になりたい」…切実な悩みよね。今のままじゃ第二の人生がハードモードすぎるものね。でも怪しげな薬に手を出して大丈夫なの?モツが真っ青だったし、なんだかコワイ…。


♪ムジー
HAVE A NICE DAY! ~オーボエ協奏曲より~
アーティスト:tofubeats
作詞:tofubeats 作曲:ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト 編曲:tofubeats

♪ムジーク効果(私見

 

自分達を鳥に変化させて飛ぶ。カラフルな卵をたくさん発生させ、孵った鳥たちも飛行のお伴をしてくれる。
※ムジークPのtofubeatsさん自ら歌うムジークです。


♪今回(第19話)のマイベスト・ベト
先輩は後輩の心の拠り所なのだから。

 

「ん?」と振り返った顔。

 

ギョーザロイドに目が釘付け。真剣な表情。手が大きい。

 

回想でのこの穏やかな表情。

 

楽聖ベートーヴェンが死の間際にシューベルトと会ったとき。ああ、やつれたお顔が…。

 

「私の分まで先輩のこと頼んだぞ!」のシューの想像図。後輩の中ではこれくらいカッコイイ先輩。

 

シューに「お疲れ」と言って肩をポンってしたのがイイ!後輩のこと気遣ってくださりありがとうございます!


♪今回(第19話)のベト歌
もはや何と戦っているのかわからないけど、私は負けない!第1シリーズ第1話からずっと続けてきたのだから。
※画像は「マイベスト・ベト」を参照してください。

  • 「ん?」と振り返ったときは、後輩の「ベートーヴェン先輩!」が聞こえていたわけではなく、ギョーザロイドに気付いたからなんですよね。でもベトは海で漁をしていても小娘の「誰か助けて!」は聞こえるんですよ(1期6話「『クラシカロイド』第6話 始まりのクラシカロイド 感想」参照)。そういうことです。
  • シューに「お疲れ」と言って館に入ってきたとき、ねぎらいの言葉が自然に出たのは、ベトが玄関の扉の向こうで一部始終を聞いていたためかもと思いました(※これは妄想です)。ベトは、歌苗ちゃんが怒っているときはヘタに刺激しないほうがよいことを知っていて、歌苗ちゃんがいなくなった頃合いを見計らい入ってきた可能性があります。こういう機微がわかるのは長年連れ添った夫婦だからこそ(※しつこく繰り返しますが違います)。

 

 

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 モーツァルトオーボエ協奏曲」といえば、『のだめカンタービレ』の黒木くん!ベートーヴェン交響曲第7番」やリスト「メフィストワルツ」もそうだったように、もしかすると今後も「のだめ」関連の曲がムジーク化される可能性があるかも?「のだめ」で取り上げられた曲をざっとおさらいしておくのもよさそうです。私は「メフィストワルツ」をど忘れしていたのが軽くショックでした…。


ジークは今回の分までがムジコレ5に収録されます。5の前にムジコレ4のレビューを書きましたので、ムジコレ5のレビューをアップするまではそちらをお読み頂けますと幸いです。5のレビューはできるだけ早く書きたいと考えています。 

nyaon-c.hatenablog.com


2018/02/19追記

i14wanderさんのブログ「星を匿す雲」にて、弊ブログの書籍感想文を紹介頂きました。ありがとうございます!i14wanderさんの『クラシカロイド』感想記事は、独自の視点が面白く読み応えがありますので、皆様ぜひお読み下さい。

cqs4live.hateblo.jp

また、i14wanderさんはムジコレ4の感想についても大変詳しい記事をアップされています。こちらもぜひお読みください。

cqs4live.hateblo.jp

 
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『クラシカロイド MUSIK Collection Vol.4』および原曲集4(2017/12/13発売) ざっくりレビュー

ムジコレ4と原曲集4、発売日から時間が経ってしまいましたが(しかも5の発売日がきてしまいましたが・汗)ざっくり感想を書きたいと思います。5ではもう少し早くアップしたいと考えています。

 

 

ムジコレ4のジャケット絵はショパン、リスト、シューベルトの3人のクラシカロイドたち。Amazon限定の着せ替えジャケットは「真夜中のクラシカロイド」期間中に公式HPのトップに出ていたベトとモツの絵でした。


いやあ、ムジコレのある生活はいいですね!我が家では子供と出かける移動の車内はいつもムジコレをかけています。今まで発売された1から4まで、上の子は歌詞カードを見なくても歌えるまでになっています。私、『クラシカロイド』はキャラもお話も好きですが、なによりも「ムジーク」が好きなのでやはり何度でも聴きたいです。CDのフルサイズならテレビサイズでは聴けなかった部分が聴けるのに加え、歌詞を確かめることもできるのがうれしい。これからも新しいムジコレが欲しいので、『クラシカロイド』はこの先もずっと良い形で続いて欲しいと願っています。

 

 

 

原曲集4のジャケット絵は麗しいリスト様です。モデルはマリア・カラスのようです。

私、今までムジコレと一緒に原曲集も必ず購入しています。まずジャケット絵がステキ!ブックレットの簡単な解説と挿絵も楽しみ。長い曲が抜粋なのはちょっと残念ですが、いずれも良い録音が集められていると思うので入門編には良いと思います。我が家の場合は子供がムジークと対応する部分を聴いて確かめていて、自然と原曲に触れている形に。私は気に入った作曲家や演奏ばかりを聴く傾向にあるので、様々な作曲家や演奏に触れるよいきっかけになっています。そもそも私が自主的にクラシック音楽を聞くようになったのは『クラシカロイド』を見始めてからなんですけど(てへぺろ←殴)。いずれにせよすべて「きっかけ」であり、興味を持った曲については別の録音を聴いてみようと発展していく流れになるのですよね。『クラシカロイド』はさすが教育アニメ!

なお、原曲集4の解説に一部誤りがあったとのことで、発売元のワーナーミュージック・ジャパンが修正版ブックレットを送付しています。必要なかたは以下のリンクからどうぞ。

wmg.jp

ちなみに私の手元には届いています。発売元が公表していないので詳細は省きますが、ショパン「雨だれ」の解説部分で2つ修正点を見つけました。他にもあるかもしれません。

では曲ごとの詳細に入ります。私は音楽についてきちんと勉強したわけでは無いので、素人コメントであることをご了承ください。また原曲集については主にムジークとの聞き比べの視点と「解説」について触れます。また、該当ムジークが初登場した放送回のレビュー記事へのリンクをはりましたので、お時間あるかたはあわせてお読み頂けますと幸いです。


出発進行!!伝説へ ~新世界から第4楽章より~
作詞:みく 作曲:Antonin Leopold Dvořák 編曲:千聖
アーティスト:千聖(Vocal:みく)
<原曲>
ドヴォルザーク交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」 ~第4楽章:アレグロ・コン・フォーコ
へルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

2期1話(『クラシカロイド』第1話(第2シリーズ) カバと弟と音羽館 感想)で登場。
イントロの「Hi!」の合いの手を入れるところからすでにテンション高いこのムジーク。これだけロックなムジークでありながら、歌の主旋律もバックに流れるサブのメロディも有名な原曲のメロディを活かしていて、曲のラストまで原曲の最終部分がきちんと盛り込まれています。「♪シュシュポポ」は最初に聞いたときは驚いたけれど、もう歌詞がないInstや原曲の該当部分もそうとしか聞こえない罠。個人的に好きなのは「♪なーつーかしいようなー」から始まる部分のバックに流れるメロディ。控えめではあるものの、速いテンポで弦楽器が奏でる原曲のメロディ(ここ、私は力強いホルンも含めて好きです)が盛り込まれているのかなと。Instでは歌の主旋律部分をギターで演奏。ブックレットのスタッフ欄を確認する限りでは、ムジークPの千聖さん自ら演奏なさっていると思われます。


無敵のソナタ交響曲第7番より~
作詞:高橋久美子 作曲:Ludwig van Beethoven 編曲:布袋寅泰
アーティスト:布袋寅泰(Vocal:西川貴教
<原曲>
ベートーヴェン交響曲第7番 イ長調 作品92 ~第1楽章:ポーコ・ソステヌート - ヴィヴァーチェ
リッカルド・ムーティ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
ベートーヴェン交響曲第7番 イ長調 作品92 ~第4楽章:アレグロ・コン・ブリオ
リッカルド・ムーティ指揮 フィラデルフィア管弦楽団


2期2話(『クラシカロイド』第2話(第2シリーズ) マイリトルブラザー 感想)で登場。
布袋さんのムジークは、布袋さんのカラーを発揮しながらも原曲の印象的な部分をうまく取り入れているのが好きです。「♪心のタクトよ踊れ」の後から「♪チャンスは~」までの間や、「♪無敵のソナタ」の後の長めの間奏が、テレビサイズではばっさりカットされているのがもったいない。これはぜひムジコレのフルサイズで聞くのをおすすめします。ボーカルは信頼の西川ニキで、最後の「じゃかじゃん!」までたっぷりの声量で聴かせてくれます。作詞は第1シリーズでは森雪之丞さん固定だったのが、今回は高橋久美子さんです。全体として少年への応援歌になっています。「♪いつでも私を飛び越えていくがいい」と言いながら、間髪入れず「♪負ける気はしないけど」と言うあたりベトさんらしい(笑)。ちなみにベト7はアニメ『のだめカンタービレ』でも初期のエンディングテーマ(原曲ではなくアレンジ)になっていたので、そちらと聞き比べるのも面白いかもしれません。「♪チャンスは~」にあたるところを、のだめ版は女声で「らーらららー」と高音が印象的な歌い方をしています。


ラブゲーム大作戦 ~フィガロの結婚より~
作詞:tofubeats 作曲:Wolfgang Amadeus Mozart 編曲:tofubeats
アーティスト:tofubeats(Vocal:遠藤瑠香、藤城リエ)
<原曲>
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団


2期3話(『クラシカロイド』第3話(第2シリーズ) ひと目会ったその日から 感想)で登場。
ボーカルが女性2人なので、まさに合コンで海月や詠子・美衣子・椎子がわいわい言っているような雰囲気のある楽しいムジークです。「♪うーラブラブ」はカラオケで合いの手を入れて楽しめそう。「ラブオール」は0対0のことだとは気付きませんでした(※引き出し皆無)。そしてテレビサイズでは「♪お兄さんお姉さん」だけだったのが、フルサイズだと対象者が増えていたのに軽くビックリ(笑)。私の原曲の聞き込みが足りないのか、原曲の旋律はイントロ部分と間奏部分およびラストで確認出来たものの、他ではどこに使われているのかよくわかりませんでした。原曲集の解説によると「冒頭の細かく動く5つの音がムジークの旋律のもとになっています」とのこと。確かに「♪君と話すと」をうんと早口で歌うと、冒頭のメロディに聞こえるかも?作り込まれているんですね…気付かず申し訳なかったです。オペラの大掴みあらすじがほんの少しだけありましたが、いつかは必ずオペラそのものを見てみたいです。


小犬のカーニバル ~小犬のワルツより~
作詞:EHAMIC 作曲:Fryderyk Franciszek Chopin 編曲:EHAMIC
アーティスト:EHAMIC
<原曲>
ショパン:ワルツ 第6番 変ニ長調 作品64-1「小犬」 〈小犬のワルツ〉
ディヌ・リパッティ(ピアノ)


2期4話(『クラシカロイド』第4話(第2シリーズ) フィーバー!レッツぷーぎー! 感想)で登場。
ワルツをカーニバルにしてしまうエハミックさんのセンス、大好きです!原曲もかわいらしいイメージですが、アレンジはカワイイにプラス楽しい。エハミックさんがツイートによると実はボーカロイド50体(!)登場させているそうですね(※リンクは第2シリーズ4話感想にあります)。歌詞にはボルゾイやマスティフなど犬の種類がたくさん登場して、声も歌詞も賑やか。歌詞で「わんわん」と歌うところやリアルに犬の鳴き声が入るところ、原曲の該当部分もそういうふうに聞こえてくるから不思議。歌の1番を聴いてこれならカラオケで歌えるかも!と思ったのも束の間、2番がものすごく早くなるのでやはりボーカロイドには敵いません(笑)。Instで主旋律を演奏している楽器は、前半がスチールパン(?)で後半がヴァイオリンでしょうか?違和感なくうまく融合している印象です。
ちなみに私が「小犬のワルツ」で思い出すのは、往年のアニメ『タッチ』。私が子供の頃に見ていた数少ない番組の一つです(※年がバレる)。南ちゃんの新体操のBGMが「小犬のワルツ」や「英雄ポロネーズ」だったのを覚えています。他にもショパンの曲が使われていたかもしれませんが、記憶があやふやです。


Life is beautiful ~ザ・グレートより~
作詞:IMMI 作曲:Franz Peter Schubert 編曲:A-bee
アーティスト:シューベルト(CV:前野智昭
<原曲>
シューベルト交響曲第9番 ハ長調 D944 「ザ・グレイト」 ~第1楽章:アンダンテ - アレグロ・マ・ノン・トロッポ
ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団

 

2期5話(『クラシカロイド』第5話(第2シリーズ) 偉大なる男 感想)で登場。
シューベルトのムジークはシューさん(中の人は前野智昭さん)が歌うようですね。前回ヒップホップだったのが今回はレゲエとジャンルが違うにもかかわらず、今回も見事な歌声を聴かせてくだいました。ありがとうございます!番組中の「のばら」や「ます」のハミングもいつか必ずボーナストラックに入れて頂けたらうれしいです。
原曲の冒頭にてホルンが吹く旋律が、ムジークではずっとバックで繰り返される土台になっているのですね。また、原曲で最初はホルンのみで静かに入ったのが最後の方で全員合奏になる形式も、ムジークでは最後の方で「♪ラーラーラー」の合唱が入ってくることでだんだんと盛り上げていく形にしている。原曲の主旋律と構成を活かしていて、いやあすごい。クラシックのレゲエアレンジってどうやるんだろう?と一瞬でも思った過去の私を殴りたい。シューさんのムジークPは毎回交代するスタイルですが、今回のプロデューサーによる違う曲のアレンジも聴きたいなと素直に思いました。歌詞も世界平和と人類皆兄弟を誇らしく歌っていて、世界中の人々から支持された「ザ・グレート」にふさわしい。「天国的なおっさんびゅー」に聞こえるところ、「オーサムビュー(awesome view)」=「素晴らしい眺め」のようですね。awesomeは「畏れ多い」といった意味もあるようです(※ありがとう翻訳ソフト)。
原曲集のブックレットについて、曲そのものの解説は良いとしても第2シリーズ5話の解釈はやはりそうなるの?と個人的には寂しくなりました。このムジークが良いだけに本当に残念。一度限りのオファーを受けた編曲と作詞のかたが物語をどう感じたのかが、私はいまだに気がかりでなりません。


雨だれと憂事(うれいごと)
作詞:EHAMIC 作曲:Fryderyk Franciszek Chopin 編曲:EHAMIC
アーティスト:EHAMIC
<原曲>
ショパン:プレリュード第15番 変ニ長調 作品28-15「雨だれ」
モーラ・リンパニー(ピアノ)

 

2期9話(『クラシカロイド』第9話(第2シリーズ) ○(まる)のない世界 感想)で登場。
ムジコレのブックレットによると、ボーカロイドはギャラ子で、コーラス部分は相良心さん。原曲でも印象的な「雨音を思わせるラ♭=ソ♯」がムジークでもずっとバックに流れていて、曲が終わる直前に一度「雨音が止まる」のもきちんと反映されています。ムジークではそれでけでなく、所々でレコードが擦れるような音が混ざりそれも雨音のように聞こえます。圧巻は間奏部分です。ギターが素敵すぎて。合わせて使われている楽器が私にはわからないのですが、冷たい雨が降る北の大地を思わてくれるような広がりが感じられて好きです。Instで主旋律を演奏している楽器はヴァイオリンでしょうか?歌詞は書いてある言葉通りの意味で捉えるのではなく、おそらく暗喩なのだと思われます。その意味するところについては今の私がきちんと読み取れている自信はないので、ここで書くのはやめておきます。
私事の余談になりますが、実は私がショパンの曲を知ったきっかけはクラシックギターだったりします。クラシック音楽好きの父は様々なレコードを聴いていたものの、ほとんどが管弦楽ピアノ曲ベートーヴェンの代表的なピアノ・ソナタくらい。ショパンの曲は叔父(父の妹の夫)が趣味で弾いていたクラシックギターで、それこそ『クラシカロイド』第1シリーズで登場した曲や「別れの曲」「ワルツ第7番」等を知りました。「雨だれ」は記憶にないのですが、もしかするとショパンクラシックギターと相性がいいのかも。


愛の鐘 ~ラ・カンパネラより~
作詞:麻倉真琴 作曲:Franz Liszt 編曲:浅倉大介
アーティスト:浅倉大介(Vocal:貴水博之
<原曲>
リスト:パガニーニによる大練習曲 S141 ~第3番 嬰ト短調ラ・カンパネッラ
太田糸音(ピアノ)〈新録音〉


2期10話(『クラシカロイド』第10話(第2シリーズ) リストvs.リスト 運命の鐘(ゴング) 感想)で登場。
原曲における「鐘の響き」の高音レ♯がテクノだとこんな感じになるのですね。イントロ部分からインパクト大です。個人的には電子音の高音は苦手な部類に入るのですが、このアレンジだとすっと入ってきました。高音が印象的なムジークではあるものの、Instを聴くと全部が高い音で構成されているわけではなく、低い音が下支えしてくれているのがわかります。そして現世で女性になっているリストさんが男性だった過去と向き合うお話のムジークだったので、男性Vocalがハマる!ボーカルの貴水博之さんはムジークPの浅倉大介さんとaccessという音楽ユニットを組んでいるのだそう。音域広くて高音はもちろんのこと、低音も曲のメロディと当たり前のようにシンクロしています。素晴らしい!作詞は第1シリーズから引き続き麻倉真琴さん。1番では過去の自分と向き合い、2番では「鏡の世界」にいる葵理栖斗とも対峙しているように感じました。

 

なお原曲集には以下も収録されています。

<原曲>
リスト:愛の夢第3番 変イ長調
太田糸音(ピアノ)〈新録音〉


ラ・カンパネラと同じ太田糸音さん演奏の新録音で「愛の夢第3番」も収録されています。こちら、番組内での対戦相手である葵理栖斗が弾いた曲です。この曲は第1シリーズでムジークになっており、原曲集1には別の録音が収録されています。聞き比べてみるのもよいですね。

 

やってらんない気分♪(Bonus track)
作詞・作曲:つんく 編曲:平田祥一郎
アーティスト:CLASKEY:KLASKY(矢田喜多&月元しょうこ)


バダジェフスカのパートを歌う歌手かたが交代、クラクラのアイドル曲も新メンバーで歌ったものを収録してあります。第1シリーズでは何度も聞いたこの曲、第2シリーズでは19話まで放送された今現在まで一度も登場していませんね。最後の「だども、やってまうねん」が超絶カワイイです。


ムジーク原曲について色々と知りたいかたには「クラシックの名曲解剖 (図解雑学)」(編著:野本由紀夫)をおすすめします。感想文を別途アップしていますので、よろしければそちらもお読み下さい。

 

nyaon-c.hatenablog.com

 

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『クラシカロイド』第18話(第2シリーズ) さよなら、姉さん 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

ワーグナー2曲目のムジークがくる、ワー君お当番回です。原曲のスケールの大きさから否応なしに期待が高まります。そして6の倍数回なので、きっとストーリーが動きますよ。でもいつものコメディ展開も待ってる!それにしても穏やかじゃないタイトル…どうか穏便にまとまりますように。

第18話(第2シリーズ) さよなら、姉さん (2018/02/03 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)
ジーク最高!さすが楽劇のために作られた曲だけあって、華やかな絵ともよく合い気分があがりますね。もちろん原曲もいいのですが、あの重厚なワーグナーの原曲が爽快なイメージになっていたのは嬉しい驚きでした。高い男声ののびやかな歌声が、未来ある少年(ワー君)にぴったり。ワー君の未来に幸あれ!そして、今回は新ムジークだけでも十分に豪華なのに、先輩ロイド達が次々と繰り出すムジークでさらに派手なショーに。なんとも贅沢!目と耳でムジークを堪能した回でした。色々考えずに純粋にムジークだけ楽しむ見方は大いにアリだと私は思います。それでも一応私が思ったことは書きますね。今回は不満はなくて、物語についてシンプルに自分が感じたことです。

今回、NHK公式ページ(NHKアニメワールド クラシカロイド)のお知らせで発表があった通り、音羽響吾役の声優さんに代役のかたが入られました。渋くていいお声…『クラシカロイド』は本当に声優さんが豪華ですよね。私、普段はすわべさんすわべさん大騒ぎしていますが、他の声優さんのお声も大好きなんですよ、念のため。とはいえ、現在療養中の大川さんの飄々とした響吾パパの声も私は好きなので、もし将来的に可能なら戻ってきて頂きたいなという想いもあります。今回、響吾パパがしゃべったのはワー君の妄想の中だけ(※ワー君は父さんの肉声を知らない可能性あり)だったので、復帰の可能性も残して頂けたことはありがたいです。そして本物の響吾パパは安定の世界放浪中でしたね。バッハ様とニアミスして、わー出会えないって切ない!と一瞬思ったけど、バッハ様が思いの外バカンスをエンジョイしている様子だったので、しばらくはこのままでいいかもと思い直しました。バッハ様は今まで仕事漬けだったんですもの、しばらくは仕事を忘れて長めの休暇を楽しんでください。そして充電完了して戻ってきた暁には、ぜひ新ムジークを聴かせてください。気長に待ってますから!

ワー君のこじらせについては、「まずは抱きしめてあげてほしい」これに尽きます。彼の妄想はいつも響吾パパに「抱きしめられて幸せ」がオチになっているのが切ない。最初から大人やハイティーンだった八音とは違い、ワーグナーは10歳くらいの子供。力や知恵がついて大人顔負けのことができたとしても、まだまだ甘えたい時期だと思います。ハローワールドしてこのかた、彼は一度でも抱きしめられたことがあったのでしょうか?初対面の母さんや姉さんに抱きついてはいたけれど。パートナーだったドヴォちゃんはあいにく人間ではないので、話を聞くことはできても抱きしめるまではしなかったかも?ワー君が意固地になっているのを誰も責められないでしょう。だって、人肌のぬくもりがない筺から出たら「父さん」はいないし、初めて聞いた評価は「出来損ない」だし、放浪して潜伏先で働いていたときだって誰も微笑みかけてさえくれなかった。努力してアイドルになり、世界中から注目を集めても肉親に抱きしめてもらえてはいなくて寂しいまま。夜更かししても「もうお休み」と声をかけてくれる人すらいないんですよ。しかも今回、自信作の新ムジークが暴走して大人ロイド達に総出で押さえ込まれてプライドはずたずた(※真面目な話、男子のプライドは大事です)。こんな状況でいくら歌苗姉さんが正論を言ったところで、受け入れられないって。歌苗姉さんも日芽歌ママも突然ワー君の肉親になったから接し方がわからないのは致し方ないとしても、こんな時はまず何も言わずに抱きしめて落ち着かせたほうがよいと思いますよ。話はそれからだ!幸いワー君は思ったことを全部表に出す子なので、信頼関係ができたらその後の対応は進めやすいはず。ま、これをやっちゃうと最終回になってしまうから引っ張っているのはわかります。でもこれ以上こじらせるのはかわいそう、とおばちゃんはおせっかいな気持ちになるのです。今回、ストーリー展開部分としては姉との別離という形にならざるをえなかったでしょうし、むしろお話はよく出来ていると思うので別に不満を述べているわけではありません。ただ、子を持つ親として思うところがあるのを長々と書き連ねたくなっただけです。自分に言い聞かせるためにも。

ワー君が言う「革命」の最終形態が何であるかはよくわかりませんが、どうやら重要なのは「響吾パパに認められること」のようですね。努力家で「何か偉業を成し遂げれば認められる」と信じているのが痛々しい。個人的には、子供は無条件に愛されてほしいと考えています。○○が出来るから愛するなんて条件付きの契約であってほしくないのです。最終回に向けてどう回収するか、ハラハラしながら見守っていきますが、どうか信頼する人から無条件で抱きしめてもらえますようにと願ってやみません。そして今回ワー君と対照的だった奏助は、きっと無条件に愛されて育ったのではないかと推測します。根拠のない自信、いいじゃないですか。それがあるからこそ、他人の目を気にせず何もおそれずに信じた道を進んでいけるし、しかもその過程すら楽しそう。彼はこれから必ず伸びていくから。たとえムジークマンにはなれなくとも、まっすぐな気持ちを持つ大人に成長する逸材だから。お茶の間の子供達が一番感情移入しやすいであろう奏助が、こんな良いキャラであることに感謝したいです。まだ何者でも無い子供達たちは、これから何にでもなれる!

それにしても、八音は特にベトさんなんか第二の人生を思いっきり楽しんでいるようなのに、ワグドボのそれは随分ハードモード。子供が「出来損ない」トラウマに立ち向かうテーマは重いので、第2シリーズはスカっと笑えるだけのお話にはどうしてもならないのですよね…。今後シリーズが続いていくとした場合、次期がどんなテーマを用意するか楽しみにしていますし何であっても受け入れますが、ほんの少し希望を言わせて頂けるなら「時々シリアスはいいけど、できれば大笑いできるコメディメインで」と私は願っています。


以下は思ったことメモ。

  • アバン。ワー君は随分立派なリムジンに乗ってる。音羽館に着いたら住人みんなで熱烈大歓迎だ。住人達が口々にたたえる言葉を口に。チョっちゃんの「い、いつも見てます」がツボったよ。

     

  • わ。いつの間に響吾パパお帰りに!?「ザ・ベストクラシカロイド。自慢の息子だ」って抱きしめられて、ワー君は天にも昇るような恍惚の表情だね。ところでベトさんの専売特許だと思っていた「マイベスト」は、元々は響吾パパ発祥だったりするの?
  • 次の瞬間、ワー君がカタカタとキーボードを叩く絵に。夢のような物語はすべてワー君自身による、二 次 創 作 !しかも縦書きの小説…。自画自賛して大喜びしているけど、これって大人になったら黒歴史になるやつじゃ…。なんかおばちゃん心配。
  • 「戯曲 レボリューション・オブ・ワーグナークラシカロイドに生まれて~」もうタイトルからしてアレ。確かに前世ワーグナーは著作をたくさん残しているけど、現世でその才能を振り向けている方向性がちょっと。ワ「父さん、あなたはボクを誇っていいですよ!」でオープニング曲へ。
  • Aパート。ワー君がリムジンで音羽館に来るまでは妄想通り。でもハッシーがちらっと見ただけで、誰も出迎えにこない。腑に落ちないけど、とりあえず走って家に入るワー君。
  • 住人達はゲームに夢中でワー君をシカト。普通にイラッとする(笑)。お帰りも言えないようなら、ゲーム捨てちゃうよ?マ○カーっぽいゲーム、4人制のようだからシューさんは応援要員なのね。

     

  • ドヴォちゃん、前回ウエスタンシューがくわえてた葉っぱくわえてかっこつけてる。ゲーム内のキャラもサングラスかけてる。クラクラの2人に褒められても、照れたりしないで葉っぱをプッとはき出してキザ。ドヴォちゃん、もしかして声に合わせてイケメンキャラにイメチェンを図ってるの?
  • ハローワールドしたときから一緒だったドヴォちゃんまであちら側に行ってしまったみたいで、ちょっとサビシイねワー君。でも姉さんは「お帰り」を言ってくれたよ。すぐお買い物に出かけちゃって置いてけぼりになったけど。
  • 住人じゃないのに出迎えてくれる奏助はイイ奴だ。それにしても「ムジークマン」の破壊力たるやすごい。自主制作の特撮モノって、子供達に混ざって滑り台の上でポーズとか、自分でやれることは全部やった感が清々しい。音羽博士に帰りを待たずに、やりたいことは自分でやる。偉いよ奏助。

     

  • ワー君は意を決して住人達に声をかけたのに、「小僧じゃまするな!」ってそりゃないよベトさん。お相撲回のときはあんなに仲良しだったのに。妄想していた全員で大歓迎の想像図はこっぱみじんに砕けたね。かたや奏助は、無視されてもめげずにワー君へムジークマンをアピールし続ける。この2人の差。
  • アルケー社に戻ったワー君。「プロモーションが足りない!」と大騒ぎ。マネージャー三弦は上着を腰に巻いて随分ラフな格好だね。やる気ないでしょ?バッハ様のときはきちっと着こなしていたのに。とにかく、ワー君はあらゆる手段を使ってプロモーションをしないと気が済まないらしい。

     

  • その手段とは。飛行船での広告って、最近見なくなった気がする。無料Tシャツ配布、三弦「このチャンス、見逃すなっす」って超絶ダルそうっす。モチベーションが足りないっす。Tシャツ着てとっくりみたいになってるぎょうな君カワイイよ。もしかしてバッハ様がお忍びで入っていたりして?

     

  • 配布スタッフ、どこかで見たことある顔だと思ったらいつもの拉致要員の黒服たちじゃないですか。どこも人手不足はわかるけど、アルケー社は社員をこき使うブラック企業よね…。
  • スーパーに「WAGNERカレー」を探しに来たのは、海月と詠子・美衣子・椎子だったよ。お子様にも安心の甘口。カレーのパッケージに起用されるのは一流スターの証だそう。ぷいきゅあや特撮キャラと同列だもんね?よかったね、海月。

     

  • 他にも変な(失礼)コスプレ衣装や、ゲーム「ワーグナーカート」やトレカや、色々な商品が発売されてる。宣伝費用は回収の見込みあるのよね?
  • 個人的には7日間のツアーが気になるよ。バイロイト音楽祭やらノイシュバンシュタイン城やら行ってみたいよ。その実ハママツ一周かもしらんけど。いやハママツの聖地巡礼はいつか必ず行きたいです。
  • ワーグナー様に音羽館ロイド達と奏助がジャパニーズ土下座してる。シューさん相変わらず鼻水きちゃないし、何言ってるのかわからないよ。響吾パパは抱きしめてくれたし、よかったね…と思ったらこれもまた妄想だった件。「憧憬のまなざしであった」とか、結構難しい言葉知ってるね、がきんちょなのに。
  • 今度こそは、って音羽館に来たのに、またしても「お帰り」と出迎えてくれたのは歌苗姉さんだけ。アイドルになって遠い存在になって、ちょっと寂しいって、率直に話してくれるいいお姉さんだ。ワー君も少しおセンチ(古語)に。
  • でもトイレットペーパーをお取り込み中のモツに届けるドボちゃんや、共同作業でコーヒー豆を数えるベトとシューや、ミカン箱被って一人でゲームするチョがいて、せっかくの気分が台無し。
  • ゲームソフトの山にひそかに「ワーグナーカート」があったのはうれしいかも。女性ロイド達はしっとりつやつやぷるぷるパック(byパッド君)中だ。バダきゅん「あ、ワーグナーだ」って一応気付いてあげたけど、バッハ様がいなくなった恨みは忘れてない。チャイコ「せっかくしっとりつやつやぷるぷる肌になったって、バッハ様がいなきゃ意味ねえべ」って、ブレない。
  • 奏助、厚紙で自作っぽい「ムジークマンカレー」パッケージのプロトタイプを持ってワー君にアピール、ブレない。ワーグナーカレーの隣に置いて欲しいって、図々しいなあもう。でも、そんな奏助が好きよ。
  • 歌苗姉さんがお菓子を持ってきたときは、既にワー君はいなくなってた。相変わらず住人達は気にしてない様子。お相撲回は一体何だったんだろ…。
  • アルケー社に戻ったワー君、またマネージャー三弦に無理難題をふっかけたみたい。待機していた黒服たちに「久々にハードな任務っすよ」って出動命令だ。何するんだろ…。
  • 夜の音羽館。わ、食堂の窓から不法侵入してるよ黒服。まずはきれいに畳んであったシューベルトの服を奪ったの?えっと、お風呂あがったらスッポンポンのままになるの?
  • シューさんはお風呂場で「のばら」のハミング。「ます」じゃダメなのは学習したみたい。瞬間最高視聴率が出る大事な入浴シーンですよ。クラシカロイドシューベルトは、水戸黄門由美かおるドラえもんのしずかちゃんと並ぶ三大BBの一人。絶対にテストに出ません。
  • あ、三大BB(Beauties taking a Bath)は今勝手に私が思いついたやつなのでどうぞお構いなく。音楽アニメだから3大Bに似たことを言いたかっただけ。流行らせなくていいです。むしろ見なかったことにしてください。微妙すぎてすべってさえなさそうだし、英語が合っている自信も無いし、「World amazing galaxy never ending revolution」を笑えないし。
  • リビングで「うわあ」と叫んだのはパッド君。着せ替えカバーがいつのまにかWAGNERのアイドル写真に。「私の好みには合いません。早く外してください!」って、何気に辛辣なAIだ。
  • モツはまたトイレでお取り込み中。トイレットペーパーがワーグナー柄にすり替えられていた。個人的には、こんなんで拭きたくない(笑)。「俺の尻をなめろ」なんて、例のモーツァルトの有名なカノン(K.231)がここで登場するとは思わなかったよママン…。
  • 例のオルガンの上にWAGNERのCDが並べられてたけど、まだ1曲しか出していないのに意外と数があるね。バージョン違いとか?それを手に取る日芽歌ママと、ワー君の話をする歌苗ちゃん。こういうのを見ると家族なんだなって思う。
  • そこに頭を拭きながら「いいお湯でした」とシューさんが。指摘されるまで変なコスプレ衣装に気付かないなんて、いつもの服と着方が違うんでしょー。一人でノリツッコミしてその場で脱いじゃうし、シューさんはお色気担当のお仕事頑張ってくれています。

     

  • 音羽館に大音量でWAGNERの曲が流れる。夜中にご近所迷惑ですよ?外のトラックで待機していた三弦が「これだけやっときゃあご満足っすかね」だって。モチベーションが迷子でも、上司の命令には従うっすね。住人達が耳を塞ぐ中、ひとりCDのジャケットを見ながら物思いにふける日芽歌ママが意味深。
  • まだワー君は職場で小説書いてた。もう遅いから子供は帰って寝ようね。夢の中では音羽館にはレッドカーペットから入るのね。連続バク転するベトとモツは身体能力高い。「下にい下にい」って、大名行列だその知識はどこから?こんなに歓待を望んでいるなんて泣ける。
  • それより、最後は必ず響吾パパの抱擁があって日芽歌ママと歌苗姉さんもいるっていう図!全私が泣いた。家族のぬくもりに飢えているんだよこの小僧は。
  • ワ「これは夢物語でも妄想小説でもない。この先現実に起こるノンフィクションだ!」思いが強すぎて、見ている方がつらい。「そうだ」で思い立ったことをすぐ伝えるため、真夜中でもマネージャー三弦に電話するワー君は完全にワーカーホリック。
  • しーっ。すやすやと寝ています。すっぴんアイドルの寝起きドッキリ(違)。枕元に充電器につないだ携帯を置いているなんて、三弦も社畜なのね…。よく寝てたみたいなのに、すぐ電話に出たよ。気持ちに余裕がないから、電話に出んわとか言わない。てか三弦はそんなこと絶対に言わない。
  • 「それ明日じゃダメなやつっすかね?」なんか対応慣れしているのが哀れ。パジャマ姿で髪ボサボサ。黒が好きなんっすね。黒パジャマよくお似合いっす。でもラブリーなネグリジェ姿も見てみたかったっす。

     

  • 電話を切って、プリントアウトした自分の夢小説を撫でるワー君。とりあえず真夜中みたいだし子供は早く寝ようね。「見ててね、父さん」でアイキャッチ
  • Bパート。「WAGNER Revolution Night vol.1」が今夜開幕されるらしい。全世界に配信って、ハママツのアルケー社は何気に影響力持ってるね。
  • WAGNERのTシャツ着て例の大画面を見上げる海月。スマホで見ている動画は、最初に公開された笑ってはいけない(失礼)やつだ。「今日はワー君の歴史的な夜になる!」と言う海月はガチ勢。
  • 音羽館では、歌苗ちゃんと日芽歌ママが住人達をワーグナーコンサートにお誘い。奏助はたとえ動機が不純でも「行く」と言うイイ奴だ。まったく行く気が無いロイド達は随分冷たいね。「人いっぱいいるとこ苦手」のショパン含め、みんなリストのピアノバトルやソルクラライブには行ったのに。だから相撲回は(以下略)。
  • 歌苗ちゃんにとっては最後の砦だったリストさんもエステの予約があるって。前世での義理の息子の頑張りより自分の美容が大事らしい。
  • 奏助がさらっと「3人で行こう」と言ってくれたのはよかった。奏助はお出かけ前のトイレ?今回トイレが出るの3回目よ?
  • そこへピンポンが。ドアを開けたら三弦と黒服軍団だ!「ちょっとおじゃまするっす」と三弦は丁寧な物言いだったけど、結局やることはその場にいるメンバー全員拉致するんでしょ?知ってる。
  • 奏助はお取り込み中。ワーグナー柄のトレペは使わないのかな?リビングのほうから悲鳴が聞こえて、急いでリビングに来たけどそこはもぬけの殻。おいて行かれちゃったね、奏助。
  • WAGNERのペイントが施されたトラックで輸送される皆様。暗闇の中でも目の色や形で個人を特定できるのって面白い。密室での阿鼻叫喚、傍目から見ている分には楽しい。日芽歌ママの声はしないけど、ママだけ座席側に乗せてもらえたのかな?
  • 例のコンサート会場に到着。海月と詠子・美衣子・椎子はちゃんとあのTシャツを着て座席についてる。ワー君は舞台裏であのダサ衣装(失礼)を着用中。胸のあたりの丸いやつ、ねじねじするんだね。しかもスタッフにやってもらってる。そこに三弦が来て、音羽館組を拉致して連れてきたことを報告。
  • 日芽歌ママと歌苗姉さんはSS席で、ロイド達はまとめて鳥かごって、扱いが違いすぎる。逃げ出さないようにって考えなら、全然信用してないんだね。「さあ、始めようか。ぼくの革命を」本番ですね?緑色の瞳がきれい。

     

  • すごい跳躍力で舞台に出たワー君。持ち歌は一曲しかねえべ!観客は大興奮だけど、鳥かごの中のチャイコとバダのあの表情は一体…。日芽歌ママと歌苗姉さんの反応も気になるよ。

     

  • 「どこかでぼくを見てくれていますよね、父さん」と心の中でつぶやいたワー君。当の本人は海外でヒッチハイク中で、どうやらネット配信は見ていない様子。え?後ろを通り過ぎたのは、ばばばバッハ様!?お元気そうでなによりです。アロハとか着て、すっかりバカンス満喫しているじゃないですか。

     

  • 「新曲、行っちゃうよー!」待ってました!ムジーク衣装にチェンジ。ドイツ語のムジーク口上と、例のタクトも出てきた。普通に歌って踊るだけじゃなく、ムジークで演出するのね。
  • 新ムジークキター!ワーグナーの曲がこんな澄んだイメージになるなんてすごい。観客も、鳥かごのロイド達も圧倒されてる。リスト「会場全体を劇場として展開する音楽劇。彼らしいわね」。さすが前世のつながりが深いだけあってコメントが詳しい。
  • 音羽館でテレビ中継を見ていた奏助にパッド君が曲解説してくれました。いつもありがとうございます。ものすごくためになるデータ放送の音楽講座も毎回欠かさず拝読しています。
  • 「父さん。見てくれていますか」で脳裏に浮かぶのは響吾パパに抱きしめられる図。切ない。え?片側の目の色が変わった!?背後に怪しげな暗雲が立ち込めてきたよ?ワ「偽りの八音たちよ。ぼくの力をしかとその目に耳に焼き付けろ!」もう痛々しくて見ていられない。
  • シュ「何かおかしくありませんか?」、チョ「暴走…」。カッコイイ騎士たちがなぜかミニサイズになって、しかも手にはフォークとソーセージ持ってる。ソーセージをピコピコハンマーにして人々を攻撃してる。フォークで直にやったほうが効果的だと思うの(※鬼畜)。
  • やはり観客は逃げ出すよね。海月は最後まで見届けるのかな?お子ちゃま騎士団はロイド達の鳥かごの吊す部分をフォークで直にえいえい突っついてる。待機しているやつの一人はタコさんウィンナー持ってる。どうでもいいけど呼び方は「タコウィンナーさん」のほうがいいと思うの。落下する鳥かごを見送る騎士団がカワイイ。

     

  • 日芽歌ママと歌苗姉さんはなすすべもなく見守るしかないのってつらい。ベト「心配するな、小娘」、モツ「ぼくたちに任せといて」。よかった、皆さんご無事で。そして頼りにしてます!
  • ベト「俺達大人が小僧にお灸をすえねばならんようだな」でムジーク衣装に。真っ先にタクトを振るのはやはりベト。そして相手がワーグナーならやっぱりベト7よね!コインたち、拳で戦うスタイル。丸腰なのに騎士団に負けてない。
  • 次はモツ。そう、楽しいのが一番♪フィガロの結婚で騎士とウィンナーでカップル成立!?んーラブラブ。
  • チョっちゃんは小犬のワルツ。自分が犬に変化してお供に強そうな犬たちも従えて突撃って、斬新だわ!

     

  • リッちゃんはボクサーになってラ・カンパネラだ。「昔の義理の息子の不始末は、私が正す!」でパンチ炸裂。お舅さん、愛憎入り交じった拳が男前です。色々あったけど、確か晩年は和解したはず…。
  • シューさんは「ヤーマン!」でザ・グレートに。いくら取り込んでも終わらないから、ワーグナーの今回のムジークは相当パワーありそう。
  • チャイコちゃんは「白鳥の湖」でロッドバルトの背中に乗って、2人ずつ騎士をさらっていく。カップル成立の過程をすっ飛ばして強引。
  • バダきゅんはとっておきの一打「乙女の祈り」。自ら太陽神になって、崇めさせるのかと思いきや…騎士たちが持っているソーセージをフランベって、エグくないですか?ボーボー燃えてますよ、やけどじゃすまなさそうな火力ですよ?

     

  • ドヴォちゃん「危険な駆け込み乗車はおやめください」唐突にイケボキター!ああやっぱり週に一度は聴きたい良いお声。諏訪部ボイスが聴けるなら、エステなんかいらないから。なんなら「しっとりつやつやぷるぷるパック」もいらないから!ときめき大事!(※だから気持ち悪いって私!)
  • 気を取り直して。ムジークは新世界より第2楽章。乗車率200%くらいの満員電車なら一度に大勢片付くし、相手を傷つけないし、実は一番穏便なやり方かも。せっかくなら、ワー君も一緒に連れて帰ってください!

     

  • 歌苗「どうしよう…こんな大騒ぎになっちゃって…」との心配をよそに、会場に残っていた観客はすごすぎる演出に感激したみたい。今居る猛者たちはかなり肝が据わっている。私だったら途中で逃げ出した方の観客になってたかも。
  • 当のワー君は、そりゃあ悲しいよね。暴走を抑えるために仕方が無かった、なんて理屈じゃ納得できないよね。涙を浮かべて「ばかー!」もうかわいそう。叶うことなら、そばに行って抱きしめてあげたいよ。
  • 海月と詠子・美衣子・椎子は最後まで見ていた猛者たちに入っていた。全部演出だと信じているみたい。海月「ワー君、あなたは最高のエンターテイナーだわ」うん、あのワーグナーだもの。ただ、今は子供でまだムジークの制御がうまくないみたいだけど。
  • ロイド達は客席でぐったり。ドヴォちゃんカワイイ。リスト「早く帰って熱いお風呂に入りたいわ」あの、エステの予約は?モツ「早く帰ろ帰ろう」。ベトにシューもさっさと階段登っていて、この3名は比較的元気みたい。
  • 帰ろうとするロイド達をワー君が「おまえ達!」と呼び止めた。「こんなことで勝ったと思うなよ!」が負け犬の遠吠えみたいで哀れ。ベトにシューにモツも、「生意気なやつめ」「本当に煮ても焼いても食えませんね」って大人げないよ。
  • さすがに見ていられない歌苗姉さん。「ねえもうケンカするのやめよう。仲良くしようよ」まずは大家もとい音羽館のママンとしてロイド達を諫める。とりあえず言われた方は反発はしなかったね。大体おじさん達、大人じゃん?
  • 続いて姉として「ワー君もさっきみたいなムジークはやめて。お願い」うん、言いたいことはわかる。でも順序が違う。まずは傷ついた心を癒やしてからじゃないと伝わらないよ。日芽歌ママでもいいから、ワー君に駆け寄って抱きしめてあげてほしかったよ…でもそれをやると最終回までもたないのよね。わかっちゃいるけど!
  • 息をのんだワー君。もう聞く耳は持たない。「そんな奴らの肩を持つならもういい。姉でもなんでもない!」ああついに決別しちゃった…お互いに傷ついているのがつらい。誰も責められないけど、見ていてはがゆい。抑えきれなかった少しの涙を残して、ワー君は去って行ったね。もうつらい。

     

  • また一人で仕事部屋にて夢小説を書いているワー君。心の拠り所は、いまだ会えずにいる響吾父さん。「父さんさえ帰ってきてくれれば…」切ない。もう歌苗姉さんと日芽歌ママには期待しないのかな?

     

  • かたや賑やかな音羽館。「なんでオレだけおいていったのさ?」奏助がむくれてる。てか、朝食ぐらい自分の家で食べたら?「昨日のコンサート、世界中ですっごい話題になってるんだよ!」そうなのね。ベト「行かなくて正解だ」を皮切りに、ロイド達はなんでそこまでワー君を敵視するの?
  • 食卓でひとり悲しい顔をして、はあっとため息をついた歌苗ちゃん。めずらしく固定電話(おしゃれな黒電話!ホシイ…)が鳴って取ったら、日芽歌ママからだった。「これからお父さん捜しに行ってくるわね」まあ驚くけど、突然なのは今に始まったことじゃないしね。もうそれしか解決方法がないのならお願いしたい気分。日芽歌さんあなたの強運が頼りです!
  • エンディング。今回のムジークの世界観といつものキャラ達の絵が重なって、いやあキレイ。今回も挿入歌が多いよ。最後はワー君のステージでのキメポーズ。そう、今回はうまくいかなかったかもしれないけど、間違いなくあなたのムジークは素晴らしいからね、ワーグナー

     

  • 次回予告。シューさんとモツの回なの?シューさんはモツのこと嫌いっていいながら、次々と彼の特徴をあげられるんだからよく見ているよね。今までベトとモツ、ベトとシューの組み合わせで動くお話は多かったので、モツとシューの絡みは楽しみ♪


♪ムジー
革命賛歌 ~ニュルンベルクのマイスタージンガーより~
アーティスト:蔦谷好位置(Vocal:高津戸信幸)
作詞:蔦谷好位置 作曲:リヒャルト・ワーグナー 編曲:蔦谷好位置

♪ムジーク効果(私見

 

天馬に乗った騎士が複数現れ、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の靴モチーフ等が舞う天上界のような空間が広がる。本来は世界観をバックに純粋に音楽を披露するためのムジークと思われるが、暴走すると騎士たちが小型化凶暴化し、フォークとウィンナーを武器に攻撃を仕掛けてくる。
※書いてみると「なんじゃこりゃ」ですね。騎士は暴走前のほうが絶対に強そうなのに。でも攻撃する騎士をデフォルメしてウィンナーのピコピコハンマーで戦わせたのは配慮があるなと思いました。子供達も怖がらずに笑えるし、原曲に攻撃の意味合いはないはずなので。


♪今回(第18話)のマイベスト・ベト
ワー君の回はどうしても「その他大勢」扱いになるから少なめ。

 

サービスシーンの腰チラ。

 

鳥かごにて。両手で棒を掴んでいるのがなんかカワイイ。

 

「ムジークだと!?」
相変わらず柵を掴んでる。ベトのコンサートでのムジークといえばクロイツェル。久々に発動しているところを見てみたいよ。

 

「お灸を…」の横顔。

 

やっぱりムジーク衣装!力士でも赤ちゃんでもないムジーク発動は久しぶりかも。


♪今回(第18話)のベト歌
今回は誰の妄想でもない、この世界における真実ですから!

 

コンサートのお誘いに「行かん」と即答するベト。遠慮無くこう言える関係は既に熟年夫婦(※何度でも言いますが違います)。

 

モツ「ボクじゃないよルー君だよ!」
暗闇の中でのラッキースケベ?ベトは何も言わなかったけど、歌苗ちゃんに乗っかったのは絶対ベトだと思うの。不可抗力よね、うん。

 

「心配するな、小娘」
ね。まずは小娘を安心させるんですよ。ムジーク発動はその後で。

 

 

クラシカロイド MUSIK Collection Vol.5

クラシカロイド MUSIK Collection Vol.5

 

 


もういくつ寝ると…ムジコレ5と原曲集5の発売日!今回ワーグナーのムジークは2曲入りますね。ソルクラの新曲も入れたら3曲がワーグナーのムジークPによる楽曲です。もちろんどの曲も早くフルで聴きたいので、届くのが待ち遠しいです。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『クラシカロイド』第17話(第2シリーズ) 荒野のウエスタンロイド 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

前々回にお相撲したかと思ったら、今度は西部劇!?しかもリスト姐さんお当番回。カッコイイに決まってるし、久しぶりの新規ムジークも楽しみだし、もう期待しかないから!きっと楽しめると信じて、25分のお話に身も心も委ねましょう。ド派手に行っちゃってください!

第17話(第2シリーズ) 荒野のウエスタンロイド (2018/01/27 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP


♪感想(レビュー)
いやあ楽しい!これだから『クラシカロイド』はやめられない!今回は思いっきり楽しませて頂きました。舞台設定やキャラクターデザインまでがらりと変えたお話は、実は第1シリーズから通してみても初めてでは?しかも全部リストさんの妄想というオチ付きで、いつもとは違う世界観でも本編と大きくかけ離れた印象はなかったです。まあ、いつもはっちゃけていると言えばその通りなんですが。

設定がドンパチの西部劇だから、こちらとしては「カッコイイに違いない」と最初から期待して観ちゃうわけです。蓋を開けてみたらキャラ達の言動もキャラクターデザインも想像以上、良い意味で期待を裏切られるのはうれしい。さらにこんな濃いメンバー達を動かしながら、全編コメディを展開するんだから。いきなり関係ないクイズ番組までしれっと入れ込むんだから(※褒めてます)。私、恥ずかしながら西部劇はまったく知らないですし、元ネタのクイズ番組も実は見たことないんです。引き出しが皆無でスミマセン。でも元ネタがわからなくても十分に楽しめました。お相撲回もそうでしたが、元ネタがわかる人はより深く楽しめて、一方でまったく知らない人でも楽しめるというお話の作りは秀逸だと思います。今の時代は情報が細分化されて、親子で別のネット動画を観ているなんて光景が当たり前になっている中で、家族みんなで楽しめるアニメがあるのはありがたいです。まじめな話、ムジークだって原曲を知っている人と知らない人がいて、それぞれが同じムジークを聴き楽しめるのは素晴らしいこと。私、今回は初めて原曲を知らずに(※軽く予習はしました)ムジークを聴いてみたわけですが、「このムジークすごくイイ!原曲をしっかり聴いてみよう」と自然になり、今までの息子の気持ちがわかりました(笑)。『クラシカロイド』がこの先も長く続く番組になれば、親世代でも知らない比較的マイナーな原曲が取り上げられる機会は増えるでしょうし、そうなればいっそう「知らない人が楽しめる」お話にしていく必要があると思われます。私としてはそんな近い将来が今からとても楽しみです。当然ながら、大変なお仕事をされている制作スタッフの皆様には頭が下がります。いつもありがとうございます。応援しています!

今回は全部リッちゃんの妄想だと思うと滾るものがありますね。みんなカッコイイのは確かですが、特筆すべきはチョっちゃん!前世で仲良しだったショパンは、リストの中では「お互いのことをよく知っている」存在であり、大胆な行動も起こせる人なんですね。ゾクゾクするう。ベトとモツは相棒同士でありながらも腹の底では自分優先であわよくば相手を利用したいと考えているし、ベトとシューは兄貴と弟分として信頼関係で結ばれていて、チャイコとバダはなんだかんだで良いコンビ。モツの交響曲第25番はみんな知らないはずでは?と一瞬思ったけど、リッちゃんは気配りの人だから後から知ったのかも、と考えることにします。それからそれから、司会やナレーションは本来ならバッド君のポジションだと思うのに、今回あえてイケボバージョンのドボちゃん!リッちゃんはもしかして諏訪部さんのバリトンボイス好き?でしたら私とお仲間です、うれしい(笑)。あ、私はひときわ声の大きいファンでスミマセン。勝手に大騒ぎしているだけですので、どうぞお構いなく。それにしても、現在行方不明とはいえ妄想なんだしバッハ様を出してくれてもよかったのでは?バッハ様はきっとウェスタンスタイルがお似合いだと思うの。そしてこれはリッちゃんのせいではないけど、ムジークの持ち弾の格差問題は切ない。第2シリーズに入ってから、つんくさんプロデュースのムジークがまだ一曲も出ていないんですよね。バダジェフスカはごめんなさいとしても、バッハやチャイコフスキーはまだまだ有名曲たくさんありますよ?今後出てくることを期待して良いのですよね?

ウェスタンロイド、私は好きですよ。とはいえ、アナザーワールドは本当に「ごくたまに」やるのがちょうどいいのかも。今回のような妄想や夢オチ、「実はお芝居でした」という展開が、面白いのは「目新しいから」という理由もあると思うんですよね。それにキャラクターデザインを変えることや、いつも使っている背景とは別の背景を新規で用意することは制作スタッフの負担が大きくなるので、全体の影響を考えたら頻発は避けた方がよさそう。でも今回とっても面白かったので、ぜひ第3シリーズや劇場版にて(※今後も続くと勝手に期待してますから)、また別のネタでアナザーワールドをやってほしいです。


以下は思ったことメモ。

  • アバン。いきなり西部劇の荒野。チャンネル間違ってないよね?BGMもいつもと雰囲気違う。初見の時は気付かなかったけど、これは今回のムジークのInstみたい。最初からいきなりムジークの世界。
  • 荒野を馬で疾走するリストさんかっこいい!馬のおでこにハートマークあってカワイイ。ひとまわり大きなハッシーは今回ハゲタカ役なの?
  • ウェスタンスタイルのベトと奏助が対峙してる。「バダには指一本触れさせねえ!」ちょっと声が引きつってるけどガンバレ奏助!木の陰からモツも出てきた。このコスチュームとウインクがよく似合う。悪役ポジションなのに言葉遣いがきれいで良いね。

     

  • いさかいのタネは部屋の取り合いだった件。命がけ。ベト「それが貴様の運命だ!」HELLOのOが落ちた道案内の板にバンバンって銃で穴あいたよ!オープニング曲にのぞき穴から入るって斬新すぎる。
  • Aパート。オープニング曲の間に決着ついたらしい。木にパンイチで吊されてる奏助が哀れ。本来ならハゲタカの餌食になるんだろうけど、Eテレの夕方の番組だから大丈夫。おそらく血を見ることはないから。
  • そこに現れたリスト保安官。馬から降りて奏助に近寄ったら、「余計なことはしないほうがいいぜ。この街にはこの街の掟がある」この良い声はシューさん!悪そうな攻め口調もハマるお声じゃないですか!丸メガネを丁寧に拭いてて几帳面。いやん長い足組んでカッコイイ。口に葉っぱをくわえているのはなぜ?

     

  • 音羽館に用があるリストに、音羽館の近況を説明するシューさん。初見の人にも優しい仕様ありがとうございます。内容はなんかツッコミが追いつかない。おかみ(歌苗)のハンカチ振る絵がツボったよ。

     

  • 扉を足で蹴って入ってきた悪党2人!2人とも悪い顔してる。デスティニー・ベトとモツ・ザ・キッドって名前長い。あのオルガンがあるから、ここは音羽館よね。チャイコとバダ、衣装カワイイよー。次の新曲はこれでいこうよ!

     

  • アナザーワールドでもポンコツ呼ばわりされる奏助かわいそう。「ムジーク出せない」かもしれないけどさ、「ボクフツウ」とでぃーてぃーえむ3曲の合わせて4つも弾持ってるじゃないですか。クラクラの2人より多いじゃないですか。そして今回は西部のクラシカロイドで「ウェスタンロイド」なのね。
  • 一方、リストは馬に乗り立ち去ろうとしてた。「おっとこのまま行かせるわけにはいかねえな」と銃口向けたシューさん良き。みんなの銃はタクトがモチーフなのね。シュー「ベトの兄貴に、誰も街に入れるなって言われているんでね」。きゃー「兄貴」ですってよ奥様!
  • ダブルフランツは決闘だ!そして音羽館でも、ベトとモツがチャイコとバダと闘う流れに。モツはチャイコに銃口向けて「楽しもうね。せっかくの決闘だし」って、ウィンクで既にやられちゃうんですが。

    でもベトから待ったがかかった。チャイコはオレの獲物らしい。大事な場面で内輪もめするのはお約束。足ジャンケンで決めたら?(※たぶん決まらない。)
  • おそるおそる「なんで私じゃつまんないの?」と尋ねたバダきゅん。はっきり言うのをためらうベトとモツは一応紳士ね。「一発屋だからだべ」のチャイコちゃんの台詞に「その通り!」って乗っかったけど。バダきゅんはこの先もずっと一発屋と言われ続けるの…?
  • ベト「ムジークを撃ち合う対決。その名もクラシカ・ドン!」で場面は再びダブルフランツに。2人で背中合わせに立って、「クーラーシーカー」と一歩ずつ歩みを進めて、ドキドキする…。「ドン!」で振り返ったらドンパチやるの?
  • はい唐突にクイズ番組の会場。唐突にイケボの司会。「ザッツ・ミミクリーズ・ショウ! クイズ・クラシカ・ドン!」きゃああ諏訪部さまだわっ!CV諏訪部順一の正しい使い方。声に聞き惚れて説明が入ってこない(※意見には個人差があります)。早押しクイズやるらしいというのは把握。

     

  • 早速問題に。複数の曲を同時に流されると聞き取るのムズカシイネ。ボタン押すのが早かったのはリッちゃん!シューベルトの持ち弾4曲のうち「魔王」で正解!
  • シュー「ベトの兄貴に追いつくために多くの曲を聴いて腕を磨いてきたんだ!」ああこの世界でもブレないシューさんステキ。「ハンガリー狂詩曲」正解でしょ?でも「ブッブー」だったよ。「第2番」まで言って限定しないといけないらしい。自分の曲には厳しいリスト保安官。勝負ありで舞台は元の荒野へ。

     

  • かたや音羽館ではまだ内輪もめが続いてる。なになに?部屋は102がモツで202がベトなの?「今は西部劇の設定だ。ギョーザーとか言うな!」なんて、ベトは役に入り込むタイプらしい。
  • しびれを切らしたバダきゅんがチャイコちゃんの銃を奪ったよ。二挺拳銃でいくの?ムジークの数で「散髪や三発屋」なのね。なんとなく一発屋のほうが強そうな気がするけど。

     

  • チャイコ「それ無理だべ」、モツ「ムジークは本人のしか使えないんだよ」、ベト「つまりチャイコの銃を奪っても、おまえが使えるムジークは『乙女の祈り』だけだということだ」もうやめたげて。バダきゅん泣いちゃったよ。
  • 相棒チャイコちゃんが仇を取ってくれるって。「待たせたべ!」床に落ちている銃を足で踏んで跳ねたのをキャッチするって動作がキマってます。

     

  • チャイコちゃんも応戦するベトもカッコイイ動きだし台詞も西部劇っぽい格好良さのに、結局部屋の取り合いなのよね…。モツが割り込んできて、また内輪もめ。ベト「なんならおまえから始末してもいいんだぞ?」え?そんなもんなのか…でもモツも動じてない。

     

  • チャイコ「2人まとめてきたらいいべ!」きゃあ男前!どうしちゃったの!?ベト「少々卑怯にも思えるが」、モツ「これ以上待ちたくないし」で決まり。勝負の好機は逃しちゃいけないよね。
  • ベト7発にモツ6発、かたやチャイコは2発って持ち弾の格差問題。ムジーク化されていない名曲もたくさんあるわけだから、これはチャイコフスキーがお気の毒。バッハにチャイバダは、第2シリーズではまだ新ムジーク出てないじゃないのよさ。
  • そこに現れたリスト。彼女が3発(ん?)あるから、これで悪党2人を倒すには十分だって頼もしい!モツは「Sheriff」のバッジでリストが保安官だとわかったみたい。チャイバダの顔がぱっと明るくなったね。
  • それにしても、リスト保安官が持っている手配書の似顔絵がひどい。EテレだからくわえたばこはNGだとしても、代わりにギョーザーと焼きミカンですか…。ベトはともかく、モツは全然納得してないみたいよ。「シューベルトめ、しくじったか…」ベトの兄貴は弟分のことをちゃんと自分の弟分だと思ってくれている。うん。

     

  • Dead or Alive !」とドスの効いたリスト姐さんの声。女性一人に対してベトとモツが2人同時にしかも頭に銃口向けたよ。大の男が2人がかり。ターゲットのリスト保安官は強そうだもんね、わかる。ベ「ここから出られると思ったら」モ「大間違いだよ」…なんかカッコ良すぎて撃たれてもいい気がしてきた。

     

  • ここでリスト保安官の横顔の絵で特別なアイキャッチ。銃声に続いて、特にイケボの諏訪部ボイスで「Western Loid」ズキューン!!不意打ちとは卑怯な!!だめ、急所を撃ち抜かれました私…。

     

  • アイキャッチだけ巻き戻してもう一度「ウェスタン ローイド」ああっ何度でも撃たれたい。もう一度(※無限ループ)。息も絶え絶え。お願いいっそもう起き上がれなくして/// パパごめんなさい二次元だから許してね。そして全国のすわべさんファンの皆様ごめんなさい。定期的にジャンピング土下座します。
  • はいはい気持ち悪いですね。アイキャッチを何度も巻き戻して見る(聴く)なんて、第1シリーズから通して観ている私でも初めてです。どうかしてる自覚はあります。自分でもこうなるとは思っていなかったんです本当に…。
  • 気を取り直してBパート。奏助はまだ木に吊されたままだったのね。誰か降ろしてあげて、と思ったけどハッシーと楽しそうにしてるからしばらくはそのままでもいいか?
  • ベトとモツ vs リストで「クイズ・クラシカ・ドン!」先に正解したのはリッちゃん。でもベトとモツも次の出題で正解。ベト「この街で俺達以上に音楽の知識を持つものはいない」すごい自信だ。
  • 「お待たせしました!超クラシカ・ドン!」で、山盛り曲が出てくるクイズが出題された。チャイコとバダはADで働いてた。しかしリッちゃんっょぃ。全部当てたよ。
  • このまま引き下がっちゃカッコつかない男2人。自分達の持ち弾の残りは合わせて5つあり、リストは1つだと指摘して、久々ベトの「フハハハハ!」そこにチャイコちゃん登場。またまた「クラシカ・ドン!」
  • 確かにたった2発(チャイコ)なら、間違いようが無いよね。先にベトが正解して、モツが残りを言ったのに、まさか違う曲だったなんて。背後からバダがとっておきの一発を撃ってきた。「一発屋には一発屋の戦い方がある。覚えておきなさい」がソルティで良い。

     

  • 「たくさんの曲を生み出したこのボクが、たった一曲しかない奴に負けるなんて…」で倒れたモツ。バダジェフスカに対するモーツァルトの台詞としても、なんかバダきゅんお気の毒。でも「ワンショットキル、見事ね」(by リッちゃん)。「おいしいとこだけ持って行きやがって!」のチャイコちゃんもちょっと嬉しそう。
  • 相棒モツが倒れたのに「実はオレもこの瞬間を待っていた!」って、超絶悪い顔して何言い出すのベト!?「音羽館すべての部屋はオレのモノだ!」って、リスト、チャイコ、バダを外に放りだした。
  • ベ「どうせ残弾のねえてめえらに、オレは倒せねえんだ。悔しかったら撃ってみやがれ!」すんごく偉そう。でも次の瞬間、背後から銃を向けられて「お、おまえは…」焦る。きゃーチョっちゃん!今までずっと隠れていて機をうかがっていたの?
  • チョっちゃんのいいお声で「クラシカドン」。またまたクイズ対戦だ。チョ「さあ、当ててみなよ」って言い方がすごく好き。ベトは思いの外動揺しているらしい。冷静に聞けばわかるはずの問題で間違ったよ。チョ「全然ちげえよ、バーカ」が妙にツボに入るんですが。

     

  • ベトが倒れて、外に出されていた女性陣は一安心。でもチョちゃんは別に正義のために戦ったわけではなく、自分が引きこもるための部屋が必要だから動いたし、他の奴らが居なくなるのは好都合という。
  • 「そんなことは許さないわ。(中略)あなたを討ち果たすわ、フレデリック・ショパン!」…リストさんはきっと前世からこの台詞を言いたかったんでしょう?そうに違いない。
  • さて、ここからはチョッちゃんのターン?チョッちゃんは何のムジーク使ったの?音羽館がまるごと木馬で移動する仕様に早変わりして走り出すなんて!むちゃくちゃだけど、ものすごく盛り上がってまいりました。
  • 驚いたのはおかみさん(歌苗)。長いスカートもカワイイ。バッド君も一緒に昼寝してたの?いつも忙しくしているから、本当に休めるときには休んでください。
  • まだ木に吊されていた奏助。ぶつかるー!でも死んでねえー!よかった生きてるー(棒)。ビフォーアフターのおかみさんの態度が変わるのがまた。馬に乗ってリストさんが追いかけてきてくれた。姐さん頼りにしてます!
  • チョっちゃんは追いつかれないよう飛ばす飛ばす。ここで日芽歌ママがワグドボと一緒に大陸横断カバ列車で助けにきてくれたよ!今回出番ないかと思っていた2期追加キャラの皆さん、出てきてくれてうれしい。少し控えめではあるけれど、3人ともウエスタンスタイルだったよ。
  • ぶつかるのを避けるためにUターンしたチョっちゃん。ここ作画がすごい。リッちゃんが迎え撃つ形で「クラシカドン」。

     

  • リ「当然。あなたのことはよくわかってるの」チョ「実はぼくもわかってるんだ」もうもうこの会話!クイズはどっちが勝ってもいいよ。むしろ時間いっぱい引っ張ってほしい。ライバル2人をしばらく見ていたい。
  • チョっちゃんが答える番。音羽館での対決は見ていたから、残り1曲ということで「ハンガリー狂詩曲第2番」。ちゃんと「第2番」まで言ってる。でもこれって確か?リッちゃんが口元だけで笑って、音羽館が爆発。勝負あり。

     

  • 奏歌チョ、よかった生きてるー。しかもちょっと埃にまみれた程度で済んでる。チョっちゃんが前髪あげておでこを見せてくれる図は激レア。奏「ハンガリー狂詩曲はシューさんのときに使った。なんかうっすら覚えてる」で、チョ「計算が!まさか」。

     

  • リ「そう。私には4発目のムジークがある。それこそこの世界をつくり、私に悪党どもを打ち倒す力を与えた曲。その名はメフィスト・ワルツ第1番」やったあ新ムジークキター!
  • パッド君解説ありがとうございます!カッコイイムジークが流れる中、「さらばだ子猫ちゃん」とリスト保安官は馬でどこかへ駆けていった。「フラーンツ!キャムバーック!」おかみさんの声が荒野に響いてまるで西部劇(※いえ今回は確かに西部劇)。
  • リスト「正義のためなら悪魔とも契約しよう。その力を使い、悪党どもを打ちはたす。人は私を悪魔の保安官と呼ぶ」。なんか入り込んでる。画面の縦横比率まで洋画のそれになってる。
  • 歌「はいはい、もういいから。カムバック、リストさん」おや?いつもの音羽館のリビング。リッちゃんは乗馬マシンインナーマッスル鍛えてる。ムジーク衣装で帽子だけ保安官のをかぶってる。楽しそう。

     

  • せっかくいい気分だったのに、子猫ちゃんにやめるよう言われて「ちぇ」ってなったリストさん。テーブルには「荒野の女用心棒」のDVDが。リストさんはダイエットしてたのね、もったいない。子猫ちゃんはダイエットよりももっと食べて欲しいくらい。
  • エンディング。荒野を馬で疾走するリスト保安官!いつものロイド達の絵は背景に薄く映し出されています。それにしても挿入歌が多いよ今回。

     

  • 次回予告。話が動く6の倍数回はやはりワーグナーが動くんですね?そして新ムジークも来る!?もしかしてバッハ様や響吾さんにも会えるの?楽しみです!




♪ムジー
Mephisto Sheriff ~メフィスト・ワルツより~
アーティスト:浅倉大介(Vocal:玉置成実
作詞:麻倉真琴 作曲:フランツ・リスト 編曲:浅倉大介

♪ムジーク効果(私見
リストの妄想の世界を創り出し、その中ではリストは悪党どもを討ち果たす力を持つ。「ウェスタンロイド」に限定なのか、それとも別の世界観でも可能なのかはわかりません。


♪今回(第17話)のマイベスト・ベト
今回の役回りは完全にヒールだったので、悪そうな顔がイイ!でもそれだけじゃない。

 

銃を構える姿はどれも好き。これはリスト保安官に狙いを定めたとき。

 

相棒モツが倒れたときのゲス顔。

 

勇ましいこと言ってたのに、ふいに背後から銃を突きつけられ「あっ…」というときの声と表情が良い。

 

冷静を装っているけど、顔に汗うかべていて動揺が隠せない。落ち着いていたら答えられるはずの問題を間違う。こんな表情は新鮮。


♪今回(第17話)のベト歌
直接的な絡みはなくとも!たとえ全部リッちゃんの妄想だとしても!

 

「女のために命を張るとはいい度胸だな、小僧」。
この台詞が流暢に出てくるということは、身に覚えがあるに違いないって。


「ヴォルフがいなくなれば、奴の部屋も、いいや、音羽館すべての部屋はオレのモノだ!」
当然「おかみさんも」なんでしょ?リスト、チャイコ、バダは追い出したけど、おかみさんには手を付けてないし。横暴、だがそれがいい
 

 

 

コスプレ回としては1期16話(『クラシカロイド』第16話 働け!ベト モツ 感想)も楽しい♪DVD&ブルーレイの5巻に収録。ここでちらっとウエスタンスタイルは出てきたんですよね。今後、今回のようなお話を企画するときは、893を膨らませて任侠モノなんていかがでしょう?バッハ様がドンで。

 

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『クラシカロイド』第16話(第2シリーズ) 未知との再会 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

前回はお相撲さんになって思いっきり体重増加したにもかかわらず、1週間であっという間に元通りのスリムな体型に戻った男性ロイド達と奏助。今回はベトになにか異変が起きるようです。第2シリーズに入ってからは「普通にカッコイイベト」のほうがレアな気もしますが、さて今回はどんな表情を見せてくれるのでしょうか?しかと見届けましょう。

第16話(第2シリーズ) 未知との再会 (2018/01/20 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP


♪感想(レビュー)
ごめんなさい。良かったと思える点はあるものの、概ね今回のお話は私の肌に合わなかったみたいです。好みや解釈の違いによってファン同士がケンカするのはつまらないと考えていますので、不愉快になると察したかたはどうぞそっとページを閉じて下さい。前回のお相撲回だって、私は思いっきり楽しめましたが、どうしても受け入れられない人もいたことは承知しています。だから、善し悪しではなく合う合わない。それだけのことです。自分の考えが絶対に正しいとは思っていないし、異なる意見だって尊重します。ただ、ここは私が書くブログなので、私が思ったことは率直に書いておきたいと思います。気付かないふりや誤魔化すことはしたくありません。ご理解頂ける方のみ、以下お進みください。例によって長いです。

まずはよかったところから。なんといっても「ベトが自分の耳で『第九』の生演奏を聴けたこと」。史実ベートーヴェンが初演した際はほとんど耳が聞こえなくなっていたはずなので、ベトは現世で自分の曲を「ちゃんと聴ける」のがどれだけうれしかったか。涙を流して大感激していたのも良いです。市民楽団の演奏なので注文つけようと思えばいくらでもあったはずなのに、そうはしなかったんですよ。もちろん原曲は素晴らしいし「さすがオレ」という気持ちはあったとは思います。そこを差し引いても、楽聖ベートーヴェンの記憶を持つベトが演奏にスタンディングオベーションしたのは評価したいです。音楽を聴く姿勢、私もかくありたいと思います。

そしてシューさんの先輩への愛!自分が知っている先輩ではなくなっているのに、その先輩に尽くす。でもその実「無償の愛」なんてきれいごとではなく、例えば大岡裁きでは絶対に手を離さないとか宇宙に帰って欲しくないから外に出さないとか、「先輩のおそばにいたい」エゴが透けて見えるわけです。すごく人間くさくてイイ!今回のシューさん、私は好きですよ。一方でベトの意思を尊重するモツも好き。シューさんとは考えが違っても、モツらしいこれも愛ですよね。シューさんの先輩命の姿勢もモツがルー君を大事に思う気持ちも、まだまだ発展する可能性があるなと感じたのでそれはよかったです。あとこれは本来当たり前のことであってほしいのですが、「シューさんお帰りなさい」(by大家殿)を初めて聞けたのがうれしかったです。ベトだって、宇宙人かぶれしているシューさんを「安定のシューベルト」と認識していたんですよ!ちゃんと後輩のことを見ているじゃないですか先輩。よかったね、シューさん。ちなみにロボシューさんのオチは、別作品のパロディだとツイッターで見ました。私はSFもアニメも詳しくないのでウラがとれずハッキリ明記できませんが、元ネタを知っているかたには面白かったのかもしれません。

宇宙船から落っこちてきた赤ちゃん宇宙人、カワイイ。迷子になって心細かったね。ベトに取り憑くまで何も食べずにいたのかな…。赤ちゃんだからビームの制御がうまくなくてコンサートホールや音羽館食堂を破壊しちゃったけど、お迎えに来た宇宙船がちゃんと元に戻すビームで修理してくれてよかった。良い星の下に生まれたのね。第1シリーズの大団円でも思った通り、地球に音楽を聴きに来た宇宙人の皆さんはきっといい人達。え?でもシューさんをこんなに変えちゃって、なにそれコワイ…と思ったけど、誤解よね?こんないい人達だもの。勝手にシューさんを魔改造したわけじゃなくて、シューさん自身が望んだから協力しただけよねきっと?シューさんは最後のほうで先輩は宇宙人だと思い込んでいたようだし、コビトカバにもなりたがったくらいだからおそらく宇宙人にだってなりたいと思うはず。うん。

はい、ここからは気になったことを書きますよ。堅苦しいクラシック音楽を身近なものにするために「攻めていく姿勢」こそ『クラシカロイド』らしさだと私は考えています。今回は確かに絵面的には奇抜だったかもしれません。しかしお話自体は「攻めている」とは思えませんでした。むしろ逆で「守りに入ったな」と感じたのです。ハッキリ言わせてもらうと今回の主要なネタは「今までやってきてウケがよかった部分の二番煎じ」なのでは?第1シリーズの最高のフィナーレだった宇宙人、シューベルトの子守歌ムジークによる赤ちゃん返り現象、そして裸。個人的には守りの姿勢による「嫌われない努力」は好きになれません。今現在の「声が大きいファン」のためだけに特化した方向に進むのは、本当にやめてほしいです。なぜなら一部のファンのマニアックなニーズに応えようとどんどんエスカレートしていけば、新規ファンが増えないのはもちろんのこと、既存ファンだってマニアックさに辟易した人から一人また一人と離れていき、ひいては番組そのものの衰退につながると思うからです。そんな悲しい末路は見たくない。だから制作スタッフの皆様は「あなたたちが好きなものをうんと強調しました」なんて、ファンに媚びないでほしいのです。こちらの顔色はうかがわなくていいから、私達素人には考えつかないような常に新しい挑戦をしてください。だって今までそうしてきたじゃないですか!だからこそ第1シリーズは回が進むにつれファンが増えていったのですよね?新たなチャレンジをおそれずに突き進めば、ファン層は必ず広がっていくし、それこそが「クラシック音楽を身近なものにする」という本来目指すべき道なのではないですか?私は『クラシカロイド』はずっと良い形で続いて欲しいと願っているからこそ、今回のお話は納得いかなかったのです。そして、私はまだ希望を捨てたくはありません。

さて。もう裸はお腹いっぱいよママン…。個人的にロイド達は裸や裸に近い格好よりも、ムジーク衣装を隙無くビシっと着こなしている姿のほうがセクシーだと思うので、こんなに頻繁に脱がれると興ざめします。しかも今回は裸である必然性はまったくなかったわけで。ついでに言うとモツのおならもいい加減しつこい。面白ければいいじゃん?いや面白くないのよ飽きちゃって。赤ちゃん返りだって、1期4話ではほんの一瞬だったからカワイイと思えたし笑えたのに、今回はずっとあれじゃツライ。宇宙人が取り憑いている設定だったので「これはベトではない」と自分に言い聞かせてなんとか見ていたものの、正直あんなベトさん見たくなかったです。もちろん常にカッコイイ必要はないんですよ。カフェインロイドなんかは私大好きですし。ただ第2シリーズに入ってからワーグナー中心のストーリー展開で出番が減っているため、そもそも「普通にカッコイイベト」に飢えている状態で、奇抜な赤ちゃん返りを見せられてもおいしく頂けませんでした。しかも奇しくも時事ニュースでとある音楽プロデューサーの引退が報道されたばかり。きっかけとなった不倫疑惑の背景には、「少女になった妻」への介護疲れがあったのだろうと言われていますよね。普段気付かないふりをしている「ある日突然愛する人が赤ちゃんになったら」を考えて悶々としていた矢先だったので、もう全然笑えなくて。もちろん放送予定は前々から決まっていることなので、タイミングが悪かったというのはあると思います。でも健康な大人が突然赤ちゃん返りするなんてそもそもデリケートな問題であり、コメディーには向かない題材なのでは?宇宙人に頼ってシリアスにはしていなかったけど、そうなるとあの宇宙船が来ているのになぜバッハ様が出て来ないの?と別の疑問がわいてくるし。個人的には、第1シリーズの最高のフィナーレだった宇宙人との出会いは、最高の記憶のままそっとしておいてほしかったなという想いもあります。


以下は思ったことメモ。

  • アバン。いきなり第九のコンサートだ!ちゃんとした音楽アニメだ!ベト、前世で自分が指揮したときは聴けなかった曲を今は聴けるのよね…本当によかった。でも席で思わず指揮しながら指示の声まで出ちゃってて、周りの人が迷惑そう。奏助は大迫力の第4楽章でよく寝られるな…。
  • もしかしてベトは背後から狙われている?奏助は自分の鼻提灯がはじけて目が覚めたとか。「ブラボー」言ってるけどせっかくの第九の生演奏を聴かなかったのはもったいない。ベトは涙を流して大感激で「アンコール!」…え?何か波動が出てる?
  • Aパート。夜の音羽館。バダきゅんのイモジャーは板に付いたね。チャイコちゃんはおやじ服だけどカツラとヒゲはなし。テレビでは例のコンサートホール爆発のニュースやってる。けが人なしは幸いだけど、それって本当に爆発?
  • 奏助も爆発に気付いてなかったって言ってるよ。それぞれゲームをする奏助にチョっちゃん。間にいるドヴォちゃんカワイイよー。チョ「クジで当たったタダ券で怪我がなくてよかったね」の前半は余計なんじゃ?

     

  • リッ「でもアイツのほうはおかしいわよ」のアイツとはベトのことね。歌苗「晩ご飯も食べなかったし…」と食事の心配をするあたり、みんなのママン。
  • モツがベトに「プップー」とオナラの真似させてる。モツを痛めつけるシューさんのやり方がアレ。モツの反応を見る限りお互い慣れてそう。

     

  • ベトが自分が知っている先輩じゃなくなっているから、シューさん泣いてる。リッちゃんの赤ちゃん返りムジーク?に「それならみんな一緒にかかるはず」チョっちゃん冴えてる。「これはベトだけ頭リセットされてる」チョっちゃん言い方!
  • ほらシューさん怒っちゃった。あくまでゲームのたとえばかりを持ち出すチョっちゃんだけど、「育て直し」がシューさんに響いたみたい。消灯時間で皆様おやすみなさい。
  • 赤ちゃん返りしているベト、モツとの相部屋で普段着のまま寝てる。モツのオナラがいやだったのはわかるよ。でもなぜにそこで服を脱ぐの?そして朝チュン。部屋が無いシューさんは相変わらずリビングのソファでお目覚め。
  • 黒のボクサーパンツに赤いスカーフのベトが一人でお外に出てる。赤いスカーフがよだれかけに見える。ベトがハッシーに近づいたら後ずさりされてるよ。近づきすぎたらガブってやられたよ!
  • で、今度はドヴォちゃんにぶつかったのね。竪穴式ドヴォちゃんハウスが引き続き使われている件について。
  • ベトはドヴォちゃんがこわいの?ドヴォちゃんを怖がらなくてもいいと諭すシューさんは優しい。でもね、ドヴォちゃんの顔はコワくないよシューさん。ドヴォちゃんもショックを受けてるじゃないのよさ。
  • 他の住人がパジャマ姿で出てきたので、まだ朝早いらしい。「先輩を育て直す」宣言のシューさんの後ろで、涙するドヴォちゃんをなでなでしているベトはいい子。

     

  • あら?チョっちゃんはゲームのいいところでリセットされちゃったの?「セーブはこまめにね」って自戒してる。ゲームに例えるのがいやなシューさんは熱くなってる。モツも教育ママンする宣言で、なんか盛り上がってきた。
  • 朝食。フォークでソーセージを食べるやり方を先輩に教えるシュー先生。「うーまーいー」でビーム出した時点で、ベトが別人になっていることに気付こうよみんな。みんなが割と冷静なのは、火炎放射器で慣れているせい?
  • 大家殿は学校に行く時間。モツのおっぱいも大概だけど、シューさんの手足あげる体操も一体何がやりたいの(笑)?ブリッジ上手!ただ手首痛めそうな手の付き方だ。ちょっとだけ心配して見ていた歌苗ちゃんも、遅刻しちゃうから細かいことは気にしちゃいられないよね。
  • 昼食。ひび入ったガラスのテープ補修が痛々しい。今度は豆を使って先輩に箸の使い方を教えるシューさん。シューさんだって最初は箸を使えていなかったから感慨深い。元教師のシューさんは「褒めて伸ばす」タイプね。そして先輩の「うまい」ビームを未然に防げるようになってる。
  • 今度はモツがナンパを教えるって。「イッショニ オサンポ」でドヴォちゃんともハッシーとも仲良くなれて、なんだかほほえましい。シューさんも止めるわけじゃなくて様子を見守っていたし。

     

  • 夕食はもう何の問題も無く上手に食べられるようになっているベト。泣いているシューさん、よく頑張った。夜が更けても、暗いリビングで鍵盤ハーモニカを教えていて、シューさんはもう四六時中ずっと先輩のおそばを離れない。ただ、赤ちゃんベトはもうおねむみたい。
  • 眠った先輩にちゃっかり膝枕しちゃうシューさん。「先輩。私は幸せ者です」そうよね。いつもの先輩は後輩に対しては塩対応が基本だもんね。「こんなに近くにいるのに、先輩の心はとても遠くにあるような気がして」わー切ない。

     

  • チョっちゃんの「元に戻る確率って超レアかも」を思い出したりしてウトウトしたシューさん。気付いたら先輩がいない!そう、赤ちゃん育てるのってこんな感じ。四六時中一緒にいてずっと世話を焼いていて、疲れたらいつの間にか一瞬寝ちゃう。でもその隙に赤ちゃんがどこかに行ったりするからね。
  • 先輩は一人屋根の上で鍵盤ハーモニカ弾いてた。ため息まで。とりあえず寒そうだから服を着て欲しい。ああ、1期11話の家事回で屋根に登るのをあんなに怖がっていたシューさんなのに、先輩に寄り添うために屋根の上に…。
  • 先輩が弾いてた鍵盤ハーモニカを借りて第九を奏でるシューさん、さすがお上手。後輩を羨望のまなざしで見てハミングしていた先輩、え?タクトを手に!?なんかビーム出たよ!?これは元の身体の持ち主であるベトの力なの?それとも宇宙人が出すビームなの?

     

  • 赤ちゃん語の意図を汲むシューさんはすっかりママン。まとめると、赤ちゃんベトはおうち(宇宙船)にデンワして、お空(宇宙)から「イークーヨー」と返事があった。日没に山頂に迎えに来るらしい。ここでアイキャッチ
  • Bパート。夕方、奏助が音羽館に遊びに来たら、シューとモツがベトの取り合いで引っ張り合いしてる。「ナンパの実習」はドヴォちゃんで練習したのを一般の女の子でやってみると予想できるけど、シューの「お楽しみ会」の内容がとっても気になる。
  • パッド君「大岡裁き」の解説。いつもありがとうございます。モツもシューも全体に手足を離さないから、どちらもママンの資格はないでしょ。そこに歌苗ちゃんが帰ってきて万事解決。小娘は音羽館のママン。
  • モツとシューが正座説教されてる。モツの「スンマセン」と表情が好き。シューさんは「先輩を外に出したくないんです」から、ベトが宇宙に帰ってしまうって言ってる。

     

  • トランプ遊びにはベトも入っているのね。バダ「ベトって宇宙人なの?」に、チャイコ「んなわけねえべ。みんなもれなく音羽博士の作ったクラシカロイドなんだから」がぐうの音も出ない。ファイナルアンサー。
  • ベトを宇宙に帰らせたくなくて外に出したくないシューさんに、「なんかわけわかんないけど」と前置きした上で「ルー君がどうしてもって言うなら、それもう止められなくない?」というモツ。シューさんじゃなくてもハッとさせられるセリフ。
  • そこにいきなり警察が踏み込んできた。モツ「お迎えってこれ?」シュー「違う!」がじわる。コンサートホールの爆発、中心人物がベトだったとわかって事情を聴きに来たらしい。それにしても大人数で随分威圧的。まずは事情を聴くだけだからこんなに人数いらないし、言葉遣いだってこわがらせちゃダメ。
  • ベトと一緒に写真に写っていた奏助、爆破騒ぎを黙っていたのは「バレたらベトさんが困るだろ?」むむ。優しいんだかなんだか。警察官に「ムジーク」って説明したところで通じなさそう。
  • ソファの陰に隠れているベトとシューとモツ。ベトは日暮れが近いから外に出たがる。シューは「ずっとここで暮らせばいいじゃありませんか」と先輩を絶対に帰したくないみたい。シューさんにとって、自分と大家殿とペットの鳥とカバが特別で、他はその他大勢らしい。いやこれは赤ちゃんベトが特に慕っている人をピックアップしただけかも。自分を外さないあたりはさすがシューさん。
  • モツ「ぼくに任せて!」。レクイエム久しぶりだ!警察官たちを止めておいて「行かせてやろう?あいつらにルー君を渡していいの?」胸熱。シューさんも警察に渡すのは論外、と考えて先輩を連れ外に。
  • あの、水を差すようで申し訳ありませんが、警察官を悪者にするのはちょっと。小さなお子さんと一緒に見ている保護者の方は「おまわりさんはこわくないよ。逃げるんじゃなくてきちんとお話ししよう」と教えてあげてください。
  • 馬男と牛子が実在していた件について。ところで1期7話レクイエム回にいた、ハマゴンの山でデートしてたカップルは元気かな?
  • シューさんは盗んだバイクで走り出す(違)。人が乗っていた自転車を無理矢理借りました。Eテレの番組が一人乗り自転車に2ケツするのはさすがにダメだったのかも。ちゃんとヘルメット着用の上で、二人用自転車ですよ。
  • モツ歌苗奏助が外に出て、今度はチャイコちゃんの白鳥の湖ジークキター!警察官たちと残った住人もろとも音羽館に結界を張ったよ。相変わらずハッシー(※ロットバルト)でかっ!
  • 急な坂道なのに、大の男二人が乗る自転車をひとりで漕いでいるシューさん、キツそう。うしろに乗るベトはいつのまにか手にタクト。パトカー追っかけてくる。音羽館に踏み込んだ人達以外に待機部隊がいたのかな?
  • 「もうだめだ…」と思ったら、田園ムジークキター!自転車をロボに変形して突っ走る。空も飛べちゃう。なんて便利なムジークなんだろう。赤ちゃんになっててもムジークだせるベトすごい。

     

  • シューとベトが山頂に着いたら、例のロボは自転車に戻っちゃった。地面に投げ出され、身体でレンタサイクルを受け止めたシューさん。さすがモツは元ハマゴン、山道慣れててあっという間に山頂へ。ここ、1期7話でレクイエム発動した場所よね。
  • 懐かしい宇宙船がやってきたよ。「ズット マイゴ」…回想で出てきた赤ちゃん宇宙人カワイイ。ペンラ両手に持ってる。聞き覚えのある第九にひかれて、しかも見覚えのある人を見つけてよかったね。ターゲットに奏助じゃなくベトを選んだのはなぜ?

     

  • 経緯が分かったモツ歌苗奏助は納得したみたい。歌苗ちゃんは制服着替えるヒマがなかったのね。あら、シューさんいない?

     

  • 宇宙船の光を受けるベトが神々しい。ちょっと気を失っていたシューさん、今頃気付いたみたい。でも宇宙人の説明を聞いていなかったから、ものすごい勘違いをしてる。「置いて行かないでください。ベートーヴェン先輩がいない星など、私には意味が無いのです!」ブレない。

     

  • ベトの身体は残って、赤ちゃん宇宙人だけ回収されたにもかかわらず、光に飛び込んだシューさんは丸ごと持って行かれちゃった。破壊した場所は補修して帰るUFOの皆さん素晴らしい。「マーターネー」で顔文字まで。「さようなら」じゃなかったということは、また来るのかな?
  • 「ブラァボー!」「流石オレ!」元に戻ったベトの気持ちはコンサート会場から続いているみたい。やっと我に返って「なんだこの格好は!」でめでたしめでたし。めんどくさいルー君が戻ってきましたよ!

     

  • シューさんがいないことに気付いた奏助はいいやつだ。シューさんは気付いたら宇宙船にいて、宇宙人に囲まれているなんてコワイ。

     

  • 数日後。馬男と牛子に自転車を返したのは誰?庭の雑草は火炎放射器で燃やそうとするベトもそれを止める歌苗も通常営業だ。きっとシューさんがいないから草むしりする人がいなくて、とりあえずベトに頼んでみたのよね。頼む相手が悪かった。かといって他のメンバーもちゃんとできるかどうかあやしいけど。
  • そこに上の方からビームが来て、もさもさ生えてた雑草は一瞬で消えちゃった。そりゃあビックリするよね。シューさんっぽいロボが来たよ。3人のポカンとした顔が好き。「シューさん、お帰りなさい」と言ってくださりありがとうございます大家殿。

     

  • フレンドリーに歩み寄ったモツにビームだなんてひどい。大家殿と先輩には丁寧な挨拶をするのに、「モーツァルト ザマアミロ」。ロボっぽい外見としゃべり方だけど、やっぱりシューさんだ。先輩も「安定のシューベルトだ」って言ってる。

     

  • ロボシューにはひどい目に遭わされたのに、変わらず親しげに接するモツってステキ。しっかし、カウントダウンして「ポポーウ」って飛び立つなんて、どんな魔改造されたのよシューさん!?でも大丈夫、来週には元に戻っているはずだから。そんなアニメだから。

     

  • エンディング。第1シリーズでよくお世話になった田園ムジークだ!オチを引っ張ってシューさんロボが…でもすぐにあの二人乗りカップル用自転車の絵に。シューさんよく頑張った。最後には田園ロボになって夜空を飛んでいってくれたよ。無数に降る星と満月がキレイ。
  • 次回予告。リッちゃん回で西部劇!?予告のセリフだけで既にカッコイイですリスト姐さん。ベトとモツだけじゃなくシューさんも悪そうな顔してるから期待!そしてムジーク原曲は…ゴメンナサイ私は知らない曲です。予習します!


♪ムジー
※新規はナシ。


♪今回(第16話)のマイベスト・ベト
いわゆる「カワイイ」のは入れていません、ゴメンナサイ。

 

第九の演奏で思わず指揮しながらぶつぶつ言っているところ。

 

感激のあまり涙を流すところ。

 

鍵盤ハーモニカを奏でる横顔。

 

警察が見せてくれたこの写真は開演前のものかな?満面の笑みでピースしている奏助とは対照的。

 

宇宙船を迎える表情が神々しい。

 

なんでも炎(物理)で解決する姿勢、さすが先輩。


♪今回(第16話)のベト歌
シューさんの愛あふれる回ではありますが、歌苗ちゃんが今回もしっかり頑張ってくれました。

 

引っ張り合いを終わらせたとき。歌苗ちゃんはベトを守る。正座説教時のセリフ「ベトは今こわがりなんだから、こわがらせちゃダメでしょ!」もうこれは母の愛。

 

夫の無茶な庭仕事を全力で止める妻(※違います)。安定の夫婦漫才。

 

 

“ClassicaLoid” presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC No.3-アニメ 『クラシカロイド』 で “ムジーク”となった『クラシック音楽』を原曲で聴いてみる 第三集-

“ClassicaLoid” presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC No.3-アニメ 『クラシカロイド』 で “ムジーク”となった『クラシック音楽』を原曲で聴いてみる 第三集-

 

 

原曲集3は2枚組になっていて、一枚はまるまるフルトヴェングラー指揮による第九。久しぶりに聴いてみようと思います。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『クラシカロイド』第15話(第2シリーズ) どすこい音羽部屋 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

今回は初めてのお相撲回!ベートヴェン、モーツァルトショパンシューベルトワーグナードヴォルザークといった、著名な音楽家の名前と自我を持つ生命体たちがほぼ裸でぶつかり合います。『クラシカロイド』ってクラシック音楽の番組じゃなかったっけ?と誰もが感じる疑問はいったん脇に置くことにして、Eテレの教育アニメが私達視聴者に課すこの試練(?)、受けて立ちましょう。どすこーい!

 

第15話(第2シリーズ) どすこい音羽部屋 (2018/01/13 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP


♪感想(レビュー)

はじめにおことわり。私はお相撲に関してはまったく知識がありません。相撲関連のネタや細かな設定には気付けないため、申し訳ありませんが「ためになる知識が身につく」といった期待にはお応えできません。ただ今回はお相撲に詳しいかたにはたまらなく楽しいネタがたくさんあったようですよ。ツイッターで詳しく解説してくださったかたのおかげで、私も再視聴時にはより深く見ることができました。

それでも何の予備知識もない初見であっても、十分楽しめる内容になっています。クラシック音楽にしても大相撲にしても「知っていればより深く楽しめるし、まっさらな状態でもそれなりに楽しめる」というのが、案外今回の裏テーマかもしれませんね(※割と真顔で)。確かに、「月光」をトイピアノで奏でた直前のスヌーピーのほうが「音楽」アニメらしかったのは否定しません。でも今回は間違いなく『クラシカロイド』らしい回だったと私は思うんです。これはあくまで個人的な解釈ですが、『クラシカロイド』は「大まじめにバカ(語弊)をやることで堅苦しいクラシック音楽へのハードルを下げる」ねらいがあると考えます。今回は「クラシック音楽」からは少し離れたけれど、伝統ある相撲を取り上げたことで、あまり相撲になじみがない人に興味をもってもらうきっかけにはなったはず。それも教育番組にありがちな「説教臭い」やりかたではなく、あくまで「笑える」コメディーでやるところが『クラシカロイド』らしさ。他ジャンルにも適用可能な『クラシカロイド』モデルは大成功なのでは?と思えたのが今回の一番の収穫かもしれません。あと、たまたまでしょうが角界は最近トラブルの話題が続いていたので、こんなふうに明るいアニメが暗いイメージを吹き飛ばしてくれるといいなと思いました。もちろん、『クラシカロイド』ファンとしては一つでも多くの新ムジークを聴きたいのが本音ではありますが、今回は既出ムジークを大胆な使い方してくれたからOK。ムジコレ収録曲数や登場順など制作側には大人の都合があるのですよ、きっと。新規ムジークのない回が中だるみするくらいなら、思い切っていつもと違うことをやるのはアリだと私は思います。

それに、制作者サイドが思いっきり楽しんで作っている番組は見ていて本当に楽しい。無茶なストーリーといつもとは違うキャラ達のビジュアルに負けず、作画は本気だったし。

ご、ごっちゃんです!

それから声優陣が普段は出さない種類の声をノリノリで発して下さっていて、現場はさぞかし楽しかったんだろうなと伝わってきたので、なんだかこちらもうれしくなりました。あとは今期の全体ストーリー構成の中ではワーグナーの「出来損ない」トラウマが結構重いわけですが、今回はそれに明るく立ち向かえていたし、音羽館メンバーは敵ではなくみんな小僧のことを受け入れてくれたし、少しだけ安心しましたよ。今はちょっぴり反抗期で「革命」に余念が無いけど、いつでも音羽館に帰ってきていいのよワー君。現在行方不明のバッハ様も必ず音羽館に戻ってきてくださいね。体格的にさぞかし力士姿がハマったであろうバッハ様が、今回いなかったのは残念。忘れちゃいけない、三弦が出てこなかったのもちょっとさびしかったっす。きっとマネージャーとして、スーパーアイドル・ワーグナーがあけたスケジュールの穴を必死に取り繕うのが大変だったっんすね?


以下は思ったことメモ。

  • アバン。やけにリアルな大相撲中継はさすがNHK。テレビ画面に重なった絵は紙相撲か、懐かしい。息で吹き飛ばす反則は基本よね(笑)。チャイコちゃんとバダきゅんはヒマを持て余しているらしい。

     

  • アイドル活動に忙しいワー君の食事の心配をするあたり、歌苗ちゃんはよき姉。相撲を見ていた日芽歌ママの表情、なにか企んでるよ。とても心配…。
  • Aパート。いきなり「音羽部屋」の看板があって、ハッシーが首かしげてるよ。「というわけで」と唐突に相撲大会を開催することを伝える日芽歌さん。ドヴォちゃんは今回は日芽歌さんにつくことにしたの?音羽館の男性陣5人は参加が決まっているって、勝手にそんな強引な。
  • 男性ロイド達は当然ながら相撲を知らない。なぜか知っているチャイコちゃんとバダきゅんは紙相撲を見せる。チョ「トントン…すればいいの?」うんそうなるよね。チョっちゃんの手がピアノ弾く手になっとる。
  • チャイ「リアルにこれをやるんだべ」に、「えー!」となったにもかかわらず、「トントントン」って言いながら紙人形のマネする大の男3人がカワイイ。

     

  • やっぱりここはパッド君の出番よね。動画付きの解説あざます!ドヴォちゃんは大興奮だけど、ベトシュチョは顔面蒼白。シュ「ほとんど裸…」って、誰よりもあなたが一番脱いでいる気がする。人が嫌いなチョっちゃんは想像しただけで気絶しちゃった。モツ「お尻丸見えだねー」と余裕だけど、モツも含め男衆全員やるんですよ?

     

  • パッド君とドヴォちゃんの相撲好きはいつから?もしかして前回の新幹線旅行中に一緒に動画見たりしてた?「すばらしいことじゃない」とルンルンで頬を染めている歌苗ちゃんは「優勝賞品に目がくらんだ」ってわかりやすい。
  • バダ「ひょーしょーじょう!」はなんか昔きいたことある。賞品豪華だなあ。牛肉に米は魅力よね。ギョーザーはハママツならではなの?お詳しいかたの解説(ツイッターにて)によると、巨大マカロンの中身は普通サイズの詰め合わせだそうですよ。

     

  • 歌苗ちゃん「絶対優勝してよね!」を、ベトシュチョはけんもほろろに断る。当然と言えば当然。奏助も3人について行こうとしたけど、「ワタルちゃんをぎゃふんといわせてほしいの」ここできた日芽歌さんの人心掌握術。
  • ベト「小僧を」シュ「ぎゃふんと」チョ「言わせる?」みんな無駄にイケメンでイケボ。3人ともそれなりにワー君に恨みがあるもんね?

     

  • 調子に乗っているのはその通りだとしても、ぎゃふんといわせるのは乱暴では?と歌苗ちゃんは言いたかったのかな?おばちゃんも賛成。でも、動画の「か・く・め・い・さ(ウィンク)」を見たらなんかわかった。パッド君を壊す勢いのチャイコちゃんとバダきゅんほどじゃないけどね。

     

  • リストさんの「昔の私を見ているようだわ」に乗っかるかたちで「いまのうちに鼻っ柱をへし折っておかないと大変なことになると思うの」とは、日芽歌さんは人を懐柔するのがうまい。モツシュベトはその気になったね。
  • それでも断るチョっちゃんはやっぱり自分のことがわかっていると思うの。でもバダチャイのどすこいどすこいに押し切られるカタチで、とどめは親友リッちゃんの「チョっちゃんもね」で、やることに。逃げられないのってツライ。
  • 娘に「ワタルちゃんを呼んできてくれる?」と頼みつつ微笑む日芽歌ママ。おそらく娘より時間ありそうだから自分で行くのをおすすめします。
  • そしてアルケー社前では、車で戻るのを待ち構えていたファンにかこまれるワタルちゃんが。「か・く・め・い(アハッ)」腹立つ(笑)。ファンのかけ声は「レボリューション!」なのね。どんなに人が多くても、姉さんが来ていることに気付いてくれてうれしいよ。
  • ついこの間まで仕事部屋だったところが応接間になっていて、クロちゃん用のビニールプールも撤去されてる。「ちゃんとご飯食べてる?」から始まって、今回のキモである相撲に誘う姉さん。カワイイ弟は動画見たら青ざめてるよ、ここで無理矢理誘うのはどうかと思うよ。

     

  • 殺し文句「私はただ、ワー君が帰ってきてくれたらうれしいなって」うっわ!もしかして歌苗ちゃんは目的のためには手段を選ばないタイプ?その言葉がたとえ本心だったとしても、言うなら交換条件がまったくない状態で言ったほうがいいと思うの。

     

  • 翌朝。朝靄がかかるまだ薄暗いうちに音羽館に一人で来たワー君。男衆はみんな細い身体のまま白いまわし姿で朝練してたよ。チョッちゃんは特に細いけど、割と身体柔らかいみたい。パッド君が親方なのね。カツラに座布団って、カタチから入るタイプ。「おかみさんって呼びなさい」という日芽歌さんも役に入りこむ性格みたい。
  • うむを言わさずワー君はパンイチにされて新弟子検査。「身長140cm、体重35kg」はちょっと細めかな。「合格」だったけど、不合格っておそらくないんでしょ?ワー君は必ず入れなきゃいけないんでしょ?

     

  • 見学に来ただけのはずなのに、いつのまにかまわし一つにさせられてもじもじするワー君が不憫。うしろからお尻ドアップはやめたげて。他のメンバーはチョっちゃん含め既に乗り越えているのも謎だけど。元舅の「何着ても似合うわね」がハイライト。

     

  • ドヴォちゃんは自分が相撲を取りたくてうずうずしているのね。モツベトシュは止めたけど、バッド親方の鶴の一声でやらせてもらうことに。それにしても、ほとんど裸の状態であっても、ベトはスカーフ、シューは蝶ネクタイは外さないのね。

     

  • 塩をまく姿、ベトもドヴォちゃんも板に付いてるね。え?組む前からドヴォちゃんの負けなんて!手をついたからの「手」はきっと前足。親方の「あきらめろ」で奈落の底に突き落とされてかわいそう。「ドヴォちゃんの場合、4本とも全部足なんじゃ…」奏助は常識人。

     

  • 帰ろうとしたワー君の前に立ちはだかった、玄人肌の5人の力士達。センターの白焼以外は外国人力士という国際色豊かな部屋だね。ワー君を見た白焼「まるでもやしの出来損ないだら」あー地雷踏んだよ。ところでハママツのネイティブの人って語尾は「だら」固定なの?音羽家はみんな標準語のようだけど。

     

  • とにかく「あいつらをぎゃふんと言わせてやる!」と、ワー君の闘志に火が付いて、相撲に参加することに。「ぎゃふん」に反応したモツベトシュ。え?ベトさんまわし姿のままでムジーク発動しちゃうの?それにムジークのタイミングが早くない?

     

  • 心洗われる音楽…でもたっぷりのちゃんこをもりもり食べてほぼ裸で雑魚寝する男衆という、絵がすごい。みんな大いびきで寝ている中、チョっちゃんが小刻みに震えているのがとっても気になる。ところで、いびきに変な声が混ざっていませんか?喰っちゃ寝を繰り返し、いつのまにかみんなどすこい体型に…。髪も伸びてまげを結ってる。

     

  • Bパート。大事なオルガンがある部屋が室内練習場になっとる。リストさんのグランドピアノはどこへ?そこに海月と詠子・美衣子・椎子がお手製の化粧まわしを持ってきてくれたよ!みんなのしこ名がステキ。スクショ連発しちゃう。アボカドに漢字があるって知らなかったよ。「富士」は静岡の人にはぴったりね。「ポンコツ」から離れられないのはアレだけど。

     

  • 力士の稽古って、かなり運動量が多いのね。思いっきり食べなきゃ痩せちゃう。歌苗ちゃん、大量の食事は優勝のために投資しているのよね。女性陣はヒマなのかと思ったら、「手をつかないから縁起がいいアレ」を地下の隠し部屋で作るって。何かを察したハッシーはかなりカンがいい。
  • 稽古でヒザを痛めたチョっちゃんは行司に転向。うん、やれるだけのことはやった上で新たな道を選ぶというのはアリだと思う。それにお声が行司さんにハマりそう。やっぱり和装がよく似合っているよ。

     

  • アイドルのワー君に「落ちるなら顔から落ちろ」とか厳しいパッド親方。革命のお姉さん(海月)は抗議からの絶句しているのに、当の本人は根性で頑張ってる。稽古の厳しさに耐えかねた奏助は脱走したよ。学校もあるのにキツかったよね…でもまわし一つでお外にでるのはちょっと。浴衣くらい羽織ってお願い。
  • ハママツ湖のほとりでポンコツ富士を励ます歌苗ちゃんは完全におかみさん。奏助とは呼ばないのね。てか、日芽歌ママがおかみさんのはずだけど実務は全部娘がやってるよ。

     

  • ソップ型のワー君は親方のアドバイスで技を磨く方向に。身体は小さいのにとっても強くなってる。地下でヤキトリを焼いている女性ロイド達、リッちゃんが言う「もっともっと!」はどこかで聞いたことある気がするよ。銭湯にみんなで入るの巻、お湯がいっぱいあふれてもったいない(笑)。
  • そして大会当日。参加する力士が多くて驚いたよ。仕切りの上手い日芽歌さんは実行委員長も兼ねているっぽい。トーナメント戦をあれよあれよという間に勝ち進んで、いよいよ決勝戦。展開が早いよー。
  • まわしをしめたドヴォちゃんの登場。いつもお尻丸出しなのに、ユニフォームだからまわしを着用するって律儀だわ。ベト「あきらめろ」、モツ「応援してて」、シュー「私達に任せてください」って、みんな昔と声が違っててすごい。ベトはしゃくれていて、普段はよく通る高めの声のモツとシューはかすれ声でまるで別人になってる。細身の身体がここまで大きくなったんだから、声も違って当然?いえいえ声優さんには頭が下がります。

     

  • 立った!クララコビトカバが立った!それより、バリトンボイスの「プギイ」が聴けるとは思わなかったわ。本気モードの諏訪部さん、もうもう大好きです!シュー「相撲への執念が生物の限界を超えた!」いやいや、あなたがたの短期間での変化がまさに生物の限界を超えてますから。

     

  • 親方命令でポンコツ富士と対戦させて、ドヴォちゃんがあっさり勝ったから選手交代って随分ドライだわ。ドヴォちゃんのしこ名がまさかの「乗鉄」!私、前回記事「『クラシカロイド』第14話(第2シリーズ) 恋せよアイドル、旅せよコビトカバ 感想」で「もしかして乗り鉄なの?」って書いたんですよ。公式見解頂きました。かつら被ってこのポーズ、カワイイが過ぎる。中身はあのおヒゲのイケオジなんですよ?しかもイケボなんですよ?

     

  • そして決勝戦。こちら側も大概ではあるけど、対戦相手のしこ名もなかなかすごい。静岡名物のサッカーがこんなカタチで取り上げられるとは思わなんだ。美酒だけちょっとピンとこない。インターナショナルなチームであらゆる想定外には慣れているはずの人達でも、カバが対戦相手になるのは想定外だった?

     

  • 「餃子道(ボン出身)」揺るぎない。ポンコツ富士はサポートスタッフをやるのね。見事な電車道で勝った乗鉄カッコイイ!お姫様抱っこされたい。できればイケオジバージョンで、抱き上げたついでに耳元でいいお声で「おつらくないですか」とか何でもいいからささやいてほしい(※おだまり)。
  • ここまで五分五分、勝負は最後の対戦に。ベト「頼んだぞ!」で叩いたワー君の背中にくっきり手形が。痛そう。ライプチヒ出身の「革命」には海月がたっぷり懸賞金かけてて、愛だわー。「ボクを出来損ないと言ったことを後悔させてやる」いいぞレボリューション、その意気だ!

     

  • いい勝負でなかなか決着がつかない。水入りで仕切り直し。パッド「これは革命投げ」シュ「という名の下手投げ」で、勝負あり?「音羽部屋のために」「これがぼくの革命だ!」…自分だけの革命じゃなくなってる?対戦相手の白焼と一緒に倒れたね。
  • 行司チョっちゃんの目がステキ。白焼に軍配が上がりました。顔から落ちて負けちゃったけど、なんだか清々しい表情のワー君。

     

  • うしろのほうで本気泣きしている海月がカワイイ。日芽歌さんは「いいのよこれで」。ふれあい大事!たとえ血がつながっていなくても大切な息子で弟。いい話になってる…と思ったら、大会に資金を全部つぎ込んで相変わらず家にはお金を入れてくれないいつもの日芽歌さんだった。ずっと見ていたんだから、黙ってないで食費くらいは入れて欲しかったよ。まじめに。

     

  • 「出来損ない」発言の白焼に「いい力士だら」と言って貰えてよかったねワー君。でも「ぼくはアイドルだから」って素直じゃない。音羽館の男衆は裸の付き合いで仲良くなれたみたいだし、きれいにまとまった?
  • 女性ロイドたちは大会が終わった頃に大量のヤキトリを持ってきた。「トリづくしー!」と盛り上がっている間に、人が居なくなった音羽館では地下の秘密部屋が爆破されてたよ。ダイナマイトくわえたハッシーがコワイ…。「らしい」オチがついたね。

     

  • エンディング。美しいムジークに紙相撲と相撲文字がイカス。まだ痩せていた頃のワー君の後ろ姿が各キャラの絵に重ねられるのね。背景に小さく舞っているのは軍配?
  • 次回予告。わーこの声はもしかしてベト?「カエル オウチ」って、ワレワレハ ウチュウジンダ 的な展開なの?「未知との再会」のタイトルから考えるに、1期最終回で出会った彼らがまた地球にやってくるとか?公式からのムジーク予告はないし、私達はまだまだ試されているんですよねきっと。ば、ばっちこーい!


♪ムジー
豊穣の夢 ~エリーゼのためにより~
アーティスト:布袋寅泰(Vocal:田中彩子
作詞:森雪之丞 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 編曲:布袋寅泰
※第1シリーズ22話で既出

♪ムジーク効果(私見
第1シリーズにおける公式見解では「コーヒーが美味しくなるムジーク」。今回はみんなでもりもりちゃんこを食べていたので、コーヒーに限らずなんでもおいしくなってつい食べ過ぎちゃう効果があるのかもしれません。今に始まったことではないとはいえ、名曲のこんな使い方はOKなの(苦笑)?原曲は「エリーゼのために」なのに…いや考えるな感じろですね。わかって…いえ、やっぱりわかりません(※褒めてます)。


♪今回(第15話)のマイベスト・ベト
力士姿がかなり良かったのでずっとウルフベトでいてください!ゴメンナサイ、「ずっと」なんてうそです。しばらくしたら戻ってほしいです…。

 

奏助と稽古中。この筋肉質な体つき!

 

塩をまく姿が板に付いています。

 

稽古用の白いまわし姿でもムジーク発動する先輩、さすがです。

 

「餃子道」カッコ良すぎ!

 

「よくやったな、レボリューション!」この絵が素敵すきて。


♪今回(第15話)のベト歌
今回はあっただろうか?いや必ずある!

 

「ギョーザーなど与えられんでも自分で作る。いらん!」
歌苗ちゃんはせっかく優勝賞品に夢見て「絶対優勝してよね!」って強く主張しているのに、間髪入れず遠慮無い否定発言ができるあたり、既に夫婦(※くどいようですが違います)。

 

日芽歌ママの回想で、このシーンを外さなかったのはもしかしてママ公認の仲だからですか?

 

 

 

原曲集5のジャケット絵が発表になりました。なんとワーグナーです。子供設定でかわいらしいお顔をしているワー君が、史実の壮年期ワーグナーに寄せた顔立ちで描かれていますね。私は今回もジャケット買いです。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c