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『クラシカロイド』第15話 地獄の学園祭 感想

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何はともあれ「学園祭」って良いよね。青春!なんかそれだけでおばさんはうれしい。メインキャラクターに高校生が二人もいる以上、文化祭的なことはどこかでやってくれると期待していました。「あの奏助」が本気出す!?しかし「地獄の」って?一抹の不安を感じつつ、今回も気楽に観ていきましょう。大丈夫、あの第11話の家事回を担当した脚本家さんですから。きっと楽しいよ。少なくとも悪いようにはしないはず!

第15話 地獄の学園祭 (2017/07/16 再放送
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP


♪感想(レビュー)
何度かお話していますが、第1話でいったん離れた後に私が再び視聴開始したのがこの第15話なんです。良いお話で復帰できました。ぶっ飛んだ展開が多い『クラシカロイド』の中で、今回は比較的初心者向けかなと思います。一般人の高校生(奏助)がメインしかも舞台が学校なので、コアな視聴者層(Eテレを観る子供達とその親)が感情移入しやすい。またムジークがないこともあり、今回どの場面も実際にあってもおかしくない、すなわち「ついていけない」展開はない。あとは若者へのまなざしが優しいなと個人的には感じました。オチはまあアレですけれど、「挫折した平凡な男子高校生が、自分の力で目標を達成する」ってステキよ。世の中は天才ではない人がほとんどなわけで、凡人が何も出来ないなんてカナシイもの。頑張ったね、奏助。

そして、天才音楽家たち。初めて訪れた学校であっという間に人気者になってしまう魅力がある上に、当たり前とはいえ即興セッションで素晴らしい演奏を聴かせてくれる彼らはやはり天才。平凡な高校生と比べては酷だと思うくらいに。ただ、どうなんでしょうね。常に周りの期待に応えていかなくてはならない生き方は、それはそれで険しい道なのかも(※「天才」の気持ちは私にはわからんよ)。例えば物心つく前から神童と呼ばれたモーツァルトは、もちろん天賦の才はあったのでしょうが本人も相当努力してきたはず。だからこそ奏助へのアドバイスは説得力があるわけで。才能の有無はともかく、努力って大事。うん。今回はちゃんと「教育番組」をしていた気がします。

以下は思ったことメモ。

  • ビジュアル系の皆さんがバンドやるからってちやほやされている図。うらやましいよね、奏助。自分だってモテたいよね。しかし、曲ないのに「バンドやる」って宣言しちゃったよ。さっといなくなる周りが冷たい。もしかして奏助は「口だけ番長」の前科あり?
  • でも奏助、天才音楽家たちとバンド組むなんて他力本願だよ。とはいえ土下座までしているにもかかわらず、みんな「人生ゲーム」に夢中で話を聞いてないし。歌苗の「少しは家事も手伝ってもらえません?」もスルーだったから、別に奏助だから無視したわけではないのよね、きっと。
  • それにしても人生ゲームが面白すぎ。おいしい史実ネタを色々とありがとうございます。結婚できないことにあせるベト。リストは子供が生まれたのね。ショパンは大失恋に落ち込みすぎでしょ。しかし、食事中のダイニングテーブルに持ち込むのはやめよう。お行儀が悪いですよ。しかもそのボードはさっきは土足の床に置いていたし。
  • 歌苗、ゲームなのに10億円が手に入って大喜び(なんか哀しみ…)。外は暗くなって食事が済んだ時間にもかかわらず、自宅に戻らず制服のママでお願いを続けていた奏助が哀れ。やっとバンドの話になったよ。
  • モツの「ギレドル」発言。前回第14話からひっぱる。でも歌苗の逆鱗に触れちゃってゲームのコマを投げられちゃったよ。モツは「モテる」に反応。男が女にモテたいのは天才も凡人も変わらないみたい。

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  • モツくんのコスプレだよ!魔法使いも女装もうなぎもイカス。女子高校生(JK)たちの黄色い声援を受けるモツは女の子にモテているんじゃ?ひょっとしてベトのバラ柄エプロンも、コスプレかもしれぬ。

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  • 出ました。久々の正座説教!大の大人の口答えに微動だにしない歌苗っょぃ。リッちゃんは恋に悩む女子と、チョっちゃんはノリについていけない男子と、「ひしっひしっ」と抱き合う。それぞれが自分の得意分野を活かしているね。
  • それにしても、学校にいる許可が出たロイド達のうれしそうな顔ときたら。普段よっぽどヒマなんでしょ?少しはバイトなりしてお家賃を入れてはいかがでしょう?

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  • シューさんは運営委員たちのもめ事をスマートに諫める。で、校長教頭にまでお墨付きを頂けて、もうコワイものなしだ。早く辞めたかった教師経験だって無駄じゃ無かったよね、シュー先生。

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  • すっかり校内の人気者になったロイド達。「ショパン兄さーん」のみんながみんなミカン箱を被っているのがなんかすごい。

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  • 5人の人気に便乗する形になったけれど、ようやくバンドやることが公に受け入れられた奏助。でももう後には引けないよ。
  • 曲作りを始めたものの、サボってばかりの奏助。なかなかやる気は出ないよね、うん。わかるけどさ、自分で決めた以上はやらなきゃ。時々見に来る歌苗が、息子の勉強チェックするママンみたい。

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  • 夕方の音楽室。みんなきちんとスリッパ履いている図がなんというか。そして奏助の曲、ダンボール箱が崩れたり風船が割れたり校長が腹痛を起こしたりという奇怪現象が起きるという。これはこれで才能なのでは?

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  • 心の中での会話。「しょ、正直な意見ですって。誰か言ってあげて」ってリストだけがまともなコミュニケーションを図ろうと努力している。ベト「今夜は鍋がいいな」「そうだキムチ鍋はどうだろう?」逃避しないの(笑)。シューは先輩に合わせるし、ショパンは寝たふりとは卑怯な(笑)。

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  • 沈黙を破ったモツ「何この曲、ひどすぎ。とても聞いていられないんだけど」「ちゃんと勉強した?」「それとこの曲、何かのまねしたでしょ?」。ぐう正論。いちいちごもっともなんですが、プリーズ・デリカシー!

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  • これはさすがにへこむよね。音楽室を出て行こうとした奏助に追い打ちをかけたのが、天才達の即興セッション。モツのウィンクがカワイイよ。この演奏はとてもよかったなあ。演奏終わってからも大勢の生徒達が寄ってくるし。

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  • 奏助、ついに飛び出していなくなってしまう。関係ないけど音楽室の壁には音楽家の肖像画が並んでいたね。遠目でよく見えないけど誰かな?

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  • 奏助の気持ちに寄り添うパッド君がやさしい。機械なのに。誰も言ってくれない「今年はあきらめましょう」とも。でも逃げなかった奏助エライ。

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  • 探しに行くのを渋っていたモツが、奏助の本気出した態度を見てニッと笑うのが良い。なんだかんだで奏助のことを応援しているのよね。

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  • 「元クラクラ」のチャイコちゃん、学園祭で焼き芋売ってるよ。三弦の小脇に抱えられ回収。「んだコラ(オヤジモード)」と「みなさーん、いたいけな少女がさらわれようとするっぺー(美少女モード)」の声色が違う。でもチャイコちゃんはおそらく有名人よね?誰も寄ってこないのはナゼ?

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  • ベトシューにショパンそしてハッシーも焼きそばを食べておる。シューは箸の使い方が上手になったね。モツはうなぎコスプレのまま来たのね。ここまでどうやって歩いてきたの?
  • ひどくやつれた奏助が舞台に登場。「誰の力も借りず誰のまねもせず作ったんで。歌います」よくやった!聴くよー。

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  • 曲が流れてからは、もうアニメらしい世界というか。物陰にいたバッハ様まで苦しんでおられる。ベト「これが少年のムジーク…」。シュー先生は涙を流してサムズアップしてから倒れた、さすが元教師。

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  • ついには救急車が多数出動する地獄絵図に。一話で一瞬登場した奏助の妹が、うなされてタンカで運ばれていったよ…。

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  • 文化祭が終わってからも生徒達に囲まれる奏助。「とりあえず本気出してみた」うん、頑張ったよね。たとえポンコツと呼ばれても、キミはカッコイイとおばさんは思うよ。

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  • 音羽館メンバーも最後は笑ってくれて、青春の一ページは無事にしめくくり。よかった。

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♪挿入歌
ぼくフツウ
  作詞:松原秀 作曲・編曲:浜渦正志 歌:神楽奏助(CV島﨑信長)
※本放送時は「ぼくは奏助」というタイトルでした。歌詞の「ぼーくーはー奏助」も「ぼーくーはールルララー」に差し替えられています。

ムジークではありません。したがって「効果」ではないのでしょうが、聴いた人にかなりのダメージを与えるようです。ジャ○アンのリタイサルと似ているのかも?ただ、奏助は歌うまいし(ジャイ○ンもね)、そこまでひどくはないですよね。まあ、これはアニメだから大袈裟にやるところなんでしょう、きっと。

♪今回(第15話)のマイベスト・ベト
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「ギョーザーの屋台を手伝え」
借り物のバラ柄のエプロンがお似合いです。

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「ベトさーん」男子高校生たちの黒い声援…。
若いJKのみんなは覚えていてね、男にモテる男こそ本物なんだから。

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「奏助。おまえはそれでいいのか」
いつもは「少年」と呼んでいるのに、ここでは初めて名前を呼ぶんですよね。ベトは我が道を行く人ではあるけれど、人の気持ちもわかる人。

♪今回(第15話)のベト歌
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人生ゲームで「結婚」に過剰反応するベト。歌苗を並べた図は絶対にわざとだ。

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歌苗がゲームに途中参加するときは、やっぱりベトの隣よね。席を譲って床に座るシューさんエライ。

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「そろそろ(グーとお腹が鳴る音)」無言でお腹すいたアピールするベトがなんか甘えていてほほえましい。

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奏助のライブ中でも、ナチュラルにやっぱり隣にいるんですよ。

クラシカロイド Original Sound Track

クラシカロイド Original Sound Track

 

 劇中に登場した奏助ムジークも音楽室でのDTMの曲も天才たちのセッション(初見のときに私は何と言っても即興セッションに惚れたんですよ!)も、すべてサウンドトラックに収録されています。ジャケットの絵もまさに音楽室のあの場面!この第15話は、音楽担当の浜渦さんがさまざまなオーダー(無茶ぶりとも言う)に応えてくださった回でもあります。