〈ランチタイム ミニコンサート〉2017年6月15日(木) ミニレポート
『クラシカロイド』にハマってからというもの、動画サイトやCD、テレビ番組等でクラシック音楽を少しずつ聴いてきた私。できれば生演奏を聴いてみたい、と考えるようになりました。それこそショッピングモールのイベントや大学の学園祭等で通りすがりに耳にしたことはあるのですが、本格的なものはこの年齢になるまで行ったことがなかったのです。いきなり大きなホールで交響曲、というのはハードルが高いので、もっと気楽なものはないかな?と探したのがこちらです。
六花亭の〈ランチタイム ミニコンサート〉、どなたでも参加無料なんですよ。事前申し込みも不要で当日でも思い立ったらすぐに行くことが出来ます。ドレスコードも特になし。何よりうれしいのは、「幼稚園の子供のお迎えに間に合う時間帯」に開催しているということ!本当にありがたいです。定期的にこのような企画をしてくださる六花亭さんに深くお礼申し上げます。
(※居住地がバレますね。はい、私はこの会場に地下鉄で行ける場所に住んでいます。)
会場の「ふきのとうホール」は、以前落語会で一度だけ訪れたことがあります(大人気の会なので抽選、4回目の正直で当選したときに)。小さなホールですが、音響は良いと思います。
さて、本日(2017年6月15日(木))はピアニスト・秋元孝介さんによるピアノリサイタル。良い席をとりたくて早めに会場入りし、前から三列目の真ん中を陣取りました。ざっと見たところ、客層は年配の方がお友達同士でいらしているのが多い印象でした。あとは私と同じような主婦の方がお一人様で。昼休みの時間帯ではありますが、ビジネスパーソン風の方はちょっと見当たらなかったです。
開演前にパシャリ。ガラケーによる撮影であまり写真が良くなくて申し訳ありません。今回用意されたピアノ、スタッフに確認したところ「ベーゼンドルファー」なのだそう。うん、知ったところで私にはその価値はわからない(苦笑)。少しぐぐってみたところ、かのフランツ・リストの激しい演奏に耐えたピアノを生んだ会社みたいですね。なるほど。
boesendorfer.jp
曲目は、予定していた3曲に加え、アンコールであと1曲。
N.メトネル:4つのおとぎ話 op.26
J.S.バッハ(ヴィゴードスキー編曲):G線上のアリア
S.ラフマニノフ:ピアノソナタ 第2番 変ロ長調 op.36(1913年初版)
(アンコール)ショパン:ノクターン2番
演奏者による曲の合間の語りで、(アンコールを除く3曲の)テーマは「ロシアの作曲家」ということでした。あと、ラフマニノフの曲は他のバージョンも存在するそうです。2曲目と4曲目は「クラシカロイド」でおなじみの曲なので大丈夫。でも私、恥ずかしながら1曲目と3曲目、知りませんでした。メトネルに関しては名前も知らない!(←ぉぃ)なので、曲そのものについてや表現方法(※私ピアノはまったく弾けません)については何も語れません。会場にいて自分が感じたままのことを書きたいと思います。
1曲目の4つのおとぎ話。初めて聴く曲だったんですが、なんというか「うっとり」聞き惚れてしまう演奏。そして、率直に「ピアノって好き!」と思えたんですよ。たった一台の楽器なのに高い音から低い音、柔らかな音や強い音を生み出して、それらが途切れ途切れではなく流れとして音楽になるんだなって。
2曲目のG線上のアリア。原曲はもちろん良いですが、ピアノアレンジもとっても素敵です!「クラシカロイド」のムジークじゃないけど、昔からクラシック音楽のアレンジってあったんですよね。
3曲目のピアノソナタ第2番。うろおぼえながら、聞き覚えがある曲でした。全般的に速く激しい演奏で、ピアノ壊れちゃうんじゃ!?と本気で心配に。でも「ベーゼンドルファー」のピアノ強いです。私、ピアノソナタと言えばベートーヴェンの曲ばかり聴いていたので、これを機に他の作曲家のピアノソナタも聴いていこうと思いました。
アンコールのノクターン2番。1曲前のラフマニノフの激しさとは違う、ゆったりと静かな演奏。よく知っている曲なのに、涙が出てきて仕方が無かったです。声を殺してハンカチで目元を抑えました。
初めて生演奏を聴いてみて。当たり前のことかもしれないのですが、耳だけで聴くものとは違い、演奏者の動きや会場内の空気の流れ、床から伝わる振動そういった要素すべてひっくるめて「音楽」なんだと実感。いやー、生演奏って良いですね!魂を揺さぶられるのが体感できました。
今回の演奏者である秋元孝介さん、全部楽譜見ないで(時折目を閉じて)演奏なさっていました。手元は目が追いつかない程に素早く動いて鍵盤を追っていても、身のこなしは優雅で美しかったです。フランツ・リストの演奏で失神したご婦人方のお気持ちがわかります。こんなん、惚れてまうやろー!
エレベーターホールでご本人によるお見送りもあって感激!サイン色紙持ってくれば良かった…。何て声をかけたらよいかわからなくて「ありがとうございました」しか言えなかったです。
ちなみに前日には六花亭の別のホールで有料のコンサートが開催された模様。
(うわーん。ショパン好きな曲ばっかりだし、ベートーヴェンのワルトシュタイン聴きたかったよー!)
アンコールもあったので終わったのは13時近く。急いで帰宅の途につき、あわてて昼食を摂るともうお迎えでゴンス。慌ただしく日常に戻ったけれど、非日常の空間で良い時間を過ごすことができてよかったです。このイベント、都合がつく限りは参加したいと思います。
さーて、来月のミニコンサートは♪
2017年7月13日(木)
下の子が夏休みに入る前でよかった。
出演者:フモレスケ四重奏団
山本美樹子(ヴァイオリン)、對島哲男(ヴァイオリン)、
脇屋冴子(ヴィオラ)、佐古健一(チェロ)
曲目:L.v.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 op.59-1
絶対行く!今度は予習して行く!
私、ベートーヴェン好きと言いつつ弦楽四重奏は今までノーマークだったので、せめてこの7番は事前にCD等で聴いてから臨みたいと思います。曲を知っていた方が余裕を持って聴ける、今回の教訓です。
今回も最後までおつきあい頂きありがとうございました。
『クラシカロイド』第10話 愛しのジョリー 感想
※2018/06/17 画像を削除しました。なお、この記事を約1年後に見直した「振り返りレビュー」もあわせてお読み下さい。以下のリンクからどうぞ。
前回に続いて今回もシリアス寄りのお話です。ショパンのパートナーとして知られるジョルジュ・サンドを史実ネタとして取り上げています。彼女の名を借りたバーチャルアイドル・ジョリーとクラシカロイド・ショパンの純愛物語。この回、うちの小6息子は見るたびに泣くんですよ。いえね母親の私も泣く(苦笑)。
そして、ジョリーの原型「アルケドール」について。フリーソフトが無料なのは理由があるのよ…。今回は6の倍数の回ではないけれど、アルケドールおよびジョリーの存在は、この後のストーリー展開において重要な要素となってきます。初見のかたは今後の展開をどうぞお楽しみに。
では、本題に入ります。
第10話 愛しのジョリー (2017/06/11 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
♪感想(レビュー)
この第10話は一話完結でありながら珠玉の恋愛物語だと私は思います(※比較対象はありません)。肉体の有無は関係なく「心」を持つ存在同士が付き合えば、たとえ両思いであったとしても気持ちのすれ違いは当然起きるわけです。だからこそ、お互いの心が通じ合える瞬間が尊いわけで。ただ、意思を持つ人工知能と人間(≒クラシカロイド)はそもそも住む世界が異なるので、仮に邪魔が入らなかったとしても最終的に結ばれることはないのかも?(※あくまで私見です)そう思うと切ない。「でもねいつかはかさなりたいの」は、叶わぬ夢なんじゃないかなって。
それから私、個人的にムジークプロデューサー・EHAMICさんのアレンジが大好きなんです。曲そのものはもちろん良いけど詩がまた奥深いんですよね。「クラシカロイド」を観る前はボーカロイドも当然EHAMICさんのことも存じ上げませんでした。ベートーヴェン好きから入った番組で、思いも寄らぬ素敵な出会いがあったことに感謝します。ショパンのムジークをもっと聴きたい!二期ではチョッちゃんお当番回を増やして下さい。お願いします。
以下は思ったことメモ。
- 冒頭でいきなり「人間なんてもう信じない」と掲示板に書き込むチョッちゃん。でもネットの向こう側にいる人達だって人間ですよ?自戒は込めない。
- お掃除ロボット(ル○バ)を拾ってきたモツ。ベト「なぜ拾う?」のツッコミまでがセット。音羽館メンバーはなんだかんだで仲良しなのね。一致団結してチョッちゃんを部屋まで呼びに行くし。
- ベト「バールのようなもの」でドアを破壊(物理)。家賃払わないくせにボロ館は壊す。色々とひどい。
- 無理矢理引きずられたとはいえ、修理に対応するチョッちゃんエライ。一度目は失敗で「怖い大家」に笑顔で怒られたけど、後から見たときはハッシーが楽しく乗り回していたのできっと完全に直したのね。
- わ、アルケドールの広告バナーが!Download Free って、そのテのものは踏むんじゃない!
- ビジュアルデザインに声、ジョリーを何から何まで自分好みに調教しちゃうチョッちゃん。ディスプレイに向かってケーキあーんしたり添い寝したりって、もうガチすぎてオバサンは知らない世界だわ…。それにしても「恋はジョリジョリ」の歌がカワイイ。
- ショパンは「本当は笑ってくれない」初期段階に失望してムジーク発動し(※この時の曲はもしかして「夜半の月」?)、ジョリーをバージョンアップ。今度は意思を持ったようです。幼いイメージから大人っぽくなったけど、巨乳から貧乳になったのはなぜ?
- パット君経由でジョリー動画を観ていた奏助。せっかくパット君が原曲の解説をしてくれたのに「見えねえよ!」って、パット君拗ねちゃったよー。そういえばパット君もかなり優秀なAIよね?
- ジョリーが自己判断で動画をアップしたりキャラ設定考えたりと、暴走し始めたよ。チョッちゃんもうついていけない。最初はいい感じだった二人の関係が、しだいにぎくしゃくし始めて…むー切ない。ただ、この辺りの描写が容赦ないのは好感が持てます。
- アルケー社で三弦が何か企んでるよ。噛みつくクラクラの二人がカワイイよ。
- ジョリー「住所と顔写真をネットに晒す」それはダメ、ぜったいww 他の脅し方は思いつかないんだろうけど。
- 今度は歌苗除く全員で「悪魔祓い」と称してチョッちゃんの部屋へ。「全身にお経を書く」のはいいとしても火炙りはやめたげて。ベト、バーナーを持ってくんな(笑)。
- 人間なんて信じないはずのチョッちゃんは、それでもジョリーのことを皆に話したのね。「行くよジョリーのところへ」の決意は固いと見たのか、ロイド達は誰も止めなかったよ。一般人の奏助だけが「本当に行くんだ…」って…。
- それにしても「夜半の月」は最高。聴き入っている音羽館メンバーそれぞれの表情がまたイイ。
- ショパンは自分を転送する予定が自分以外全員を伝脳世界の送っちゃった。まだまだムジークを自在にコントロールできないらしい。
- イケメン執事、パット君さんの登場にお茶の間が騒然!伝脳世界だとリアルな人型になるらしい。他の人(奏助とロイド)たちとハッシーはただの線画だったけど。
- ジョリーの回収って、解析するにしてもコピーか参照で十分でしょう?プログラム本体が残らないのは理解に苦しむよ(苦笑)。ウイルス除去するためにいきなり初期化ってどうよ。もしデータ破損があるなら、例えば一日前の状態にリストアするとかやり方は他にもあるよ、もう。無粋でスミマセン。これは作り話なので、パット君の解説に素直に乗っかりましょう。「どっちにしろジョリーは助からない」これが運命。
- ジョリーはショパンの歌が好きだった。みんなに聴いてもらうために頑張ってきた。「あなたの手で終わりにして、ショパン」うわ、涙が…。覚悟を決めたショパンはもう泣いていない。男前。
- ジョリー「ねえ、私の歌好き?」がもう(号泣)。「私のこと」ではなく「歌」と言ったことで、自分の存在が彼の心の重荷にならないようにしたんだよね(※あくまで個人的な解釈です)。ショパン「うん好きだよ」。手が重なって、二人の間には確かに愛があったんだなって。
- 「名前を決めてください」の初期画面が無機質で哀しい。本来はただのプログラム。浮き世に長らえる「命」ではなかったのかな。でもジョリーは間違いなくショパンとともに生きたんだよね。
- チョッちゃんはさっさとジョリー2を作っちゃった。アルケドールの配信は終わっちゃったから、完全に自作?「打たれ強いね!」奏助が視聴者の声を代弁してくれました。
- エンディングのラスト、数字のカウントダウンで最後に0が並ぶのがニクイ演出です。
♪ムジークその1
恋はジョリジョリ ~華麗なる大円舞曲より~
アーティスト:EHAMIC
作詞:EHAMIC 作曲:フレデリック・ショパン 編曲:EHAMIC
♪ムジーク効果(私見)
ショパン作、ジョリーが操るムジーク。歌で伝脳世界を一面のお花畑に変化させる。「バーチャルクラシカロイド」だからこその能力のようです。
♪ムジークその2
夜半の月 ~幻想即興曲より~
アーティスト:EHAMIC
作詞:EHAMIC 作曲:フレデリック・ショパン 編曲:EHAMIC
♪ムジーク効果(私見)
うーん。よくわかりません(苦笑)。とにかく「行ったり来たり」させる力なのかな?現実⇔伝脳世界、単なるアプリ⇔バーチャルクラシカロイド。
♪今回(第10話)のマイベスト・ベト
今回は画像というよりは台詞から。
「そのような女と手が切れて幸運だったと思うべきだ。」
いかにも彼らしい台詞だなと思いました。前世ベートーヴェンの恋愛事情を鑑みるとなおさら。
「帰れないならそれでいい。俺がいる場所が俺の世界だ。」
うん、カッコイイ。「さすがです先輩!」シューさんが言ってくれました。
♪今回(第10話)のベト歌
「小娘、おまえが命を得たのはショパンの力だろう。創造主への親愛の情すらないと言うのか?」
この台詞、すなわちベトには「創造主への親愛の情はある」!創造主・響吾に対してそう思っている→創造主の娘である歌苗を確実に大事にする。そういうことですよ。愛だわー!
それにしても「小娘」って歌苗ちゃんに対してだけじゃないのね。何というか、素直に名前を呼べない感じ?このあたりの男性心理は私にはわからないんですが、微妙な距離感ですよね。ところでベトが「歌苗」呼びするのはいつになりますか?私、待ってる。
- アーティスト: V.A.,ショパン,スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団,イディル・ビレット,マリア・クリーゲル
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 2010/05/12
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
#真夜中のクラシカロイド 放送中に、ツイッターでNAXOS JAPANの中の人が宣伝していました。絵は『運命と呼ばないで』のIKEさんですね。メディアがUSBメモリなのが現代的というかチョッちゃんらしい。
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c
『クラシカロイド』第9話 闇、その向こう 感想
※2018/06/10 画像を削除しました。なお、この記事を約1年後に見直した「振り返りレビュー」もあわせてお読み下さい。以下のリンクからどうぞ。
『クラシカロイド』って本来コメディーのはずなのに、今回はシリアスです。史実ベートヴェンの難聴について誤魔化すこと無く正面から取り上げています。個人的にベートヴェンへの思い入れが強いので、私は何度観てもしんどくて胸が苦しくなってしまう回です。とは言っても25分間ずっと重苦しい話ではなく、基本はいつもの楽しい絵が展開されますからあまり身構えずにどうぞ。
それから驚くなかれ。クラシカロイドって楽器演奏するんですよ!ムジーク発動時は確かに音楽が流れますが、タクトを振ってはいてもそれはいわば「魔法少女がステッキを振って魔法をかけている」状態に近いイメージです(※あくまで私見です)。今回はベトさんがムジーク発動中にギター演奏してますからね。曲はもちろん最高!でもそれを自ら演奏することで人々を熱狂させるわけで。まさに「音楽家らしい」音楽家の生き様を、この第9話ではしっかりと見せてくれます。
今回いつもより余計に力が入りすぎていますが、できるだけ平常心で感想書きたいと思います。爺、長い…。
第9話 闇、その向こう (2017/06/04 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP
♪感想(レビュー)
もちろんすべてが良い!でも、しいて私が今回の素晴らしい点を一つだけあげるなら「難聴という過去の苦悩をベト自身が一人で乗り越えた」こと。史実のベートーヴェンも「ハイリゲンシュタットの遺書」をしたためながら、自分自身で生きていく覚悟を決めたんだと私は解釈しているんです。誰にも相談しなかったし、誰かに助けて貰おうなんておそらく本人は考えていない。
わかりやすさを優先するならば、誰かが察して音羽館メンバー総動員でベトに寄り添うお話になったと思うし、その方が簡単に泣ける話を作れたはず。でもそうしなかった脚本に敬意を表したいです。誰かの同情なんてベートーヴェンは望まないと思うから。私はベトさんと歌苗ちゃんが仲良くしていると嬉しい人種ですが、今回に関して言えば歌苗ちゃんにも踏み込んで欲しくない領域なんですよ。どんなに親しい人であっても、絶対に踏み込んではいけない心の奥底にある領域。考え方は人それぞれなので、あくまで私個人の思いとして。
ただ、真っ暗になった部屋に懐中電灯を照らして入ってきたのが歌苗ちゃんだった件については拍手喝采します。本人に自覚はないけど、ベトさんの道標となる光は歌苗ちゃん。ベートーヴェンは強く求めても家族愛に恵まれない人生だったので、現世において一人の女性(歌苗ちゃん)が希望の光になるという暗示は、もう救いなんじゃないかと。
ぶっちゃけ「音楽家が難聴を乗り越える」それだけで十分泣けるので、その気になれば制作はいくらでも「サボれる」と思うんですね。でもお話を観ればわかります。サボっていることなんて何もない。とんでもない。脚本は言うまでも無く作画も劇伴ももちろんムジークも、隅から隅まで最初から最後まで本気です。私、このスタッフが創り出す物語であれば、迷わず一生ついていこうと心に決めました!そんな記念すべき回がこの第9話です。
以下は思ったことメモ。
- 部屋籠もりの先輩をギョーザーでおびき出そうとするシューベルト。だってギョーザーアニメだもんね。
- ベトの部屋から投げられた作りかけのギターが、扉を突き破ってシューの顔に激突。メガネも粉々に。不憫担当とはいえ、もうなんでこんな目にあわなきゃならないの…。
- 駅前の大画面でベトが衝撃を受けたギターの人って、布袋さんよね?
- モツ「ルー君はもうギョーザは作らないの?」ベト「ギョーザ?なんだそれは。」ギョーザーアニメあっさり終了。でも完全に忘れたわけじゃ無いから。この後もギョーザーは出てくるから、ね。
- シュー「大天才ベートーヴェンの演奏を生で聴けるということなのです!」立ち直り早い。割れたメガネも直っているし。
- 奏助、エレキギターが埃かぶってるよ。全然弾いてこなかったんだね、もったいない。
- ベトがギターを持つ姿に「おお…」と息をのんだのはシューさんですか?うん、サマになってるよね。ただ弾けないせいかきょとんとしているけど。
- ベト「たとえ愚かな未熟者に教えを請うことになるとしても。」うん、その一言いらない(笑)。
- 奏助とパッド君によるギターレッスン。チョッちゃん笑いすぎ。
- モツがシューの頭にクワガタをくっつけるイタズラ。意味を問うなクラシカロイドだもの(笑)。
- ギター改造第一弾、どうしても火力が必須らしい。「モンスター」ってネーミングも厨二病的でアレ。ブレーカー落とすレベルの電力消費って一体…。
- 過去の記憶、つらい。白黒画面にこぼれたワインの赤…ドキっとさせられます。トカイワインに含まれる鉛中毒が難聴の一因とも言われていますね。
- 演奏禁止に、ぐあってなったベト。翌日リビングのソファで物思いにふけっていたのは、演奏禁止よりも過去の記憶についてだったのね。でもそれを周囲にぺらぺら話したりしないのが彼らしい。
- 奏助、掲示ポスターを破って持ち帰るのはいかんでしょ。せめてパッド君で撮影しようよ。
- ギター改造第二弾、どうしてこうなった!?演奏できる代物なのかが心配になる外観ですが、演奏は問題ないあたりがクラシカロイド達は天才音楽家なんだなと。
- また駅前に来てしまうベト。胸のあたりを抑える手が切ない。感傷的な気分になると確かにそのあたりが苦しくなるよね。真っ暗な夜空に星が一つ見えたのは希望の光という理解でOK?
- コンテスト当日、本人が現われないのはやきもきするね。間に合ってよかった。「集中する。一人にしてくれ」が、人知れず努力してきたことをうかがわせます。館は演奏禁止だったから、どこかで練習したのかな?でもどこで?
- いざ、演奏開始したらバッハの指示でブレーカー落とされて停電。この演出は良いなあ。ただ、ほんの少しだけ演奏した曲がもったいない。おそらくこの曲を最後まで演奏してもベトは優勝出来たよ。
- (ムジーク発動中については後述します)。
- 「過去は過去。今は今。俺はまだ生まれたばかりだ」。カッコイイカッコ良すぎる!そうですとも。人生、まだこれからだから。
- 優勝賞品のクロッキーを「おまえのひたむきさのおかげで光が見えた」お礼としてストリートミュージシャンにあげちゃった。あの、大変無粋で申し訳ないのですが、そのギターを売ってお家賃にするというのはいかがでしょう?カッコつかないからダメか…。
- 「音楽に必要なのは楽器でも技術でも無い」。カッコイイカッコ良すぎる!(2回目)
- 奏助「要するに才能っすね!」いや才能だけでもないと思うよオバサンは。必要なものが何なのか気付くことができる力が「才能」なのかもね。
- わ、シューさん材木調達に海外へ?!今回も先輩のムジーク聴けなくて不憫極まりないです。その材木をせめて今後に活かして頂きたい。何か作ろう、ね。
♪ムジーク
六弦の怪物 ~クロイツェルより~
アーティスト:布袋寅泰(Vocal:浦井健治)
作詞:森雪之丞 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 編曲:布袋寅泰
♪ムジーク効果(私見)
ホール全体と聴衆をすべて中世風に変化させ、熱狂的な演奏会にする。手持ちのタクトをギターに変えた上で、演奏はベト自身でおこなっていますね?(※これは断言できません)。パッド君まで中世風のカツラの装いになったのに、バッハには効かなかった様子。
♪挿入歌
Koe
作詞:リディ・ハドソン、加藤哉子 作曲:リディ・ハドソン 編曲:山本英武 歌:リディ・ハドソン
ストリートミュージシャンが弾き語りしていた曲です。ムジークではないけれど、良い曲ですね。ムジコレにはフルで、サントラにはTVサイズで収録されています。
♪今回(第9話)のマイベスト・ベト(特別編)
最初から最後までベトさんが良すぎる回なので、どうしよう。やはりムジーク発動時で!台詞がもう神がかっているので書き起こしますね。でもって今回はいつもより枚数多いよ。仕方が無いよ!
「いや、まだだ。演奏は叶わずとも曲を作り、世に残す事はできる。作曲家として新たな道を踏み出すのだ。演奏者としての栄光を捨てて。」
ベートーヴェンは難聴になる前は即興演奏の名手として有名だったので、相当つらい決断だったはず。しかしだからこそ私たちはベートーヴェンの名曲の数々を聴くことができるわけですが。
「俺の中で騒ぐ『何か』…胸のざわめきは、はるか昔、暗闇のかなたに葬った未来…か。」
掴んだ。
そして覚醒!
(ムジーク口上と変身シーンも入れたいけど割愛。)
「新たなる道を照らす調べは、我が魂!」
タクト投げる手がまた良い!
演奏中のベト、カッコイイカッコ良すぎる!(n回目) 切り取ったカットじゃなくて動画で載せたいレベル。
「我はこの旋律をもって、暗闇をこじ開け、沈黙を切り裂く。抗うための剣は既に、我が手にあったのだ!」
ここのベトの声がまたいいんだわ。完全に過去と決別したのよね。
♪今回(第9話)のベト歌
ベ「弾きたいものは弾きたいのだ!」歌「子供じゃないんだから…。」
今回も夫婦漫才、ありがとうございます!
「もう!おかげで真っ暗じゃないの!」
ベトが過去の記憶から引き戻されたのが、歌苗の声と懐中電灯の光だったのが本当に素晴らしい。
「ああ…ならこれでどうだ。」
この声が好きです。停電前の荒ぶった感じではなく、どこか切ない(※語弊があるやも知れませぬ)。ベトは自分が苦しんでいるはずなのに、周りに気を遣わせないふるまいをするんですよね。
ムジーク時のクラシカル歌苗がカワイイ。似合う衣装を着せるなんてさすが。
- アーティスト: オムニバス(クラシック),フィッシャー=ディースカウ(ディートリヒ),シューベルト,ムーア(ジェラルド),ヘルトナーゲル(ゲオルク)
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2017/02/22
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
「ヴァイオリンソナタ第9番(クロイツェル)」は原曲もカッコイイ。原曲集2に第一楽章が収録されています。
「六弦の怪物」はムジコレのフルサイズをぜひ聴いて下さい。TVサイズにはない間奏部分のギターがすごいです布袋さん!
サントラの「Monster No.28」は必聴。こんな良い曲をさわりだけしか使わないなんて贅沢…。ざっくりレビュー記事もあわせてどうぞ。
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c
『クラシカロイド』第8話 女子会の一日 感想
※2018/06/3 画像を削除しました。なお、この記事を約1年後に見直した「振り返りレビュー」もあわせてお読み下さい。以下のリンクからどうぞ。
ワクワクドキドキムネムネ女子会。女子(元男が2人)4人が参加する、女子による女子のための女子会の回です。どうしてもベトモツはじめ男性陣がお話の中心になりがちなので、こういう回はやっぱり必要ですよね。今まで出番が少なかったクラクラの二人がたっぷり出てきます。サービスシーンもあるよ。
前置きあっさりしすぎ?いいの、本題に入ります。
第8話 女子会の一日 (2017/05/28 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
♪感想(レビュー)
男性陣の裸白衣が続いてきたから、今回は女子も、ということで。お約束、女子の水着がありますからね。ドキッ!丸ごと水着 女だらけの水泳大会(違)。子供が見ているEテレで露出はどこまでOKなのか?気になります。
いわゆる女子会ってこんな感じだっけ?と自分の遠い昔の記憶を辿ってみました。確かにおいしいものを食べたりカラオケで熱唱したり、若いときはそれなりに楽しんでいた気がする、うん。大事なことは「言いたいことが言えるか」なんでしょうね。それこそ、男だ女だなんて女子会には関係ない(byリスト)。大人になるとね、言いたいことが言えない大人の事情があったりするからさ。若いっていいな。
以下は思ったことメモ。
- ビキニ姿のリスト様、グラマラスでいい身体ですね♪部活のスク水を着ている歌苗の幼児体型が際立ってしまうよママン…。でも人の好みはそれぞれですから!
- 「子猫ちゃん」呼びがデフォルトだと思っていたら、時々「歌苗」とも呼ぶんですね。使い分けの基準ってあるのかな?
- 出番待ちのクラクラの後ろにあるポスター。なぜバッハ様のほうが主役の二人より大きく写っているの?
- パフェ食べた後、デザートビュッフェに行くなんて…。甘い物は別腹よねー。
- エステにボウリングにバッティングセンター。盛りだくさんです。体力あるなあ。どうせ払うのは事務所だべ。
- リストがジョルジュ・サンドの話をしとる。10話のちょこっと予習なのかも。史実フランツ・リストの女性遍歴もぶっちゃけてくださいよー。
- 歌苗の水着試着タイム!胸元アップはやめたげて。結局はフリルで胸元をかわいく飾ったビキニが合格に。やっぱりオレンジ色が似合うね。
- カラオケは替え歌が基本。辛ら辛ら辛ら辛ら辛ら辛ららー。女子会ってこれよ!たぶん…。それにしても、アイドルにはなりたくないな。大家にもなりたくない。
- お留守番の男子組は、ほんの少しだけ登場。ハッシーはオスかメスか、確かに気になるね、モツ。チョッちゃんはリッちゃんがいなくてさびしかったのか、リビングでモツと一緒にいて新鮮。ベトは相変わらずお隠りで、シューが窓の外から案じているのまでがセット。
- 露天風呂での会話、聞かせてよ何言ってるのよー。「チョパンとか一人で…」が猛烈に気になるよ。「人として全否定」(by奏助)って、まあ女子会の基本よね。
- 船貸し切りでフレンチ料理を堪能する女子4人。バダきゅん、両手にフライドチキンがっつり持って…男の目がなければ何でもアリよね。でもお嬢様育ちの歌苗はキレイに食べているし、元男の2人は無理しているのか仕草はエレガントです。歌舞伎の女形は本物の女性より女らしいと言いますしね。
- ずっと後を付けてきた奏助。どんどん変装がうまくなってます。しまいには貸し切りの船にバイトとして乗り込むし。すぐに周りとなじむことができる彼って、実は天才なのでは?
- バダジェフスカとチャイコフスキーの解説をしてくれるパット君。ちゃんとEテレらしい仕事してくれてます。
- バッハ様からの電話の呼び出し音はJSBの「主よ、人の望みの喜びよ」でした。細かい(笑)。
- クラクラの二人が泣いちゃったら、奏助が頑張った。エライよ。それはやっぱり愛なんじゃないかしらあー!
- ムジーク発動中は、何というかもう、すんごい。絵も発言内容も「通話中」のスマホ画面も全部。これはもう実際の動画を観ましょう(※説明放棄)。
- とりあえず。歌苗は年上派でお金の匂いが好き。チャイコはでえバッハ様と付き合いたい。
- 一方的にまくし立てられたバッハ様がお気の毒(笑)。黙って電話を切るしか無いよね。
- リッちゃんはムジーク発動後はやっぱり寝てしまうのね。リッちゃんのぶっちゃけ話も聞いてみたかったよ。
- チャイコ「いつも応援ありがとー(棒)」は塩対応よ。なじられちゃうよ。
- 館のお留守番男子たちにギョーザのおみやげを買うリスト姐さん、さすがです。頼れる大人だなあ。
♪ムジーク
Fool Love Rhapsody
~ハンガリー狂詩曲より~
アーティスト:浅倉大介(Vocal:米倉千尋)
作詞:麻倉真琴 作曲:フランツ・リスト 編曲:浅倉大介
♪ムジーク効果(私見)
肉体と精神の両方に作用。第一段階「人をさなぎに変えて、思いをぶっちゃけると蝶に変化」。第二段階「蝶がさらにぶっちゃけると花が咲く」。「ぶっちゃける」こと自体もムジークの力によるものと思われます。普段から何でも言っている人で、改めてぶっちゃけるものが無い人の場合はずっとさなぎのままなの?それが謎です。
♪今回(第8話)のマイベスト・ベト
だって仕方が無いって。これしかないんだもの。
今回はエンディングの静止画もあげておきましょうね。うん。
♪今回(第8話)のベト歌
「色々知ってるんですか?ベトとかモツのこと。」
一番初めに「ベト」が出てくるあたり、愛よ愛なのよ!
噂したら館でベトがくしゃみするし、絶対に二人は赤い糸でつながってますから、ね。
サントラに収録のロシア民謡「一週間」は歌無しです。女子会メンバーが女子会の歌詞で歌ったバージョンが欲しいです!
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c
『孤独な放浪者 シューベルト物語』ひのまどか(著) 読みました
今回はマンガじゃありません!『孤独な放浪者 シューベルト物語』を紹介します。図書館で見つけた本です。「小学校上級以上向け」とあり、児童書の棚に置いてありました。
もしかするとこの本は絶版なのかも?ネットで見ると中古本の価格が上がっているのですが、おそらく多くの図書館に置いてあるのではないでしょうか。著者のひのまどかさんは他の音楽家(バッハ、ベートーヴェン他)の伝記も執筆されており、同じリブリオ出版から出版されています。少しずつ読んでいきたいです。
伝記でネタバレはあまり気にしなくてもいいですか…?しかし内容に触れる部分は念のため畳みました。続きは「続きを読む」からお進み下さい。
(以下ネタバレあり)
『クラシカロイド』第7話 やまのおう 感想
※2018/05/27 画像を削除しました。なお、この記事を約1年後に見直した「振り返りレビュー」もあわせてお読み下さい。以下のリンクからどうぞ。
今回はモーツァルトのムジーク2曲目です。予告でUMAなんて怪しげな言葉が出たので、コワイ話なの?と少し身構えてしまいます(私だけ?)。でも良くも悪くも「クラシカロイド」ですからね。コメディなんですから!それにムジークは間違いなく良いわけですから!おそれることはありません。初回からここまで来た猛者であれば、大丈夫です。うん。
では早速本題に入りましょう。相変わらずベト歌バイアスかかっていますよ、はい。
第7話 やまのおう (2017/05/21 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
♪感想(レビュー)
今回の主役は間違いなくモツ。その一方で他のメンバーも大活躍しているんですよね。モツを探しに行った歌苗・奏助に、おいしいところを持っていったベト。それだけじゃなく、タイムリーにネット情報をリスト経由で教えてくれるショパン(※ただ今回は一言も話さない)、歌苗のそばで気持ちの代弁者になるリスト。そしてモツにギョーザーを奪われただけでなく、前世からの積年の恨みを晴らすべく武装して山に登るシューベルト。クラクラの二人までハマゴン探索に乗り出すし、レギュラーじゃない一般人もたくさん出演している。山の頂上から麓まで広範囲にわたって影響力があるムジークは初めてですし、関係者は大勢いた方がよりインパクトありますね。
子供が見ているEテレのアニメですから、死ネタは取り上げ方が難しいと思います。母親との死別はきっと誰もが悲しいと思いますし、子鹿も気絶していただけで元気に独り立ちしたし、無理なく受け入れられる展開だったのでは(※偉そうにスミマセン)。
以下は思ったことメモ。
- シューベルトはベートーヴェン先輩さえいればどんな場所でも天国なんですね、わかります。
- シュー「おやちん?」歌苗「あいつもか…」また家賃未払いの住人が増えたね…。
- ハマゴンのテレビ中継に出てきたカップルの彼女のほう。泣くと鼻水でキタナイ顔になるのはクラシカロイドの決まりか何か?
- 「おならぷぅ」って、モツのお下品はママンの影響だったの!? Eテレ的に、下品な表現はどこまで許されるのかが気になります。
- ハマゴン化したモツは「ママン」とばかり言っているのに、歌苗が想像する捕獲後のモツは「歌苗ー!」って。頼られている実感あるのね?
- ベトは部屋に籠もって何を考えていたの?ヒッヒッフーってラマーズ法の呼吸よ。文字通り産みの苦しみ!?
- 先輩への差し入れにとギョーザーを買うシュー。焼くのは得意だから半生タイプね。ハマゴンに襲われても死守しようとして、よく頑張った!感動した!
- 街で騒ぎになって、いよいよ山にモツを迎えに行くと決意する歌苗。まだ16歳のJKなのにこんなに苦労して…。
- チャイコ、かわいいよかわいい。水鉄砲で戦う気!?
- バダ「チャイコちゃん、ついていけないよ…」。視聴者の声代表ですね。
- チャイコフスキーのキノコ好きは地味に史実ネタだったんですね。他にも気付かず見逃しているネタはたくさんあるんだろうな…。
- 「ママ」だけでハマゴン(モツ)と会話しようとする奏助、本当にイイ奴。
- シューがアンティークショップで入手した鎧、かなり重たいんじゃないかと思うんです。でもブリッジするし(「あっぶねー」ww)走って逃げるし、身軽です。「生きててスミマセーン」って、言わせないであげてお気の毒。
- シカはギョーザーは食べないのでは…?
- モツ「死んじゃった…」の表情が哀しい。個人的には、天才でも親子の情は当たり前にあるんだなって、少しホッとしました。
- ベト「またヴォルフか」の「また」って何なの?常習犯なの?
- あんなに強力なムジークなのに、ベトのゲンコツ一発で終わるって一体…。
- あんなに愛情をかけた子鹿なのに、恩人のモツの顔を踏みつけて行っちゃった。「きっと親離れの時期なのよ!」ってすぐフォローする歌苗優しい。
- 「ハマッシー」がどうなったか気になります。次回乞うご期待(※続きません)。
♪ムジーク
炎のレクイエム
アーティスト:tofubeats(Vocal:松岡ななせ)
作詞:tofubeats 作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 編曲:tofubeats
♪ムジーク効果(私見)
がしゃ髑髏を召喚し、放たれた青いネガティブファイヤーにあたった人は自分の罪を懺悔する。影響範囲は山の頂上から麓までとかなり広範囲にわたります。モツには珍しい、相手にダメージを与える攻撃に適したムジークです。今後もよく登場します。
♪今回(第7話)のマイベスト・ベト
「ベスト」って言ってるくせに複数枚なんですよ、ええ。
部屋にこもるベトさんの瞑想顔、好きよ。
「はりつめた、なだらかな…」BGMが運命のギターアレンジなのがまた良い。サントラに「ベト 渾然一体となって奏でられるハーモニー」として収録されている曲ですね。
「俺に悔い改めることは、一つも無い!」
さすがベートーヴェン先輩。敵わないなあ、もう。歌苗の「いや、あるだろ」の冷静なツッコミまでセット。ベトより歌苗のほうが強い。
♪今回(第7話)のベト歌
歌苗をネガティブファイヤーから守るベト。男は黙って…ですね。カッコ良すぎだから。
「これが原因か」「みたい」
この二人の並びは何なの?もう既に夫婦なの?(※違います)
そして、モツをフォローする歌苗をそっと見守るベト。岩に腰掛けていたはずが、立ち上がっているもんね。何かあれば(?)すぐ動けるように。やっぱりベト歌は公式様が最大手!
ムジコレ1と原曲集1には、第1話からこの第7話までに出てきた曲が収録されています。
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c
『フロイデ』車戸亮太(著) 読みました
今回はマンガ『フロイデ』を紹介します。クラシック音楽家の史実を気軽に学べるマンガをネットで探して、見つけた本の一つです。史実を知りたがっている息子(小6)の食いつきぶりはなかなかのものですが、大人である私も楽しく読みました。
上の「モーニング公式サイト」では、単行本に未収録の「番外編」を2つと、本編のお話の1つを読むことができます。【phrase:3】は単行本では【phrase:2】として収録されており、内容は同じです。
冒頭部分を試し読みできるサイトのうち、私が調べた限りでは、上のサイトだと会員登録ナシで読めるようです。【phrase:2】の途中まで読むことができます。
過剰なネタバレは避けたつもりですが、これから読む予定で内容を知りたくないかたは「続き」は読まないでください。ここでお帰りのかたに一言だけ。「史実を知りたいかたが気軽に読める、楽しいマンガですよ!お子様にもオススメですが、親御さんがフォローしてください」。
(以下ネタバレあり)