アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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Kitaraあ・ら・かると 2018(2018年5月) レポート

札幌コンサートホールKitaraの「ゴールデンウイークの音楽祭」のうち、3つのコンサートに子供達と一緒に行ってきました。札幌にもようやく春が訪れ、隣接する公園の桜は満開から少し緑の葉っぱが見えるようになっていました。

今回は私が鑑賞した3つのコンサートについて簡単なレポートを書きます。なお私はクラシック音楽を聴き始めたばかりの新参者です。素人の感想文となりますことをご了承下さい。


【きがるにオーケストラ】2018/5/3 札幌コンサートホールKitara 大ホール
名曲で巡る、世界音楽旅行!と題したコンサート、中1の息子と行ってきました。短めの有名曲が続くコンサートだったので、息子も比較的楽しんで聴けたようです。普段ブラームスばかり聴いている私にとって、今回のように様々な国の作曲家による曲を一度に味わえるのは新鮮でした。何よりプロの楽団による生演奏がたっぷり聴けてとても嬉しかったです。本格的なコンサートホールもプロのオーケストラもハードルが高いと思っていましたが、ぐっと身近に感じられるようになりました。

プログラム

出演

4曲目の後で休憩、また曲と曲の間には指揮者のかたのお話が入りました。

オルガンのマルタンさんは「威風堂々」に出演。私はこの曲にオルガンが入っているのを恥ずかしながら存じませんでした。また、コンミスは女性のかたで、2曲目と4曲目以外の曲でのソロ部分も担当されました。

ソリストの成田さんは2曲目と4曲目で登場。お若くて立ち姿がキレイなかたでした。ちなみに札幌ご出身だそうです。私達は比較的前の方の席でしたので、演奏中にヴァイオリンの弓の繊維が何本も切れたのまで見ることができました。それを息子が気にしていて、休憩時間に「弓の糸が全部切れたらどうなる?弦が切れたら?」などと言ってました。私もわからなくて答えられませんでしたが。

楽器の音合わせの後に指揮の角田さんが颯爽と登場。にぎやかな1曲目が始まり、軽やかにタクトを振るそのお姿を見て一瞬「千秋先輩!」…失礼しました。お若くてシュッとした姿で、「のだめカンタービレ」の千秋先輩はきっとこんな感じなんだろうなと…勝手にごめんなさい。プロフィールを拝読すると、実際に実写版の指揮指導をされていたそうです。つい指揮にみとれてしまいそうになりましたが、やはりせっかくの札響ですので各楽器の演奏も目で追いかけましたよ。指揮者のかたの身体と手が向いている方向を出来るだけ追うようにして、そのパートがどのように応えているのかというのを目でも楽しませて頂きました。録音音源で聴くだけではわからない、それぞれの演奏者が別々に奏でた音が重なって一つの音楽になるのを体感できたのは何よりよかったです。異なる3つの舞曲が続く所では、タクトにあわせて各パートの音が踊っているよう。もちろんどの曲も個性的で楽しかったです。多少楽器構成が変わることはあっても、ほぼ同じメンバーがイメージの異なる曲を次々と奏でるのはまるで魔法を見ているようでもありました。

特に印象に残ったのが前半最後の曲であるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。私、なぜか涙が出て仕方が無かったんです。美しいメロディを情熱的に奏でるソリストと、支えるオーケストラ。同じ旋律をオーケストラが演奏する場面もあって、演奏中はもう何度でも心に突き刺さってきました。標題音楽ではないのでイメージは一つではないですし、聴く人や聴くタイミングによって違ってくるとは思いますが、このとき私は「厳しく長い冬が終わって春が訪れた瞬間」まさに今現在の北海道の風景を思い浮かべました。指揮者のかたのお話にあった「情景が浮かぶ旋律」(※情景の具体例はありませんでした)がわかった気がします。第1楽章のみでしたが、客席は「ブラボー」とスタンディングオベーション。ハンスリックがこの曲を酷評したのが信じられません。もちろん私はブラームスのヴァイオリン協奏曲はすごく好きですよ。しかし今回聴いたチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲も大好きになりました。指揮の角田さんとソリストの成田さんと札幌交響楽団の皆様に感謝です。同じメンバーによるフルの生演奏をいつか聴いてみたいです。もちろん作曲家チャイコフスキーにも感謝。ちなみに息子も思うところがあったのか、「なんで(クラシカロイド)2期にチャイコのムジークがなかったんだろうね」と帰り道に言っていました。


【3歳からのコンサート・リコーダー】2018/5/5 札幌コンサートホールKitara 小ホール
午前中にあったリコーダーのコンサート、5歳の娘と一緒に聴いてきました。


プログラム

出演

  • リコーダー/江崎 浩司
  • ピアノ/矢崎 有佳

リコーダーの江崎さんは札幌ご出身で、会場には後輩にあたる中学校のリコーダー部の生徒達も。曲の合間のお話も楽しく、あっという間の45分間でした。親世代にはなじみのある曲が多くて、最初から最後まで楽しい時間を過ごすことができました。ただ、うちの娘には長かったようで途中はおとなしくお絵かきしていたり。会場内は小さなお子さんも多く、周りも似たような感じでしたので肩身が狭いことはなかったです。音色が優しいせいもあるかもしれませんが、子供達も聴ける範囲で楽しんでいた様子でしたよ。会場全体が楽しい雰囲気で、「練習」と称して始まった「ブラボー」と拍手も最後の方では本物になっていきました。

リコーダーは大小さまざま取りそろえてあり、曲にあわせたものを使っておられました。舌を鳴らしてリズムをとってみたり、2本のリコーダーを一度に吹いてみたりと、色々な演奏方法を拝見できたのも楽しかったです。モンティのチャルダッシュはヴァイオリンの曲として有名ですが、リコーダーでの演奏もまさに超絶技巧!アンコールとあわせて2回も生演奏を聴けてありがたかったです。

なお、江崎さんがEテレ「おんがくブラボー」に番組出演なさった動画がEテレサイトにありました。「剣の舞」はまさにこのような演奏でしたよ。以下にリンクを貼っておきます。
www.nhk.or.jp

また、公演後は合流した息子とパパも一緒に楽器体験コーナーを回り、なかなか音が出ないトロンボーンに苦労したり小さなハープを優雅な気分で奏でたりしました。息子は自分で作ったミニオカリナを気に入ったようです。家族4人で昼食をとった後、娘とパパは先に帰宅してもらい、息子と私は大ホールへ向かいました。


マルタンさんのオルガン・ファンタジー!】2018/5/5 札幌コンサートホールKitara 大ホール
ゴールデンウィークの音楽祭」の最終公演は、中1の息子と行ってきました。大ホールの正面にでんと構えるパイプオルガン。せっかくなので一度は本格的なオルガン演奏を聴いてみたいと思ったのです。

プログラム

出演

マルタンさんは最初に日本語で挨拶されました。司会のかたが入って、2曲毎に曲の解説やKitaraのオルガンについてのお話がありました。カメラが設置されており、演奏中の手元や足元を大画面で確認できたのはよかったです。客席からはオルガンがある場所が遠く、そのままではどうしても弾くところが見えないので。オルガンは鍵盤が多いのもさることながらそれ以外にも操作する場所が多くて、手も足も忙しく動いて演奏しているのがよくわかりました。

オルガン曲はなじみが薄く、私は恥ずかしながら見事に知らない曲ばかりでした。しかし演目はすべて印象が異なる曲ばかりだったので興味深く聴き入っていました。オルガンの音色って想像以上に色とりどりで、午前中に聴いたリコーダーに似た音もあれば金管楽器のような音もあって面白かったです。

最後は古い無声映画に即興で音楽を付けるもので、これには息子も食いついていました。爆発音や歩く音などもオルガンで表現していて、台詞はなくとも場面がよくわかる演奏でした。映画はハチャメチャなコメディで、頼りないロケットで飛び立って普段着のまま月面上陸したり、丸腰の博士達が宇宙人をなぎ倒してやたら強かったり。ある意味ベタな笑いとはいえ、妙におかしくて笑いをこらえるのに必死(笑)。演奏会ということもあり、周りは静かだったのでそこはぐっとこらえました。

また、公演後はバックステージツアーがあり、パイプオルガンを間近で見たり普段は入れないステージを歩いたりしました。オルガンを見た後に楽屋につながる階段を下りながら、私「ヤキトリ工場があるよきっと」息子「お相撲回じゃないんだから」なんてクラシカロイドネタの会話をちょこっとだけしました。


今年のGW後半はコンサートをたっぷり楽しむことが出来て嬉しかったです。ママにつきあってくれた2人の子供達、そしてお留守番を引き受けてくれたパパ、ありがとう。つきあってくれるうちは、またこのような機会に子供達と一緒に良い演奏を聴きに行きたいです。

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


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『クラシカロイド』第1シリーズ第5話 漆黒のギョーザー 振り返りレビュー

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クラシカロイド』1期5話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。なお、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

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【感想の感想】
書いた人はとりあえず落ち着け(※私だ)。大した内容はないのに「皇帝ベト好き!」だけでこれだけ書けちゃうなんて、昔の私すごい。あれこれ考えるようになった今ではもうこんな書き方はできません…。純粋に「好き」という気持ちが一番大事で、下手な理屈は要らないんでしょうねきっと。とはいえ昔を懐かしんだところで詮無きこと。色々あって「人の目」が気になりはじめ、必然的に考えすぎるようになり結果として勢いがなくなったのは自覚しています。それに同じ「好き」でも熱量は変化していますし、様々な条件が以前とは変化している以上、やはりその時々の感じ方で書くしかありません。ただ、「上手な」理屈を書こうとしてもがくくらいなら、純粋だった原点に立ち返るほうが良さそうというのは覚えておこうと思います。

【新たな気付きポイント】

  • ベトの一人称が「俺」に
  • 「皇帝」だけじゃないベトの表情
  • リッちゃんによる「ポンコツ」呼びが初登場
  • 一番のお手柄は奏助
  • 音羽響吾博士の魅力
  • 音羽館メンバーが楽しい!

ベトの一人称、前回まで「私」だったのが今回からいきなり「俺」になりました。一体何があったの?結局一人称変更の理由は不明ですが、個人的に「俺」は好きなので問題なしです。「私」も好きですけどね。しかしキャラ変は特に無く第1話で出会ったベトは第5話になってもまだまだギョーザーを追求しています。さすが先輩!

それにしても、お当番回とはいえ今回のベトは見所満載すぎます。1年前に書いたときは「ムジーク発動中」に全部持って行かれて、あとはせいぜい回想の穏やかな顔くらいしか拾えてなかったのがもったいない。全部書ききれないのですが、例えば「別に聴かれなかったのでな」の見返り美男とか、チョっちゃんのあんこを見てハッとなる顔とか、「皇帝だ!」の左手とか、「また助けられたな。あの男に」のきゅっと結んだ口元とか、小さな饅頭を持つ大きい手とかとか。逐一画像を貼りたいくらい。それからベトはチョッちゃんに対しては胸ぐら掴んで「きさまー!」と問いただすのに、歌苗ちゃん相手だと「どうした小娘。何か思いついたのか?」って口調と表情が優しいんですよ。漆黒のハーモニーの手がかりという点では同じなのに。こういうところは嬉しいです。

また今回はリッちゃんによる「ポンコツ」呼びが初めて登場した回でもあります。奏助はまだ一応抵抗していますね。いやでも個人的には今回の一番のお手柄は奏助だと思いますよ。直接的には浜乃屋の饅頭を持ってきたことと、子供の頃に響吾博士がギョーザをふるまってくれた思い出を話したこと。爆発で散らかされて怒っていた歌苗ちゃんが結局ベトに協力したのも、奏助の「親父さんみたいだな」が効いている気がします。でも買い物にかり出されて財布をあてにされたのはあんまりだと思います。話は変わりますが、お金の件に関しては、あからさまなモツだけでなく買い物のお礼を言わなかったベトも同じです。やはりロイド達、天才でも人間性がちょっと。ムジークがすごすぎてつい忘れてしまうけれど。

「天才でも人間性がちょっと」は音羽響吾博士にもあてはまるのかもしれません。たくさん借金作ったまま家に10代の娘を置き去りにして行方知らずって、なかなかハイレベルです。歌苗ちゃんは奏助のお土産を素直に受け取れないくらいには気にしている様子で、大丈夫かな?と真顔で心配になってしまいます。それでも今回のお話を観る限り、音羽響吾博士はものすごく魅力的な人に思えるんですよね。出番は少ないのに「私はね、自分が作ったモノで誰かが楽しんでくれることが一番嬉しいんだ」や「楽しんでくれたかな?」の台詞が効いています。潜伏場所でのベトとモツにしても、少女時代の歌苗ちゃんにしても、思わず顔がほころんでいますし。こんなに楽しい人がクラシカロイドの生みの親なら、これからもっと楽しいことが起きるんじゃないかとなんだかワクワクしてきますよね。家族に迷惑かけたことはまた別の問題として。

わー書ききれない!ちっちゃい歌苗ちゃんは近所の子達の中でひときわ目立つお嬢様だし、モツのネコ真似は楽しいし、パッド君がスリープ中に調べ物やムジーク原曲解説してくれたチョッちゃんはイスの陰に隠れながらも住人達と楽しくやっているし、リッちゃんはチョッちゃんの味方であるだけでなく既に音羽館のお姉様的存在になっているし、何も言わないハッシーもすっかり新住人達との団らんに溶け込んでいるしで、もうこの回の音羽館メンバーは楽しい!シューさん待ってますから!アルケー社組の活躍は今後に期待ということで!今回のゲストキャラであるキング、第3シリーズ以降でまた会えるといいな。

その他。ベトが背負う火炎放射器はやたら大きい。革ジャンとダサTとジーンズは燃えても縞パンは燃えない仕様。通訳チャイコちゃんは「あの男」のことは知ってるの?歌苗ちゃんのほうきがやたらでかい。チャイコちゃんの胸元から出てきたキング(※たぶんオス)。食堂でのキョーザー試食会、カレンダーは鯉のぼり。焼いた皮で具を包むのは無理では?奏助が苦しそうなのに誰もベトを止めない件。ベトのフリーズ顔がすごすぎ。パッド君の「御調べします」のデザインがイカス。「スリープ」ってカタカナ…。音羽館の時計が3時40分。ネット検索するチョっちゃんまじイケメン。歌苗ちゃん洗濯物たたみ終わった頃に奏助帰宅、ベト再起動。モツ「袋の鼠」って難しい言葉知ってるのね。潜伏先で音羽博士が作った漆黒のハーモニー、もやしはなかったのね。ベトとモツはフォークで食べてる。回想に海月っぽいメガネ女子がいる。チョッちゃんのあんこギョーザ、チョッちゃんが作ったのかな?リスト姐さん「さわんじゃ無いわよ!」のドスの効いた声が男前。浜乃屋の饅頭、焼印が「ハ」なのね。ザ・ペンギンズのみんな っょぃ。チャイコちゃんのタクトが消えるとき雪の結晶がキラキラしてる。漆黒のハーモニー、ハッシーは口キャッチして食べたね。暖炉の上には黄色いアヒルちゃん。ベト「ヴォルフ。おまえはどうしていつもいい話の腰を折る」の後ろでスリープ中のパッド君の画面に変化が。パッド君に響吾パパが大写しになったところで、パッド君はついに一度も発声せずAttacca。エンディングで、アルケー組の背景には雪の結晶、音羽館組の背景にはペンギンが舞っているのね。

 

 

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 「『運命と呼ばないで ベートーヴェン4コマ劇場』[作:NAXOS JAPAN 画:IKE] 読みました」はちょうど昨年のGW頃に書いた感想文です。何度も読み返して楽しめる本ですので、未読のかたはぜひ!

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


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『クラシカロイド』第1シリーズ第4話 さまよえる後輩 振り返りレビュー

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【感想の感想】
少しは書くのに慣れた頃?それにしてもリード文と本文の境界があいまいです。ま、書き方については今でも悩むくらいなので片目をつぶって(※ダメです精進します)、できるだけ内容に目を向けることにします。なるほどシューさんを戦隊の追加戦士に例えたわけですね。ふむ。確かに既存ロイド達との違いが際立つところに着目したのは良いかも。んーでも別作品に重ねる例ってムズカシイですね。どの作品も唯一無二のものだから、たとえ似ている部分があってもピタっとハマるはずはなく、自分で書いておきながら何ですがモヤっとします。それにたとえ話は本質的な部分が見えにくくなるおそれがあるので、やはり使い方に注意が必要だと今は思います。こんな形で片付けたつもりにならず、シューさん自身についてもっと掘り下げればよかったのに私…。「わかった気になる」については今後特に気をつけます。


【新たな気付きポイント】

  • 「先輩」呼びが良すぎる!
  • 「さすらい人」シューベルト
  • シューさんは只者じゃない感
  • 細かなデザインが良い!
  • ハママツへのいざない

なんといっても「ベートーヴェン先輩」って呼び方が良すぎです!前世での関係性を考えると、シューさんはベトをおそれおおくて呼べなさそうです。あるいはせいぜい「先生」あたりで落ち着きそうなのに、あえて「先輩」ですよ。もう絶妙です!尊敬しているけれど心理的な距離は遠すぎないという。これを提案した制作スタッフのかたには飴ちゃんを差し上げたいです。なにも部活で年上の人を呼ぶときに限らず、身近なあこがれの存在は「先輩」に違いないと思います。ちなみに日本のアニメを外国語訳する場合、「先輩」はそのまま「SENPAI」らしいですし。世界共通語としての「先輩」呼び、すんばらしゅいー!一方、大先輩と思われるモーツァルトは名前を呼び捨てで、これはこれでインパクトあります。ベトとは異なる関係性にしたくて、モーツァルトを毛嫌いする設定が出来たのかもしれませんね。ディスクオルゴールに対しても態度があからさまに違うシューさん、物語としては面白いです。

今回の「さまよえる後輩」というサブタイは「さすらい人」を意識していますよねきっと。友人宅を転々としながら生活し、また古典派とロマン派の端境期にいた史実シューベルトは放浪者のイメージが合うのかも。支援してくれる友人達に恵まれたことについては、トラック運転手と仲良くなって食べ物やグラビア雑誌をもらうあたりで表現されている気がします。ちなみに史実シューベルト自身が弾けなかったことで有名な「さすらい人幻想曲」は、往年のテレビ番組「トリビアの泉」で取り上げられたときに知ったんですよ私。

それにしても、初登場のシューさんのインパクトは絶大。只者じゃない感ありありです。装いや考え方がクラシカルなだけでなく、ムジークがまさかの原曲でしかも強力!また最初のほうはレギュラーメンバー不在のままシューさんの語りでお話が進み、加えて光あふれる美しい作画も「シューさんは今までのロイド達とはどこか違う」を印象づけてくれます。そしてまだこの時点では謎が多く「なぜ一人でカプセルから出てきたの?」「服やメガネはどこで手に入れたの?」「なぜ九州から旅を始めたの?」などなど、妄想し放題です。シューさん自身が冒頭で言っていた通り、まさに「確かなモノは多くない」状態。だがそれがいい!最初から正体バレバレじゃなく想像の余地があるって良いなと思います。

アンティークショップにあるディスクオルゴールや細かな品々がステキ。ぎょうなくんマグはイカス。さらに今回私が注目したのは「HAMAMATSUまつり」のポスターと「餃子スタンプラリー」のスタンプたちです。情報量が多いポスターは、ド直球なキャッチコピーも相まって地方都市ならではの雰囲気を醸し出しています。そしてスタンプはいかにも「商工会の若手による手作り感」を思わせる温かみがあって、これは全店制覇して集めたくなるスタンプです(きっぱり)。餃子屋さんの名前も楽しい。ちなみにベトが持っていた台紙、すべての店のスタンプをほとんどかすれなくきれいに押してあるんですよね。「フォイエル」の豪快さとはまた違う几帳面さもあるあたり、さすが先輩!

また今回のお話は密かにハママツの観光PRをしています。毎年ちょうどGW頃に開催されるという凧のお祭り、私はこのお話を観るまで知らなかったです。「聖地巡礼」を兼ねて行ってみたくなった視聴者は多いのでは?今年は無理ですが、私もいつか必ずハママツに行ってみたいと思っています。スタンプラリーをしてぎょうなくんマグがもらえたら言うこと無し!来年あたりに企画としてクラシカロイドの設定を取り入れたイベントがあるとうれしいなあ。ぎょうなくんマグもスタンプもリアルに欲しいなあ、なんて。望みは言ってみる!

その他。周りは水着姿なのにジャケットに手袋まで装着したシューさん暑そう。遮断機の点滅にあわせてメガネの左右が交互に光るの細かい。目撃者のおじいさんと一緒のしばわんこカワイイ。回想シーンにおけるスッポンポンのシューさん、ウホッ良い身体!ベトもモツも裸足だ。たぶんパンツは穿いてない。手を引かれる響吾さん、もしかして走るの苦手なインドア派?畑仕事を手伝うシューさん、長靴お似合い。自動ドアで遊んだお店はFriendryMartだ!タンクローリーは出光もとい入光。大型トラックの三菱ロゴは逆さま。現代のトイレは使えるシューさん。ギョーザスタンプラリー参加10店舗の名前が「達人餃子」以外ひどい(※褒めてます)。奏助はスマホゲームしてる?「新たな国王即位」って発想がクラシカル。サリエリ発言のソースを知りたい。他にもあったディスクオルゴールも聴きたい。スリット深すぎリッちゃんへの反応が男性と女性で違う件。達人餃子の店主は手袋してたっけ?シューさんはまだ箸がきちんと使えない。「のばら」歌いながらギョーザー焼くシューさん、動画撮影されてる。先輩は歌に気付いたのに、「コゲ」にひかれて別の店に。シューさんには美形のモツがひどい顔に見えるらしい。リッちゃんはまだ「ポンコツ」呼びしてなかったのね。空高く上がった凧の柄が○△×※。大家殿が家事を一通り終えてソファに転がったときの時刻は10時10分。覗いた民家のテレビはYOTSUBISIのブラウン管だ。園児達より熱心に体操するシューさん、警察沙汰に。探し求めていた先輩とはすれ違って凡才の奏助にはぶつかる。凡才でも自分で作曲して偉いよ奏助。ベトはせっかく全店舗コンプリートしたのにぎょうなくんマグ品切れはつらい。先輩に気付いたシューさん、もしかしてムジークは涙鼻水と同列?普通の指揮棒があのタクトになったね。じわじわ赤ちゃんに変化する動画がすごい。回想で水着ギャルを見てたシューさん、よだれ!チョッちゃん割り箸が変なふうに割れてる。ムジーク解除されたらもう夕方だよ強力だよ。シューさんをアフリカに連れて行った大凧は「連」。

 

 

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シューベルトの伝記は『孤独な放浪者』(著:ひのまどか)をおすすめします。古書の価格が今ほど高くなければ、私も手元に置いておきたいと思う本です。別途感想文をアップしていますので、よろしければそちらも参考にどうぞ。


ひのまどかさんによる音楽家の伝記シリーズはいずれもおすすめです。丁寧な取材に基づいた物語は主にテンポ良い会話で進められ、その世界にぐいぐい引き込まれます。資料としての写真も豊富です。私が読んだもののうちいくつかは「伝記本、史実などの感想」カテゴリーに感想文をあげています。


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『クラシカロイド』第1シリーズ第3話 チョッちゃんとリッちゃん 振り返りレビュー

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【感想の感想】
「ついていけない」は褒め言葉。一方で具体的に何かを言葉に出来ない時は隠れ蓑にもなる、うん。3本目のレビューを書いた当時は、依然として自分に甘かったのかもしれません。ごまかしているつもりはなくても、わからないところは避けて通っているような印象はあります。でもレビューを書いている人、楽しそう(※私だ)。あちこち変でも番組を楽しんでいるという雰囲気は伝わってくるので、素直に楽しむことが一番大事なんだと改めて思いました。箇条書き部分もストーリーを全部なぞったりしていなかったのね…今思えばこれで十分ですね。再放送時のレビューかつ自分でも繰り返し録画視聴していたため、書き留めておかなくてもわかる安心感はあったのかも。不安だとあれこれ書きたくなる傾向があるのは自覚しています。心理的な余裕は大事!そして不安が消せない時の対処法を何とか見つけたいです。

そうですね、全体的に痛い書き方だなとは思います。この頃は何も怖い物がなかった…。今となっては戻れないけれど、この頃の感覚が懐かしいです。初心忘るべからず、なおかつ経験値は活かしたい。やってみます。


【新たな気付きポイント】

  • 「ようこそ」がうれしい!
  • リストが女性設定でよかった
  • 気になる「空き部屋5つ」
  • やっぱりムジークが素晴らしい

私がこの回で何よりうれしいのは新キャラたちが「ようこそ」と歓迎されていることです。「人見知りでもいいの、色白でもいいの」が好き。「性格に難ありだけど特殊な才能があるからOK」というのではなく、ありのままのあなたを受け入れますよというのが好きなんです。たとえ天才であっても、才能うんぬんの条件付きでしか受け入れられないのは哀しいのではと個人的には思います。ま、「色白は関係ないよ」とは思いますが、本人が気にしているなら「大丈夫」と言うのも「愛」ですよね。ムジークの力を借りたとはいえ、「知らない人無理」なチョッちゃんを全員で抱擁して歓迎するのは良かったです。リッちゃんに対しても大家さんは「音羽館へようこそ」と言葉に出して言ってくれました。リストさんは家賃を払ってくれるまともな入居者様で、いつでも抱きしめてくれる大人な女性で、心強いよね歌苗ちゃん。

クラシカロイド』では女性設定にされているリスト。もちろん、史実通り「女性にモテるイケメン」だったとしてもキャラ立ちはしたと思うんです。それでもやはり歌苗ちゃんを遠慮無く抱きしめられるのは女性だからこそですし、「愛」を語ってもいやらしくならないのは「性」が絡まないからだと思います。女性にしてくださり本当にありがとうございます!また、きちんと家賃を払う頼れる大人なのもよかったです。史実リストも様々な人から頼られる人物だったようなので、大胆な設定変更をしつつも本来の性格は活かしているんですよね。今回のお話では「楽聖ベートーヴェンが少年リストと演奏会で会っていた」ちょこっと史実ネタもありました。ちなみに仲介したのはベートーヴェンの弟子でリストのピアノの先生であるツェルニーのようですよ。私はこういったネタを知りたくて図書館で伝記マンガを片っ端から読んだりしたので、『クラシカロイド』は紛れもなく教育アニメです。

それにしても。どうしても気になる「空き部屋5つ」。チョッちゃんとリッちゃんが入居してもまだ3つ残っているんですよ?もしかして1つは奏助が勝手に私物を置いている部屋だとしても、残り2つ…。ところがシューさんを部屋ナシ設定にするため、この当初の空き部屋の数はこの後は触れられませんでした。むむ。でももし住める空き部屋があるなら、将来的に追加ロイドが入居してくれる?と思うと、第3シリーズが待ち遠しくなります(※飛躍)。まあ、第2シリーズで登場した日芽歌ママに資金調達してもらって増築すれば、部屋はいくらでも増やせますから。心配しなくてもどうにかなる!なので第3シリーズ待ってます!

第1シリーズ第2シリーズと全50話を観て、ムジコレをヘビロテしている今の私は知っています。「ムジークはどれも個性的で素晴らしい」と。しかし今回は第1シリーズのまだ3話目。1話2話でそれぞれ個性的なムジークが来たにもかかわらず、3話ではさらに違ったイメージのムジークが出てきたのには当初とても驚いた記憶があります。人見知りのチョッちゃんのムジークは派手さはないけどしっかり主張があって、ゴージャスなリッちゃんのムジークはド派手な展開や絵のさらに上を行く感じ。これはあくまで私個人の話ですが、こんなすごいものを聴かせてくださるのならまた別のムジークも聴いてみたい!とどんどん欲張りになっていった気がします。半年でCD3枚分もムジークの供給があったことがどんなにありがたかったか。今更ながら痛感しています。本音を言えば、これからもずっと新しいムジークが聴きたいです。

その他。ムジークは催眠術。モツはボインのB子ちゃんをデートに誘ったのね。「入居者募集」の張り紙のイラストは歌苗ちゃんが描いたの?チョピンさんがヘコんだ「衣装合わせ」の衣装を見てみたい。音羽館は電波が良くてネットが速い。「なんだかコゲ臭いにおい」はたぶんベトのフォイエルのせい。頬を染めてるリッちゃんは色白。顔をススだらけにしているベト、換気扇のない部屋でフォイエルしたの?100点満点で5点の評価、字が大きくて見やすい。合い鍵を取り出した大家さん、ちょっと目が寄ったね。やさしい声からドスの効いた声に豹変するリスト姐さん男前。ベトとモツの写真は胸の谷間から取り出すグラマラスなリッちゃん。なわとびヌンチャクすき。モツ「痛いよドンちゃん」何があったの?リ「私ライブ大好きだから」そのライブを見てみたい。奏「なんでうちにいんのかな?」えっと音羽館は「うち」なのね。モツが持ってきたのはホットプレート?ギョーザーパーティーで奏助の「世界一」って声が聞こえた。クローゼットに飛びつくとき全員呼び方がバラバラ。扉を開けられる一瞬の隙にミカン箱被るチョッちゃん俊敏。ショパンはムジーク発動で一人称が「僕」から「私」に。蛙みたいに壁にへばりつくJKを下から見上げた図がちょっと。マッチョ天使はなぜに腰の辺りに番号が付いてるの?塔のてっぺんは高所恐怖症には無理絶対むり。背中から射貫かれた大家さん、結構おっぱいある?大きな目でバラの花びらが散って抱擁…なんて少女漫画。オルガンの上で気を失ったリッちゃんが床で寝てる。誰が毛布かけてあげたの?お家賃のお札の肖像画は結局誰なの?被ってたダンボールは中に座ることも出来る。モツの口から「クラシカロイド」って言葉が。バッハに保証人の確認電話をかけてきたのは松浜不動産。砂浜を歩くシューさんキター!続きが早く観たい!

 

 

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 ムジコレ3と原曲集3のざっくりレビューは、入手したその日に勢いで書いたものです。あの頃は怖い物知らずだった一例がここにも。

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


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『クラシカロイド』第1シリーズ第2話 出せ!ムジーク 振り返りレビュー

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クラシカロイド』1期2話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。なお、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

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【感想の感想】
誰だこの勘違い(※私だ)。せっかくの楽しい回なのに良い気分をぶちこわしてますね。いやな思いをした全てのかたに謝ります。本当にごめんなさい。この記事さくっと削除したい…でも過去のやらかしは背負って生きていきます。今となってはあまり覚えていないのですが、おそらく1年前の私はほんの冗談のつもりで書いていて「これで嫌われるとは思っていない」可能性大です。わかっていたらやりませんから。当時は読者はまだ少なく、全世界に向けて発信している自覚が欠けていたとも思われます。初期の自分をまったく客観視できていない状態から、読者の反応を見ることで経験則として学んできたことはたくさんあります。都度改善してきたつもりですが、私は今でも無自覚に読者を不快にしているかもしれません。そんなときはぜひ直接教えて頂けますとありがたいです。もちろん「悪気はないから許して」とは言いません。批判は甘んじて受けますし、具体的なご指摘が納得いくものであれば改善します。一番良いのは「何も言わずに黙っていること」だと、自分でもうすうす気付いてはいます。ただ、一度発信した内容は完全には消えませんので、せめて気付いたタイミングで可能な限り泥を払っていきたいと考えています。自分の弁明のためではなく、『クラシカロイド』のためにです。

あとは、モツの解釈がとんでもなく勘違い。1年前の私が書いたことは今更消しませんが、今はこんな雑な考えではありません。かといって、たった今書き直しても恥の上塗りになりそうなので新解釈は書かずにおきます。スミマセン。今後もし何かまとまりそうになったら、その時に書くかもしれません。

自分で蒔いた種とはいえ、今回過去記事を見直すのがキツかったです。おそらく当時は深く考えずに軽い気持ちで書いているんですよね。ところが読み返してみると不愉快!なんだこいつ!それが自分なのだから、もうどうしようもないです。まだ2話目なのに、先が思いやられる…。「振り返りレビュー」だって、1年後くらいに読み返したら色々出てくるんだろうな…。「『クラシカロイド』好きの想いを多くの人達と共有したい」、ただそれだけでブログを書いているはずなのに、自分自身のことで悩んでいるなんて私もまだまだです。しかし、読者にとっては書き手の事情は知ったこっちゃないと思うので、反省はしますが引きずらずに気持ちを切り替えていきます。つらくとも過去のやらかしにきちんと向き合い、良いレビューを書けるようになる努力を続けます。


【新たな気付きポイント】

  • モツのムジークと心からのおもてなし
  • ベトが新鮮
  • 脚本は松原秀さん
  • よい子のEテレが「おっぱい」にチャレンジ
  • 正座説教とビンタはおばあさまから?
  • 歌苗ちゃんの友達初登場
  • ハッシーが密かに大活躍

2話はモツのお当番回です。みんなの夢を叶えて楽しい空間を作り出すムジーク最高!1話のベトとはがらりと雰囲気が違っていて、これから登場するロイド達のムジークも楽しみになります。実は、変身シーンにじっくりバージョンがあるのはモツとベトだけなんですよね…他のロイド達のじっくり変身も見てみたいです。最後の「ダス エンデ」も、ムジーク口上同様にそれぞれの母国語でやってくれたらうれしいなと思います。第3シリーズ以降に期待します!

このお話でのモツは人の話は聞いていないし、山盛りギョーザーを「いらない、アイス食べてる」と断るしであくまで自分の気持ち優先。でもムジーク特訓の努力を惜しまず、パーティー準備も「おっぱいケーキ」作りも頑張っています。それらもムジーク演出も「歌苗ちゃんに喜んでもらいたい」という純粋な気持ちからきているようなのが良いなと思います。「日頃の迷惑を許してもらおう」や「ムジークを見たい」下心がある奏助とは対照的です。計算のない心からのおもてなしはやっぱりうれしいはず。だから歌苗ちゃんは、あんなに怒ったのにおっぱいケーキを一口食べてみたんですよね。でも「すごくまずい」オチ…もしかして、モツが作ってから2日位経過していたから痛んでいたのかも?半袖の季節に冷蔵庫にも入れず放置していたもの…。

今回はモツとの対比のためでしょうか。「ヴォルフ、怒っているのだ」と言う等、ベトが比較的落ち着いた大人に見えたのは新鮮でした。ま、ギョーザーにはこだわっているし、作りすぎて小娘に怒られたりはしていますが。ベトとモツがお互いに「ヴォルフ」「ルー君」と呼んだり、同時発言する際の語尾が違ったりするのは当初からずっと変わりませんね。モツは下品なことを好むかもしれないけど、言葉遣いがとても丁寧です。

私、松原秀さんの脚本回は全部大好きです。第1シリーズのみのご参加で、今回の2話と、11話の家事回、15話の学園祭、20話のモツ疾風怒濤、22話のカフェインロイド回(追記:反映もれ失礼しました)をご担当。キャラの描き方が個人的に好みで、特にちょっとゲスなシューさんは最高だと思います。第3シリーズ以降はぜひ戻ってきて頂きたいです。詳しくは存じませんが、他作品では際どい下ネタを得意とする脚本家さんのようですね。しかし、『クラシカロイド』のご担当回では過激なネタはなかったように思います。Eテレの夕方の番組なので、ギリギリラインが決まっていた?このあたりの事情はまったくわからないので推測でしかありませんが。

際どいネタといえば、今回取り上げられたモーツァルトの史実ネタ「おっぱい」です。よい子のEテレで「おっぱい」です。2話目にしていきなりJKの水着!?ボインの友人Bまで登場したよ。しかし不健全な要素はまったくなく、「おっぱいケーキ」へつなげる前振りとして健康的な青春の一シーンでした。ちなみにムジーク発動時の「蜜と乳の流れる地」発言はどうやら旧約聖書にある言葉のようです。どんだけおっぱい好きなの!?と思った人は先生に正直に言うように(※私だ)。

おなじみ正座説教がこの回で初登場します。普通のJKが天才達を正座させてガミガミ言う図がおかしくて、個人的に正座説教は大好きです。そしてビンタは珍しく、1期2話の次に登場するのは2期24話ですね。いずれにしても、自分が経験していなければできないことでは?とちらっと思いました。歌苗ちゃんへの正座説教やビンタ…両親はあんな人達なのでこんな叱り方はしなさそう。もしかするとおばあさまが?と考えるとしんみりしてしまいます。

歌苗ちゃんの友達が初登場です。海月以外はABCだった時代。そもそも第1シリーズでは友人達の出番は少なかったのでそれで問題なかったのかも。第2シリーズでは詠子・美衣子・椎子って名前がついてよかった。あまり目立たなかった海月もワー君の登場で革命のお姉さんになってよかった。第3シリーズ以降の活躍も待ってる!

あとは今回はハッシーが密かに大活躍していますね。屋根の上で存在感あるだけでなく、鉄球にされた奏助の顔を見ていたり、モツの修行には途中まで付き添っていたり。帰宅した歌苗ちゃんを目力でオルガン部屋に誘い、ちゃっかりパーティーにも参加。ムジークで夢が叶ったのを真に受けて屋根からジャンプするも落下してモツ直撃とか、人間くさくて(ハシビロコウだけど)好きです。ハッシーはあんな金ピカでかっこよく飛べる鳥にあこがれていたのね…。

その他。高校の英語の授業、板書の例文に「オルガンを演奏することができます」。モツ登場の曲はやっぱりこの曲。そうじ当番表は機能していたの?以降にメトロノームが出ないのはこの時に投げつけて壊したから?赤面しながら怒る歌苗ちゃんはウブちゃんだ。クラクラのコンサートはNHKホール?モツのデートの提案、お金かかりそうなプランばかりで心配。モツの落下が見えたから奏助の部屋は1階。歌苗「冷蔵庫の中のものをむやみに使わない」のとき視線がベトに向いてる。歌苗ちゃんに「お刺身お肉マドレーヌ」食べさせてあげたい。モツが見ている「ハママツ・ハマナ湖」のガイドブック、裏表紙が凧祭りだ。奏助の歌苗ちゃんモノマネ、ヘアピンは沸いて出たね。奏助とモツに詰め寄られ「えっ?」って言うベトが良い。モツのベト真似はカツラと声が好き。ギョーザー作りのベトの手際良い。パッド君は電源オフで何も出来なくなるらしい。「鉄球」ってお習字おでこに貼った奏助、歌苗ちゃんに直撃したの…?モツは重機を操作できる天才。「バックします」のアクセントが気になる。修行でモツがタクトを振るとベトと奏助の髪が動く。ベトは釣りして大漁だ。こんな大きなクマがハママツにいるの?ベトと奏助が寝てるときパッド君も「スリープ」表示。モツだけ起きていてケーキ作り。パーティーの飾りで「HAPPPPY」Pが4つ。ベトが照れてるの激レア。おっぱいケーキと並べて歌苗ちゃんのけなげなおっぱいドアップはやめたげて。女子の皆さん、ドレスがよく似合ってます。ムジーク空間はおっぱいケーキじゃなくて普通のいちごのデコレーションケーキがモチーフ。モツの変顔!リストさんキター!おっぱいケーキは捨てずにそのままにしてたのね。次回予告がやっぱり長い!今回も「振り返りレビュー」長いよ!圧縮ムズカシイ…。

 

 

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第1シリーズではサウンドトラックのCDも発売されました。モツが登場するシーンの曲は「モツ 華麗にジャンプ」のようです。入手したその日に聴きながら書いたレビュー記事もよろしければお読みください。

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『クラシカロイド』第1シリーズ第1話 ベトとモツと音羽館 振り返りレビュー

ご訪問ありがとうございます。まずは以下のリンクから公式サイトへアクセスをぜひ!

それでは『クラシカロイド』各話の「振り返りレビュー」を始めます。私は第1シリーズ・第2シリーズともに全話視聴済みのため、先の展開のネタバレがあります。なお、「振り返りレビュー」について詳しくは別記事「ブログ開設して1年経過しました/今後のブログ運営について」を参照願います。

クラシカロイド』1期1話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。先にお知らせしました通り、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

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【感想の感想】

色々と寒いのはまあ仕方が無いとして(※だめです精進します)、初めのうちは随分気楽に書いてましたね私…。感想記事はどんどん肥大化していったのですが、果たしてそれがよかったのかどうか?あれもこれもと言いたいことを詰め込んでも、長いと読む気が失せるのは確かですから。最初の頃は慣れていなくて長文は書けなかったんでしょう、きっと。しかし、1期1話の感想を書いた当時は再放送で、先の展開がわかっていたため安心しきっていたのも大きいと思います。加えて第1シリーズは個人的に「引っかかる要素」が少なかったのも助かりました。一方で第2シリーズ本放送中のレビューには「先が見えない不安」があり、「引っかかる要素」もそれなりにあって、後から確認するために要素を余すところなくすくい上げようとしていた気がします。でも実は細かすぎる追求は自分は大変だし読者には嫌われるしで、あんまりいいことはないんですよね(苦笑)。不安は消せないとしても、つい深追いしすぎるクセをどこかで折り合い付けられるようになりたいです。


【新たな気付きポイント】

  • 苦手意識があった1期1話、今は好きです。
  • 薄幸のヒロイン・歌苗ちゃんと大切な場所「音羽館
  • しかし設定が重い…。
  • やっぱりベートーヴェン先輩カッコイイ!
  • ムジークがちゃんと聴ける!
  • 脚本・シリーズ構成の榊一郎さん

私は本放送時に第1話で早々に離脱した過去があるので、なんとなくこの回には苦手意識がありました。でも今回久しぶりに視聴して、なんだかじーんときましたよ。この世界観が愛しい。お腹抱えて大爆笑の回ではないけれど、記念すべき第1回目はこの後にしっかり効いてくる「音羽館を中心とした世界観」と「キャラクター紹介」、そして「これぞムジーク」を丁寧に表現してくれています。この回では音羽館はまだまださびしい場所。でもこれからどんどんにぎやかになっていくとわかっているから、そんなに哀しくならずに観ることが出来ました。まあ、初見で先の展開が分からない状態なら戸惑う内容かもしれません。

けなげなおっぱいの上品なレディ(by モツ)である薄幸のヒロイン・歌苗ちゃん。一人で「おばあさまとの思い出」を回想して、なぜかそこに両親は不在…。「おばあさまとの思い出」は切ないけれど、歌苗ちゃんの育ちの良さと音羽館が大切な場所だというのがよくわかります。歌苗ちゃんは一人で気丈に頑張っていても、館の取り壊しのときは「お願い壊さないで」と涙が出るし、業者が撤退した後もそっと涙をぬぐっていましたね。これが第1シリーズ最終話で「強くなったな」と言われる小娘になるのですから、やはりこの第1話は重要です。ちなみに「モテたい」からミュージシャンを気取る幼なじみは、第2シリーズ最終話でもほぼ同じ状態で「相変わらずだねえ奏助は」。でも彼は、解体を止めさせる手段として重機の操縦者のほうに走って行きましたから。いざという時に的確な判断ができる少年だと思います。

それにしても。父親が膨大な借金を残し、両親共に失踪中で、先祖代々受け継いできた館は差し押さえからの取り壊しの流れ。それを16歳の女子高校生が一人で受け止めなければならないなんて…なぜにここまで設定を重くしたの?しかも深刻すぎて笑えない感じで。ただ、第1シリーズではこの後は6話で響吾パパの登場と再び取り壊し騒動がある程度で、この設定はさほど意識せずに済みました。複雑な家庭環境はそもそも深く掘り下げる予定はなかったのかも。この1期1話でちらっと出た子供時代の家族写真では、お母さんと思われる女性はうんと髪が長くて第2シリーズで登場する日芽歌ママとは似てませんし。第2シリーズの家族問題はいまだにモヤモヤしていますが、これはおいおい考えていきます。

ちなみにネット上で「歌苗ちゃんはアントニア・ブレンターノ(ベートーヴェンの『不滅の恋人』候補の一人)」との説を目にしたことがあります。そう考えると歌苗ちゃんの設定はモデルと思われる人物と被っている要素が多いです。他にも気付いていないだけで、様々な史実をもとにした設定がこっそり仕込まれているのだろうなとは思います。だからこそ『クラシカロイド』は何度見直しても面白い!

史実に倣った設定といえば、今回のお当番である我らがベートーヴェン先輩!メトロノームとか「運命の喉首を締め上げる」とか、伝記マンガを読んでいたらおおよそ知っている史実ネタがあって楽しい。ギョーザーにこだわりを見せたり小難しいことを言ったりも、まあベートーヴェンのイメージに近いです。ただ、これだけだったら「なんなのこの人」で終わった可能性もあります(※あくまで私見です)。ベトさんは何と言ってもムジーク発動中がカッコイイ!低い声でのムジーク口上もムジーク衣装も理屈なしに良いのです。第1シリーズはこの黒い衣装はよく見せて貰えた気がします。今回の場合、ムジーク発動は「自信作のギョーザーを台無しにされたから」でしたが、それでもヒロインの敵(解体業者)を追い返す力があるというだけでうれしいです。そして今回新鮮だったのが、「ムジーク発動中のムジークがしっかり聴ける」こと。台詞は被るのですが、それでもインスト版のムジークは聞き取りやすかったです。これは地味にありがたいなと思いました。

なお榊一郎さんによる脚本はこの回のみです。榊一郎さんは土屋理敬さんとお2人で第1シリーズのシリーズ構成も担当しておられました。この回だけを観て判断するのは乱暴ではありますが、古き良きものや音楽家を大切にしてくださる方とお見受けしました。取り壊しが決まっている館で音が鳴らないパイプオルガンを丁寧に磨き上げるとか、ベトのキャラや言動がパブリックイメージに近いものだとか。そういえば第1シリーズでは、音楽や音楽家がぞんざいに扱われている描写はなかった気がします。これは私の思い出補正もあるかもしれませんので、「振り返りレビュー」の過程でじっくり見直していきたいです。

その他。アバンでギョーザーを作るシーンは先輩の大きな手がいちいち良い!Aパートでいきなり催促状や差し押さえの紙が山ほど門に貼られている絵はビビる。回想のちっちゃい歌苗ちゃんがカワイイしおばあさまが上品。モツが手すりを滑って登場するシーンはBGMと一緒によく覚えてる。モツの自己紹介が丁寧。かたや、人の話を聞かないベトとフォイエルの破壊力…初見の時はなんなのこの人?と思ったよ。部屋の扉一枚隔てて会話する幼なじみ同士、良い。髪とめてない歌苗ちゃんは激レア。ベトとモツは片付けや掃除をする気は一応あるのね?もう明け渡すのに、動かないオルガンを丁寧に磨き上げる歌苗ちゃんが良い。響吾さんの部屋への隠しトンネルは一体どこからつながってるの?ムジークが出ないのにむずむずするベトに対し奏助が「トイレで」って、やはりムジークはおなら?ハッシーの引取先はどこの予定だったの?動かないはずのオルガンから「田園」の原曲メロディが。ベトのムジーク発動の顔がやっぱりコワイ。でも「運命」を繰り返す台詞もムジーク口上もベトさんらしさ全開(好き)。さあここからはベトのターンだ!ムジーク最高!パッド君の原曲解説がやたら詳しい。重機ロボとオルガンロボが戦うんじゃなく一緒に踊るの、いいと思う。奏助はハッシーと踊ってる。若いおばあさまが美しい。舞踏会を開く夢が叶ってよかった。奏モツベトがそろって「引っ越すのやめたんでしょ(だろ)?」と言うの、ベト一人だけが語尾が「だろ」。アルケー社組が最後にちらっと登場。次回予告が長い!結局私の「振り返りレビュー」も長いよ!次回からは頑張ってもう少し圧縮できるかな…。

 

 

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こちらは初めて書いた、本の感想文です。「ジャジャジャジャーン!」は忘れたときに時々読み返して笑っています。ベートーヴェンの「星を求める生活」うんぬんの台詞など、後から気付く細かな史実ネタもあって読むたびに面白いです。

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

ブログ開設して1年経過しました/今後のブログ運営について

2017/04/05にブログを開設して1年が経過しました。ブログタイトルがド直球なことからお察し頂ける通り、『クラシカロイド』が好きすぎて始めたブログです。私が学校の勉強以外でまとまった文章を書いたのは、このブログが初めてです。この1年で私は第1シリーズ再放送(真夜中のクラシカロイド)および第2シリーズ本放送のあわせて全50話分の感想記事を書き、その他(読書感想文や演奏会レポート等)の記事を30本書きました。読者の皆様の応援が何よりの励みになっています。拙い文章かつ長文にもかかわらず、ご愛読ありがとうございます!

さて。『クラシカロイド』の番組はいったん終了し、続編の情報は現時点ではありません(2018/04/05現在)。しかし私は第3シリーズの放送を何年でも待ちたいと思っています。そしてせっかくここまでブログを続けてきたわけですし、『クラシカロイド』への愛はまだまだ語り尽くせていないので(!)、私は今後もブログの更新を続けていくつもりです。今後の更新スタイルは以下のように考えています。

振り返りレビュー(第1シリーズ・第2シリーズ)

  • 第1の目的:久しぶりに番組録画をじっくり見直し、新たな気付きを書きたい!
  • 第2の目的:過去記事の掘り起こし。記事が増えアーカイブを遡るのが困難になってきているので。
  • 第1シリーズ1話から第2シリーズ25話まで、番号が若い順に進めます。
  • 更新頻度は週1(土曜を予定、前後する可能性アリ)。50話を週1ペースで期間は1年間。
  • 各シリーズの「総括」は、それぞれ「振り返りレビュー」25話分の更新が終わったタイミングで。
  • 次の回の記事を公開する直前に、前回分の過去記事の画像を消去。
  • 公式サイトにこまめにアクセスしようキャンペーン!

50話を週1ペースで進めるので、これで1年は続けます。その後のことは終わってから考えます。

番号が若い順に番組録画を改めて見直し、1年前の私が見落としていた点や解釈の変化などを書きたいと思います。また過去記事のリンクを貼ることで過去記事の掘り起こしも行います。「振り返り」なので今までのレビューほどがっつりは書かないつもりです。実は私、基本的に公開後は自分の記事を読み返さないため、1年前の自分が何を書いたのかはあまり覚えていません。なので、フラットな気持ちで番組と過去のレビューを見直し、1年前の自分の浅はかさに変な汗をかきながら「振り返りレビュー」をしていくことになります。自分に鞭打つスタイルです。これは将来的に第3シリーズが来た際により良いレビューを書くための鍛錬でもあります。読者の皆様は、よろしければおつきあい下さい。なお、ひどい誤字脱字と後述する画像削除以外は、過去記事の文章に手を入れることはしません。たとえどんなに恥さらしな内容だとしても、一度公開している以上、過去のやらかしは全て背負って生きていこうと考えるからです。

今はまだ書ける気がしないのですが、各シリーズの「総括」もいずれ書きたいと考えています。「振り返りレビュー」の区切りで出したいので、第1シリーズは10月末、第2シリーズは3月末以降を予定しています。

あわせて、感想記事にある番組の画像を削除します。当ブログでは、まだアクセス数が少なかった当初のノリのままでスクショを入れてきて、ずるずる50話分続けてきました。しかし、公式様にご迷惑おかけしているのは紛れもない事実ですので、やはり削除が望ましいと判断しました。いきなり全部ではなく、1年かけて週に1話分ずつ削除していく予定です。タイミングとしては2話目以降の「振り返りレビュー」公開直前に前回分の過去記事の画像を削除。公式様の懐の深さに甘えている身ではありますが、もちろん公的な要請があれば即刻全部削除します。

そして、大事なこと!『クラシカロイド』ファンの皆様はBNPNHKの両方の公式サイトにこまめにアクセスしましょう!弊ブログの「振り返りレビュー」には公式へのリンクを必ずつけるようにしますので、記事を読むついでに公式サイトをチェックするよう、ぜひお願いします。もっと言うと私のブログは読まなくてもいいので、公式サイトは各人が出来る範囲でチェックし続けましょう!これは最新情報を知るためだけでなく、公式サイトの存続のためでもあります。サイトの維持は費用の問題もあるので、読まれなくなれば自然と閉鎖へ向かうかもしれませんので。また、おそらく今後公式サイトの更新は滞るので、アクセス数減少すれば検索エンジンの評価が心配です。杞憂であればよいのですが、下手すると更新を続けるこのブログが公式サイトより検索結果上位になってしまうおそれがあります。そんなことは断じてあってはなりません。もちろん、万が一にでもこのブログが公式サイトより検索結果上位に来ることがあれば、更新頻度を減らす等の対策を講じます。


その他の記事(読書感想文や演奏会レポート)

  • ムジコレの感想は1,2,5,6すべて書きたい!1年以内のどこかで書きます。
  • 読書感想文や演奏会レポートの更新頻度は不定

ムジコレの感想ですが、いずれは全部書きたいと考えています。今まで3と4を書いてそれっきりになってしまい申し訳ありません。3は入手したその日に書き上げたんですよね…最初のうちはコワイもの知らずでした。4は5の発売日過ぎてからやっと公開しましたが、タイミングがずれてマヌケだったなと今でも思います。今更感があるのは承知の上で、1,2,5,6は発売日とは関係なく進めたいです。そしてあくまで「振り返りレビュー」をメインでやっていきたいので、「ムジコレの感想は1年以内のどこかで書く」くらいの考えでいます。自分の読みの浅さを晒すのは素で恥ずかしいので、忘れた頃に(アクセス数が今よりずっと少なくなった時に)、しれっとアップするかもしれません。

読書感想文や演奏会レポートの記事は、番組の各話感想と比べて桁違いに読まれていないんですが(苦笑)、自分が書きたいと思ったものは臆せず書いていくつもりです。更新頻度は不定期です。第2シリーズ本放送中は思いの外レビューを書くのに時間がかかってしまったので、本放送がない今はインプットのチャンスだと捉えます。演奏会は私の手が届く範囲で積極的に行きたいです。読みたい本もたくさんありますが、ブログで紹介するのはクラシック音楽に関する本でもあまりマニアックでないものに限定します。楽曲に関してはがっつり感想が書けるほどの知識は私には無いので、無理矢理記事を書くくらいならその時間を1分でも多く音楽を聴く時間にあてたいです。何かテーマが見えたら紹介記事くらいは書くかもしれません。


以下は、このブログの現状および私が今思うことの覚え書きです。

さまざまな考えからコメント欄を閉じていて申し訳ありません。コメントはツイッター(ID:@nyaon_c)のリプライにてお願いします。私はエゴサはしない主義なので、空リプは届かない場合が多いです。でもなぜか悪口はよく聞こえるんですよ(笑)。私は逃げも隠れもしませんので、ご意見はどうぞ直接言って下さい。フォロー外でも遠慮無くどうぞ。ただ、中の人はどこの回し者でもない普通の人間ですので、距離感や内容および言葉選び等は常識の範囲内でお願いします。そして私がブログに書いた内容の無断転載は絶対にやめてください。言い回しを変えたところで内容が同じであればNGです。もしそういった事例を見つけたかたは教えて頂けますと助かります。

何度かお話ししている通り、弊ブログはアフィリエイトはやっていませんし今後も予定はありません。『クラシカロイド』の胸を借りている以上は、勝手に個人でやっているブロガーがわずかでも儲けるのはやはり申し訳ないので。加えて、小銭であっても収入が絡めば主張がブレるおそれがあると思うからです。また、SEOもキーワードやディレクトリ構成等、まったく意識していません。そもそも、ブログはディレクトリ構成等がいじれない(※SEOにはめっぽう弱い)フリープランを利用しています。フリープランだとレイアウトの融通が利かなかったり広告が勝手に出たりして、見づらくなっている件に関しては申し訳ありません。ただ、先々更新をやめてもブログは削除せずそのまま残したいとも考えていて、そうなるとフリープランのままでいたほうが都合がいいというのが今の結論です。色々書きましたが、要は中身を書くのに精一杯で環境面まで気が回らない、というのが正直なところです。

ちなみにこのこのブログのアクセス数は2018/04/05 23:00現在で 112424PV頂いております。ありがとうございます。もちろん『クラシカロイド』人気のおこぼれに預かっているに過ぎないことは自覚しています。実際に本放送が終わった今、毎日のアクセス数は目に見えて減ってきています。しかし、私はこの状況をむしろチャンスだと捉えています。実はお正月の一挙放送を境に想定外にアクセス数が伸び、ありがたいと思う反面プレッシャーに押しつぶされそうになって正直しんどい時期がありました。また読者が増えるにつれて、世の中には色んな人がいることを思い知らされました。そんな重みから少しでも解放されたら、もっとノビノビと記事が書けそうな気がするのです。読者の皆様の応援が何よりの励みであることは事実です。本当に感謝しています。しかし極論を言えば、アクセス数がゼロになっても私は『クラシカロイド』好きの気持ちをこのブログに残していきたいとも思っているのです。私は好き勝手やりますので、それでもOKというかたは今後もおつきあいくださいませ。

そして、私の主張はあくまで一個人の主観に過ぎないので、あまり真に受けないようお願いします。もちろん、私は所謂「声の大きいファン」の一人だと自覚していますので、『クラシカロイド』に泥を塗るマネだけはしないよう気を引き締めてまいります。第3シリーズほかの続報を待ちながら、私はこれからも『クラシカロイド』への愛を全世界に向けて発信していきます。「やめるタイミング」については今はまだ考えられません。なにはともあれ楽しんでやっていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。


おまけ。過去の節目には以下のような記事を書きました。よろしければあわせてお読み下さい。

 

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 長くなりました。最後までおつきあい頂きありがとうございました。

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c