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アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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『クラシカロイド MUSIK Collection Vol.3』および原曲集3(2017/04/26発売) ざっくりレビュー

「発売日に届かないのって、予約の意味なくね?」と息子が言ってました。それだけ大人気なんだよーと言い聞かせてみるものの、私だってやきもきしましたよ、ええ。今か今かと首を長くして待っていたところ、本日やっと届きました!ムジコレ3と原曲集3。

“ClassicaLoid” presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC No.3-アニメ 『クラシカロイド』 で “ムジーク”となった『クラシック音楽』を原曲で聴いてみる 第三集-

“ClassicaLoid” presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC No.3-アニメ 『クラシカロイド』 で “ムジーク”となった『クラシック音楽』を原曲で聴いてみる 第三集-

 

 “ClassicaLoid” presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC No.3-アニメ 『クラシカロイド』 で “ムジーク”となった『クラシック音楽』を原曲で聴いてみる 第三集-

原曲集は2枚組。通常ディスクには、ムジークと対になるクラシックの曲が収録されています(第9は第4楽章のみ)。そしてボーナスディスクには、フルトヴェンゲラー指揮によるベートヴェン交響曲第9番「合唱」がフルで収録されており、ジャケットのデサインはそのオマージュとなっているようです。

 

 クラシカロイド MUSIK Collection Vol.3

こちらがムジークコレクション。ジャケットの絵を見て娘(4歳)が「バッハさん、カッコイイ!」って。年上派キター━(゚∀゚)━!

早速聴きましたとも!午前中にまずは一人で。午後子供が帰宅してからは子供達も一緒に。原曲集は2枚とも2回ずつしか聴けませんでしたが、ムジコレのほうはもう何度もリピートしました。ああうれしい…。

今日のこの気持ちを書き留めておきたいと思います。私は、音楽について詳しく解説できるほどの耳も知識も持ち合わせていないことは自覚しています。何を言ってるんだとお叱りを受けることは覚悟の上で!それでも、感じたままのことをざっくり書きますよ。

なお、サントラの感想は別記事に書きました。よろしければ、そちらもあわせてどうぞ。

nyaon-c.hatenablog.com
まあでも、ぶっちゃけ私のレビューなんか読まなくていいんですよ。言葉に出来ないくらい、ムジコレも原曲集も最高なんですから!とにかく「買い」ですからね皆様!

例によって、今日届いて聴きながら書いていますので、やや文章がこなれていないことをお許し願います。また、これから聴くかたで、まだ内容を知りたくないかたは、ここから先は読まないで下さい。

(以下ネタバレあり)

 ムジコレと原曲集は対になっていて、収録順も同じです。ムジコレのInstは「豊穣の夢」以外の7曲が収録されています。
以下、ムジコレ収録曲を太字で、対応する原曲を斜体で書きます。

【1】
  疾風怒濤 ~交響曲第25番より~
  作詞:tofubeats 作曲:Wolfgang Amadeus Mozart 編曲:tofubeats
  アーティスト:tofubeats(Vocal:中川晃教
  (原曲)交響曲 第25番 ト短調 K.183 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ
これ、原曲はもちろんかっこいいけどさ、アレンジがすごすぎてもう(語彙力←※また言ったよ。今度言ったら10円貯金だから)。tofubeatsさんのアレンジは、原曲の上に原曲とは別のメロディの歌を重ねて融合させるイメージです。その乗っている歌がイイ!若者応援の歌詞内容もそうだけど、この男性ヴォーカルの歌い方がまた合っていますよね。この歌い手さんを採用したセンスも褒めたいです(上からでスミマセン)。天真爛漫なイメージのモーツァルトの、別の一面が垣間見られたムジークです。

【2】
  白鳥ROCK ~白鳥の湖より~
  作詞:つんく 作曲:Peter Ilyich Tchaikovsky 編曲:つんく♂クラシカロイド楽団 with 平田祥一郎
  アーティスト:つんく♂(Vocal:針尾ありさ
  (原曲)白鳥の湖 第2幕 第10番 情景
あまりにも有名な原曲。しかし私は正直この部分しか知りません。一度全部通して聴いてみたいと思います。アレンジはロックではありますが、女性ヴォーカルの歌声と歌詞のおかげで乙女の切ない恋心がよく表現されています。間奏のバイオリンが原曲の良い部分をうまく吸収していますね。あと、歌詞はベト歌というよりは、チャイバハ(バハチャイ?)かなと個人的には思いました。
それにしても…チャイコちゃんはいつもベトの前座扱いのようで不憫です。チャイコフスキーの楽曲は良い物がたくさんあるので、2期では積極的にムジークを出して頂きたい!

【3】
  シューベルトの魔王道
  作詞:丸省 作曲:Franz Peter Schubert 編曲:アボカズヒロ
  アーティスト:シューベルト(CV:前野智昭
  (原曲)魔王 D.328
本放送のとき、まさかあのシューさんがラッパーになるなんて!と精神的なショックが大きくてピンク汁吐きそうになりましたよ。今回のCDの収録内容が、本放送とまったく同じだったのにも驚きました(※「ピー音」は消えています)。しかし、声優さん頑張りましたね…。歌詞の力もあるのでしょうが、もう完全にシューベルトが歌っているようにしか聞こえない。この曲は特にInstと聴きくらべてみるのをおすすめします。曲はちゃんと「魔王」なんですよ!それを歌で完全にラップにしちゃうんですから、その力量たるや、おそれいりました。
ちなみに、息子(小6)はこのラップを大変気に入って、歌詞カードを持ってラッパーシューさんになりきり歌っています。子供ウケはいいのかも。

【4】
  Funk稲妻っ! ~無伴奏チェロ組曲より~
  作詞:つんく 作曲:Johann Sebastian Bach 編曲:つんく♂クラシカロイド楽団 with 鈴木俊介
  アーティスト:つんく♂(Vocal:楠木勇有行、Emyli、Alisa K)
  (原曲)無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007 「プレリュード」
原曲はチェロ一本で表現する曲ですが、ムジークはどんどん音と歌を加えて盛り上がっていきます。バッハの理想は「八音が重なり合う」ことだったので、ムジークはそれを表現しているのかも。これは「あえて」なのかもしれませんが、バッハの曲はほんの少し古いアレンジ(今回だったら70年代ディスコミュージック?)をするんでしょうか?懐かしいけれど、なんだかカッコイイ。

【5】
  豊穣の夢 ~エリーゼのためにより~
  作詞:森雪之丞 作曲:Ludwig van Beethoven 編曲:布袋寅泰
  アーティスト:布袋寅泰(Vocal:田中彩子
  (原曲)エリーゼのために
あのコーヒーロイド回で朝の目覚まし代わりに使われた曲ですよ、これ。無駄遣い(褒め言葉)と言われても仕方がないほど、美しい歌声と歌詞です。布袋さんのギターは今回控えめな印象を受けました。
藤田監督曰く「コーヒーが美味しくなる」ムジークとのことです。しかし私が歪んでいるのか、歌詞を読めば読むほど、「これはベト歌」と思えてなりません。二人がかさなる絵が見えたよね(※シルエットだけど)。今後2期か、あるいはその後の3期か劇場版あたりで二人が結ばれるときに使われる曲のような気がします(勝手な憶測)。

【6】
  すべては愛から ~ブランデンブルク協奏曲より~
  作詞:つんく 作曲:Johann Sebastian Bach 編曲:つんく♂クラシカロイド楽団 with 鈴木俊介
  アーティスト:つんく♂(Vocal:あゆべえ、針尾ありさ、久岡めるも&つんく♂クラシカロイド混声合唱団)
  (原曲)ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV1047 第1楽章:アレグロ
最終回で出たゴールデンレコードに収録されている曲のようですね。八音同時ムジーク発動は胸熱だった…。高らかなトランペットが印象的な原曲のイメージに、歌手を何人も参加させて音を重ねる「協奏曲」に。つんくさん、引き出し多いなあ。

【7】
  世界はMUSIC!!! ~魔笛より~
  作詞:tofubeats 作曲:Wolfgang Amadeus Mozart 編曲:tofubeats
  アーティスト:tofubeats(Vocal:上花楓裏)
  (原曲)歌劇 「魔笛」 K.620 第2幕 第8場より 「復讐の炎は地獄のように私の心に燃え」
こちらもゴールデンレコードに収録されている曲。原曲は明るい曲調でありながら、夜の女王が復讐心を燃やす恐ろしい歌詞なんですよね…。ちなみに「豊穣の夢」を歌っている田中彩子さんは「夜の女王」がハマリ役のようですよ。原曲集に収録されている録音は別の歌手でしたが。ムジークはとにかく明るく楽しい曲。それなのに、初めて聴いたとき私は不覚にも泣きました。「疾風怒濤」を聴いた後だったからかもしれません。たとえ自分が闇を抱えていても、音楽で最高のおもてなしをする。モツ君はそんな子なんだよね…。

【8】
  大宇宙音楽讃歌No.9 ~交響曲第9番より~
  作詞:森雪之丞 作曲:Ludwig van Beethoven 編曲:布袋寅泰
  アーティスト:布袋寅泰(Vocal:岸祐二
  (原曲)交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱」 第4楽章 フィナーレ(プレスト~アレグロ・アッサイ)
ベートーヴェンの場合、ゴールデンレコードに収録されている曲は第九ではなく別の曲のようです。しかし、「アンコール」といえば「第九」でしょう、やっぱり。
私、原曲が大好きなんです(有名な第4楽章だけでなく最初から最後まで)。私は父からの刷り込みでしかありませんが、根っからのクラシック音楽ファンの中には第九に関してはうるさい人は多いと思います。なので相当なプレッシャーがあったのでは?どう料理するのよ…と一瞬でも思った私を許して下さい。布袋寅泰さん、森雪之丞さん、本当にありがとうございます。
ムジーク曲は原曲より短いけれど、入れて欲しい部分は全部盛り込まれていて、それをギターで表現しちゃうんだもの。私はロックには詳しくありませんが、このアレンジの格好良さには痺れました。そして原曲集のブックレットがすごい。第九の解説が別冊であるだけでなく、本誌の見開きで歌詞が「ドイツ語」「日本語訳」「ムジークの歌詞」を並べてあるんです。森雪之丞さんが、本来の歌詞の要素をすべてのみ込んだ上で、さらに高いレベルに引き上げてくださったことがよくわかります。シラーの詩にベートーヴェンが書き足した冒頭部分もちゃんと入れてくださっていて、うれしかったです。

ああ、それにしても原曲に関しては実家でレコードを聴きたい…(※注)。曲は全部いいんだ。でも音の良さが存分に伝わってこなくてもったいない。うちのCDプレーヤーが悪いのか…。

※注:父の趣味で、私の実家には真空管を使った大仰なオーディオ機器と、古いレコードが山ほどあります。かなりお金をかけているようですが、詳しくはわかりません。父は手袋して操作しており、私たちには絶対に触らせません。そういえば第九だけで10枚くらい所有しているようで、同じ曲でも指揮者や録音が異なると違う味わいがあると父が言っていました。

「大宇宙音楽讃歌No.9」は、もしかして2017年の紅白歌合戦に出るかもしれませんね。そのときは布袋さんはベトのムジーク衣装でギター弾いて下さい、お願いします。せっかくなら第九だけでなく他の曲も出るといいなあ。声優さん達もゲスト出演して、生で「スピーレン…」ってムジーク口上するの。うわ、もうさ紅白は別として「1期のムジークを全部出すコンサート」をやろうよ!もちろん歌手だけでなくムジークプロデューサーも声優さんも全員参加で。開催場所がどこであっても絶対に行くから。

いやはや、番組の締めくくりに次々と繰り出されたムジークはどの曲も最高でした(※表現が陳腐だ、うん)。2期のラストはどうするんだろう?と心配になるレベル。でも、ショパンとリストの曲がないのは少しさびしい…。2期はチョッちゃんとリッちゃんもたくさんムジークを聴かせてね。

第2期はどんなムジークが出てくるのかが今から楽しみです。よく知られている曲だけでなく、マイナーだけどいい曲を発掘して頂きたいなと思います。

以上です。最後までおつきあい頂きありがとうございました。