アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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『クラシカロイド』第1シリーズ第4話 さまよえる後輩 振り返りレビュー

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クラシカロイド』1期4話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。なお、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

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【感想の感想】
少しは書くのに慣れた頃?それにしてもリード文と本文の境界があいまいです。ま、書き方については今でも悩むくらいなので片目をつぶって(※ダメです精進します)、できるだけ内容に目を向けることにします。なるほどシューさんを戦隊の追加戦士に例えたわけですね。ふむ。確かに既存ロイド達との違いが際立つところに着目したのは良いかも。んーでも別作品に重ねる例ってムズカシイですね。どの作品も唯一無二のものだから、たとえ似ている部分があってもピタっとハマるはずはなく、自分で書いておきながら何ですがモヤっとします。それにたとえ話は本質的な部分が見えにくくなるおそれがあるので、やはり使い方に注意が必要だと今は思います。こんな形で片付けたつもりにならず、シューさん自身についてもっと掘り下げればよかったのに私…。「わかった気になる」については今後特に気をつけます。


【新たな気付きポイント】

  • 「先輩」呼びが良すぎる!
  • 「さすらい人」シューベルト
  • シューさんは只者じゃない感
  • 細かなデザインが良い!
  • ハママツへのいざない

なんといっても「ベートーヴェン先輩」って呼び方が良すぎです!前世での関係性を考えると、シューさんはベトをおそれおおくて呼べなさそうです。あるいはせいぜい「先生」あたりで落ち着きそうなのに、あえて「先輩」ですよ。もう絶妙です!尊敬しているけれど心理的な距離は遠すぎないという。これを提案した制作スタッフのかたには飴ちゃんを差し上げたいです。なにも部活で年上の人を呼ぶときに限らず、身近なあこがれの存在は「先輩」に違いないと思います。ちなみに日本のアニメを外国語訳する場合、「先輩」はそのまま「SENPAI」らしいですし。世界共通語としての「先輩」呼び、すんばらしゅいー!一方、大先輩と思われるモーツァルトは名前を呼び捨てで、これはこれでインパクトあります。ベトとは異なる関係性にしたくて、モーツァルトを毛嫌いする設定が出来たのかもしれませんね。ディスクオルゴールに対しても態度があからさまに違うシューさん、物語としては面白いです。

今回の「さまよえる後輩」というサブタイは「さすらい人」を意識していますよねきっと。友人宅を転々としながら生活し、また古典派とロマン派の端境期にいた史実シューベルトは放浪者のイメージが合うのかも。支援してくれる友人達に恵まれたことについては、トラック運転手と仲良くなって食べ物やグラビア雑誌をもらうあたりで表現されている気がします。ちなみに史実シューベルト自身が弾けなかったことで有名な「さすらい人幻想曲」は、往年のテレビ番組「トリビアの泉」で取り上げられたときに知ったんですよ私。

それにしても、初登場のシューさんのインパクトは絶大。只者じゃない感ありありです。装いや考え方がクラシカルなだけでなく、ムジークがまさかの原曲でしかも強力!また最初のほうはレギュラーメンバー不在のままシューさんの語りでお話が進み、加えて光あふれる美しい作画も「シューさんは今までのロイド達とはどこか違う」を印象づけてくれます。そしてまだこの時点では謎が多く「なぜ一人でカプセルから出てきたの?」「服やメガネはどこで手に入れたの?」「なぜ九州から旅を始めたの?」などなど、妄想し放題です。シューさん自身が冒頭で言っていた通り、まさに「確かなモノは多くない」状態。だがそれがいい!最初から正体バレバレじゃなく想像の余地があるって良いなと思います。

アンティークショップにあるディスクオルゴールや細かな品々がステキ。ぎょうなくんマグはイカス。さらに今回私が注目したのは「HAMAMATSUまつり」のポスターと「餃子スタンプラリー」のスタンプたちです。情報量が多いポスターは、ド直球なキャッチコピーも相まって地方都市ならではの雰囲気を醸し出しています。そしてスタンプはいかにも「商工会の若手による手作り感」を思わせる温かみがあって、これは全店制覇して集めたくなるスタンプです(きっぱり)。餃子屋さんの名前も楽しい。ちなみにベトが持っていた台紙、すべての店のスタンプをほとんどかすれなくきれいに押してあるんですよね。「フォイエル」の豪快さとはまた違う几帳面さもあるあたり、さすが先輩!

また今回のお話は密かにハママツの観光PRをしています。毎年ちょうどGW頃に開催されるという凧のお祭り、私はこのお話を観るまで知らなかったです。「聖地巡礼」を兼ねて行ってみたくなった視聴者は多いのでは?今年は無理ですが、私もいつか必ずハママツに行ってみたいと思っています。スタンプラリーをしてぎょうなくんマグがもらえたら言うこと無し!来年あたりに企画としてクラシカロイドの設定を取り入れたイベントがあるとうれしいなあ。ぎょうなくんマグもスタンプもリアルに欲しいなあ、なんて。望みは言ってみる!

その他。周りは水着姿なのにジャケットに手袋まで装着したシューさん暑そう。遮断機の点滅にあわせてメガネの左右が交互に光るの細かい。目撃者のおじいさんと一緒のしばわんこカワイイ。回想シーンにおけるスッポンポンのシューさん、ウホッ良い身体!ベトもモツも裸足だ。たぶんパンツは穿いてない。手を引かれる響吾さん、もしかして走るの苦手なインドア派?畑仕事を手伝うシューさん、長靴お似合い。自動ドアで遊んだお店はFriendryMartだ!タンクローリーは出光もとい入光。大型トラックの三菱ロゴは逆さま。現代のトイレは使えるシューさん。ギョーザスタンプラリー参加10店舗の名前が「達人餃子」以外ひどい(※褒めてます)。奏助はスマホゲームしてる?「新たな国王即位」って発想がクラシカル。サリエリ発言のソースを知りたい。他にもあったディスクオルゴールも聴きたい。スリット深すぎリッちゃんへの反応が男性と女性で違う件。達人餃子の店主は手袋してたっけ?シューさんはまだ箸がきちんと使えない。「のばら」歌いながらギョーザー焼くシューさん、動画撮影されてる。先輩は歌に気付いたのに、「コゲ」にひかれて別の店に。シューさんには美形のモツがひどい顔に見えるらしい。リッちゃんはまだ「ポンコツ」呼びしてなかったのね。空高く上がった凧の柄が○△×※。大家殿が家事を一通り終えてソファに転がったときの時刻は10時10分。覗いた民家のテレビはYOTSUBISIのブラウン管だ。園児達より熱心に体操するシューさん、警察沙汰に。探し求めていた先輩とはすれ違って凡才の奏助にはぶつかる。凡才でも自分で作曲して偉いよ奏助。ベトはせっかく全店舗コンプリートしたのにぎょうなくんマグ品切れはつらい。先輩に気付いたシューさん、もしかしてムジークは涙鼻水と同列?普通の指揮棒があのタクトになったね。じわじわ赤ちゃんに変化する動画がすごい。回想で水着ギャルを見てたシューさん、よだれ!チョッちゃん割り箸が変なふうに割れてる。ムジーク解除されたらもう夕方だよ強力だよ。シューさんをアフリカに連れて行った大凧は「連」。

 

 

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シューベルトの伝記は『孤独な放浪者』(著:ひのまどか)をおすすめします。古書の価格が今ほど高くなければ、私も手元に置いておきたいと思う本です。別途感想文をアップしていますので、よろしければそちらも参考にどうぞ。


ひのまどかさんによる音楽家の伝記シリーズはいずれもおすすめです。丁寧な取材に基づいた物語は主にテンポ良い会話で進められ、その世界にぐいぐい引き込まれます。資料としての写真も豊富です。私が読んだもののうちいくつかは「伝記本、史実などの感想」カテゴリーに感想文をあげています。


最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c