『クラシカロイド』第1話 ベトとモツと音羽館 感想
※2018/04/14 画像を削除しました。なお、この記事を約1年後に見直した「振り返りレビュー」もあわせてお読み下さい。以下のリンクからどうぞ。
ではクラシカロイド各話レビューを始めます。考察なんて無駄なので思いつきしか書きません。できるだけシンプルにしたいですが、ベトが活躍する回は分量が増えるかも。また当方は第一期全25話視聴済みのため、先の設定のネタバレがあります。あとは、基本ベトさんのことばっかり書く予定です。えこひいきスミマセン。みんなスキなんですよ、ホントに。
第1話 ベトとモツと音羽館 (2017/04/09 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
♪感想(レビュー)
ツイッターで少し書きましたが、私は本放送の第1話を視聴して早々に離脱しました。(そんな私が15話あたりで復帰してから沼に落ちるんだから、人生はわからないものです。)
だって変身シーンのこの顔コワすぎでしょ。この人が主人公?悪役だよ絶対…。
だってギョーザー焼くのに大爆発って変でしょ。あなたが参考にした書物『ミセス味っ娘』に火炎放射器で焼けと書いてありましたか?そもそも音楽家なのになんでギョーザーにこだわってんのベートーヴェン…。
私の初恋の人は史実ベートーベンなので(この件についてはおいおい)、初見ではコレジャナイ感が半端じゃなかったです。今じゃむしろ史実よりもクラシカロイドのベトが大好き(字面がなんか恥ずかしい)なんですけどね。
そんな私ですが、キャラクター達のその後や最終話を知っている今改めて第1話を見ると、色々つながってじわっと涙が出てきました。結構深いんだ。だから一話目で見限るのは大変惜しい作品ですよ皆様。それに一話はまだまだ「おとなしい」んですから。じわじわ本気出してくるんですから!
以下は思ったことメモ。
- オープニングがいきなりベートーヴェンの交響曲第9番。これをうっかり見てしまった以上は、最終話まで突き進むしかありません!
- お?ベートヴェンがメトロノーム使っているよ。この後全然出てこないけどね。ちなみに本編では全く解説ないですがタクトのモチーフ、ベトさんの場合は箸なんだそうですよ。私はてっきりメトロノームだと思っていましたわ…。
- 天才音楽家モーツァルトと凡才高校生の神楽奏助は、初対面で握手を交わす。学園祭や最終話で奏助に寄り添うのはモツだったことを思うと、もうね(語彙力)。
- 回想のおばあさまがとても上品で、ヒロイン音羽歌苗はお嬢様なんだなと。
- 子供を置いて出て行く母親とかどうなの?とひっかかるけど、歌苗の薄幸ぶりが新鮮で妙に美しいんですよ。屋敷の解体に涙する姿も、いくらしっかりしていてもまだ高校1年生の「小娘」なんだなと改めて思うわけです。最終話の「強くなったな、小娘」に至るまで、これから色々あるんだよ!楽しみじゃないですか!?
- 歌苗=「けなげなおっぱい」発言(byモツ)の衝撃…。これ声優の梶さんのアドリブなのかな?歌苗は貧乳。これが、運命なのかあ!よかろう、私は運命の喉首を締め上げてやる(ry (←かえってこじらせる、気を遣いすぎの一例)。
- 自動オルガンが奏でた曲がベートーヴェンの交響曲第6番『田園』だった件について。つまり音羽家のベートーヴェン好きはガチ。歌苗は遺伝子レベルでベートーヴェンに好意を抱いていると考えてもおかしくない。 ※ベト歌脳によるバイアスがかかっています。
- ベトのムジーク発動のきっかけは「自信作のギョーザーを台無しにされたから」って、自己チューだよね。天才だしこだわりが強いベトだからそれでいいんですが、今後どうなるか。とりあえずは第6話をお楽しみに。
基本コメディー作品なんだから、もっと気楽に笑って見られるはずなんですが、ちょっとまだ一話目はお堅い印象です。ベトの一人称が「私」になっているし、理屈っぽい語り口調もザ・杉田劇場ではあるけれど本来のベトらしくない。タクトの振り方も何か違和感あるし…。登場人物の紹介メインの回としても、制作陣がまだ手探り状態なのかな?と感じました。それは当たり前のことですし、そういう部分も全部ひっくるめて作品の魅力になると思うので、無問題です。はい。
そして、布袋さんのロックアレンジはアツイ!クラシカロイドは制作費がかかっていそうだけど、こんなアレンジを聴かせてくれるんだもの、喜んで受信料払うしCDも全部買ったよ!色々考えずにムジークを堪能するだけでもいいですから、クラシカロイドを見ましょう皆さん!
♪ムジーク
情熱について語るべき2、3の真実 ~田園より~
アーティスト:布袋寅泰(Vocal:ハセガワダイスケ)
作詞:森雪之丞 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 編曲:布袋寅泰
♪ムジーク効果(私見)
物を変形させる物理的な作用と、物も人も社交ダンスをはじめてしまう心理的作用。重機をロボに、オルガンをドレス姿の貴婦人に変形させ踊らせた。歌苗の前には若き日の祖母が現われた。 ※この後『田園』は大変汎用性の高いムジークとして随所に登場します。
超余談:だったらさ、歌苗のちっぱいもおっきくできるのでは?(もう言うな私…) いやベトと歌苗がおつきあいを始めたら、ベトが「ムジークに頼らずともオレの手で」とか言い出しそう(ry (ごめんなさい、もう黙ります…)。
♪今回(第1話)のマイベスト・ベト
ムジーク衣装は漆黒の燕尾服。やっぱりベトさんのムジーク姿はカッコイイ。しかも今後どんどんよくなっていきますからね♪この存在をうみだしたクラシカロイドのスタッフに最敬礼!布が多くて肌の露出なんてないのに、むしろ裸よりセクシーって、どゆこと!?
♪今回(第1話)のベト歌
「食うかね?」「食べません」
お互いまだ全然意識していないよね?歌苗おきまりの「みんな出て行けえ!」にも愛が感じられない。第1話の時点では、解体作業時に「歌苗…」って心配したモツのほうが一歩リードしているかもね。歌苗はモツに手を握られてうっすら赤面していたし。ベト歌はこれからよ、これから。うん。
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c