アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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『クラシカロイド』第9話 闇、その向こう 感想

※2018/06/10 画像を削除しました。なお、この記事を約1年後に見直した「振り返りレビュー」もあわせてお読み下さい。以下のリンクからどうぞ。

 

nyaon-c.hatenablog.com

 
クラシカロイド』って本来コメディーのはずなのに、今回はシリアスです。史実ベートヴェンの難聴について誤魔化すこと無く正面から取り上げています。個人的にベートヴェンへの思い入れが強いので、私は何度観てもしんどくて胸が苦しくなってしまう回です。とは言っても25分間ずっと重苦しい話ではなく、基本はいつもの楽しい絵が展開されますからあまり身構えずにどうぞ。

それから驚くなかれ。クラシカロイドって楽器演奏するんですよ!ムジーク発動時は確かに音楽が流れますが、タクトを振ってはいてもそれはいわば「魔法少女がステッキを振って魔法をかけている」状態に近いイメージです(※あくまで私見です)。今回はベトさんがムジーク発動中にギター演奏してますからね。曲はもちろん最高!でもそれを自ら演奏することで人々を熱狂させるわけで。まさに「音楽家らしい」音楽家の生き様を、この第9話ではしっかりと見せてくれます。

今回いつもより余計に力が入りすぎていますが、できるだけ平常心で感想書きたいと思います。爺、長い…。

第9話 闇、その向こう (2017/06/04 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

♪感想(レビュー)
もちろんすべてが良い!でも、しいて私が今回の素晴らしい点を一つだけあげるなら「難聴という過去の苦悩をベト自身が一人で乗り越えた」こと。史実のベートーヴェンも「ハイリゲンシュタットの遺書」をしたためながら、自分自身で生きていく覚悟を決めたんだと私は解釈しているんです。誰にも相談しなかったし、誰かに助けて貰おうなんておそらく本人は考えていない。

わかりやすさを優先するならば、誰かが察して音羽館メンバー総動員でベトに寄り添うお話になったと思うし、その方が簡単に泣ける話を作れたはず。でもそうしなかった脚本に敬意を表したいです。誰かの同情なんてベートーヴェンは望まないと思うから。私はベトさんと歌苗ちゃんが仲良くしていると嬉しい人種ですが、今回に関して言えば歌苗ちゃんにも踏み込んで欲しくない領域なんですよ。どんなに親しい人であっても、絶対に踏み込んではいけない心の奥底にある領域。考え方は人それぞれなので、あくまで私個人の思いとして。

ただ、真っ暗になった部屋に懐中電灯を照らして入ってきたのが歌苗ちゃんだった件については拍手喝采します。本人に自覚はないけど、ベトさんの道標となる光は歌苗ちゃん。ベートーヴェンは強く求めても家族愛に恵まれない人生だったので、現世において一人の女性(歌苗ちゃん)が希望の光になるという暗示は、もう救いなんじゃないかと。

ぶっちゃけ「音楽家が難聴を乗り越える」それだけで十分泣けるので、その気になれば制作はいくらでも「サボれる」と思うんですね。でもお話を観ればわかります。サボっていることなんて何もない。とんでもない。脚本は言うまでも無く作画も劇伴ももちろんムジークも、隅から隅まで最初から最後まで本気です。私、このスタッフが創り出す物語であれば、迷わず一生ついていこうと心に決めました!そんな記念すべき回がこの第9話です。

以下は思ったことメモ。

  • 部屋籠もりの先輩をギョーザーでおびき出そうとするシューベルト。だってギョーザーアニメだもんね。
  • ベトの部屋から投げられた作りかけのギターが、扉を突き破ってシューの顔に激突。メガネも粉々に。不憫担当とはいえ、もうなんでこんな目にあわなきゃならないの…。

     

  • 駅前の大画面でベトが衝撃を受けたギターの人って、布袋さんよね?
  • モツ「ルー君はもうギョーザは作らないの?」ベト「ギョーザ?なんだそれは。」ギョーザーアニメあっさり終了。でも完全に忘れたわけじゃ無いから。この後もギョーザーは出てくるから、ね。
  • シュー「大天才ベートーヴェンの演奏を生で聴けるということなのです!」立ち直り早い。割れたメガネも直っているし。
  • 奏助、エレキギターが埃かぶってるよ。全然弾いてこなかったんだね、もったいない。
  • ベトがギターを持つ姿に「おお…」と息をのんだのはシューさんですか?うん、サマになってるよね。ただ弾けないせいかきょとんとしているけど。

     

  • ベト「たとえ愚かな未熟者に教えを請うことになるとしても。」うん、その一言いらない(笑)。
  • 奏助とパッド君によるギターレッスン。チョッちゃん笑いすぎ。

     

  • モツがシューの頭にクワガタをくっつけるイタズラ。意味を問うなクラシカロイドだもの(笑)。

     

  • ギター改造第一弾、どうしても火力が必須らしい。「モンスター」ってネーミングも厨二病的でアレ。ブレーカー落とすレベルの電力消費って一体…。
  • 過去の記憶、つらい。白黒画面にこぼれたワインの赤…ドキっとさせられます。トカイワインに含まれる鉛中毒が難聴の一因とも言われていますね。
  • 演奏禁止に、ぐあってなったベト。翌日リビングのソファで物思いにふけっていたのは、演奏禁止よりも過去の記憶についてだったのね。でもそれを周囲にぺらぺら話したりしないのが彼らしい。
  • 奏助、掲示ポスターを破って持ち帰るのはいかんでしょ。せめてパッド君で撮影しようよ。
  • ギター改造第二弾、どうしてこうなった!?演奏できる代物なのかが心配になる外観ですが、演奏は問題ないあたりがクラシカロイド達は天才音楽家なんだなと。
  • また駅前に来てしまうベト。胸のあたりを抑える手が切ない。感傷的な気分になると確かにそのあたりが苦しくなるよね。真っ暗な夜空に星が一つ見えたのは希望の光という理解でOK?

     

  • コンテスト当日、本人が現われないのはやきもきするね。間に合ってよかった。「集中する。一人にしてくれ」が、人知れず努力してきたことをうかがわせます。館は演奏禁止だったから、どこかで練習したのかな?でもどこで?

     

  • いざ、演奏開始したらバッハの指示でブレーカー落とされて停電。この演出は良いなあ。ただ、ほんの少しだけ演奏した曲がもったいない。おそらくこの曲を最後まで演奏してもベトは優勝出来たよ。
  • (ムジーク発動中については後述します)。
  • 「過去は過去。今は今。俺はまだ生まれたばかりだ」。カッコイイカッコ良すぎる!そうですとも。人生、まだこれからだから。
  • 優勝賞品のクロッキーを「おまえのひたむきさのおかげで光が見えた」お礼としてストリートミュージシャンにあげちゃった。あの、大変無粋で申し訳ないのですが、そのギターを売ってお家賃にするというのはいかがでしょう?カッコつかないからダメか…。

     

  • 「音楽に必要なのは楽器でも技術でも無い」。カッコイイカッコ良すぎる!(2回目)

     

  • 奏助「要するに才能っすね!」いや才能だけでもないと思うよオバサンは。必要なものが何なのか気付くことができる力が「才能」なのかもね。
  • わ、シューさん材木調達に海外へ?!今回も先輩のムジーク聴けなくて不憫極まりないです。その材木をせめて今後に活かして頂きたい。何か作ろう、ね。



♪ムジー

六弦の怪物 ~クロイツェルより~
  アーティスト:布袋寅泰(Vocal:浦井健治
  作詞:森雪之丞 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 編曲:布袋寅泰

♪ムジーク効果(私見
ホール全体と聴衆をすべて中世風に変化させ、熱狂的な演奏会にする。手持ちのタクトをギターに変えた上で、演奏はベト自身でおこなっていますね?(※これは断言できません)。パッド君まで中世風のカツラの装いになったのに、バッハには効かなかった様子。

 


♪挿入歌
Koe
  作詞:リディ・ハドソン、加藤哉子 作曲:リディ・ハドソン 編曲:山本英武 歌:リディ・ハドソン
ストリートミュージシャンが弾き語りしていた曲です。ムジークではないけれど、良い曲ですね。ムジコレにはフルで、サントラにはTVサイズで収録されています。

♪今回(第9話)のマイベスト・ベト(特別編)
最初から最後までベトさんが良すぎる回なので、どうしよう。やはりムジーク発動時で!台詞がもう神がかっているので書き起こしますね。でもって今回はいつもより枚数多いよ。仕方が無いよ!

「いや、まだだ。演奏は叶わずとも曲を作り、世に残す事はできる。作曲家として新たな道を踏み出すのだ。演奏者としての栄光を捨てて。」
ベートーヴェンは難聴になる前は即興演奏の名手として有名だったので、相当つらい決断だったはず。しかしだからこそ私たちはベートーヴェンの名曲の数々を聴くことができるわけですが。

「俺の中で騒ぐ『何か』…胸のざわめきは、はるか昔、暗闇のかなたに葬った未来…か。」
掴んだ。

そして覚醒!
(ムジーク口上と変身シーンも入れたいけど割愛。)

「新たなる道を照らす調べは、我が魂!」
タクト投げる手がまた良い!

演奏中のベト、カッコイイカッコ良すぎる!(n回目) 切り取ったカットじゃなくて動画で載せたいレベル。

「我はこの旋律をもって、暗闇をこじ開け、沈黙を切り裂く。抗うための剣は既に、我が手にあったのだ!」
ここのベトの声がまたいいんだわ。完全に過去と決別したのよね。

♪今回(第9話)のベト歌

 

ベ「弾きたいものは弾きたいのだ!」歌「子供じゃないんだから…。」
今回も夫婦漫才、ありがとうございます!

「もう!おかげで真っ暗じゃないの!」
ベトが過去の記憶から引き戻されたのが、歌苗の声と懐中電灯の光だったのが本当に素晴らしい。

「ああ…ならこれでどうだ。」
この声が好きです。停電前の荒ぶった感じではなく、どこか切ない(※語弊があるやも知れませぬ)。ベトは自分が苦しんでいるはずなのに、周りに気を遣わせないふるまいをするんですよね。

ジーク時のクラシカル歌苗がカワイイ。似合う衣装を着せるなんてさすが。

 

“ClassicaLoid” presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC No.2-アニメ 『クラシカロイド』 で “ムジーク”となった『クラシック音楽』を原曲で聴いてみる 第二集-

“ClassicaLoid” presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC No.2-アニメ 『クラシカロイド』 で “ムジーク”となった『クラシック音楽』を原曲で聴いてみる 第二集-

 

 「ヴァイオリンソナタ第9番(クロイツェル)」は原曲もカッコイイ。原曲集2に第一楽章が収録されています。

 

クラシカロイド MUSIK Collection Vol.2

クラシカロイド MUSIK Collection Vol.2

 

 「六弦の怪物」はムジコレのフルサイズをぜひ聴いて下さい。TVサイズにはない間奏部分のギターがすごいです布袋さん!

クラシカロイド Original Sound Track

クラシカロイド Original Sound Track

 

 サントラの「Monster No.28」は必聴。こんな良い曲をさわりだけしか使わないなんて贅沢…。ざっくりレビュー記事もあわせてどうぞ。

nyaon-c.hatenablog.com

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『クラシカロイド』第8話 女子会の一日 感想

※2018/06/3 画像を削除しました。なお、この記事を約1年後に見直した「振り返りレビュー」もあわせてお読み下さい。以下のリンクからどうぞ。

 

nyaon-c.hatenablog.com


ワクワクドキドキムネムネ女子会。女子(元男が2人)4人が参加する、女子による女子のための女子会の回です。どうしてもベトモツはじめ男性陣がお話の中心になりがちなので、こういう回はやっぱり必要ですよね。今まで出番が少なかったクラクラの二人がたっぷり出てきます。サービスシーンもあるよ。

前置きあっさりしすぎ?いいの、本題に入ります。

第8話 女子会の一日 (2017/05/28 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP


♪感想(レビュー)
男性陣の裸白衣が続いてきたから、今回は女子も、ということで。お約束、女子の水着がありますからね。ドキッ!丸ごと水着 女だらけの水泳大会(違)。子供が見ているEテレで露出はどこまでOKなのか?気になります。
いわゆる女子会ってこんな感じだっけ?と自分の遠い昔の記憶を辿ってみました。確かにおいしいものを食べたりカラオケで熱唱したり、若いときはそれなりに楽しんでいた気がする、うん。大事なことは「言いたいことが言えるか」なんでしょうね。それこそ、男だ女だなんて女子会には関係ない(byリスト)。大人になるとね、言いたいことが言えない大人の事情があったりするからさ。若いっていいな。

以下は思ったことメモ。

  • ビキニ姿のリスト様、グラマラスでいい身体ですね♪部活のスク水を着ている歌苗の幼児体型が際立ってしまうよママン…。でも人の好みはそれぞれですから!

     

  • 「子猫ちゃん」呼びがデフォルトだと思っていたら、時々「歌苗」とも呼ぶんですね。使い分けの基準ってあるのかな?
  • 出番待ちのクラクラの後ろにあるポスター。なぜバッハ様のほうが主役の二人より大きく写っているの?

     

  • パフェ食べた後、デザートビュッフェに行くなんて…。甘い物は別腹よねー。
  • エステにボウリングにバッティングセンター。盛りだくさんです。体力あるなあ。どうせ払うのは事務所だべ。
  • リストがジョルジュ・サンドの話をしとる。10話のちょこっと予習なのかも。史実フランツ・リストの女性遍歴もぶっちゃけてくださいよー。
  • 歌苗の水着試着タイム!胸元アップはやめたげて。結局はフリルで胸元をかわいく飾ったビキニが合格に。やっぱりオレンジ色が似合うね。

     

  • カラオケは替え歌が基本。辛ら辛ら辛ら辛ら辛ら辛ららー。女子会ってこれよ!たぶん…。それにしても、アイドルにはなりたくないな。大家にもなりたくない。
  • お留守番の男子組は、ほんの少しだけ登場。ハッシーはオスかメスか、確かに気になるね、モツ。チョッちゃんはリッちゃんがいなくてさびしかったのか、リビングでモツと一緒にいて新鮮。ベトは相変わらずお隠りで、シューが窓の外から案じているのまでがセット。

     

  • 露天風呂での会話、聞かせてよ何言ってるのよー。「チョパンとか一人で…」が猛烈に気になるよ。「人として全否定」(by奏助)って、まあ女子会の基本よね。
  • 船貸し切りでフレンチ料理を堪能する女子4人。バダきゅん、両手にフライドチキンがっつり持って…男の目がなければ何でもアリよね。でもお嬢様育ちの歌苗はキレイに食べているし、元男の2人は無理しているのか仕草はエレガントです。歌舞伎の女形は本物の女性より女らしいと言いますしね。

     

  • ずっと後を付けてきた奏助。どんどん変装がうまくなってます。しまいには貸し切りの船にバイトとして乗り込むし。すぐに周りとなじむことができる彼って、実は天才なのでは?
  • バダジェフスカチャイコフスキーの解説をしてくれるパット君。ちゃんとEテレらしい仕事してくれてます。
  • バッハ様からの電話の呼び出し音はJSBの「主よ、人の望みの喜びよ」でした。細かい(笑)。
  • クラクラの二人が泣いちゃったら、奏助が頑張った。エライよ。それはやっぱり愛なんじゃないかしらあー!

     

  • ジーク発動中は、何というかもう、すんごい。絵も発言内容も「通話中」のスマホ画面も全部。これはもう実際の動画を観ましょう(※説明放棄)。
  • とりあえず。歌苗は年上派でお金の匂いが好き。チャイコはでえバッハ様と付き合いたい。
  • 一方的にまくし立てられたバッハ様がお気の毒(笑)。黙って電話を切るしか無いよね。
  • リッちゃんはムジーク発動後はやっぱり寝てしまうのね。リッちゃんのぶっちゃけ話も聞いてみたかったよ。
  • チャイコ「いつも応援ありがとー(棒)」は塩対応よ。なじられちゃうよ。

     

  • 館のお留守番男子たちにギョーザのおみやげを買うリスト姐さん、さすがです。頼れる大人だなあ。


♪ムジー
Fool Love Rhapsody
ハンガリー狂詩曲より~
  アーティスト:浅倉大介(Vocal:米倉千尋
  作詞:麻倉真琴 作曲:フランツ・リスト 編曲:浅倉大介

♪ムジーク効果(私見
肉体と精神の両方に作用。第一段階「人をさなぎに変えて、思いをぶっちゃけると蝶に変化」。第二段階「蝶がさらにぶっちゃけると花が咲く」。「ぶっちゃける」こと自体もムジークの力によるものと思われます。普段から何でも言っている人で、改めてぶっちゃけるものが無い人の場合はずっとさなぎのままなの?それが謎です。

 


♪今回(第8話)のマイベスト・ベト

 

だって仕方が無いって。これしかないんだもの。

 

今回はエンディングの静止画もあげておきましょうね。うん。

♪今回(第8話)のベト歌

 

「色々知ってるんですか?ベトとかモツのこと。」
一番初めに「ベト」が出てくるあたり、愛よ愛なのよ!
噂したら館でベトがくしゃみするし、絶対に二人は赤い糸でつながってますから、ね。

クラシカロイド Original Sound Track

クラシカロイド Original Sound Track

 

サントラに収録のロシア民謡「一週間」は歌無しです。女子会メンバーが女子会の歌詞で歌ったバージョンが欲しいです!


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『孤独な放浪者 シューベルト物語』ひのまどか(著) 読みました

今回はマンガじゃありません!『孤独な放浪者 シューベルト物語』を紹介します。図書館で見つけた本です。「小学校上級以上向け」とあり、児童書の棚に置いてありました。

孤独な放浪者―シューベルト物語 (1983年)

孤独な放浪者―シューベルト物語 (1983年)

 

 もしかするとこの本は絶版なのかも?ネットで見ると中古本の価格が上がっているのですが、おそらく多くの図書館に置いてあるのではないでしょうか。著者のひのまどかさんは他の音楽家(バッハ、ベートーヴェン他)の伝記も執筆されており、同じリブリオ出版から出版されています。少しずつ読んでいきたいです。

伝記でネタバレはあまり気にしなくてもいいですか…?しかし内容に触れる部分は念のため畳みました。続きは「続きを読む」からお進み下さい。

(以下ネタバレあり)

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『クラシカロイド』第7話 やまのおう 感想

※2018/05/27 画像を削除しました。なお、この記事を約1年後に見直した「振り返りレビュー」もあわせてお読み下さい。以下のリンクからどうぞ。

 

 

nyaon-c.hatenablog.com

 

今回はモーツァルトのムジーク2曲目です。予告でUMAなんて怪しげな言葉が出たので、コワイ話なの?と少し身構えてしまいます(私だけ?)。でも良くも悪くも「クラシカロイド」ですからね。コメディなんですから!それにムジークは間違いなく良いわけですから!おそれることはありません。初回からここまで来た猛者であれば、大丈夫です。うん。

では早速本題に入りましょう。相変わらずベト歌バイアスかかっていますよ、はい。

第7話 やまのおう (2017/05/21 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP


♪感想(レビュー)
今回の主役は間違いなくモツ。その一方で他のメンバーも大活躍しているんですよね。モツを探しに行った歌苗・奏助に、おいしいところを持っていったベト。それだけじゃなく、タイムリーにネット情報をリスト経由で教えてくれるショパン※ただ今回は一言も話さない)、歌苗のそばで気持ちの代弁者になるリスト。そしてモツにギョーザーを奪われただけでなく、前世からの積年の恨みを晴らすべく武装して山に登るシューベルト。クラクラの二人までハマゴン探索に乗り出すし、レギュラーじゃない一般人もたくさん出演している。山の頂上から麓まで広範囲にわたって影響力があるムジークは初めてですし、関係者は大勢いた方がよりインパクトありますね。

子供が見ているEテレのアニメですから、死ネタは取り上げ方が難しいと思います。母親との死別はきっと誰もが悲しいと思いますし、子鹿も気絶していただけで元気に独り立ちしたし、無理なく受け入れられる展開だったのでは(※偉そうにスミマセン)。

以下は思ったことメモ。

  • シューベルトベートーヴェン先輩さえいればどんな場所でも天国なんですね、わかります。
  • シュー「おやちん?」歌苗「あいつもか…」また家賃未払いの住人が増えたね…。
  • ハマゴンのテレビ中継に出てきたカップルの彼女のほう。泣くと鼻水でキタナイ顔になるのはクラシカロイドの決まりか何か?
  • 「おならぷぅ」って、モツのお下品はママンの影響だったの!? Eテレ的に、下品な表現はどこまで許されるのかが気になります。
  • ハマゴン化したモツは「ママン」とばかり言っているのに、歌苗が想像する捕獲後のモツは「歌苗ー!」って。頼られている実感あるのね?

     

  • ベトは部屋に籠もって何を考えていたの?ヒッヒッフーってラマーズ法の呼吸よ。文字通り産みの苦しみ!?

     

  • 先輩への差し入れにとギョーザーを買うシュー。焼くのは得意だから半生タイプね。ハマゴンに襲われても死守しようとして、よく頑張った!感動した!
  • 街で騒ぎになって、いよいよ山にモツを迎えに行くと決意する歌苗。まだ16歳のJKなのにこんなに苦労して…。
  • チャイコ、かわいいよかわいい。水鉄砲で戦う気!?
  • バダ「チャイコちゃん、ついていけないよ…」。視聴者の声代表ですね。
  • チャイコフスキーのキノコ好きは地味に史実ネタだったんですね。他にも気付かず見逃しているネタはたくさんあるんだろうな…。



  • 「ママ」だけでハマゴン(モツ)と会話しようとする奏助、本当にイイ奴。
  • シューがアンティークショップで入手した鎧、かなり重たいんじゃないかと思うんです。でもブリッジするし(「あっぶねー」ww)走って逃げるし、身軽です。「生きててスミマセーン」って、言わせないであげてお気の毒。

     

  • シカはギョーザーは食べないのでは…?
  • モツ「死んじゃった…」の表情が哀しい。個人的には、天才でも親子の情は当たり前にあるんだなって、少しホッとしました。

     

  • ベト「またヴォルフか」の「また」って何なの?常習犯なの?
  • あんなに強力なムジークなのに、ベトのゲンコツ一発で終わるって一体…。

     

  • あんなに愛情をかけた子鹿なのに、恩人のモツの顔を踏みつけて行っちゃった。「きっと親離れの時期なのよ!」ってすぐフォローする歌苗優しい。
  • 「ハマッシー」がどうなったか気になります。次回乞うご期待(※続きません)。


♪ムジー
炎のレクイエム
  アーティスト:tofubeats(Vocal:松岡ななせ)
  作詞:tofubeats 作曲:ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト 編曲:tofubeats

♪ムジーク効果(私見
がしゃ髑髏を召喚し、放たれた青いネガティブファイヤーにあたった人は自分の罪を懺悔する。影響範囲は山の頂上から麓までとかなり広範囲にわたります。モツには珍しい、相手にダメージを与える攻撃に適したムジークです。今後もよく登場します。

 


♪今回(第7話)のマイベスト・ベト
「ベスト」って言ってるくせに複数枚なんですよ、ええ。

 

部屋にこもるベトさんの瞑想顔、好きよ。

 

「はりつめた、なだらかな…」BGMが運命のギターアレンジなのがまた良い。サントラに「ベト 渾然一体となって奏でられるハーモニー」として収録されている曲ですね。

 

「俺に悔い改めることは、一つも無い!」
さすがベートーヴェン先輩。敵わないなあ、もう。歌苗の「いや、あるだろ」の冷静なツッコミまでセット。ベトより歌苗のほうが強い。

♪今回(第7話)のベト歌

 

歌苗をネガティブファイヤーから守るベト。男は黙って…ですね。カッコ良すぎだから。

 

「これが原因か」「みたい」
この二人の並びは何なの?もう既に夫婦なの?(※違います

 

そして、モツをフォローする歌苗をそっと見守るベト。岩に腰掛けていたはずが、立ち上がっているもんね。何かあれば(?)すぐ動けるように。やっぱりベト歌は公式様が最大手!

 

ムジコレ1と原曲集1には、第1話からこの第7話までに出てきた曲が収録されています。

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

 

『フロイデ』車戸亮太(著) 読みました

 

フロイデ (モーニング KC)

フロイデ (モーニング KC)

 

 今回はマンガ『フロイデ』を紹介します。クラシック音楽家の史実を気軽に学べるマンガをネットで探して、見つけた本の一つです。史実を知りたがっている息子(小6)の食いつきぶりはなかなかのものですが、大人である私も楽しく読みました。

morning.moae.jp

上の「モーニング公式サイト」では、単行本に未収録の「番外編」を2つと、本編のお話の1つを読むことができます。【phrase:3】は単行本では【phrase:2】として収録されており、内容は同じです。

honto.jp

冒頭部分を試し読みできるサイトのうち、私が調べた限りでは、上のサイトだと会員登録ナシで読めるようです。【phrase:2】の途中まで読むことができます。

過剰なネタバレは避けたつもりですが、これから読む予定で内容を知りたくないかたは「続き」は読まないでください。ここでお帰りのかたに一言だけ。「史実を知りたいかたが気軽に読める、楽しいマンガですよ!お子様にもオススメですが、親御さんがフォローしてください」。

(以下ネタバレあり)

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『クラシカロイド』第6話 始まりのクラシカロイド 感想

※2018/05/20 画像を削除しました。なお、この記事を約1年後に見直した「振り返りレビュー」もあわせてお読み下さい。以下のリンクからどうぞ。
 

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この第6話はなんと言っても「無事か、小娘」ですから、ええ。多くは語らずとも良いのです。御託はいいからとにかく見ましょうね、皆様。あと大事なこと!『クラシカロイド』は6の倍数の回で話が進むそうですよ。クラシカロイドは全員揃ったし、目覚めたときの回想もあったし、なんか話が進んでいる気がする…。そして第1話からここまでついてきた人は、もう『クラシカロイド』なしの生活なんて考えられないですよね?何も迷うことはありません。あとは第一期最終回まで、いやその先の二期三期劇場版(妄想)まで完走しましょう!あ、でもご新規のかたも安心してください。基本は一話完結型でいつでも入れますからね。公式サイトでざっとあらすじを確認して気になる回を見つけて、そこから入るのもアリですよ♪

第6話 始まりのクラシカロイド (2017/05/14 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

♪感想(レビュー)
「もはや人かどうかもあやしい」クラシカロイドたちと家族のような関係になっていく、しっかり者のJK。歌苗は一人で頑張ってきたけれど、もう一人じゃないよ。よかったね。ようやくここから本当の物語が始まるのかも。そして響吾のセリフ「君がバッハというならバッハなんだろう」と「君たちはベトとモツ。私がそう決めた」…同じクラシカロイドが相手でも「一番初めに目覚めたバッハ」に対する姿勢と、「その後に目覚めたベトモツ」に対する思いが異なっているのが気になります。

今現在起きていることの流れに回想シーンがたくさん割り込んできますので、もしかすると小さいお子さんにはお話が掴みにくいかもしれません。それでもうちの下の子(4歳)は、5人同時ムジークを喜んでいましたし、わからないなりに楽しんでいる様子です。そもそもクラシック音楽の原曲を知らずにムジークを聴いていますからね。私見ですが、子供っていかにも「お子様ランチ」的なわかりやすいものより、少し難しい部分があるものを好む気がします。大人だってそうですよね?一回の流し視聴で全部わかっちゃうものは二度と見ないけど、「何か気になる」ものは繰り返し見ていつの間にかハマってしまう。『クラシカロイド』は大人でも見るたびに新たな発見がある作品だと思います。幼い頃にこの作品に出会えた子供達(うちの場合だと小6と年中)が、実はうらやましいです私。少し大きくなって、あるいは大人になってから再度見たときに、まったく違った捉え方ができるだろうから。何度でも新鮮な気持ちで出会えるんだろうな、なんて。

以下は思ったことメモ。

  • 歌苗の夢の中で響吾「世界を適当に滅ぼしてこーい」って。響吾は「適当」が口癖なんでしょうか?娘が夢に見るくらいには…。
  • パット君を介して話す響吾パパは天才肌と言えば聞こえはいいけど、娘からすればこんな適当なお父さんじゃツライんじゃないかと。借金まで作ってマッタク。
  • 歌苗「好きでしっかりしているんじゃないわよ。ばか」が泣ける。そりゃあ高校生になれば身の回りのことは自分でできるし、家を切り盛りするのだって頑張ればできるかもしれない。でも親の務めって生活面のことだけじゃないでしょ?なぜ家に一人で置き去りに?まだまだ精神的に寄り添ってあげようよ?
  • モツ「お金なんていいのにー」。前世はお金で苦労したからあまり考えたくないのよね、きっとそう。
  • あら、いい男(はあと)。でもその不敵な笑み、悪い予感しかしないから。

     

  • 目覚めるバッハに響吾「ハローワールド」って、プログラミング基礎そのまんまの言葉。まあ彼にとってクラシカロイドは自ら構築したシステムそのものなんでしょうけど。しかし人体持っていて、最初から言語を理解し運動能力もある…学会に発表しようよ。
  • ベト、餃子専門店でお金を稼ごうという志はいいけど、オルガンに手をかけるのはダメだ。そりゃあ追い出されるさ。

     

  • わー、YES/NOまくらだ!ドイツ語でJa/Neinって細かい(笑)

     

  • モツ「もしかして僕ら、捨てられちゃった?」がもう切なさMAX。館の前で歌苗が満面の笑みで迎えてくれたとき、ベトモツは内心「女神が現われた」と思ったんじゃない?

     

  • バッハがアルケー社の上層部を洗脳したときに使ったムジークは何?気になるよママン…。
  • 歌苗はもちろん頑張っているけど、そばにいる奏助が本当にいいヤツ。広い館に一人取り残された幼なじみをこうして支えてきたんだね。
  • シューベルトベートーヴェン先輩の居場所を匂いで感知するらしい。背負ったおみやげが世界放浪してきた感があってすごい。

     

  • 歌苗のピンチを音羽館の面々だけでなくバッハまでが感知しましたよ。目覚める前に響吾が何か仕込んだ?
  • クラシカロイド5人同時ムジークはカオス。今までの総復習にもなっている。ムジークは良い編曲ばかりだから一度と言わず何度でも使ってほしい。でも外野で見ている分には楽しいけど、渦中にいる人にすれば三弦が言うように「頭が割れそうっす」なんだろうな、きっと。

     

  • そして5人全員が自分で制御不能になったのに、一撃で静める(しかも普段着でタクトだけ使って)バッハすごい。鼻から牛乳~♪

     

  • で、ベトモツはまだ家賃入れてなかったのね…。歌苗の「ベトモツ」呼び捨て宣言にベト「好きにしろ」モツ「わお。特別な関係って感じ」…もうなんなんですかお嬢様の渾身の叫びを軽くあしらって。
  • 歌苗へのプレゼント。リッちゃんのが買い物で唯一女子が喜びそうなもの。チョッちゃんの宝物であろう「レアアイテム」は…価値が分からない人には無用の長物かもしれないけど、高く売れると思うから貰っておこうか?ベトモツのも気持ちだけはありがたく、ね。

♪ムジーク
音羽館の5名は第1話から第4話で既出のものです。
バッハは第12話でとりあげます。

♪今回(第6話)のマイベスト・ベト
「ベスト」と言っておきながら複数枚選ぶ私は詐欺ですね、そうですね。

 

「私はルードヴィヒ・ヴァン…」
きゃーサービスショットですよ皆様♪うまれたての身体、ブラボー!
正直に言えば怒らないから「布いらない」と思った人は後でこっそり先生に教えなさい。いいですね。

 

漁船でのバイト、サマになっているじゃない♪

 

「バッハ…」
この少しゆがんだ表情がいいですねえ。音羽館でムジーク発動するとき、一番高い場所にいるのはやっぱりベトさんよね。

♪今回(第6話)のベト歌(特別編)
はい、今回は「ベト歌」の画像がいっぱいありますよー。ベト歌沼へようこそ!

 

「小娘…?」
どんなに遠くに居ても危険を感知するなんて、どんだけ歌苗ちゃんセンサー優秀なんでしょ!?

 

で、おそらく一番遠くにいたであろうベトが、真っ先にタクトを振るというね。

 

「無事か、小娘」
破壊力が半端じゃない。だって「ギョーザー」で頭がいっぱいの人なんだよ。そんな人が小娘を気遣うなんて、これはまさしく愛よ愛!

 

「えーん(泣)」
そうだよ。「しっかりしている」って言われたってまだ高校1年生。心細かったよね。もう大丈夫、みんな戻ってきてくれたから。歌苗ちゃんのことリスト姐さんが抱きしめたけど、ベトが抱きしめたかったに違いないよね。

もうおばちゃんはベトと歌苗の恋の行方(言っちゃった…)が気になって仕方が無いよ。

クラシカロイド Original Sound Track

クラシカロイド Original Sound Track

 

 「無事か、小娘」はサウンドトラックに収録されています。CD収録曲のレビュー記事も書きましたのでそちらもあわせてどうぞ。

nyaon-c.hatenablog.com

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

ブログ開設1ヵ月以上経過しました

2017/04/05にブログを開設して1ヵ月以上経過していました。あっという間でした、はい。勇気を出してツイッターとブログを始めてよかったと思います。『クラシカロイド』2期開始を待っている現在、暇しているヒマがないので(笑)。区切りに何かやろうとは考えていませんでしたが、ここで一度自分の気持ちを整理しておきたいと思い直し簡単な記事を書くことにしました。

SNSが主流の昨今においてブログなんかウケないんじゃないか、と実は今でも思っています。それでも、私は自分の考えたことを残す場所が欲しかったし(ツイッターはさっさと流れていく場所なので)、ただの自己満足だって構わないと考えてツイッターと同時にブログ開始しました。フタを開けてみると…本ブログにアップした記事の本数は昨日までに10本。おかげさまで、今現在(2017/05/09 23:40)トータルのPVは951件頂いております。ここ最近のPVは、通常の日で大体40から50、記事更新の翌日は倍近くになります。7割がツイッター経由ですが、検索で訪問くださる方も3割。正直まさかここまで見て頂けるとは思っていなかったので、素直にうれしいです。ありがとうございます。

私はただの主婦です。今まで人様に読んで頂く文章なんて書いたことがなく、記事を書く際は語彙力のなさを思い知らされます。楽器の演奏ができるわけでも、クラシック音楽に詳しいわけでもありません。史実についても、子供の頃ベートーヴェンの児童向け伝記を読みあさった程度で、他はよく知りません。絵が描けるわけでも小説が書けるわけでもないし…。わーつらい(苦笑)。実際ツイッターやpixivで他の方の投稿を拝見していると、本当にすごいかたが何名もおられますからね。私なんか「生きててスミマセンー!」って常々思うのです。

私が書く『クラシカロイド』のレビューも本の感想文も、史実や音楽の知識があればもっと色々なことに気付けるはず…と思うとどんどん不安になり、読んでもらおうと思ってアップするのに「こんなの読まなくていいですからね!」と言ってしまうという。冷静に考えれば「何やってるの私?」となるわけです。そうしたら昨日指摘を受けました。要約すると「謙遜が過ぎると卑下になり、そんな状態ではオススメ作品までつまらないと思われてしまう」。ツイッター上での空リプだったのでもしかすると私宛ではないかもしれませんが、思い当たるフシがあるからアンテナ受信したわけなので、やはり私が真摯に受け止める必要がある事なのです。指摘くださった方には心から感謝しています。

「卑下」…字面を見るだけでいやな言葉ですね。いやしい、さげる。自分の自己肯定感の低さは自覚していますが、読み手からすれば「そんなの関係ねえ!」ですからね、ええ。それに、曲がりなりにも開始1ヵ月強でトータル1000件近くのPVがあるブログの書き手が、自信無い状態で記事を書いてちゃいかんでしょ。なので、「まずは堂々と胸を張ってブログをやっていこう」と決めました!気持ちは後からついてくることを願って、まずは形からです。

だってさ、私『クラシカロイド』好きなんだよ。それだけでもう十分尊いじゃないか。『クラシカロイド』を「良い」と思う感受性さえあれば、多少文章がおかしくても良さをうまく伝えられなくても、堂々と「これは良い!」って主張していいと思うんだ。いや誰が何と言おうと主張するよ。ブレイクスルーしたシューさんだって「自分勝手好き勝手、なんたって気持ちいいぜ」(魔王道)って言ってるじゃないか。ありがとうアボカド!

今までだって、かなりベトさん寄りの偏った視点で書いてきましたが…。何度か一般向けに修正を試みたものの断念しました。自分の気持ちに嘘をつくのは本意ではないので。今後も「自分が思ったまま感じたまま」を書いていこうと考えています。もちろん、『クラシカロイド』公式にせよ二次創作にせよ関連本にせよ、「作り手」がいてくださるからこそ私たちは楽しめているわけです。なので感想を述べる際は、せめて誠実であろうと思います。私なりに精一杯やりますので、今後ともよろしくお願いいたします。