アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログです。「自由にしかし楽しく!クラシック音楽(https://nyaon-c-faf.hatenadiary.com/)」の姉妹ブログです。

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『クラシカロイド』第1シリーズ第14話 解散するクラクラ、デビューする歌苗 振り返りレビュー

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クラシカロイド』1期14話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。なお、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

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【感想の感想】
「話がそれた」部分、丸ごといらないですねこれ。冷静さを欠いてるのか文体はごちゃまぜになってますし。そして仮に不要な部分を取り除いたら、今度は貧相になってしまうという…。せっかく見所てんこ盛りの楽しいお話なのに、レビューでは肝心な部分がお留守になっているのが痛いです。その時は何度も見直して公開しているのですが、気付けないものですね。でも時間をおいた今ならわかったので良しとします。同じ過ちは繰り返さないよう気をつけます。横道にそれるのは本題をきちんと書いてからにしようね私!


【新たな気付きポイント】

  • 情報過多なタイトル!
  • 勢いで突き進むスタイル
  • 大家殿がアイドルになる理由
  • 一発屋の生き様
  • 「太陽」チャイコがイカロスに
  • いきいきと賑やかしメンバー

まずはタイトル。前回の「ます」はシンプルイズベストでしたが、今回は情報多いです。今回の主役はもちろんバダジェフスカ。しかし、アイドル修業をする歌苗ちゃんと元クラクラのチャイコフスキーと合わせて3人を軸にお話が進んでいきます。ほとんど記録が残っていないバダジェフスカは史実話を掘り下げることはできないので、一発ドカンとインパクトを与えるためには工夫が必要。そのために絡む人を増やしたのかも?結果はもちろん大成功ですよね!バダきゅんは芸能界の掟を地でいくスタイルで他のキャラを踏み台に。そしてムジークはまさかの演歌アレンジに加え、太陽とイカロスの絵面がすごい。急展開でついていけない面があるのは否めず、はっきり言うと初見の人には全然優しくないです。でも誰にも遠慮しない容赦なさが清々しい。『クラシカロイド』の勢いで突き進むスタイル、私はやっぱり好きです。万人受けするとは思えないけど、ハマれたらたまらなく楽しいですから。「頭を溶かして」観ることが出来る幸せ、『クラシカロイド』に出会えて良かった!

お話の最初の方は歌苗ちゃんのアイドル修業が中心です。モツが数時間で「もうやーめた」となったレッスン、歌苗ちゃんはヘロヘロになりながらも粘り強く取り組んでいます。一緒にやっている先輩バダきゅんが難なく出来ることでも、素人のJKには厳しい様子で学校では居眠りまで。それでも踏みとどまっている理由が館の修繕費用のためというのが涙を誘います。しかし歌苗ちゃんは、チャイコが蒔いた種が芽吹くくらいの期間(2週間位?)音羽館に戻らずレッスンに励んだにもかかわらず、「閲覧注意」の動画の破壊力たるや…無理、絶対無理(むり)。んー、でも女子会のカラオケのときはちょこっと振り付けして上手に歌えていたんですよね。ひどい声と顔は余裕のなさからくるものに違いないから!きっと。

ジーク発動までは比較的おとなしかったバダきゅん。でも今までそれがデフォルトだったんですよね。知名度が低いバダジェフスカは有名人のチャイコフスキーと組まされたため、最初からハードモードなアイドル生活を強いられています。足の長さが違うとか客は歌苗ではなく自分を見ているとか、さらっと毒舌なのはそれなりに辛酸をなめてきた結果なのかも。今まで目立たない立ち位置だったとはいえ、本番の強さはやはり一発でも当てたことがある才能があればこそ。「ただ一つの太陽に、私はなる!」とドス黒く光る太陽と、ひれ伏すファン達の図はえげつないなとは思いますが、まあ一度きりだしいいのでは?(※適当)。ただムジークで洗脳されたわけではなさそうな奏助が「神パフォーマンス」と言っていたので、ソロで立派に歌い上げたのでしょうし、そこは正当に評価されていいはず。

チャイコちゃん。バッハ様にソロを削られただけでなく、自分の通訳が無駄だったとわかり自己喪失感は半端なかったはず。このまま引退かと思いきや、覚醒した相方と真っ向勝負してよく頑張りました。絵面が太陽とイカロスでアレではあるものの、宇宙を彩るのは太陽をめぐる名も無き星々であり月も必要って、なかなか良いこと言ってます。でも、これは自分が月だった経験が無い人だから言えることなのかも。バダの切り札はまさかの洗顔フォームでしたが、結果論とはいえ一度転落してよかったのでは?太陽の座を降りて見えてくることもあるよきっと。ところで彼女の場合は「普通の女の子に戻りたい」ではなく「ただのヒゲ親父に戻りてえ」なんですよね。現世で与えられた肉体が美少女だから、カツラや服装でコスプレするしかないのがちょこっと切ない。このあたりは女性を謳歌しているリストさんとは対照的ですね。

そしてこのお話に限らないのですが、主役以外のメンバーがちゃんと輝いているのがいいなと思います。歌苗ちゃんのデビューを盛り上げようという方向性は一致している音羽館メンバー達ですが、ふるまいはそれぞれ個性的です。ファン代表かつ一般人代表の奏助。ネットに燃料投下して暗躍したチョッちゃん。水着審査が気になるモツは「閲覧注意」の動画を見て純粋に喜んだ唯一の住人ですからね!10代女子達にかわってキワドイ水着姿を披露してくれたリッちゃんは何気にチャイコのことをよく見ています。戦略会議を仕切るシューさんは「さすが先輩」を封印したのが一番頑張ったところだと思います。ベトはなんだかんだでカナナガチ勢。「愛に見返りを…」とかいくらカッコイイこと言ったって、ストーカー並みのメール件数やペンラ2本持っての応援ェ…もう誰にも止められない!

その他。冒頭いきなり奏助の悲鳴。買い物リスト考えてる歌苗ちゃんは完全に音羽館のママン。なぜにスポーツ紙の見出しは「か?」で終わるのか?下から奏助目線で見上げたリストさん、豊満なバストがひときわ目立ってます。ベトは片足で奏助のソファを起こせるって何気にすごい。「解散」公式発表(※チャイコ)の矢印が無情にも奏助をぶち抜く。奏助のピノコ顔カワイイ。リッちゃんに泣きつくチャイコ「人とも思ってねえ…」ってそもそも人じゃないし。モツの「カツラカーラー君」呼びはまだ生きてた件。奏助の服の中でも働くパッド君。「愛に見返りを求めれば…」やっぱり唐突だわベトさん。歌苗ちゃんにかみつくチャイコちゃんの七面相、「ペラペラ」の口がツボ。リッちゃんがチャイコを煽るのはわざと?シューとモツが仲良く同意見。歌苗ちゃんがつぶやいた料理、最後の「ゴルバチョ」が一番気になるよ。「ナルハヤ」ってカタカナなのね三弦さん。チャイコちゃん、そこはシューさんの寝床!歌苗ちゃんがアイドルになるの、男性陣はみんな諸手を挙げて賛成なのね…。ここまでの展開ですでについてけない感あるのに、バダの「一発言うな!」ビンタ炸裂と濃すぎるコーチ陣登場でもう何が何だか(※褒めてます)。食堂に設置した戦略会議のスローガン「常識なんて言い訳だ!!」はい。西日本の名物が次々出てくるあたり、さすが西からハママツ目指して旅しただけのことはあるねシューさん。リッちゃんは天然素材のおっぱいで勝負できていいね。ベトは大真面目だけど、語尾を「ウナ」にするのはやっぱりどうかと思うよ。おやじコスのチャイコ、史実チャイコフスキーと顔立ちが同じだと思うの。モニター越しに発声練習を聞いてたバッハと三弦が顔を背けるレベルの声って…。歌苗ちゃんが頑張る原動力が断熱材やらペンキ代やらで泣ける。メールはベトさんからが9割。「どうした!?」www。歌苗ちゃんはその握力を活かせるお仕事がきっとある。種まきチャイコ、こんな絵画を見たことあるよ。飛び込み台で居眠り歌苗ちゃん、おぼれるから部活はお休みしよう?みんなで動画視聴、最初はワクワク顔なのに最後モツ以外すごい顔に。ベト「何になってしまったのだ」www。バダきゅんの部屋はアルケー社の寮なのかな?歌苗ちゃんが練習してたサイン、原案がベトさんメールだったら楽しい。チョッちゃんの鼻歌は英雄ポロネーズ?歌苗ちゃん、頭のお花大きくない?「どえーす」ってまたガチョーンみたいな古い感じで…。涼しい顔して毒舌バダきゅん。オタクさん達のカナナコール、訓練されてますな。モツも奏助もベトも初めてとは思えないノリの良さ。善意なのよね?バダ「一発も当てられない子」刺さる。バダのスイッチが入ったのはチャイコが目の前に現れたからよね?ポーランド語のムジーク口上!ここからは一発屋のターンだ!演歌って聞いてない!太陽になるって聞いてない!待ってけれえー!チャイコちゃんいい話してるのに絵面がすごい。バダきゅん改心かと思いきや、洗顔フォームって!バッハ様のお心が見えねえ。カナナ団扇が床にいっぱい転がってる。チャイコちゃん鼻水きちゃないよ。カラオケルームは女子会のときと同じ?

 

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クラシカロイド』第2シリーズのBD-BOXが予約受付中です。注文数が増えるほど仕様が豪華になるそう。詳しくはリンク先をご覧ください。

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


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『クラシカロイド』第1シリーズ第13話 ます 振り返りレビュー

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そして皆様!先日6/29(ムジークの日)に第2シリーズBD-BOXの受注スタートが発表されました!

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受注数が増えるほど豪華になるそうです。詳しくはリンク先を参照ください。個人的にはドラマCDとサントラはめちゃくちゃ欲しいです!思うことはあれど、この売り上げが第3シリーズにつながることを期待して、微力ながら応援しています!

クラシカロイド』1期13話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。なお、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

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【感想の感想】
なぜか「ます」回は『クラシカロイド』がネットで話題になるタイミングと縁があり、興味を持ったかたが初めて見る回になる傾向があるようです。1年前に再放送があったのも、ちょうど「ムジークの日」に第2シリーズの追加ロイドが発表された頃。そのため私のレビューも新規のかたを意識した書き方をしています。それにしても、これで魅力が伝わったかしらん?ちょこっとフォローは入れていますが、初見の人達に「ひどさ(※褒め言葉)」を強調しすぎたかも?それでも書いている人は楽しそうなので、面白い番組だという雰囲気だけでも伝わったのなら本望です。私は視聴者代表を気取るつもりは毛頭ありませんが、これからもいちファンとしてただただ楽しんでいる様子を発信していきますね。もちろん、どの記事が初見のかたの入口になるかはわからないので、記事一つ一つを大切に書いていこうと思います。


【新たな気付きポイント】

  • 初見のかたにこそおすすめ「ます」回
  • 恐怖と笑いは紙一重!?
  • 皆を巻き込もう!
  • シューさんの運命との向き合い方
  • クラシカロイド』の由○かおる枠

よく言われる「ひどい」「やばい」は確かにそう。だって「ます」を歌ったら魚になるなんて最初からめちゃくちゃですよ!なのにそこで立ち止まらず、次々と命の危機にさらされる不条理なことが起きて、しかも当事者も周りも大まじめ。こちらが考えるヒマはまったくなく、「頭を溶かして」観た者勝ち。うまく説明できないのですが、この勢いが肌に合えば『クラシカロイド』は丸ごと楽しめるのではないかと思います。1年前に「初見の人にはおすすめしない」と書いていますが、不条理だけど悲愴感はまったくないお話ですしムジークは超有名しかも原曲なので、むしろ最初に観るのがいいのかもしれないと思えてきました。もちろん編曲された「ムジーク」が『クラシカロイド』のキモではあるのですが、お当番のシューベルトはこの段階で原曲がそのままムジークのキャラです。しかし今回の場合は、むしろピアノ五重奏曲の穏やかで美しい旋律がかえって「やばさ」を強調したようにも感じます。ムジーク編曲に驚く前に、耳慣れた原曲を活かしたお話から入るのはアリかも。そしてお話の本気度もさることながら、魚の模様やキラキラ光る水面…作画がとてもきれいです。オサカナ生活のデフォルメされたキャラ達もカワイイ。「やばさ」全開の今回ではありますが、今では初見のかたに胸を張っておすすめしたいです。「ます」はいいぞー!

まじめに考えると、今回のお話はかなりホラーです。いきなり自分が魚に変身した上、人間と意思疎通ができなくてあろうことか食べられそうになる。逃げようにも手足はなくエラ呼吸のため水がある場所でしか生きられず、頭脳まで魚仕様になってうまく頭が回らない…めちゃくちゃコワイ!しかも当事者であるシューさんの一人称で語られるため、あたかも自分がシューさんと同じ鱒になった気分でハラハラドキドキさせられます。でもこの状況、不思議と笑えてくるんですよね。恐怖と笑いは紙一重と言いますものね。もちろん怖がらせて笑いを取っているわけではなく、運命に翻弄される鱒シューさんの思考やふるまいがナンセンスだけど楽しいからなわけで。加えて、敬愛する先輩やカニロボと本気で戦う捕食者ども(※音羽館メンバー達)まで巻き込んで、シューさん一人の災難ではなく皆を道連れにしたのが個人的には良かったと思います。身から出たサビとはいえ、一人だけひどい目に遭うのはサビシイよね?しかもオールスターキャストによる楽しいオサカナ生活は観ていて楽しかったですし。

ますになったシューさんは最初のうちは生き延びようと頑張っています。ところが紆余曲折あってハマナ湖に放流された後、先輩に一本釣りされてからなんだか様子がおかしくなりますね。ベートーヴェン先輩に愛された喜びから、先輩の血肉となって生きていこう(!)って、これも愛よね!たぶん。さらに先輩がブラックバスになって一緒に住人達につかまった後は、自分が食べられるのみならず先輩を「メインディッシュとして君臨しなくては」(!)…これも愛の形!?何度もピンチを脱しては捕まるのを繰り返した経緯から、ますシューは運命に抗う気力を失ってしまったのかもしれないなとは思います。でもそこで悲観したりなげやりになったりしないのがシューさんのいいところ。先輩には自分をできるだけおいしく食べて頂こうと考えるし、先輩を料理するならメインディッシュでと考える。客観的に見ると「なんでそうなるの!?」となるものの、真面目なシューさんがます知能で精一杯考えた結果がこうだと思うと、もうなんだかめちゃくちゃ愛しいです。

それにしても、お風呂で始まりお風呂で終わった今回のシューさん。もしかしなくてもずっと全裸だったんですよね?しかもムジークが解けた際、JKの大家殿の目の前だというのに前も隠さず立ち上がるとか、なかなかの「ヘンターイ」(※ゴメンねシューさん)。入浴シーンはリッちゃんにだってあるのに、『クラシカロイド』の由○かおる枠はシューさんに固定されてしまった記念すべき回が「ます」回です。最初から最後まで全裸で身体を張って命がけで頑張ったシューさん、本当にお疲れ様でした!そして、由美か○る枠おめでとうございます!

その他。シューさんニートにしておくのがもったいない肉体美。ハミングがとってもお上手、さすが歌曲の王。上からのカメラでもお湯が透けない教育的配慮。いきなり水面下からの視点になって、自分で状況がわからないなんて、やだやっぱりコワイよママン…。お魚の斑点模様が妙にリアル。どうでもいいけど、さっきと違ってお湯が透けてる。鏡で確認するって頭イイ。「すごい能力だ。でも何の役に立つ?」ごもっともw 助けを呼ぶ順番はベートーヴェン先輩→リスト→ショパン。でもそこに来たのはモーツァルト、一番まずいパターン!!!! ますシューから見たモツの顔が魚眼レンズ越しのイメージ。「おいしそー」の顔がコワイよママン…。まだ水が入ってなかった洗濯機の中だって苦しかったのでは…。BGMが恐ろしげでピンチなのに「ピンチパンチポンチフルーツポンチ」なんかノンキ。三弦「とんでもない目に遭っても不思議じゃないっすよ」もう遭ってます。チャイコちゃん「なして普通に喋ってくれないだべかバッハ様」の切ない表情が激カワ。ますシュー、たらいの中でうずまきを作って勢いつけるなんて頭イイ。水たまりを跳び渡り噴水まで、すごい跳躍力だ。ハッシーが獲物を狙っている目!「寄生虫」とか言う前ににげてー!救いの神、神楽君に木の枝で英語のメッセージ…カタカナで「ジユウニナリタイ」のほうが動作少ないしパッド君翻訳ナシでも伝わったのでは?でも奏助ありがとう。シューさん魚の頭脳で頑張って難しい言葉使っているのがけなげ。安心するとお腹が空くよね、わかる。ベトが網を腰に差しているのがイケてる。虫や疑似餌よりギョーザーのほうが美味しそうよね、わかる。「ベートーヴェン先輩が愛してくれたのだ」のパワーフレーズ。「これからはベートーヴェン先輩の血肉となって生きていこう!」まてまてまて。そして先輩を運命に巻き込む後輩。「ギョーザーの具にされたいか!」って先輩らしさ全開の脅し文句。住人達は食べる気満々。「メインディッシュとして君臨しなくては」もう色々おかしい。「俺は運命に屈服する気は無いぞ、たとえ三枚におろされようも」さすがです先輩!田園ムジークでカニロボ合体なんて、一生ついていきます!リ「燃え上がった愛と食欲は簡単には消えないの」…愛と食欲!なんか卑猥。カニロボはちゃんと横歩きだ。全員全力で捕獲しようしてるし、誰か一人くらいおかしいって気付こうよ?押し相撲の挙句、全員で宙に舞って着地したときはオサカナになったよ!絵から声から違うアニメになっておる。ベートーヴェン先輩のしゃべり方が餃子道のしゃくれ方と似てる。1週間も…ハッシーはお魚達を食べずにいて偉かったね。ムジーク解除したらみんな服がびしょ濡れ。シューさんは裸で良かったね?そしてアバンのデジャブ…無限ループの巻。ピアノ五重奏の調べが美しくて、それがなおさら今回のお話のひどさ(※褒め言葉)を強調してますね。

 

私が以前ハマったドラマ『カーネーション』の再放送にあわせて、ツイッターで感想をつぶやいています。ドラマかつシリアス系なので『クラシカロイド』とはまったく被りませんが、よろしければお読みください。モーメントは随時更新していきます。


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『クラシカロイド』第1シリーズ第12話 J・S・バッハ 振り返りレビュー

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クラシカロイド』1期12話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。なお、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

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【感想の感想】
自分ではよくわからないのですが、設定やストーリーにマジレスしている文章って見る人によっては苦痛なのかもしれませんね。こちらとしては作品自体を否定するつもりはなくても、ケチつけられたように感じる人がいるのは理解出来ます。個人的には、わからないことは「わからない」と認め、無理に答えを出そうとしなかったのは良かったと思うっすけどね(※三弦さん風に)。しかし、今も昔も私はたとえ気になる点があったとしても「それはそれ」として楽しんではいるんです!これでも一応。さらに言うと、違和感は決して悪いものではなく、作品が好きで好きでつい深追いしてしまった副産物だとも思っています。コメディアニメの見方としては変と言われればそれまでなんですが。ま、楽しみ方に正解なんてないんですよきっと。見方や感じ方は人それぞれですし、「好き」の表現だって十人十色で良いのでは?私みたいに無駄に長文の感想記事を発信するのも一つの方法。しょせんアイメッセージでしかない個人ブログです。他の考え方を否定するつもりはまったくないので、おつきあいくださるかたはどうかゆるりと見守って頂けましたら幸いです。もちろんこれからも「言葉を選ぶこと」および「踏み込む範囲に気をつけること」には留意します。


【新たな気付きポイント】

  • 熱いバトル!
  • バッハ様に集中できない件
  • バッハの意向と三弦がやることのズレ
  • 「未熟」とは?
  • JSBだって悩む
  • 音羽館の居心地の良さ=歌苗ちゃん
  • シューさんは職安へ

今回の第12話は何と言っても熱いバトルです!最高のムジークと派手な映像がぶつかり合うって、それだけで気分が上がります。ぶっちゃけそこに至る過程はさほど重要ではないのかも。「理屈抜き」で楽しめるのって大事!余計なことは考えずに目の前の展開にどっぷりと浸れば、例えば1年前の私が抱いたわずかな違和感だって霞んでしまいます。あ、でも例の違和感は大体自己解決しましたので(※後述します)、今は「理屈あり」でも私はおいしく頂けるようになっています。

それにしても今回の主役のバッハ様…曲(ムジーク)も台詞もムジーク衣装もカッコイイのに、ポージングがいちいち気になって集中できないよママン(※褒めてます)。ムジーク口上だって超絶イケてるのに、変身シーンのメットオン!グラサン装着!は笑っていいの?とか気になってもう。「笑止!」の劇画チックな表情だって、ついさっきまで音羽館でイケボで喋っていたイケオジと同じ人なの?とか。いえ大好きです、もっとやってください!バッハは強すぎるので、こういった細かなところで笑いを入れてくれると安心できます。

第1シリーズの終盤ではバッハが理想とする世界にベトとモツが異を唱える展開になりますが、まだ今回は12話。現段階では、音羽館ロイド達はクラシカロイドとして未完成であり、彼らの成長をバッハは待っているようです。しかし、三弦はベトとモツをバッハと勝負させることで成長を助長しようとした?余計なことをしたからバッハは(三弦は疑わずクラクラの二人を)叱った、との理解で合ってますか?それはともかく、バッハの意向と三弦がやることのズレはクライマックスで重要な要素になるので、その描写を入れているあたりさすが6の倍数回です。

個人的に気になるのはバッハの台詞「知るべきは己の未熟」の「未熟」の部分。1年前のレビューで「音楽家として完成しているベートーヴェンモーツァルトに対して未熟なんて変じゃね?(※意訳)」と私は書きましたが、この違和感についてちょっと考えてみました。うーむ、なんだか私は難しく考えすぎたのかもしれません。乱暴な言い方をすると「自分がムカついたからといって、自分の特殊能力(ムジーク)で人々を怖がらせるなんてガキ」ただそれだけのような気がしてきました。音楽家としてのスタイルの違い以上に、アラフォー設定と思われるバッハと20代設定の音羽館ロイド達の年齢設定の違いが大きいのかも?身体のコンディションに精神が引っ張られる部分は大きいと思うので、ロイド達の年齢設定は侮れなさそうです。若さゆえ血気盛んで突発的な行動を起こしてしまったベトとモツ。それを諫めるのは、若い人よりは身体が言うことを聞かない分、思慮深くなった「大人設定」のバッハ。使い方によっては凶器にもなるムジークを操る以上は、そこは精神的に大人になれよというミドルからヤングへの忠告…私の考えは今の段階ではこんなところです。今後変化するかもしれませんが。って、考えすぎだから私!公式はここまで考えてないと思う!

ベトとモツを堂々とド正論で諭したバッハ。しかし彼だって「本当の音楽というものを、私はいまだ奏でたことがないんだ」と悩みを抱えています。歌苗ちゃんに思いの丈を打ち明けた後に「ああすまない」と謝っているので、思わず話してしまったんですよねきっと。懐かしいオルガンと「響吾の娘」を前に、リラックスできて良かった。側近にすら本心を明かさないバッハが素直に語るなんて、歌苗ちゃんがいる音羽館はやはり居心地が良いのかも。初対面のバッハがここまで心を開いたのだから、歌苗ちゃんはやはりタダモノではないです。歌苗ちゃんの存在そのものが音羽館の住人達の拠り所になっている気がします。女神とかママンとか色々な形容が全て寸足らずのようなもどかしさ。「出て行け」と言われたって、出て行きたくないよね…。でも住人は家賃を払って下さい。そしてせめて自分達の身の回りの世話は自分達でやってください。お願いします。

ベトとモツはアルケー社にオーディションに、シューはハローワークへ職探しに。オーディションに呼ばれたのはベトだけですが、「面白そう」のモツに下心ありありの奏助だってついて行ったのだから、きっとシューさんだってお伴しかったに違いないと思うんです。それなのに今回も敬愛するベートーヴェン先輩と離ればなれになってお気の毒です。でもハロワシューさんは最高に面白かったので視聴者としては美味しゅうございました。「真面目担当」シューさん、「大家がうるさい」としても真面目に職探しに出かけて偉い!次回こそは先輩が愛してくださる(※原文ママ)から、シューさんドンマイ!

その他。無言で何考えているかわからないとやっぱりコワイよJSB。シューさん教師経験アリって密かに史実ネタ。本当に皆さんそうおっしゃっているの?チャイコちゃんに「ダメなもんはダメだべ」と否定されたバダきゅんの意見を知りたい。ベトとモツに氷の視線を向けられてもめげない奏助、「絶対歌苗も喜ぶって」に免じてとりあえずそこに居ていいと思うよ。歌苗ちゃん細腕でそんな大荷物…荷物持ちがいないなら配送サービスかネットスーパーを使っていいと思うの。イケオジに頬を染める年上派の歌苗ちゃん。ベトが演奏している曲はサントラに入ってない?奏助はまだ「クライングダークエンジェル」だった件。モツの「××してるー?」の内容が知りたいとうちの息子が言ってました。壊れたオルガンを演奏できたのはムジークの力?ベトのテストをしている社員達が超ヤな感じ。モツ「アイドルやめるう」に対してプロデューサーの「なにい」の言い方が好き。バッハ「ここは居心地が良いのかもしれないね」の優しい表情が良い。爆発するまでベトはよく耐えたと思うの。モツは前世の記憶と重ねたのね。「猊下」って耳慣れない言葉。音羽館は広いからヘリだって着陸できる。見送りにハッシーも一緒。走って帰ってきたリストさん、バストが重いとそれだけで大変そう。奏助は両方の人差し指くっつけてもじもじしていたけど、バダきゅんにアドレス交換お願いするときは強気で言えたね。ってラブコメ!?ザ・ペンギンズもがしゃ髑髏も多すぎ。それらを瞬時に消すバッハっょぃ。チャイコちゃん「ふふふ普通にしゃべったー!」それな!ヘリをロボに変えちゃって、操縦士はいずこへ?ここからはJSB劇場。台詞の説得力ハンパないのに、ダンスがもう(好き)。ト音記号の矢がカワイイ。叱られるクラクラの二人はとんだとばっちり。二人の三弦を睨む顔がカワイイよー。音羽館リビングでは反省会。ベトは頭では理解していても感情が抑えられない感じ?食事は家賃を入れてくれる人「から」です…「だけ」じゃないところがおやさしい大家殿。バダきゅんのアドレスゲットした奏助の目にハートが入ってる。「響吾の娘」というのが重要なのねJSB

 

 

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今回大活躍だったバッハ、ベートーヴェンモーツァルトに加え、ブラームスが登場するドラマCDの紹介記事のリンクを貼っておきます。今読み返してもテンションおかしいです…。念のためお伝えしておきますと、私は先に史実ブラームスの人物と楽曲に惹かれたのであって、諏訪部さんはその後からなんですよ。本当に!


最後までおつきあい頂きありがとうございました。


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『クラシカロイド』第1シリーズ第11話 せめて、家事くらい 振り返りレビュー

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【感想の感想】
楽しいなあ。ノリノリで書いてますよねこれ。これだけ勢いがあれば少々文章がまずくても食える!うん。この回は特に好きな上にコメディ全開だったおかげで「頭を溶かして」観ることが出来ました。しかも繰り返し観ているので、箇条書き部分なんかもう目をつぶってでも書けます(※ウソ)。それにしても振り幅大きいよ私…。大好きな回で絶好調なのは当たり前。そうでない回の時にどこまでテンションあげていけるかを今後の課題の一つにします。


【新たな気付きポイント】

  • 大好き家事回
  • タイトルがすごい
  • 頼りになる奏助
  • 大好き音羽館メンバー
  • ピンク汁の破壊力


この回は観るたびにニヤけてしまいます。もう何度見ても楽しい家事回!楽しすぎてつらい。こんな感じのわちゃわちゃ音羽館のお話を永遠に観ていたいです。欲を言えばそろそろ新しいお話が欲しいです。ということで、第3シリーズ待っています!例えばですが、第3シリーズ以降はEテレの10分枠のアニメに移行して毎日短めのコメディ話を展開してくれるのもアリかも。それなら毎日『クラシカロイド』が観られる!このスタイルではさすがに毎回新規ムジークは厳しいでしょうから、ムジークを出す頻度は要調整で。言うのはタダですので勝手な願望を書いておきます。わちゃわちゃ動くロイド達に毎日会えるなら、人生は今より遙かに楽しくなるはず。間違いない!

まずはこのタイトル。(家賃払わないなら)「せめて」家事「くらい」。高望みしているわけじゃないからこそちょこっと悲愴感があって、妙に可笑しいです(※ごめんね歌苗ちゃん)。マジレスすると、シェアハウスである以上は自分の身の回りのことは自分ですべきでしょ、と怒りたくもなります。それでもロイド達の非常識さのおかげで私達は楽しいお話を観ることができるので、もうこれはファンタジーだと捉えたほうがいいですね(※ごめんね歌苗ちゃん)。結局全員を旅行に連れて行ったけど、今回のお話を見る限りでは今後は家事をうまく割り振っていけるかもしれないなとも感じました。トラブルは置いといて、ベトはお洗濯上手だし、モツは割と器用に掃除するし、シューさんは過度に丁寧なところを直せばうまくいきそう。チョッちゃんはハッシーと一緒に動画撮影してたからきっとハッシーのお世話は任せられる。リッちゃんは…伝家の宝刀ブラックカードで食事のケータリングを頼んでくれたりとか?今回のお話はなかなかひどい(※褒め言葉)展開ではありますが、希望が見えなくはないですよね。なので少なくとも私の場合は、お話を観た後には最初の悲愴感が爽快感に変わっています。

普段はポンコツ呼ばわりされている奏助、なんだかんだで頼りになります。家事をしたことない人に一から教えるのは大変なこと。加えて人間性がちょっと…のロイド達はなにをしでかすかわからない面があるので、最初は奏助の割り当てが多かったのはうなずけます。しかし奏助は6話で「奏助は住人じゃないでしょ!」と言われたのに、今回は「奏助は住人じゃないの?」と住人扱い…こういうのをダブルバインドと言うんでしたっけ?この矛盾に気付かないのか気付いてものみ込むのか。たぶん前者のような気がしますが、とにかく奏助は目の前の状況に精一杯対応するイイ奴です。歌苗ちゃんに泣かれるのは困るらしく、寄り添って館中を見回るし、屋根のピンクを発見したときは「泣くどころの話じゃ…」とここでも歌苗ちゃんの涙が基準。館を追い出されたくない一心で動いているロイド達とは大違いです。屋根のペンキ拭きだって、シンボルにこだわるリストさんに雑巾投げつけたり布調達(※洗い立てのシーツ)したりと頑張っていました。ただ、奏助は一応炊事の担当だったのにそこは何もしてないかも?

今回はみんな可愛くて書ききれない!ジャンケンで「奏助のほうが0.0001秒遅かった」とか、くじの中を覗いたのをベトに指摘されて「ルー君証拠は?」とか、やたらムキになるモツ。シューさんにさしのべた手を引っ込めても、ピンクにしたらカワイイと屋根にペンキ塗っても全部モツらしくて憎めないよ。ロイド達の勝手な分担表で「ゲーム担当」になってにっこにこだったチョッちゃん、光の速さで後方走りなんてビックリだよ。でもベトが振られる様子をハッシーと一緒に「プププ」と笑って録画までしたのは忘れないから。パッド君は人を褒めて伸ばすタイプなのね。人間くさく怒り爆発もするし必要ならウソもつける優秀なAI。家事は一切しなかったリッちゃんは「シンボル」へのこだわりがブレなくて、金色ペンキで全身塗るまでやる。塗るのを手伝うチョッちゃん心得てる。シューさんは不憫担当としてゲージMAXまで仕事して壊れたのに、先輩が振られると「先輩まじうけるっすけど」ってHP回復してるし案外腹黒い?なんだかんだで一番しっかり家事をやったベトが「先輩の苦労、全部台無しっす」にされちゃうし、告白してもいないのに振られるしで一番お気の毒。「振られたんだ!ちょっと休ませろ!」がハイライト。

それにしてもピンク汁の破壊力たるやすごいです。精神的なダメージがありながらも機転を利かせたベトは文句なしに偉いと思います。それでもこんな話にまんまと騙されるのね歌苗ちゃん…。世間擦れしていないお嬢さんなんだなと改めて思いましたよ。将来だめんずに引っかからないように気をつけてほしいです。全員が屋根から落ちてからの茶番劇でさすがにわかったみたいだけど。もうバレバレなのに、あきらめずにピンク汁の演技を続けるロイド達と奏助にハッシーにパッド君、いじらしいなあ。みんな大好き!

その他。歌「だってすぐ余計なことするでしょモツは」に、むくれるモツかわいい。昼間からアヒルちゃんと入浴するリストさんのスッピン素肌まぶしいです。歌苗ちゃんが最初に作った一覧、「ハッシーくんのエサやり」って「くん」付けるのね。シンボルの仕事内容とは?大リーダー・超リーダー・真のリーダーとは?ロイド達が決めた振り分け表に家事のタスクは一つも無い件。「おいみんなジャンケンだ!」先輩の意向を通すため全力で場を仕切るシューさん。「負けたら家事よ」…ごめんなさい解釈違いです。リッちゃんの「パーを出す」発言を真に受けてチョキを出したチョッちゃんはピュアなハートの持ち主。ベト「ヴォルフ!」の口元ドアップが。壁には機能していないそうじ当番表が残ってる。「決定稿」では「掃除・洗濯・炊事・ハッシーの世話」タスクが絞られてる。「るるっぺ イズ」裏表紙の海岸は4話でシューさんが歩いていた所?女子の部屋に入るときはノックくらいしようよ奏助。午後1時10分…本来なら一通りの家事は終わっている時間よね。NUMADENの洗濯機はボタンが少なくて機械音痴にもやさしいユニバーサルデザインだと思うの。到着が6年後の8月って、時速何ミリ?あひるちゃんに「ピッ」と効果音付いているのカワイイ。リッちゃんシャンデリアにどうやって登ったの?モツが余計なことしてるw 「どんくさい」って何気にひどい。シューさんはうまいことベランダに落ちたね。ベトの髪が逆立つの好き。ああ一番言われたくないことを…。「ばかやろうタイミング考えろばか!帰れ!」毒舌パッド君。モツをあざ笑う壊れたシューさんがすごすぎ。リストさんのきれいなお顔に雑巾投げつけるとか。せっかく洗ったシーツ全部台無しっす。チョッちゃん金色ペンキがきれいに塗れたね。ト音記号は茂みに隠してあるのね。ベト「大事な話」って何を話すつもりだったの?だめ、振られるに至る流れが面白すぎ。「こういった色の汁を吐くのだ」のベトが超イケメン。もうバレてるのにみんな一生懸命演技してるのが好き。ベトは休ませてあげてほしい。台所が水浸しなのが一番わからない。海月のそばに詠子と美衣子はいるけど椎子がいない?モツのシャツだけリゾート風。「いくよおまえたちー」が好き。エンディングであくびハッシーの横顔の切り抜きに歌苗ちゃん映像が。モツとシューさんが掃除してる。悩んで・て・も・かい・けつ・せーん♪

 

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1年前の今くらいにコンサートにも足を運ぶようになりました。コンサートのレポートは未だに書くの苦労していますが(苦笑)、せっかくなので思ったことは正直に書き留めておきたいと考えています。


最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『クラシカロイド』第1シリーズ第10話 愛しのジョリー 振り返りレビュー

ご訪問ありがとうございます。まずは以下のリンクから公式サイトへアクセスをぜひ!

クラシカロイド』1期10話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。なお、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

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【感想の感想】
うーむ、割といい事書いているのに括弧書きがうっとうしいですね…。「って。」で文が終わっているのも気になるし、とにかく全体的に薄ら寒い。文章を書けない人間が無理するとこうなります(苦笑)。文章のまずさのせいで、伝えたいことがきちんと伝わらないのはつらいです。もちろん書き続けていれば、ある程度は「慣れ」がカバーするとは思います。それでも一人でやっている以上、結局は「ある程度」なんですよね。甘ったれているのは承知の上で、まじめに第三者に添削されたいと常に思っています。ただの趣味ブログなので望んでも詮無きことですが。でも私は下手なりに書き続けますよ。発信し続けることが作品を盛り上げていくと信じていますから!立ち止まっているヒマはない!言うまでも無く、少しでも文章を良くするための努力は続けていきます。


【新たな気付きポイント】

  • 全体ストーリーの中での位置づけ
  • 人恋しいチョッちゃん
  • 「恋」のきれいな終わり方
  • チョッちゃんへのリッちゃんの愛
  • パッド君さんの存在感
  • オチが最高!

クラシカロイド』は基本一話完結型で、大きなストーリーが動くのは6の倍数回ということになっています。しかし第10話の今回は全体のストーリーの中でも重要な要素が出てきました。一つは、後のミツルロイドの基盤となるアルケドールが出てきたこと。もう一つは、クラシカロイド達のムジークがこの段階で不安定だと示したこと。ショパンジークが意図しない結果になったときにリストが「私達こうしようと思ってムジーク使っているわけじゃないし!」と言っていますね。それにしても、研究所にずっといたショパンとリストが不完全な状態で目覚めたのはなぜ?と少し疑問に思います。早めにインキュベーターから出たベト・モツ・シューなら納得いくんですが。このあたりは第3シリーズ以降できっと種明かしがあると信じてます!あと細かいところでは、今回の史実ネタであるジョルジュ・サンドの話題は8話女子会で先に出たことと、「おこもり」担当は7話から9話にかけてベトだったのが今回チョッちゃんになったこと。一話完結型とはいえ、今回の第10話はこれより前にも後にもずらせなさそうです。

「人間なんてもう信じない」チョッちゃん。続く台詞を聞くと、どうやら最初は信じたかったようですね。他人に勝手に期待した結果、失望するのはなんとなくわかります。しかし自分の入力通りに振る舞うアプリにも結局人間らしさを求めていて、チョッちゃんは人見知りだけど人恋しいような印象を受けました。自分が望んだとはいえジョリーが「人間らしく」なったから、結果として気持ちがすれ違ってしまうのは見ていて切ないです。それでもジョリーが意思を持つ存在だからこそ、最後に気持ちが通じ合えたのはきっと本物。純粋に相手を想う気持ちが尊くて、やっぱりこの回は何度見ても泣いてしまいます。そして三弦が悪者になってしまった感はありますが、皮肉にも消える間際だからジョリーは本心を語ったわけで、一番良い思い出を残してきれいに恋を終わらせることができたんですよね。哀しいけれど、住む世界が違う者同士の恋はいつかは終わるのだと個人的には考えます。そうであるならば、ケンカ別れや自然消滅よりもお互いが想い合っているときにお開きにしたほうがよいのでは?もちろん当本人であるチョッちゃんの気持ちが一番大事ですが、第三者から見ればベストな恋の終わり方ではないかと思います。

音羽館ロイド達と奏助。ロボット掃除機の修理依頼のときも、「悪魔祓い」のときも、なんだかんだで一致団結してチョッちゃんの元に行っています。相手がチョッちゃんだからだとは思いますが、その先陣を切っているのはリスト姐さんです。チョっちゃんがムジークでネット世界に行く決意をしたときも、真っ先に賛成したのはリッちゃん。しかし、ジョリー消滅後に「お気持ちお察しします」と先にチョッちゃんの肩に手を置いたのはシューさんで、続いてリッちゃんなんですよね。個人的にこのシーンは好きです。リストは前世でのショパンジョルジュ・サンドを知っているからこそ、うかつに声をかけられなかったのでは?パッド君の解説時に見せた眼差しが優しくて、そばに寄り添っても「チョっちゃん…」と言うのが精一杯で、リッちゃんのチョッちゃんへの「愛」は深いなと思うのです。チョッちゃんは同居人たちに対しても人間不信になっているようだけど、こんなに大事に思ってくれる友人がいるなんて、幸せ者じゃないですか!

今回のゲストキャラはジョリーと、もう一人はパッド君が人型になった「パッド君さん」。青い髪のビジュアルもさることながら、声と話しぶりがまるで別人(別機械?)。同じ声優さんが「機械の高い声」と「有能執事の色気ある声」を演じ分けているんですよね。「推測ですが…」と人型が言えばしっくりきますが、機械だと違和感ありそうです。ちなみに機械なら「検索によると…」が決まり文句。ジョリーだって初期型と進化してからでは声色が変化していますね。月並みですが、声優さんの演じ分けってすごいなと改めて思います。何気なく見ていた別々の作品で、え?あのキャラとこのキャラは同じ声優さんなの!?と知るのも面白いですよね。あ、いけない。私は声優さんにハマるのはよそうと固く心に誓っているのでこの辺で。実際はともかく決意だけは本当です…。パッド君さんの声、うっかりしていたら惚れてまう!


そして何と言ってもこの回はオチが最高です!さっさと「ジョリー2」を作った「うたれ強い」チョッちゃんのおかげで、視聴者は切ない感情を引きずらなくて済みました。「過去は過去。今は今」の精神はベトだけでなくチョッちゃんにもあったのね。いいと思います!

その他。「バールのようなもの」でドアをこじ開けるベトを誰も止めないのね?直立不動の先輩の横で、中腰でロボット掃除機を見つめるシューさんカワイイ。大家さんの「何してるの?」の顔コワイ。奏「みんな掃除しよ?」にみんなが頷くレベル。チョ「うっせバーカバーカバーカバーカ!」あおり耐性なし。アルケドールお試しキャンペーン期間中についてくるおまけが気になるよ。少しグラマー寄りの設定でこのバストになるのね…。生誕15日目で御祝いって赤ちゃんみたい。ホールケーキは結局一人で食べきれず残してるね…。進化したジョリー、Visual Designが初期設定から変化してる。スレンダーだから貧乳なのね。そして高嶺の花。チョ「歌は得意じゃないから…」って、中の人はCD出してますよ?「ジョリジョリ、うれぴっくるー」でハート出すのはムジークの力?リッちゃんの「鞭で打つ」が少しだけ見てみたい、少しだけ。パッド君さんが出したメール画像はこちら側からは裏らしい。ジョリーのムジーク空間でモツがちっちゃく踊っているのがカワイイ。パッド君さん睫毛長い。「あなたの手で終わりにして」…ジョリーは強い女性だわ…。別れの間際に手が重なったのに涙腺崩壊。今回のバッハ様の台詞は「フィーネ」だけ。「ジョリー2」の絵がすごい。フレマジョ先生はマウスで描くのは苦手?

 

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先日行ったコンサートのレビュー記事です。コンサートに足を運ぶようになったのは間違いなく『クラシカロイド』のおかげです。よろしければお読み下さい。

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


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ほくでんファミリーコンサート第518回公演(2018年6月) レポート

私が演奏会に足を運ぶようになったのは『クラシカロイド』にハマってからです。ありがたいことに私の住む札幌は音楽を聴く環境には恵まれていて、初心者や子供でも入りやすい企画があったり、料金も格安あるいは無料のイベントもあったり。今回レポートするコンサートも地元企業が主催する無料の公演でした。

私は以前ツイッターでこんなことをつぶやいていました。 

 

その望みが案外早く叶いました!希望は言ってみるものですね。上のツイートをした直後に「ほくでんファミリーコンサート 第518回公演(札幌開催)」の入場整理券の抽選受付があることを知り、応募してありがたくも当選したのです。

www.hepco.co.jp


家族で早めに食事を済ませ、留守番を頼んだ夫に年長の娘を託し、ちょうどノー部活デーだった中1の息子と行ってきました。札幌はここ数日で急に夏めいてきて、Kitaraに隣接する公園にはカルガモのヒナがたくさんいました。

以下、私が感じたままに感想を書きますが、素人の主観によるものであることをご了承下さい。なお、ひどい間違いはご指摘くださいませ。


ほくでんファミリーコンサート 第518回公演(札幌開催)
6/5 18:30開演 札幌コンサートホールKitara 大ホール
【指揮】田中祐子
管弦楽札幌交響楽団

【曲目】

 

北海道150年記念メドレーの曲は息子にもわかるおなじみの曲ばかり。管弦楽で聴くとすごい迫力です。ただ、私達はこれをロビーで聴くことになりました…。最初から全部聴けたのですが、開演のタイミングには間に合わず、わずかの差で遅刻してしまいました。家を出た時間が遅かったのを反省。息子「走れば間に合ったよ」…確かにそう。でも少し走ったところで私が息切れしてしまい、結局駅から歩いて会場入りしたのでした。駅の階段を2段飛ばしで駆け上る12歳には敵わなかったです。運動不足良くない。そもそも時間に余裕がないのが良くない。せっかくのコンサートなので、次からはもっと時間に余裕を持って出るようにします。でなきゃもったいない!

司会が入り指揮者のかたとお話をされているタイミングでスタッフに誘導されホールに入りました。会場はウイング席やオルガン横の席まで超満員!私達の席は2階の前のほうでした。田中祐子さんはお若い女性の指揮者で、長身の男性コンマスと並ぶと小柄な印象。お話されているときは優しい雰囲気でした。しかしタクトを振るとパワフルで、すごくカッコイイんです。「女の人ってこと忘れそうだった」と息子が言ってました。彼の表現が適切かどうかはわかりませんが、聴き手が無意識にかけている色眼鏡が瞬時に消え去る指揮と演奏だったのは間違いないです。田中祐子さんは「札響が大好き」とおっしゃってくださったので、また近いうちにお目にかかれるのを楽しみにしています。

トークの後は2曲目「アルルの女」。演奏が始まると、空気の振動を肌で感じ幾重にも重なった音に包まれる感覚に、そうこの感じ!と嬉しくなりました。私はなんだかんだでKitaraには数回来ています。プロ楽団の生演奏をこの素晴らしいホールで聴ける幸せ…本当にありがたいです。当然ながら家のちゃちなプレーヤーで録音を聴くのとは比べものにならない良さがあります。極端な話、良い演奏が聴けるのであればどんな演目でも楽しめるのかもしれません。「アルルの女」には弦楽器だけで奏でる曲や、途中までハープとフルートのみの曲などユニークなものがあり、音楽と一緒に指揮者や演奏者の動きを目で追って楽しませて頂きました。超有名なファランドールで会場が大盛り上がりしたところで前半終了。

休憩後はいよいよブラ1!指揮者のかたが「20年の年月、命をかけて」とおっしゃっていた曲の演奏、どうしても期待が高まります。全体的に最初から最後まですべてなだらかにつながっている印象でした。録音によっては細かく刻んでいるように感じるものもありますが、今回の生演奏は流れる旋律のおかげですうっと演奏に身を任せることができて聴きやすかったです。ティンパニが印象的な導入部分で鳥肌が…力強く進む第1楽章には圧倒されっぱなしでした。ドキドキして気持ちに余裕が無かったです。穏やかな第2楽章はコンサートマスターによるヴァイオリンソロに聞き惚れ、第3楽章はクラリネット次いでフルートの美しい旋律に他の弦楽器や金管楽器が呼応しているのがわかる程には聴けるようになっていました。そして第4楽章。厳格な序奏から始まって、弦楽器のピチカートと第1楽章に似た旋律にドキドキしながら、待ってました!ホルンソロ(クララへのメッセージ)、そして弦楽器の晴れやかなメロディ…またしても鳥肌です。ここでふわっと身体が浮いたような錯覚を覚えました。苦悩から歓喜への「歓喜」の部分、文句なしに良いです!クライマックスの力強い演奏は音量が相当あるはずなのにけたたましい感じはまったくなく、ただそのスケールの大きさに圧倒されてしまいました。うまく言えないのがもどかしい。あっという間の45分間、贅沢な時間を過ごすことが出来て感謝です。もう何度でも聴きたい!今度はもう少し気持ちに余裕を持って、見逃した動きや下支えしている楽器にも注目したいです。再びブラ1の演奏があるときには万難を排して聴きに来たいと思います。他の3つの交響曲やヴァイオリン協奏曲も大歓迎です。希望は言ってみる!

アンコールは指揮者のかたが大好きとおっしゃっていた「エニグマ変奏曲」。私はBS日テレの「恋するクラシック」で曲名だけ知っていましたが、実際に聴くのは初めてでした。弦楽のメロディが心地よく、再び音と会場の空気に包まれる感じがして幸せでした。拍手は鳴り止まず、指揮者のかたはカーテンコールで何度もステージに。良い演奏会でした。ありがとうございました!

ロビーで「ドレミの箱」に募金をして、地下鉄で帰路につきました。息子との会話はもっぱら学校のことやゲームのこと。「自分が知っている曲がいい」と言っていたので、クラシックではなくゲーム音楽管弦楽があれば今度はそちらに一緒に行こうと思います。母の好きな曲のコンサートデートに付き合ってくれてありがとう息子。そして留守番してくれたパパと娘もありがとう。

ついひと月ほど前に行ったコンサートのレポート記事のリンクを以下に貼ります。よろしければそちらもあわせてお読み下さい。

 

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最後までおつきあい頂きありがとうございました。


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『クラシカロイド』第1シリーズ第9話 闇、その向こう 振り返りレビュー

ご訪問ありがとうございます。まずは以下のリンクから公式サイトへアクセスをぜひ!

クラシカロイド』1期9話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。なお、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

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 【感想の感想】
自分で書いておきながらあれですが、ちょっと涙ぐんでしまいました。「好き」って素晴らしい!ここまでブログを続けてきた私が思うに、実は「好き」を語るのは本当に難しいんです。実際理屈じゃ説明できないことが多くて…。それでも形にして残したくて、あれこれもがくわけです。昔の私よく頑張った!作品を盲信している一面はちとコワイですが、最初のうちは思いっきりのめり込むのはアリかも。「情熱」大事!ヘタに醒めた目で分析するのは、ずっと後になってからでじゅうぶん。うん。もちろん同じ「好き」でも時間が経つにつれて熱量は変化します。それでもここまで夢中になれる作品に出会えたことには、ただただ感謝しかないです。恩返しという言葉が適切かどうかはわかりませんが、せめて私はこれからもその時々の気持ちで「好き」を語り続けていこうと決意を新たにしました。究極の自己満足でも構いません。「ここにひとりのファンがいる」とネットの片隅でも声を上げ続けることが、作品を盛り上げていく流れにつながると私は信じています。私はいちファンとして微力でも発信を続けていきます。


【新たな気付きポイント】

  • 音楽が贅沢!
  • ロイドは実在の音楽家とは別人格
  • オチ担当・シューさん
  • 音羽館の面々のふるまい
  • バッハ様の存在感

音楽アニメですから音楽が贅沢なのはあたりまえかもしれません。しかし今回は特に贅沢!本気のムジークはもちろんのこと、ストリートミュージシャンが歌う曲はそれだけでもステキですし、コンテストでベトがほんのさわりだけ弾いたギターの曲もとても良いです。すべて今回のお話にあわせて用意された楽曲で、しかもお話の中ではほんの一部しか使っていないんですよね。なんとも贅沢。ムジコレやサントラでじっくり聴き直して二度美味しいのも音楽アニメの醍醐味かもしれません。なお、上にリンクがある過去記事にサントラの感想記事へのリンクがあります。「Koe」「Monster No.28」についても簡単な感想を書いていますので、よろしければそちらもお読み下さい。ところで第2シリーズのサントラ発売はないのかな?第1シリーズにはない新出の劇伴もたくさんあったのでぜひ欲しいです。

史実ベートーヴェンの難聴は、子供が読む伝記マンガに必ず登場する有名な話ですね。個人的には今回のお話での取り上げ方は完璧だと思います。そして今回改めて重要だと思ったのは「ロイドは実在の音楽家の記憶を持った別人格」であること。おぼろげな過去の「記憶」に苦悩するのも本当なら、今生きている肉体が健康体なのも本当。ベトの「過去は過去。今は今。俺はまだ生まれたばかりだ」のしびれる台詞が生きるもこの設定があればこそ。例えば幽霊や生まれ変わりを連れてきたとして、健康問題もそっくり引き継いでいるとしたら、実在の人物だけに扱いが非情に難しくなったかもしれません。実在の音楽家に直接影響を与えない「クラシカロイド」の設定を考えた制作スタッフのかたには飴ちゃんを差し上げたいです。しかし「2週間ほとんど飲まず食わず」で病気もせずドアを蹴破るくらい元気なわけですから、ロイドの肉体はかなりハイスペックのようですね。現世でこれだけ健康で、好きなことをとことん追求できるって素晴らしい。ビバ第二の人生!

先輩のために頑張ったシューさんについて。今回はシューさんの動かし方がとてもうまいなと思いました。今回のお話は「ベトが誰の手も借りず自ら運命を切り開く」のがキモだと個人的には考えています。ベトのことをある程度ほっといてもらわないと困るわけですが、絶対に放っておいてくれなさそうなのはシューさん(笑)。実際、ギョーザーで先輩を部屋からおびき出そうとしていますし、先輩が階段を下りてリビングに来るときは後ろからついてきています。この調子だと先輩が部屋にいるときはドアの前でずっと待機してますよねきっと。材木調達でキューバまで行ってもらわないことには、ベトは一人になれなかったかも。材木調達がたとえ後輩を先輩から離すための動かし方だとしても、シューさんならやりかねないから違和感なくお話が入ってきます。そしてベトのカッコイイ台詞の後のオチ要員…大天才ベートーヴェンの演奏が生で聴けなかったことも材木を活かせないことも不憫極まりないですが、これまたシューさんらしい(※シューさんごめんなさい)。「オチ担当シューベルト」の歴史はここから始まった!?

そしてシューさん以外の音羽館の面々のふるまいも良いです。歌苗ちゃんはあくまで大家として行動し、住人の内なる感情にずかずか踏み込まない。イタズラ好きのモツはシューさんにはクワガタをくっつけたけど、苦悩しているベトにはそこまでしない。リストさんは要所要所で愛ある会話で話を進めてくれる。ショパンさんは「改造面白そう…」の言い方がハイライト。奏助がベトに協力するのは自分がモテたいから。誰一人としてベトの苦悩に立ち入らなかったけど、奏助がパッド君の解説でベトの過去を知り、すべて終わってから彼なりに言葉を選んで「終わりよければすべて良し、って感じじゃね?」とベトに声をかけたのがよかったです。

今回は音楽用語すら話さなかったバッハ様。会場の照明をわざと落とす指示を出したり、ムジーク中は自分だけ服装そのままで不敵な笑みを浮かべたり、順調にラスボス感を醸し出してくれています。正体がよくわからないものってコワイんですよね…。ただ、初見の時に感じた不気味さは、今はまったく感じません。バッハ様は実はドジっ子だって知ってるもん(笑)。全話を見終わって先の展開がわかっているのがちょっとだけくやしいです。ちょっとだけ。

その他。シューさんが使っているうちわの赤いきんぎょカワイイ。光る丸メガネもカワイイ。モツが縁起でもないこと言ったら全員の表情がちょっとゆがんだの細かい。HAMA CITYの大画面に映ったギターの人は布袋さんよねきっと。ベト「ギョーザ?なんだそれは?」…もしかして「ギョーザー」ならピンときたとか?頬は腫れていてもメガネは元通りのシューさん。奏助のモテる想像図はいつもわかりやすいね。もしかしてギターの弾き方を教えてくれたのはパッド君情報で、奏助の指導は格好つけるポーズだけ?モツとリッちゃんチョッちゃんは笑っているけど、シューさん怒ってる?シューさんのこめかみにくっつけられたクワガタはこの後どうなったの?ストリートミュージシャン=頭の輪っか(※ステレオタイプ)。じっと演奏を聴くベトの表情がイイ。改造ギターを「少しばかりいじらせてもらった」って、少しどころの騒ぎじゃないよ原型留めてないよ。「モンスター」って名前がまた。前世の回想、ワインとクラバットの赤にドキッとする。商店街の掲示板でひときわ目立つ「第13回ギターコンテスト」のポスター。「そうじ当番表」があるけど、実際拭き掃除しているのは大家さんだけ。ベトの瞳にクロッキーが映るのキレイ。眉毛が逆ハの字になってるチャイコちゃんカワイイ。改造ギター、お花はリストさん案かな?見上げた空に星はなかったのに、ストリートミュージシャンの演奏を聴いたら闇夜に星一つ。回想で史実ベートーヴェンの背中を見るベトの図が好き。タクトを放り上げる手が良い。\カモンベイベー/ ムジーク発動中は息が苦しい。「音楽に必要なのは楽器でも技術でもない」名言。材木とオウムを担いだシューさん、痩せちゃって…。エンディングのギターを弾くベトのシルエットがいいなあ。


一年前の同じ頃に書いた伝記マンガの紹介記事『「マンガ音楽家ストーリー」(全8巻) ざっくりレビュー』のリンクを以下に貼っておきます。今でも新品の本が買えるシリーズです。『クラシカロイド』からはバッハ、モーツァルト、ベートーベン、ショパンシューベルト。それ以外ではシューマンブラームス、バイエルが登場します。

 

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ここ最近、本のレビューをしていませんね私…。せっかくのブログなので、番組レビュー以外の記事も少しずつ書いていきたいと思います。


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※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c