『クラシカロイド』第12話(第2シリーズ) ワーグナーの野望 感想
※2018/10/03 画像を削除しました。
※読者の皆様へお知らせ:12/30放送の第13話のレビュー記事公開は私事都合により遅くなります。予めご了承下さい。いつもご愛読ありがとうございます。
第2シリーズでもやはり6の倍数の回はストーリーが進む回です。1話からずっと引っ張ってきたワーグナーの「革命」が動き出す!?ってことはムジーク発動しちゃうわけで、しかもムジークの原曲はあの「ワルキューレの騎行」、おまけにワー君の中の人(声優の松岡禎丞さん)が歌うって、もうどうしよう…。慌ただしい年末、忙しさと寒さに負けずに今回もレビューしていきますよ。
第12話(第2シリーズ) ワーグナーの野望 (2017/12/23 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
♪感想(レビュー)
話が進みました…情報量は多いし、しかも想像以上に重いテーマが来たし、今回は6の倍数回に完全に打ちのめされました。ここまで見続けてきてかなり鍛えられてきたから大丈夫、なんて思い上がりでしたね。自分はまだまだだと思い知らされたわけですが、「慣れ」や「予測」を遙かに超えた展開があるからこそ『クラシカロイド』。色々言いたいことはあっても、やはり私はあなたから離れられない。これが運命なら、最後まで見届けようと決意を新たにしました、はい。
ワーグナーの「出来損ない」トラウマがキツい…人間の子供に向かってこんなことを言う大人は滅多にいないと信じていますが、三弦はじめ研究者達はクラシカロイドを所詮製造物だと考えているから、つい「出来損ない」って言葉が出たのかも。フタを開けてみたら、特殊能力を持っているのは別として、クラシカロイドは身体も精神も限りなく人間とイコールだったわけですね。創造主である響吾さんが「普通の人間と変わらないよ」(1期6話)と言っていた通り。たらればを言い出したらキリがないけれど、もしワグドボが目覚めたときに響吾博士がいたら絶対に状況は違っていたはず。それが無理でも、もう少し三弦はじめ研究者達と対話できていたなら、ワグドボはこっそり研究所を抜け出すことはなかったかもしれない。些細なすれ違いが重なり、大きなドラマとなって動くというお話の作り、すごすぎ。それにしても「一番素晴らしい音楽を作り出すものって、やっぱり人間でしょ」(1期18話)と言っていた響吾さん、なぜドヴォルザークをコビトカバにしたの?三弦に「カバっすよカバ」って何回も言われてdisられていたし。ドヴォちゃんももっと怒っていいのよ?ムジーク発動でちょこっとだけあのイケボを拝聴できたけど、せっかく諏訪部さん連れてきているのにもったいない。そのイケボでもっとお説教してしt(ry
その屈折した想いをバネに、クラシカロイド・ワーグナーが目指す道…ぞっとしました。これ、ワーグナーの音楽を利用したヒットラーの考え方に限りなく近いものでは?バッハが八音の世界で目指したのは「争いや誤解がない」人類が皆平和に暮らす道だったはず。目指す方向がまるで違う。バッハ様はお人好しなので、ここに至るまでワーグナーの野望に気付くことも止めることもできなかった…というのもまた、大きなストーリーの流れにおいては小さなボタンの掛け違いなわけですね。いやはやすごい。この流れで、ムジークを出せなくなって一人で旅に出てしまったバッハ様が不憫…。音羽館でかくまってもらいましょうよ?そしてソルクラは完全に前座扱いだった件。もうあの衣装で歌うのは聴けないのかな?もしそうならサビシイ。一方、ワーグナーが支配する世の中はどうなるのコワイ…って思ったのに、なんなんだあのダサイアイドル姿は(笑)。中二病にもいたらない小学生男子が精一杯考えた「最高のオレ」感に、違う意味でまたやられましたよ。WAGNERを頭文字に無理矢理あいうえお作文して「World amazing galaxy never ending revolution」って、クライングダークエンジェルでも勝てそう。キミには「革命」はまだ早いって思うよ、おばちゃんは。それにしても、アレンジが原曲に負けない超絶カッコイイムジークなのに、あの変な人文字と振り付けが頭をよぎって集中できない。いえ褒めてます、念のため。
ワーグナーに「姉さん」と慕われていた歌苗にとってもつらいことが…。「実の弟と信じていたワー君がクラシカロイドだった」衝撃の事実が判明したわけですが、場面描写は思っていたよりあっさりでした。家族問題は深刻にしない(できない)からなのか、修羅場にはならなかったですね。ワーグナーも実の姉さん母さんだと思っているって言ってくれたし。何より救われたのは、日芽歌さんの「産んだ覚えがないからおかしいなーと思っていたのよ」発言。彼女のことだから、計算も他意もない字面通りの意味なんでしょう。でもこんなことが言えるのは、「ワーグナーを息子として無条件に受け入れている」ことに他ならないから、と私は解釈しました。血がつながった肉親でも「条件付きの愛」を振りかざす毒親というのは、確かに存在します。少なくとも日芽歌さんはそうじゃないし、響吾さんもワーグナーが「出来損ない」にもかかわらずインキュベーターに微笑みかけていた。一般的な親の姿とはかけ離れてはいても、音羽家の両親は無条件に子供を愛せる人たちなんじゃないかと思えたのはうれしかったです。でもまだ「よかった」と言うには早い気がするので、今後を見守りたいと思います。
そしてもう一つうれしかったのは、クラシカロイドの候補はまだ控えているとわかったこと。第1シリーズで見逃していた「2」のシャッターを開けたら、ワグドボが出てきたと思われる筺以外にも閉じているインキュベーターが何台もありましたよね。しかも奥には「3」のシャッターも!?もうこれは3期4期と永遠に続いてくれるという理解でOK!?あとは、さらっと新キャラ登場しましたよ。メガネかけて髪に青メッシュ入れている若い男性。キャストクレジットに三弦亜遊夢(みつるあゆむ)と出ていました。監督のツイートによるとやはり三弦亜紀楽さんの弟とのこと。ミツル家では語尾を「~っす」にするのが決まりなんっすか?今後もぜひ活躍してほしいっす!
12話どうでしたでしょうか?
— 馬引 圭 (うまびき けい) (@umaumatrap2) 2017年12月23日
三弦さんの親族らしき方はいちおう弟です。あんま出てこないすけどwバッハ様の側近は三弦姉弟って事で。
あと来週、年内ラスト放送あります。半分総集編、半分新作でクラシカ初の特別編です。(12話の続きは14話)
皆様お忙しいとは思いますが是非。#クラシカロイド https://t.co/ejpMDhnZ8D
以下は思ったことメモ。
- アバン。ソルクラ新しい衣装でグラビア撮影だ。WATARU「ツーハマーマーでシースーでもどう?」って、すっかり業界人気取りだね。ソルクラは出待ちのファンにもイメージ崩さす塩対応。アイドルって大変だ…。
- バッハ様の仕事部屋。カツラもグラサンもなしで資料をチェックしているバッハ「9人目のクラシカロイド…」に、日本語!?しゃべれるんならしゃべってよー(by奏助)。
- Aパート。音羽館では5人のロイド達がトランプだ。やっているのは大富豪?一方、奏助は一人でパッド君を使ってソルクラのライブ映像を見てる。ダサ衣装のWATARUよりも、後ろでノリノリのドヴォちゃんカワイイ。何担当なの?
- 歌苗「ねえワー君見なかった?」音羽館でワー君を気にかけているのは歌苗姉さんだけのような気がするよ。モツの言う「革命」は単にトランプでのことだけど、WATARUの言うそれは何だか不穏な印象。アルケー社の経営陣の説得を試みてる。小僧の長い演説より、こっそり立ち聞きしていたメガネ君が気になるよ。
- 新顔の彼はバッハ様の側近なのね?三弦亜遊夢(みつるあゆむ)、三弦亜紀楽の弟とのことですよ。「このままではあちら側の派閥に社の重役達が取り込まれてしまうっす」の忠告に、バッハ様の答えは「アンダンテ」。「放っておけと?」、亜遊夢さんはバッハ様の音楽用語がわかる優秀な人材っす。
- ばばばバッハ様、車の運転ができたっすね!?回想で「八音」という第1シリーズのキーワードが出たっす。バッハ様は一人で立ち入り禁止になっているアルケー社の研究施設に行ったっす。
- 何度も見た8個のインキュベーターが並ぶ部屋の奥に「2」の文字が!そこ、シャッターで開くって知らなかったよ…そこにもいくつか筺があって、しかも開いてないのもあるじゃないですか。この部屋の奥にもまだシャッターがありそうじゃないですか。それはそうとして、開いていた筺には「09.Wagner」「10.Dvorak(※実際はチェコ語の綴り)」の標識が。この感じだと、バッハ様も今初めて知ったっぽい。
- 再びアルケー社のバッハ部屋にて。三弦亜紀楽は09と10が覚醒直前なのを知っていた。クラシカロイドはプロトタイプから量産体制にって、なにそれ滾る。三弦亜紀楽が報告しなかったのは報告するまでもないという判断なのね…。カバのdisりが何気にひどい。そしてもう一体のほうは「クラシカロイドとして致命的な欠点が…」うう、つらくなってきた。
- 地下の駐車場で。車で待機させられていたソルクラの2人、新しい衣装お似合いよ。三弦亜紀楽がバッハ様に会ったのを「ずるいべ」って言うチャイコちゃんカワイイ。マネージャーは運転手も兼任って、ブラックな労働環境っぽい。
- WATARUの仕事部屋にて。ドヴォちゃんにはなんでも話せるのがいいね。「いずれみんな認めざるをえなくなる。ぼくの力を」。そこにバッハさんからの電話が。音楽用語か日本語かが気になる。
- そしてバッハ部屋。バッハ様はJSBの「小フーガ ト単調」をオルガンで奏でておられる。ハゲの歌とか言わない約束。「クラシカロイド・ワーグナー」にハッとなるWATARU。「もう変装は必要ないみたいですね!」で、ワーグナーはグラサンと上着を取れば済む程度だけど、ドヴォちゃんは念入りなクレイパックをブルブルってするだけで取っちゃったよ。
- ワ「そうさぼくたちは存在を否定されたクラシカロイド。あんたたちの手で光のあたる場所から追い出されたんだ」。回想で筺の中からほほえみかけてくれた響吾さんを「父さん…」って泣ける。そんな無機質な筺の中から人への愛を求めていたなんて。
- 同時期に目覚めたドヴォちゃんに話しかけていたら、三弦亜紀楽の「八音」計画が聞こえてきた。「クラシカロイドとしては出来損ない」…これ、三弦はまさか当人達に聞かれているとは思わなかっただろううし、「まあとりあえず」…言いかけてこの後ろは遮られちゃったけど、普通の子供として育てていく道は考えていたと信じたい。感情のある人間らしい生命体を人工的に作るって、改めてとんでもない事だって思うよ。
- 「父さん」はいないし、ここにいても「出来損ない」呼ばわりされるくらいならと、2人で研究所を抜けだした。世界中を彷徨い、例のホテルに住み込んで暗い部屋で書いている五線譜…定規を使ってきちっと書く子なんだね。ドヴォちゃんは大根もらっているけど、もしかして日本のホテルなの?わーあの「世界中がバッハ化現象」も目の当たりにしていたなんて!
- ワーグナーの中ではいつしかバッハが仮想敵になってしまっていたらしい。バッハ「私に勝ってどうする?おまえはどこに向かう?」ワ「革命を起こすのさ。ぼくの作る音楽で世界のすべてを満たす。ワーグナーの名前を世界に刻みつけてやる」…こんな音楽の使い方はだめぜったい!
- さあバトル開始だ!バッハ様メットオン、グラサン装着。ムジーク衣装久しぶり!タクトを持ってバッハ「おまえは音楽家ではない。その野心、ここまでだ!」盛り上がってまいりましたところでアイキャッチ。
- Bパート。ドヴォちゃんムジーク発動待ってましたあー!きゃあああ諏訪部さまー!早口バージョンのムジーク口上で、あのカバさん列車の登場。「キケンですので、白線の内側までお下がりくださーい」って言ってるのに、ビームを思いっきりバッハに向けて発している。でもドヴォちゃんは戦いには向かないキャラだと思うの。
- 攻撃を無効化するのはバッハムジークの十八番。さっとタクトふっただけで、ドヴォちゃんムジーク解除されちゃった。目を回して倒れているのがあんまりだ。ちょっとやりすぎよカツラカーラー君。
- バッハのムジーク口上も久しぶりに聞いた。「魔力のアリア」も強力な無効化の効果だよね。ワグドボはつらそう。「真摯に音楽を極める気があるのなら、共に歩む道もある」「おまえ達に選択の余地は無い」…至極真っ当。そうねえ、伝えたいなら言い方を考えましょう。「正論」とか「正しい道に導く」とか、こんなふうに上から押さえつけて言ったところで反発を招くだけだよ。
- わーここでワーグナーの前世の記憶がきたよ…。志を持って民衆の先頭に立ち、政治犯として追われていたとき?何度でも立ち上がる、その姿勢こそワーグナー。でも小僧のお尻をドアップにする図はなぜだろう。ムジークが使えない、悔し涙があふれてきたときに、ついに覚醒!?
- ムジーク来る!ドイツ語のムジーク口上、よく分からないけどレボルティオンは革命の意味?タクトはノートゥング?ワルキューレたちが次々にバッハに襲いかかって、カツラとグラサンとタクトを消した?
- ワーグナーのムジーク衣装がイケてる。「やっぱりぼくは革命を起こすのがさだめだったんだね」で、手にはバッハのタクト、続いて「トッカータとフーガ」を発動しちゃったよ。なにこれ人のムジークを奪うことが出来るの?えっえっ、バッハ様が奈落の底に突き落とされちゃったよ、お願い生きてて!ワーグナーの高笑い、勝った気でいるのね?
- 地下駐車場には社に戻ってきたソルクラと三弦が。チャイコちゃんのむくれ顔カワイイ。バッハのムジークが聞こえてきた。ドラマチックに吹きぬけのホールで出会うのね。「歌苗の弟!」「ワーグナー!」とか、なんで今まであの程度の変装でわからなかったのかが不思議。バダきゅんの「つのがないほうがカワイイ!」に頬を赤らめるドヴォちゃんがカワイイ。
- そうか。バッハがやったのと同じように、ワーグナーはバッハのムジークでアルケー社の社員を洗脳したわけね。バッハがいなくなったと知って、走って探しに出るチャイコちゃん、あなたの愛はホンモノね。バダきゅんも追いかけた。三弦はとにかく大人しい。事を荒立てないほうが得策と思ったの?
- すぐにバッハ様を見つけるチャイコちゃん天才。バッハ様、行き先は決めてないならさ、音羽館へ行きましょうよ。無条件でついていこうとするチャイコちゃんも好きだけど、「えーどうしようかな?」ってなるバダきゅんも好きよ。どっちにしても、残ってワーグナーから目を離すなとバッハ様に命じられた2人。
- アルケー社屋上で社員一同を集めて演説するワーグナー。「この世は未完成だ。なぜならまだワーグナーと出会っていないから」み、未完成ってシューベルトの交響曲がくる伏線ですか?「革命!」って社員が一斉に声をあげているのが、ぞっとする。独裁者だわ…。ドヴォちゃんが冷めた目で見ているのも気になるよ。
- 元バッハの部屋、あのイスにはワーグナーが座っていて、壁の肖像画は全部ワーグナーになっとる。両面8枚全部じゃなくてさ、片面くらいはドヴォルザークにすればいいのに…。
- ソルクラは移動の車内で先の予定全キャンセルを知らされ、外のオーロラビジョンでスーパーアイドル・ワーグナーを知る…これ、イケてると本人は思っているの?ソルクラがかなりいい感じだったのに、自分のことになると見えないものなの?
- だめ。曲はむちゃくちゃカッコイイのにこの演出と振り付けに全部持って行かれる。笑ってはいけない年越しスペシャル。大まじめだったら笑っちゃかわいそう。でもこれ、もしかしてわざとなの?一世一代のウケ狙いなの?
- ソルクラは無期限活動停止を言い渡され、バックダンサーは断って(うん断った方がいいと思うよ)、出て行っちゃった。三弦はワーグナーのマネージャーに移動命令。「身も心も捧げるんだ」って、なんか卑猥だけど言っているのは小僧だからきっと言外の意味は無いよね。
- 音羽館。大騒ぎの奏助はある意味通常営業。リッちゃんヒメちゃんはまだ歌苗の婚活の続きをやっているっぽい。ワー君がアイドルデビューしているのを知ってみんなビックリ。パッド君いつも解説ありがとー。
- 塩対応の本家ソルクラの2人もやってきたよ。チョっちゃんが「またクビ」って決めてかかるくらい、しょっちゅうクビになっている2人。涙飛ばしながらスルメまるかじりのチャイコちゃん、その缶はソフトドリンクよね?未成年だから缶チューハイとかビールとかはダメだからね。
- そこにウワサのワグドボが来たよ。自分はクラシカロイドだとカミングアウト。すわ修羅場か!?と思ったらそうじゃなかった。ワー君が「革命」を成し遂げるって言ったとき、またドヴォちゃんが目をそらしたね。みんながあっけにとられている中、アルケー社に寝泊まりする宣言をしてワグドボは帰って行ったよ。
- ベトモツは自分の部屋が帰ってくるって喜んでいるけど、チャイコちゃんとバダきゅんに提供した方がいいと思うよ。くだけた雰囲気の中で、歌苗ひとりだけ「ワー君…」ってつぶやいてドアのほうを見ていたのが気になる。
- エンディング。キャストクレジットの「三弦亜遊夢」に注目。ワーグナーのタクトにも注目!
- 次回予告。次回は特別企画なの?しゃべっていたのは奏助だから奏助が主役?ホンモノの紅白に呼んで貰えなかったから、自前でやるの?ワグドボもしれっと音羽館に戻るの?響吾さんももしかして参加するの?男女比が合わないけどどうするんだろう?「?」がいっぱい、楽しみ♪
♪ムジーク
make the revolution ~ワルキューレの騎行より~
アーティスト:蔦谷好位置 (Vocal:ワーグナー〈CV:松岡禎丞〉)
作詞:蔦谷好位置 作曲:リヒャルト・ワーグナー 編曲:蔦谷好位置
♪ムジーク効果(私見)
ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』の世界観の中で、ワルキューレたちに次々と攻撃対象を襲わせる。それによって、相手が持つ力(今回はバッハのムジーク)を奪って自分のものにすることができる。
ワーグナーのムジーク衣装、色は黄金色でしょうか?普段着が濃い緑色なので、がらりとイメージを変えてきました。ドヴォちゃんの場合は普段着(チョッキ)が黄色でムジーク衣装が濃い緑色。いつも一緒の2人がちょうど反対のようになっているのが楽しい。細かいところは色々設定あるのでしょうが全部はわからないので、せめてぱっと見てわかった色について覚え書きしておきます。
♪今回(第12話)のマイベスト・ベト
今回は出番が少ないよ!
トランプでベト「きさま大貧民の分際で!」この顔が好き。シューさんも「勝負は非情なのです先輩」と負けてない。シューさんは1期11話の家事回のときは、先輩にジャンケンに勝っても「一周回って私の負けです」って言ってたのに、強くなったなあ。
「小僧…」横顔がいいのです。
♪今回(第12話)のベト歌
出番が少ない、だからこそ!
さりげなく隣をキープしています。でもこのカット、一番の注目はリッちゃんですね。前世の記憶が割とハッキリしているリストのことだから、「ワーグナー」と聞いたら色々と思うところあるんじゃないかと。
ベ「オレの部屋が帰ってくるということだな!」
絶対に言うと思ったよ!でも、自己中はあえての演出?これは私の妄想ですが、ベトはわざとふざけたのかなって。歌苗ちゃんは「実の弟と信じていたワー君がクラシカロイドだった」衝撃の事実に動揺しているはず。あの場を深刻にしてはいけなかったんですよ。ベトは我が道を行く人ではありますが、一方でちゃんと他人のことを見ていると思っています。はい、拡大解釈です。
ワーグナーの伝記本、その功績の割には少ないなという印象です(※図書館をざっと見た限り)。私が読んだことがあるのは以下の2冊です。どちらもおすすめですよ。
ひのまどかさんの作曲家の物語シリーズ「バイロイトの長い坂道」。人間性がちょっとどころかかなり…の部分もしっかり描かれています。過去にレビュー記事をアップしていますので、よろしければそちらもお読み下さい。
音楽の革命児ワーグナー (ジュニア音楽図書館―作曲家シリーズ 17)
- 作者: 松本零士
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 1982/07
- メディア: 単行本
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音楽の友社「ジュニア音楽図書館 作曲家シリーズ」にある「音楽の革命児 ワーグナー」。著者がなんと松本零士さんです。執筆陣が豪華なこのシリーズ、私は今少しずつ読んでいます。18冊あるのですが、いずれはレビューをアップしたいと考えています。
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c