アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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『クラシカロイド』第13話(第2シリーズ) 年忘れ!紅白ムジーク合戦 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

今回は特別企画!年末といえば、NHKといえば、紅白歌合戦!『クラシカロイド』が本家紅白に出場…とはならなかったですが、本物に出られないなら自分たちでやっちゃうあたり、さすが我らが『クラシカロイド』。第2シリーズ折り返しとなる今回。帰省先で、親類とこたつみかんでのんびりと楽しんだかたもおられると思います。年が変わってしまいましたが、今回もレビュー進めてまいります。

第13話(第2シリーズ) 年忘れ!紅白ムジーク合戦 (2017/12/30 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)
新年あけましておめでとうございます。更新が遅くなり申し訳ありません。12/30はちょうど夫の生家に家族で帰省しておりました。借り物のスペック低いタブレットでちょこちょこメモ書きレベルでは進めていたものの、がっつりは書けなくて更新が今になってしまいました。ここまで詳しくレビューする必要ないんじゃ私?と日頃から思いながらもやめられず、結局はこれも私の性分だから仕方ないと半ば開き直っています。今年も無駄に長いスタイルで続けていこうかと考えていますので、おつきあいいただける方は引き続きよろしくお願いいたします。

半分総集編の今回、素直に楽しかったです!普段は時系列や季節感がガン無視されている分、年末を意識した「紅白」のスタイルでの番組作りは新鮮でした。いつもの生活とは違う時間が流れている年末、それこそ普段土曜の夕方にテレビを観ない人が、たまたま見たこの回を機に『クラシカロイド』に興味を持ってくれたら御の字です。そのぶっ飛んだ内容から忘れがちですが、『クラシカロイド』はNHKで放送されている教育アニメなわけです。NHKには「紅白歌合戦」という他局にはないコンテンツがある。また『クラシカロイド』は第1シリーズすべてと第2シリーズ半分過ぎたところで、10人のロイドたち全員のムジークが出てきたし、日本の年末には欠かせないベートーヴェン「第九」もあるわけだからやはりやらない手はないわけで。堂々とNHKホールを使えるし司会は紅白の衣装をそれぞれ着替えまでしてしてくれたし、中頃にニュースをはさんだり最後は「ゆく年くる年」(GO年COME年)につなげたりと細かい(※褒めてます)。男女比の心配は、結局もう男女は全然関係ないことにしてくれて、これはこれでよかったです。

響吾パパお久しぶりです!声優さん(大川透さん)が休業中とのことでそのお声がしばらく聞けないのかな…と思っていたのに、今回サプライズで登場してくださいました。これ、「紅白」の企画だけはずいぶん前から決まっていて、響吾さんの出演シーンだけ早めに収録したのでしょうか?(※これは私の勝手な推測です)。もしかすると、今後もストーリー展開の重要な部分で響吾さんの出演があるかも?

ジーク発動中の動画は総集編らしく過去の動画を編集したものでした。過去動画を白組は白、紅組は赤のカーテンがあるフレームで囲んでくれた上に、フッターでは原曲や編曲者などの曲の情報を出してくれたのが初見の人にもやさしい仕様になっていてよかったです。ゆらゆらしているぎょうな君カワイイ。あと、これは曲が多いので仕方がないのですが、各ムジークがテレビサイズよりもさらに短いバージョンになってしまっていたのがちょっとだけ残念でした。特別編だし、オープニング曲を省いてその分をムジークに回してもよかったのでは?これは次回以降に期待します!

ちなみに今回私たち家族は帰省先で親類(『クラシカロイド』未視聴)と一緒に番組を観たわけですが、義妹家族も義両親もピンとこなかった様子。息子は隙あらば録画を流して、キャラたちやムジークのことを熱心に解説しながら布教に励んでいました。息子よ頑張ったね。少なくともキミが夢中になっていることは伝わったと思うから十分だと思うよ。息子は家に遊びに来る自分の友だちにも、ムジコレを聴かせたりして布教していますが、どうも私たち親子の周りでは反応鈍くてちょっとサビシイです。私はというと、やはりこのブログを続けることが布教になればいいなと少しだけ願っています。でもまあ一番は自分が書きたいから書いているわけで、自己満足以上の影響なんて求めるだけ後ろめたい。アフィリエイトには手を出さないこのブログ、私が続けている原動力はただ『クラシカロイド』が好き、それだけ。だから番組はこれからも良い形でずっと続いて欲しいと純粋に思っています。今回の紅白は「第1回」と銘打っている以上、今後2回3回と続いてくれると期待していいのですよね!?そして、いつか本物の紅白歌合戦にも出場して欲しいです。


以下は思ったことメモ。

  • アバン。奏助に歌苗ちゃんはそれぞれ白と赤の衣装がよく似合ってるよ。
  • と思ったらいきなり響吾パパの登場、お久しぶりです!お元気そうで何よりです。ご本人もおっしゃる通り、第2シリーズでは回想以外登場していなかったので、しゃべる響吾パパがものすごく新鮮。パパには容赦ない歌苗ちゃんは通常営業。

     

  • 偉い人に頼まれた仕事を高校生2人に丸投げする響吾パパ。難しいことは苦手に同意するモツと、なんか難しいことをまくしたてるベトの登場。いち視聴者としてはムジークをたっぷり聴かせてくれるのには大賛成ですよ!
  • 愛の伝道師、リッちゃん登場。「愛の年末大売り出し。出血大サービスで」って、もちろん大歓迎よ!でもきっと愛はプライスレス。
  • お?ラッパーシューさんお久しぶり!ラップのことも忘れていなかったのね、よかった。「アボカドは落選だ!」って、後輩に塩対応する先輩。年が明けたらもう少し後輩にも優しくしてください!

     

  • チョっちゃんはいつの間に体操座りでそこにいたの?チョっちゃんらしくて好きだけど、制作費とか大人の事情は言わない約束よ。
  • シューさんはクラシカル衣装に生着替え。年末と言えば?とのパパの問いに悩む歌苗ちゃんに助け船を出したのは、いつも頼りになるパッド君。高校生2人の司会に加え、総合司会はこの方!人型パッド君さんお久しぶりです!

     

  • NHKホールを埋め尽くす観客はほとんどがカラフルハッシー。チャイコちゃんの「白鳥の湖」ムジークで召還したの?人間は詠子・美衣子・椎子に日芽歌さんがいるね。番組タイトルまで「らしい」のが出てきたところで、いよいよスタートです。
  • Aパート。記念すべき最初の曲は神楽奏助(ハママツ出身)初出場の「ボクフツウ」。マイク持つ手の小指が立ってますよ。映像はなつかしの1期15話学園祭回。ジャイ○ンのリタイサル並みの破壊力、これはもはや様式美。「よい子のみんなはチャンネル変えないで」というチョっちゃんは、いちばん大人の事情がわかっているね。

     

  • 紅組トップバッターは、クラスキークラスキーのお2人!でも出てこない。楽屋に確認に走ったADは海月ちゃんだったよ!楽屋でバダきゅんは突っ伏しているし、チャイコちゃんは親父帰りしてる。グダグダ。出番ですよ?
  • 前回の12話から話が続いていた件。そうよね、自分たちを踏み台にしてがきんちょがデビューしちゃったんだもんね。しかも「World amazing galaxy never ending revolution」は全然いけてないし。超やってらんない気分、わかる。でも未成年飲酒はダメぜったい。
  • 歌苗ちゃん、「打ち切り決定」なんて悲しいよー。「めったなこと言わないで」と助けてくれたのはリストさん。頼りにしてます。美しいムジーク衣装、久しぶりに見た気がする。
  • フランツ・リスト(ライディング出身)初出場って、生まれた都市の名前を聞いてもピンとこないよ。しかも「第1回」なんだから、全員初出場で当たり前。曲は「愛の鐘 ~ラ・カンパネラより~」、記憶に新しい2期10話のボクシング映像が流れました。いつの間にかラスボス幸子みたいなでっかい衣装に早変わりしてくださり、ありがとうございます。そう言えば小林○子さんはいつ頃まで紅白出てたっけ?

     

  • 白組は2曲目。ステージに出るなんて拷問なチョっちゃんはミカン箱被っとる。フレデリック・ショパン(ジェラゾヴァ・ヴォラ出身)初出場、曲は「小犬のカーニバル ~小犬のワルツより~」。映像は2期4話のドボ神さまブーム。犬サーカスカワイイ。ドヴォちゃんイケボだからCDのレコーディングはお手の物だと思うの。体操座りのままそそくさと退場するチョっちゃんはお尻歩きの天才。

     

  • 楽屋のモニターから見ていたクラクラの2人は、ドヴォちゃん見てたらがきんちょを思い出して腹立ってきたの?ま、きっかけはなんでもいいよ、出てくれたらそれだけでうれしい。相変わらず小指立ってる奏助を押しやり、歌苗ちゃんの紹介で出てきた2人組アイドル。ピョートル・チャイコフスキー(ヴァトキンクス出身)初出場、テクラ・バダジェフスカワルシャワ出身)初出場。やっと知っている都市が出てきたよワルシャワ

     

  • 「曲は『やってらんない気分』」の紹介に「ちがーう!」と抗議する2人。そうだよソルクラの新曲あるじゃない!と思ったらそれでもないみたい。「ムジークじゃねえし」なるほどね。2人とも2期ではまだムジーク出していないから、1期からの紹介になるよね。
  • チャイコちゃんはまさかの2曲続けてメドレーで。1期5話「SHALALA悩んでても解決せん ~くるみ割り人形より~」そういえばキングは元気にしてるかな?1期19話「白鳥ROCK ~白鳥の湖より~」ベト歌カップル成立の破壊力すごい。
  • バダきゅんは「鳴呼えんどれすどりいむ ~乙女の祈りより~」。今となっては懐かしい、1期14話は歌苗ちゃんのギレドル回でもあったよね。ところでバダきゅんはこの先もずっと一発屋といわれ続けるの?
  • 「笑わせるね。第1シリーズのムジークしかないなんて、君たちらしいよ」プロデューサーWATARUの登場だ。隣にちょこんと座ってワー君のほうを見ているドヴォちゃんカワイイ。「クール路線が成功したのは誰のおかげかな?今度は自分たちの力だけでやってみて」毒舌ワーグナー通常運転。

     

  • ラクラの2人の反発は何ともないけど、歌苗姉さんには弱いワー君。でも「やい小僧!」と流れを変えたのはベトだったよ。ベトが出てこなくてもワー君は引き下がりそうな雰囲気だったけど、ここはベトが自分で何とかしたいと思ったのだろうから、お任せしましょう!
  • ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(ボン出身)初出場。小僧に聴かせるためのムジークはやはり2期2話から「無敵のソナタ交響曲第7番より~」。動画も曲も神編集ではあるけど、うーむやっぱり全部フルで聴きたいよー!ムジコレでフルサイズを聴いてからはなおさらそう思うよ。

     

  • 「そんなこともあったね。でも今のボクはもうあの頃のボクとは違う」「いずれ思い知らせてあげる。このリヒャルト・ワーグナーがね」…あまり意識したことなかったけど、ワー君ももしかしてイケボじゃない?
  • こんなトラブルにもうろたえずしっかり司会進行する歌苗ちゃんは司会に向いているのかも。でも紅組はもう3人とも出ちゃったからネタ切れ!?女子の皆さん、ステージ上でモメるのはやめましょう。
  • 「大丈夫だよ歌苗。ぼくはいつでも歌苗の味方さ!」ああ赤いムジーク衣装のモツありがとう!ヴォルフガング・アマデウスモーツァルトザルツブルク出身)初出場で曲は2期3話から「ラブゲーム大作戦 ~フィガロの結婚より~」。

     

  • え?お話が続いてた。ワー君は革命のお姉さんのこと忘れていなかったし、当の海月ちゃんも顔真っ赤にしちゃってまあ。「やめい!」って歌苗姉さんは当然黙ってない。チューがどうのこうのって話しているときに、こたつみかんでテレビを見ていたハッシーにカメラが移動して「後半へ続く」。第2シリーズはプラカードを積極的に使っていくスタイル。

  • アイキャッチ動画まで紅白の色使いで華やか。Bパート。なんかアナウンサーがしゃべっている天気予報の画面が出とる。そうそう、本家紅白も前半と後半の間にはニュースと天気予報が入るもんね。全国的にハッシーが降る異常気象はともかく、芸が細かいなあ。

     

  • お?司会も着替えてくれたのね。白の紋付き袴の奏助、あくびしてるけどカメラ回ってますよ?でも天気も白組の味方をしているって言うあたり、奏助は機転が利くね。ただ、降るのは雪じゃなくてハッシーみたいだけど。

     

  • クラシカルシューさんが白組から出場する気満々で奏助のそばにいたのに、「真っ赤な太陽」のジャマイカからの応援メッセージが紅組を応援しているからという理由で紅組へ。ザ・グレートのファンクラブが存在して、しかもわざわざハガキをくれたのはうれしいよね。
    フランツ・シューベルト(ウィーン出身)初出場、もちろん曲は2期5話で登場の「Life is beautiful ~ザ・グレートより~」。わ、でっかくなったザ・グレートはNHKホールの屋根を突き破ったんじゃ?歌苗ちゃん赤い振袖お似合いよ。ザ・グレートが調子に乗っているならまたベトが出てくるかな?と思ったらそうじゃなかった。ヘリの音ということは、あのお方が!?

     

  • バッハ様やっぱり来てくれたのね!ワーグナーにムジーク取られちゃったのは気のせいだったと思ってイイの?ヨハン・セバスティアン・バッハアイゼナハ出身)初出場、ムジーク口上もありがとうございます。曲は1期12話から「How to Win! ~トッカータとフーガより~」。えっと、寒い時期なのになんでまたシューさんは裸なの?今回はバッハ様がお盆の役目なの?生放送に100%は不可能なの?

     

  • せっかくクラクラの2人が駆け寄ってきたのに、「フィーネ」の一言を残しヘリで去っていくバッハ様しょっぺえ。あら三弦さんいつの間に客席に?「雑音」発言頂きました。ワー君はかつての八音計画に三弦がかかわっていたのを知ってたんすか?いつの間にか、自分の意志でムジーク出せるようになってるし。
  • リヒャルト・ワーグナーライプチヒ出身)初出場。曲は前回2期12話で出たばかりの「make the revolution ~ワルキューレの騎行より~」。会場はポカンとなってる。そうよね、前回このムジークを目の当たりにしたのはバッハだけだったんだから。

     

  • 「大事なかたを一人お忘れですよ」バッド君さん、やっと総合司会らしいことしてくれました。アントニン・ドヴォルザーク(ネラホゼヴェス出身)初出場。2期1話から「出発進行!!伝説へ ~新世界から第4楽章より~」。ああっ、ドヴォちゃんは「プギ」がデフォルトだから、ムジーク発動時の諏訪部ボイスが貴重だわっ!ドヴォちゃんもっとしゃべってほしいですって初詣でお願いしようそうしよう。

     

  • 進行が押しているのか、有無を言わさずエンディングの「蛍の光」合唱に入っとる。ちゃんと「野鳥の会」の皆様を呼んできて、会場でリアルに鳥の数を数えてる。ハッシーは身体の色が変えられるんだね。赤か白かになっていてわかりやすい。
  • 「音楽に勝ち負けなどない!」待ったをかけたのはベト。そうだよ年末といえば「第九」、フィナーレを飾る曲は1期最終話で登場の「大宇宙音楽讃歌No.9 ~交響曲第9番より~」。大歓声の中、一転して静かな雰囲気の後番組へ。除夜の鐘が聞こえる、もう年が変わる…おなじみの番組は「GO年COME年」って、アルファベットまでお習字で縦書きしてるよ。

     

  • おや、響吾パパはおそば屋さんで年越しソバを頂いてるのね。「きっと、この先もとんでもないことになると思うけど…」はい、視聴者としては大歓迎ですよ。歌苗ちゃんはパパにいっぱいいっぱいって訴えてるよ。おっぱいがいっぱいでもいいけどね。歌「来年が思いやられる…」って、泣ける。せめて大家さんの苦労が報われる年になりますように。

     

  • エンディング。第九、ありがとうございます!ハッシーがこたつみかんで一人の年越し。カレンダーの絵柄が、第2シリーズのエンディングで使っている絵の紙芝居になってる。テレビの映像が、第1シリーズの総集編になっているのがすごい。もう一度第1シリーズを通しで見てみたくなったよ。

     

  • 次回予告。ドヴォちゃん回は「プギ」で済ますんじゃないかって予測が当たったよママン…。でもすぐにパッド君が通訳してくれた。「お互いパートナーには苦労させられますね」って、奏助のこと言ってるのよね?パッド君はカバ語がわかる優秀な機械。シンカンセンでどこまでいくのお二方?


♪ムジー
※新規のものはナシ。

 

♪今回(第13話)のマイベスト・ベト
今回は全員参加だったので必然的に出番は少ないわけですが。

「音楽に勝ち負けなどない!」やっぱりこのセリフは先輩が言うと思っていましたよ。運命に屈しない男ベトだからこそ、予定調和の流れを変えられるわけですよね。

「今こそ声を高らかに歌え、歓喜の歌を!」会場大盛り上がり。この曲を生み出したあなたはやはりカッコイイです!


♪今回(第13話)のベト歌
出番が少なくても必ず。

登場してすぐ隣にいるから。ほら、第1シリーズ最終話でもそうだったように、奏助にはモツが、歌苗ちゃんにはベトが寄り添うのよ。

 

小僧のせいで歌苗ちゃんの司会進行が邪魔されたと思ったから、呼ばれてないのにジャジャジャジャーンと出てきたベト。「大人の真の力」とはすなわち愛だわー。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

「クリスマスオーケストラ教室」(2017/12/25) レポート

2017年12月25日、コンサートホールKitaraで行われた「クリスマスオーケストラ教室」に年中の娘と行ってきました。年があけて遅くなってしまいましたが、簡単なレポートを書きたいと思います。

2歳から12歳までの子供とその保護者を対象としたこの無料のコンサート。事前に往復ハガキで応募し抽選で参加が決まるシステムで、ありがたい事に当選したのです。その日は幼稚園は冬休みに入っているので娘は必ず連れていきたいと最初から決めていました。問題は小6の息子で、その日が終業式。帰宅を待って昼食後に向かうと時間的にギリギリになりそうで、本人と話し合った結果お留守番してもらう事になりました。別の機会にまたコンサートデートしようね。

そして当日、娘と早めの昼食を済ませ、息子の昼食を用意していざ出発。全席自由席なので早めに会場に入り、前の方で真ん中あたりのSS席を確保。ステージもはっきりと見える席で、譜面が赤と緑のクリスマスカラーになっているのを見て娘のテンションも上がっていました。開演直前にざっと会場を見渡したところ、子供達の年齢層は幅広いものの、高学年の子はやや少ない印象でした。2階席までが開放されほぼ埋まってはいましたが、少し空席も見られたのでもしかすると応募者全員当選できたのかもしれません。

演奏は北海道大学交響楽団の若い皆さん、指揮およびお話は野村聡さんで、主にクリスマスに関係する短めの曲を演奏。合間に音楽やホールについてのお話が入る形式で進められ、休憩無しの1時間半のプログラムでした。小さい子がいるコンサートなので、途中の入退場可で、演奏中の泣き声等もOKの会です。娘も興奮してイスに立ち上がって踊り出したりもしました(もちろん座らせましたが)。その一方、ちょっと長かったみたいで娘が途中から「疲れた。帰りたい」と言い出して困りました。私はじっくり演奏を聴きたいのに、何が悲しくて「もうすぐ終わるから」と我が子を何度もなだめなければならないのか(苦笑)。でも周りもみんなそんな感じだったので、子連れの公の場でありがちな変な緊張や申し訳なさはなくてそれはよかったです。

1曲目、葉加瀬太郎情熱大陸」。ステージにはピアノ演奏のかたのみ出てきて、ピアノの音色に続いてバイオリンが後ろの方から聞こえてきました。振り向くと2階席からサンタクロースの格好をした野村聡さんが演奏しながら登場!客席を練り歩いてステージに向かいながら私たちの席のすぐ近くも通ってくれて、娘は大興奮!

2曲目、J.S.バッハトッカータとフーガ」。『クラシカロイド』のムジークになった有名な「鼻から牛乳」の部分とは違うところが演奏されました、私は本物のパイプオルガンの生演奏は初めて聞いたので、会場の振動と一緒に味わう音色にただただ感激しました。

3曲目からは交響楽団のメンバーが加わります。皆さん思い思いのサンタクロースコスチュームで、ときどきトナカイや雪だるまも混ざって楽しい。おなじみL.アンダーソン「そりすべり」で思いっきりクリスマスの雰囲気に。4曲目P.マスカーニ「カヴァレリア間奏曲」。5曲目L.アンダーソン「プリンクプランクプルンク」は私は初めて聴く曲で、弦楽器すべてを弓は使わずピチカートで演奏するユニークな曲でした。以降の曲は、J.ウィリアムス「スターウォーズ」、「ウィンターワンダーランド」、E.エルガー威風堂々」、L.アンダーソン「クリスマスフェスティバル」。アンコールは「ホワイトクリスマス」でした。

合間のトークでは、各楽器を音色とともに順番に紹介したり、パイプオルガンについて詳しく解説したり。舞台装置のセリが上がってくる様子や照明の演出も見せていただきました。クラリネットの紹介で軽く演奏された曲が「白鳥の湖」で、「あ、チャイコちゃん」とピンとくる娘4歳は『クラシカロイド』に鍛えられています。パイプオルガンには4976本のパイプがあり、パイプの長さは1cmから7m。7mパイプの重厚な低音はよく響きましたよ。1cmのパイプの音は、親世代には聞き取れないものの小さい子たちには聞こえるようでした。耳がいい幼いうちに本物の音に触れるのは良いことなのかもしれませんね。拍手、スタンディングオベーション、「ブラボー」の練習もあって、会場の親子みんな一生懸命にやっていましたよ。その流れでアンコール曲になったのがなかなか面白い演出でした。

ロビーでは出演者の皆様が楽器を持ってお見送りをしてくださっていて、娘もバイオリンの弦を少しだけ動かせてうれしそうでした。指揮者のサンタさんとも記念撮影できて喜んでいましたよ。貴重な機会を設けてくださりありがとうございました。

家に着くと、息子は友達と一緒に遊んでいました。兄の友達が大好きな妹、コンサートの感想を聞かれると思いっきりかわいく「とってもステキだったの!よかったわあ」…うん、あなたはそういう女子よね(苦笑)。でも100%嫌がっていたわけではないみたいで、母は安心したよ。せっかく良いホールが近くにあるんだもの、これからも機会を見つけて積極的に聴きに行こうね。

近くに良いホールがあって、子連れでも気軽に聴けるコンサートが開催されているのは本当にありがたいです。オーケストラ教室は不定期開催とのことですが、次回も娘がOKしてくれたらまた参加したいと思います。またコンサートとは別に、今度はバックヤードツアーがあればぜひ参加してみたいです。

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

『クラシカロイド』第12話(第2シリーズ) ワーグナーの野望 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

※読者の皆様へお知らせ:12/30放送の第13話のレビュー記事公開は私事都合により遅くなります。予めご了承下さい。いつもご愛読ありがとうございます。

 

第2シリーズでもやはり6の倍数の回はストーリーが進む回です。1話からずっと引っ張ってきたワーグナーの「革命」が動き出す!?ってことはムジーク発動しちゃうわけで、しかもムジークの原曲はあの「ワルキューレの騎行」、おまけにワー君の中の人(声優の松岡禎丞さん)が歌うって、もうどうしよう…。慌ただしい年末、忙しさと寒さに負けずに今回もレビューしていきますよ。

第12話(第2シリーズ) ワーグナーの野望 (2017/12/23 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP


♪感想(レビュー)
話が進みました…情報量は多いし、しかも想像以上に重いテーマが来たし、今回は6の倍数回に完全に打ちのめされました。ここまで見続けてきてかなり鍛えられてきたから大丈夫、なんて思い上がりでしたね。自分はまだまだだと思い知らされたわけですが、「慣れ」や「予測」を遙かに超えた展開があるからこそ『クラシカロイド』。色々言いたいことはあっても、やはり私はあなたから離れられない。これが運命なら、最後まで見届けようと決意を新たにしました、はい。

ワーグナーの「出来損ない」トラウマがキツい…人間の子供に向かってこんなことを言う大人は滅多にいないと信じていますが、三弦はじめ研究者達はクラシカロイドを所詮製造物だと考えているから、つい「出来損ない」って言葉が出たのかも。フタを開けてみたら、特殊能力を持っているのは別として、クラシカロイドは身体も精神も限りなく人間とイコールだったわけですね。創造主である響吾さんが「普通の人間と変わらないよ」(1期6話)と言っていた通り。たらればを言い出したらキリがないけれど、もしワグドボが目覚めたときに響吾博士がいたら絶対に状況は違っていたはず。それが無理でも、もう少し三弦はじめ研究者達と対話できていたなら、ワグドボはこっそり研究所を抜け出すことはなかったかもしれない。些細なすれ違いが重なり、大きなドラマとなって動くというお話の作り、すごすぎ。それにしても「一番素晴らしい音楽を作り出すものって、やっぱり人間でしょ」(1期18話)と言っていた響吾さん、なぜドヴォルザークコビトカバにしたの?三弦に「カバっすよカバ」って何回も言われてdisられていたし。ドヴォちゃんももっと怒っていいのよ?ムジーク発動でちょこっとだけあのイケボを拝聴できたけど、せっかく諏訪部さん連れてきているのにもったいない。そのイケボでもっとお説教してしt(ry

その屈折した想いをバネに、クラシカロイドワーグナーが目指す道…ぞっとしました。これ、ワーグナーの音楽を利用したヒットラーの考え方に限りなく近いものでは?バッハが八音の世界で目指したのは「争いや誤解がない」人類が皆平和に暮らす道だったはず。目指す方向がまるで違う。バッハ様はお人好しなので、ここに至るまでワーグナーの野望に気付くことも止めることもできなかった…というのもまた、大きなストーリーの流れにおいては小さなボタンの掛け違いなわけですね。いやはやすごい。この流れで、ムジークを出せなくなって一人で旅に出てしまったバッハ様が不憫…。音羽館でかくまってもらいましょうよ?そしてソルクラは完全に前座扱いだった件。もうあの衣装で歌うのは聴けないのかな?もしそうならサビシイ。一方、ワーグナーが支配する世の中はどうなるのコワイ…って思ったのに、なんなんだあのダサイアイドル姿は(笑)。中二病にもいたらない小学生男子が精一杯考えた「最高のオレ」感に、違う意味でまたやられましたよ。WAGNERを頭文字に無理矢理あいうえお作文して「World amazing galaxy never ending revolution」って、クライングダークエンジェルでも勝てそう。キミには「革命」はまだ早いって思うよ、おばちゃんは。それにしても、アレンジが原曲に負けない超絶カッコイイムジークなのに、あの変な人文字と振り付けが頭をよぎって集中できない。いえ褒めてます、念のため。

ワーグナーに「姉さん」と慕われていた歌苗にとってもつらいことが…。「実の弟と信じていたワー君がクラシカロイドだった」衝撃の事実が判明したわけですが、場面描写は思っていたよりあっさりでした。家族問題は深刻にしない(できない)からなのか、修羅場にはならなかったですね。ワーグナーも実の姉さん母さんだと思っているって言ってくれたし。何より救われたのは、日芽歌さんの「産んだ覚えがないからおかしいなーと思っていたのよ」発言。彼女のことだから、計算も他意もない字面通りの意味なんでしょう。でもこんなことが言えるのは、「ワーグナーを息子として無条件に受け入れている」ことに他ならないから、と私は解釈しました。血がつながった肉親でも「条件付きの愛」を振りかざす毒親というのは、確かに存在します。少なくとも日芽歌さんはそうじゃないし、響吾さんもワーグナーが「出来損ない」にもかかわらずインキュベーターに微笑みかけていた。一般的な親の姿とはかけ離れてはいても、音羽家の両親は無条件に子供を愛せる人たちなんじゃないかと思えたのはうれしかったです。でもまだ「よかった」と言うには早い気がするので、今後を見守りたいと思います。

そしてもう一つうれしかったのは、クラシカロイドの候補はまだ控えているとわかったこと。第1シリーズで見逃していた「2」のシャッターを開けたら、ワグドボが出てきたと思われる筺以外にも閉じているインキュベーターが何台もありましたよね。しかも奥には「3」のシャッターも!?もうこれは3期4期と永遠に続いてくれるという理解でOK!?あとは、さらっと新キャラ登場しましたよ。メガネかけて髪に青メッシュ入れている若い男性。キャストクレジットに三弦亜遊夢(みつるあゆむ)と出ていました。監督のツイートによるとやはり三弦亜紀楽さんの弟とのこと。ミツル家では語尾を「~っす」にするのが決まりなんっすか?今後もぜひ活躍してほしいっす!


以下は思ったことメモ。

  • アバン。ソルクラ新しい衣装でグラビア撮影だ。WATARU「ツーハマーマーでシースーでもどう?」って、すっかり業界人気取りだね。ソルクラは出待ちのファンにもイメージ崩さす塩対応。アイドルって大変だ…。

     

  • バッハ様の仕事部屋。カツラもグラサンもなしで資料をチェックしているバッハ「9人目のクラシカロイド…」に、日本語!?しゃべれるんならしゃべってよー(by奏助)。
  • Aパート。音羽館では5人のロイド達がトランプだ。やっているのは大富豪?一方、奏助は一人でパッド君を使ってソルクラのライブ映像を見てる。ダサ衣装のWATARUよりも、後ろでノリノリのドヴォちゃんカワイイ。何担当なの?

     

  • 歌苗「ねえワー君見なかった?」音羽館でワー君を気にかけているのは歌苗姉さんだけのような気がするよ。モツの言う「革命」は単にトランプでのことだけど、WATARUの言うそれは何だか不穏な印象。アルケー社の経営陣の説得を試みてる。小僧の長い演説より、こっそり立ち聞きしていたメガネ君が気になるよ。
  • 新顔の彼はバッハ様の側近なのね?三弦亜遊夢(みつるあゆむ)、三弦亜紀楽の弟とのことですよ。「このままではあちら側の派閥に社の重役達が取り込まれてしまうっす」の忠告に、バッハ様の答えは「アンダンテ」。「放っておけと?」、亜遊夢さんはバッハ様の音楽用語がわかる優秀な人材っす。

     

  • ばばばバッハ様、車の運転ができたっすね!?回想で「八音」という第1シリーズのキーワードが出たっす。バッハ様は一人で立ち入り禁止になっているアルケー社の研究施設に行ったっす。
  • 何度も見た8個のインキュベーターが並ぶ部屋の奥に「2」の文字が!そこ、シャッターで開くって知らなかったよ…そこにもいくつか筺があって、しかも開いてないのもあるじゃないですか。この部屋の奥にもまだシャッターがありそうじゃないですか。それはそうとして、開いていた筺には「09.Wagner」「10.Dvorak(※実際はチェコ語の綴り)」の標識が。この感じだと、バッハ様も今初めて知ったっぽい。

     

  • 再びアルケー社のバッハ部屋にて。三弦亜紀楽は09と10が覚醒直前なのを知っていた。クラシカロイドはプロトタイプから量産体制にって、なにそれ滾る。三弦亜紀楽が報告しなかったのは報告するまでもないという判断なのね…。カバのdisりが何気にひどい。そしてもう一体のほうは「クラシカロイドとして致命的な欠点が…」うう、つらくなってきた。
  • 地下の駐車場で。車で待機させられていたソルクラの2人、新しい衣装お似合いよ。三弦亜紀楽がバッハ様に会ったのを「ずるいべ」って言うチャイコちゃんカワイイ。マネージャーは運転手も兼任って、ブラックな労働環境っぽい。

     

  • WATARUの仕事部屋にて。ドヴォちゃんにはなんでも話せるのがいいね。「いずれみんな認めざるをえなくなる。ぼくの力を」。そこにバッハさんからの電話が。音楽用語か日本語かが気になる。
  • そしてバッハ部屋。バッハ様はJSBの「小フーガ ト単調」をオルガンで奏でておられる。ハゲの歌とか言わない約束。「クラシカロイドワーグナー」にハッとなるWATARU。「もう変装は必要ないみたいですね!」で、ワーグナーはグラサンと上着を取れば済む程度だけど、ドヴォちゃんは念入りなクレイパックをブルブルってするだけで取っちゃったよ。
  • ワ「そうさぼくたちは存在を否定されたクラシカロイド。あんたたちの手で光のあたる場所から追い出されたんだ」。回想で筺の中からほほえみかけてくれた響吾さんを「父さん…」って泣ける。そんな無機質な筺の中から人への愛を求めていたなんて。

     

  • 同時期に目覚めたドヴォちゃんに話しかけていたら、三弦亜紀楽の「八音」計画が聞こえてきた。「クラシカロイドとしては出来損ない」…これ、三弦はまさか当人達に聞かれているとは思わなかっただろううし、「まあとりあえず」…言いかけてこの後ろは遮られちゃったけど、普通の子供として育てていく道は考えていたと信じたい。感情のある人間らしい生命体を人工的に作るって、改めてとんでもない事だって思うよ。
  • 「父さん」はいないし、ここにいても「出来損ない」呼ばわりされるくらいならと、2人で研究所を抜けだした。世界中を彷徨い、例のホテルに住み込んで暗い部屋で書いている五線譜…定規を使ってきちっと書く子なんだね。ドヴォちゃんは大根もらっているけど、もしかして日本のホテルなの?わーあの「世界中がバッハ化現象」も目の当たりにしていたなんて!

     

  • ワーグナーの中ではいつしかバッハが仮想敵になってしまっていたらしい。バッハ「私に勝ってどうする?おまえはどこに向かう?」ワ「革命を起こすのさ。ぼくの作る音楽で世界のすべてを満たす。ワーグナーの名前を世界に刻みつけてやる」…こんな音楽の使い方はだめぜったい!
  • さあバトル開始だ!バッハ様メットオン、グラサン装着。ムジーク衣装久しぶり!タクトを持ってバッハ「おまえは音楽家ではない。その野心、ここまでだ!」盛り上がってまいりましたところでアイキャッチ
  • Bパート。ドヴォちゃんムジーク発動待ってましたあー!きゃあああ諏訪部さまー!早口バージョンのムジーク口上で、あのカバさん列車の登場。「キケンですので、白線の内側までお下がりくださーい」って言ってるのに、ビームを思いっきりバッハに向けて発している。でもドヴォちゃんは戦いには向かないキャラだと思うの。
  • 攻撃を無効化するのはバッハムジークの十八番。さっとタクトふっただけで、ドヴォちゃんムジーク解除されちゃった。目を回して倒れているのがあんまりだ。ちょっとやりすぎよカツラカーラー君。

  • バッハのムジーク口上も久しぶりに聞いた。「魔力のアリア」も強力な無効化の効果だよね。ワグドボはつらそう。「真摯に音楽を極める気があるのなら、共に歩む道もある」「おまえ達に選択の余地は無い」…至極真っ当。そうねえ、伝えたいなら言い方を考えましょう。「正論」とか「正しい道に導く」とか、こんなふうに上から押さえつけて言ったところで反発を招くだけだよ。
  • わーここでワーグナーの前世の記憶がきたよ…。志を持って民衆の先頭に立ち、政治犯として追われていたとき?何度でも立ち上がる、その姿勢こそワーグナー。でも小僧のお尻をドアップにする図はなぜだろう。ムジークが使えない、悔し涙があふれてきたときに、ついに覚醒!?

     

  • ジーク来る!ドイツ語のムジーク口上、よく分からないけどレボルティオンは革命の意味?タクトはノートゥング?ワルキューレたちが次々にバッハに襲いかかって、カツラとグラサンとタクトを消した?
  • ワーグナーのムジーク衣装がイケてる。「やっぱりぼくは革命を起こすのがさだめだったんだね」で、手にはバッハのタクト、続いて「トッカータとフーガ」を発動しちゃったよ。なにこれ人のムジークを奪うことが出来るの?えっえっ、バッハ様が奈落の底に突き落とされちゃったよ、お願い生きてて!ワーグナーの高笑い、勝った気でいるのね?

     

  • 地下駐車場には社に戻ってきたソルクラと三弦が。チャイコちゃんのむくれ顔カワイイ。バッハのムジークが聞こえてきた。ドラマチックに吹きぬけのホールで出会うのね。「歌苗の弟!」「ワーグナー!」とか、なんで今まであの程度の変装でわからなかったのかが不思議。バダきゅんの「つのがないほうがカワイイ!」に頬を赤らめるドヴォちゃんがカワイイ。

     

  • そうか。バッハがやったのと同じように、ワーグナーはバッハのムジークでアルケー社の社員を洗脳したわけね。バッハがいなくなったと知って、走って探しに出るチャイコちゃん、あなたの愛はホンモノね。バダきゅんも追いかけた。三弦はとにかく大人しい。事を荒立てないほうが得策と思ったの?
  • すぐにバッハ様を見つけるチャイコちゃん天才。バッハ様、行き先は決めてないならさ、音羽館へ行きましょうよ。無条件でついていこうとするチャイコちゃんも好きだけど、「えーどうしようかな?」ってなるバダきゅんも好きよ。どっちにしても、残ってワーグナーから目を離すなとバッハ様に命じられた2人。

     

  • アルケー社屋上で社員一同を集めて演説するワーグナー。「この世は未完成だ。なぜならまだワーグナーと出会っていないから」み、未完成ってシューベルト交響曲がくる伏線ですか?「革命!」って社員が一斉に声をあげているのが、ぞっとする。独裁者だわ…。ドヴォちゃんが冷めた目で見ているのも気になるよ。
  • 元バッハの部屋、あのイスにはワーグナーが座っていて、壁の肖像画は全部ワーグナーになっとる。両面8枚全部じゃなくてさ、片面くらいはドヴォルザークにすればいいのに…。
  • ソルクラは移動の車内で先の予定全キャンセルを知らされ、外のオーロラビジョンでスーパーアイドル・ワーグナーを知る…これ、イケてると本人は思っているの?ソルクラがかなりいい感じだったのに、自分のことになると見えないものなの?

     

  • だめ。曲はむちゃくちゃカッコイイのにこの演出と振り付けに全部持って行かれる。笑ってはいけない年越しスペシャル。大まじめだったら笑っちゃかわいそう。でもこれ、もしかしてわざとなの?一世一代のウケ狙いなの?

     

  • ソルクラは無期限活動停止を言い渡され、バックダンサーは断って(うん断った方がいいと思うよ)、出て行っちゃった。三弦はワーグナーのマネージャーに移動命令。「身も心も捧げるんだ」って、なんか卑猥だけど言っているのは小僧だからきっと言外の意味は無いよね。
  • 音羽館。大騒ぎの奏助はある意味通常営業。リッちゃんヒメちゃんはまだ歌苗の婚活の続きをやっているっぽい。ワー君がアイドルデビューしているのを知ってみんなビックリ。パッド君いつも解説ありがとー。

     

  • 塩対応の本家ソルクラの2人もやってきたよ。チョっちゃんが「またクビ」って決めてかかるくらい、しょっちゅうクビになっている2人。涙飛ばしながらスルメまるかじりのチャイコちゃん、その缶はソフトドリンクよね?未成年だから缶チューハイとかビールとかはダメだからね。
  • そこにウワサのワグドボが来たよ。自分はクラシカロイドだとカミングアウト。すわ修羅場か!?と思ったらそうじゃなかった。ワー君が「革命」を成し遂げるって言ったとき、またドヴォちゃんが目をそらしたね。みんながあっけにとられている中、アルケー社に寝泊まりする宣言をしてワグドボは帰って行ったよ。
  • ベトモツは自分の部屋が帰ってくるって喜んでいるけど、チャイコちゃんとバダきゅんに提供した方がいいと思うよ。くだけた雰囲気の中で、歌苗ひとりだけ「ワー君…」ってつぶやいてドアのほうを見ていたのが気になる。
  • エンディング。キャストクレジットの「三弦亜遊夢」に注目。ワーグナーのタクトにも注目!

     

  • 次回予告。次回は特別企画なの?しゃべっていたのは奏助だから奏助が主役?ホンモノの紅白に呼んで貰えなかったから、自前でやるの?ワグドボもしれっと音羽館に戻るの?響吾さんももしかして参加するの?男女比が合わないけどどうするんだろう?「?」がいっぱい、楽しみ♪


♪ムジー
make the revolution ~ワルキューレの騎行より~
アーティスト:蔦谷好位置 (Vocal:ワーグナー〈CV:松岡禎丞〉)
作詞:蔦谷好位置 作曲:リヒャルト・ワーグナー 編曲:蔦谷好位置

♪ムジーク効果(私見
ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』の世界観の中で、ワルキューレたちに次々と攻撃対象を襲わせる。それによって、相手が持つ力(今回はバッハのムジーク)を奪って自分のものにすることができる。

ワーグナーのムジーク衣装、色は黄金色でしょうか?普段着が濃い緑色なので、がらりとイメージを変えてきました。ドヴォちゃんの場合は普段着(チョッキ)が黄色でムジーク衣装が濃い緑色。いつも一緒の2人がちょうど反対のようになっているのが楽しい。細かいところは色々設定あるのでしょうが全部はわからないので、せめてぱっと見てわかった色について覚え書きしておきます。

 


♪今回(第12話)のマイベスト・ベト
今回は出番が少ないよ!

 

トランプでベト「きさま大貧民の分際で!」この顔が好き。シューさんも「勝負は非情なのです先輩」と負けてない。シューさんは1期11話の家事回のときは、先輩にジャンケンに勝っても「一周回って私の負けです」って言ってたのに、強くなったなあ。

 

「小僧…」横顔がいいのです。


♪今回(第12話)のベト歌
出番が少ない、だからこそ!

 

さりげなく隣をキープしています。でもこのカット、一番の注目はリッちゃんですね。前世の記憶が割とハッキリしているリストのことだから、「ワーグナー」と聞いたら色々と思うところあるんじゃないかと。

 

ベ「オレの部屋が帰ってくるということだな!」
絶対に言うと思ったよ!でも、自己中はあえての演出?これは私の妄想ですが、ベトはわざとふざけたのかなって。歌苗ちゃんは「実の弟と信じていたワー君がクラシカロイドだった」衝撃の事実に動揺しているはず。あの場を深刻にしてはいけなかったんですよ。ベトは我が道を行く人ではありますが、一方でちゃんと他人のことを見ていると思っています。はい、拡大解釈です。


ワーグナーの伝記本、その功績の割には少ないなという印象です(※図書館をざっと見た限り)。私が読んだことがあるのは以下の2冊です。どちらもおすすめですよ。

 

バイロイトの長い坂道―ワーグナー物語 (1984年)

バイロイトの長い坂道―ワーグナー物語 (1984年)

 

 

ひのまどかさんの作曲家の物語シリーズバイロイトの長い坂道」。人間性がちょっとどころかかなり…の部分もしっかり描かれています。過去にレビュー記事をアップしていますので、よろしければそちらもお読み下さい。 

 

nyaon-c.hatenablog.com

 

 

 

音楽の友社「ジュニア音楽図書館 作曲家シリーズ」にある「音楽の革命児 ワーグナー」。著者がなんと松本零士さんです。執筆陣が豪華なこのシリーズ、私は今少しずつ読んでいます。18冊あるのですが、いずれはレビューをアップしたいと考えています。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

「クラシックの名曲解剖 (図解雑学)」(編著:野本由紀夫) 読みました

 

クラシックの名曲解剖 (図解雑学)

クラシックの名曲解剖 (図解雑学)

  • 作者: 野本由紀夫,稲崎舞,松村洋一郎
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2009/04/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 9回
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今回紹介するのは、大人が読むCD2枚付きの雑学本です。例によって図書館で借りてきました。編著の野本由紀夫さんは、過去にNHK‐BSテレビで放送されていた「名曲探偵アマデウス」の監修をつとめていたそうです。時々評判を耳にするこの番組、一度全部観てみたいです。番組の一部は書籍化されているようですが、残念ながらそちらは図書館にありませんでした。

 

CD付き NHKクラシックミステリー 名曲探偵アマデウス

CD付き NHKクラシックミステリー 名曲探偵アマデウス

 

 

私はこの記事を公開後すぐにNHKに再放送の希望を出します。Eテレの番組ではないので「お願い!編集長」ではなく、ツイッターハッシュタグ #nhk_rerun #クラシカロイド を使います。皆さんもよろしければお願いします。

内容に触れる部分は畳みました。続きは「続きを読む」からお進み下さい。

 

続きを読む

『クラシカロイド』第11話(第2シリーズ) 塩しかねんだよ 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

待ちに待ったクラクラの新曲が登場!チャイコフスキーバダジェフスカによるアイドルユニット「クラスキークラスキー」が、新プロデューサーWATARUによって「ソルティークラスキー」に生まれ変わるそうですよ。「月曜から握手会してー塩対応をなじられるー♪」と歌っていたのが1期8話の女子会の回。その「塩対応」がここまで来ました。そしてワーグナーの「革命」もいよいよ始まる!?お話の急展開に振り落とされないようしっかり見届けましょう、ぜ!ひ!


第11話(第2シリーズ) 塩しかねんだよ (2017/12/16 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)
「クラクラの新曲が聴ける」それだけでも十分なのに、前のイメージを覆す路線変更をしたりワーグナーの「革命の前夜祭」を強く印象づけたりと、さすがのクラシカロイド・クオリティ。昔の私なら「ついていけない…」展開だったはずなのですが、さすがに今日まで訓練されてきたためか、楽しく観ることができました。もちろん「やってらんない気分」もかわいかったけど、攻めてきた新曲が衣装もそのふるまいも全部ひっくるめてイイ!言うまでも無くイメージをガラリと変えるのはリスキーだと思います。しかし、そうであっても飽きられる前に時にはそんな勝負をするのも、アイドルには必要なのかも。これは私の持論ですが「みんなに好かれる」ってありえないと思うんですよ。変に臆病になって「嫌われないように」無難路線を進んだら、まあ嫌われることはないとしてもおそらく好かれることもないでしょう。なので個人的には、今回の路線変更はWATARUの野望は別としても好印象でした。

また、プロデューサー交代を地でいくスタイルで、楽曲提供もつんくさんから蔦谷好位置さんにバトンタッチ。もちろんクオリティの高いカッコイイ曲で、ムジークPは本気のお仕事をしてくださっています。でもこれをがきんちょWATARUが作ったと考えるととたんに「めいいっぱい背伸びしたね。頑張ったね…」っておばちゃん泣けてくるから不思議。俺様ワーグナーを子供設定にしたスタッフには飴ちゃんを差し上げたい。オトナなら腹立つ言動でも、生意気な小僧が精一杯頑張っていると思うと応援したくなるから(※我ながら単純)。でもワー君、大きな実績を作らないと認めて貰えないという危機感から無理している印象もあるので、親心としてはもう少し子供らしい生活をさせてあげたいとも思うのです。子供が毎日変装して仕事場に行っているのを誰も気付かずまして咎めることもない奇妙な世界だけど、当たり前に学校に行かせてあげたいし同年代の子達と遊んで欲しいよおばちゃんは。

そしてチャイコとバダの2人。第1シリーズではケンカばかりの印象でしたが、今回仲良しになっていて軽く驚きました。嫌がっていた「ドサ回り系の仕事」を積極的にやってしかも現地の人たちとの信頼関係もできているし。三弦も随分穏やかになっておる。ちょっと見ていない間に一体何が?どうしてもアルケー組は音羽館組より出番が少ないので、次出てきたときはどうなっているかはわかりませんが、今回を見る限りでは良い流れになっているなーという印象です。それにしても「バッハ様のために」は最初からずっとブレてない。これからもそうなんでしょうきっと。そこは安心できる、うん。

全体のストーリーを進めるのも大事だけど、『クラシカロイド』はコメディなのでお話は楽しくなくちゃね。その辺りも抜かりなく。「塩」を引っ張ってくれたのは「塩ラーメン」。ツイッターNHKアニメ( @nhk_animeworld )さんがずっとギョーザーの先行カットをアップなさっていたので、まさか「塩ラーメン」で来るとは思いませんでした。ハママツ名物シリーズ追加?日常の何でもない一コマだって音羽館のロイド達はカワイイし、バッハコスする小僧もカワイイ。もちろんロイド達に振り回される歌苗ちゃんだって、クラクラ回は大活躍の奏助だって良い!ああみんな大好き、やっぱり私『クラシカロイド』好き!となれたので、この回は良かったです。『クラシカロイド』はずっと続いて欲しいなって今は思います。


以下は思ったことメモ。

  • アバン。ひなびた温泉街?三弦さんがレトロなゲーセンでクラシカルなゲームしてる。スマホ着信入っているっぽいよ、出なくてイイの?
  • ラクラの2人は温泉旅館の舞台でコントやってる。チャイコちゃんはカツラ二段構えで頑張ってる。バダきゅんはどこから取り出したのその大きなハリセン?とにかく仲よさそうでほっとしたよ。お客さんにもウケてるし。

     

  • ハママツも夕暮れ時。WATARU音羽館に帰らずまだアルケー社の仕事部屋にいるのね。三弦が電話に出なくて「ふん」だって。
  • Aパート。バダきゅんがつらそうな声出してると思ったら、お土産の激辛せんべい食べてたのね。クラクラの2人と三弦で日本全国のお菓子を囲んでいるここは会議室?バダきゅん、細長い包みを目にあててWATARUのモノマネしとる。三弦は「私はこのままでいいっすよ。ラクだし」って、もう研究者には戻らないのかな?
  • ウワサをすれば、WATARUの話声と足音。ん?裾の長いマント着ているっぽいけど、そのマントどこかで見たことある気がするよ?クラスキークラスキーの軌跡、第1シリーズからの回想と解説をありがとう。WATARUはプロデューサーとして頑張っているのに、話を聞いて貰えないのはつらいね。がきんちょだってナメられちゃ困るよね。
  • ドアを開けたのはちっちぇえバッハ様だ!しかも「アンダンテ!」ってカワイイが過ぎる。バッハコスプレのWATARUはぺらっと書類を投げてから「アンダンテ!クレッシェンド!」とあくまで2語しか覚えていない音楽用語で通そうとする、カワイイ。でもバッハ様の音楽用語はわかるチャイコちゃんにも通じていないみたい。大丈夫なの?

     

  • 自分の仕事部屋に戻ったWATARUは、精一杯虚勢を張ってしんどかったらしい。肩で息しながら「やった。あいつらにやっと連絡事項を伝えた。おーしおーしおーし!」って、かなり一方的だったけど。
  • カツラとサングラス放りだしてドヴォちゃんのそばに。バッハコスがドヴォちゃんのアイデアだったとは、なんか意外。「ありがと、ありがと!」ってWATARUかわいいよー!しかもバッハのマネしたおかげで話が通じたって思っているのね。

     

  • そうか。バッハのマネするのはいやだったけど、クラクラをクール路線にするために頑張ったのね。ワ「これは革命の第一歩にすぎないんだ」…そうだったそうだった。「革命」のことすっかり忘れてたよゴメン。「ボクたちの夜明けはすぐそこだ」。指さした夜景はキレイだけど、早く帰らないと歌苗姉さんが心配するよ?

     

  • 所変わって、あくびしてるバダきゅんとチャイコ。WATARUはバッハコスしてるけど、さすがに音楽用語じゃ通じないとわかったのか、ちゃんと日本語で指示出してる。ラーメン店でバイトって、ハママツはラーメンも有名なのかな?クラクラの2人はとりあえず反発する。チャイコ「ちょっとお笑いのうまいアイドル歌手が」…「お笑いのうまい」って自分で言う。
  • 「ぷぎい」とドヴォちゃん(※クロサイのクロちゃんに変装中)が見せたスマホ動画が本物バッハ様のメッセージ。「ア・テンポ」だけで意図を読み取れるチャイコちゃんすごい。調子に乗ったWATARUが「ア・テンポ」って言ってもバカにされるだけだけど。ブルブルしてたけどよく耐えたねワー君。「キミのアイデアだからな!」って、ドヴォちゃんに八つ当たりするあたりはがきんちょ。
  • ラーメン店にお客さんが来て、当たり前の接客態度で「いらっしゃいませ」を言うクラクラの2人。「へえこらするな!」の頑固オヤジ店主にはビックリだよね。もうこの店主が典型的なこだわりラーメン屋で清々しい。メニューは塩ラーメンしかないし出来上がったのを即出すし、「なんにも入れずに、ぜひ」「黙ってくいな、ぜひ」って、色々キツイ。

     

  • ほとんど命令に聞こえる「ぜひ」を習得しようと決意するクラクラの2人。あくまでも「大バッハ様のために」とは、けなげだわ。でも新プロデューサーのがきんちょのことは眼中に無いっぽい。
  • 「へい!しょっぺえ!」と出迎えた今度の客は、まさかの音羽館ロイドたちだよ!みんなでラーメン食べに来るって仲良しだね。大きめのマスクで顔を少し隠したところで、クラクラの2人だってことはすぐバレると思うんだけど…。でも音羽館ロイド5人はラーメンで頭一杯なのか気付いていないっぽい。
  • チャイコちゃんもバダきゅんも、塩対応が練習中とは思えないうまさ。「ぜ!ひ!」をつければとりあえず形にはなるね。チョ「塩ラーメンで塩対応、フフフ」って、やっぱりダジャレ言うキャラになっとる。窓から覗いていたWATARUと三弦。WATARUの持論は「観客にシッポを振っていてはダメ」らしい。塩対応の対義語が「まごころ対応」とはしらなんだ。

     

  • モツは水を求めるのに先輩はギョーザーを欲する。後輩は先輩が欲しいモノを出して欲しいらしい。「せめて敬語を!」が好き。結局食べ残したまま全員店を出たらしい。この時のみんなの手も好き。でも出されたものはきちんと食べようよ…。ベト「常識が無い!」がマイブームなの?シューが言う「まごころ」の定義を知りたい。箸を持ったまま出てきたモツ「まだ食べてたのに!」そうだよね。お水さえあればもっと食べられたよね。

     

  • 入れ替わりでお店に入ったのはおじさん2人。客足途切れないからなかなかの人気店なのでは?クラクラの2人とは顔見知りだった。2人ともお世話になった人には丁寧にあいさつして、好感度高い。三弦の解説によるとおじさんたちは「第三回ギョウナ君祭り実行委員会の幹部」だって。クラクラはイベント参加予定で「目玉だった」と三弦は言っているけど、おじさんたちの中では過去形にはなっていないっぽいよ。
  • WATARUの仕事部屋にて。壁に掛けてあるお城の絵が気になる。ワーグナーパトロン、ルートウィヒ2世が建てたノイシュバンシュタイン城かも(※画像検索でそれらしきものを見たのですが確証できません)。

     

  • 祭り参加が新路線に合わないからキャンセルになっていたのを知ったクラクラの2人は怒り心頭。WATARUがバッハのマネで「ダ・カーポ」と言っても、クロちゃんが切り札のバッハ動画を見せてもダメ。WATARUもやばいと思ったのか、通じる日本語で話し出したよ。
  • 菓子折持って謝りに行くって、それも仕事のウチっすって、三弦さんオトナだ…。「バッハ様のためっす」がクラクラの2人にも効いたみたい。ワグドボは機を逃さず乗ってくる。ワ「余計なことをせずただ立っていろ!」腹立つ(笑)。チャイコちゃんの「コバッハめ」の捨て台詞が好き。
  • どこかのショッピングモールにある屋外ステージ、夜だし何か寒そう。奏助はこんなところにも来るファンの鑑。「ここにお集まりの皆さんは幸運です」ってまたワーグナーらしいセリフだね。「ようこそ革命の前夜祭へ」だって。カッコイイ衣装着てサングラスかけてても、声と風貌でワー君だってわかりそうなものだけど、奏助?
  • Bパート。「ソルティークラスキー!」WATARUは演出上手いよね、プロデューサー向きだと思うよ。ソルクラ、シルエットだけでカッコイイ!明るくなったら婦警さんコスの衣装だったよ。メイクがオトナっぽい。2人で衣装のカタチが違うのは従来通り。

     

  • 「やめてーそんな目で見ないでえ。でもこっち見て!」わかるよ奏助、わかる。お客さんの反応が良かったから、舞台袖で「よし」って小さくガッツポーズだ。うまくいったと思ったら必ずガッツポーズするのがカワイイ。衣装や演出はWATARUが全部一人で考えたのかな?
  • 演説大好きワーグナーが舞台で語っているとき、舞台裏には例のお祭り実行委員のおじさん2人が。三弦が連れてきたの?気持ちよく許してくれるおじさんたちもいいけど、丁寧にお詫びするアイドル2人が良い。地道に信頼関係を築いてきたのね。

     

  • バッハはじめアルケー社の上層部にも自信満々でソルクラの進め方を話すWATARU。バッハ様は「アンダンテ」だけですかしょっぺえ。そういえば、スタッフが働くデスクが並ぶオフィスは初めて見た気がする。
  • ハハハと笑いながらレッスンスタジオの扉を開いたWATARU。第1シリーズで見たことがあるコーチ陣が大勢倒れてるよただごとじゃないよ。どうやら強いウォッカを飲まされたらしい、ありゃま。でも匂いで分かるくらいにはウォッカを知っているよこの小僧は。
  • レッスンを抜けだしたアイドル2人は案の定、音羽館に来てる。チャイコちゃんのオヤジ帰りは見たことあるけど、バダきゅんのエンジ色のイモジャーは初めて見たかも。バダ「落ち着くよね歌苗んち」って、結構頻繁に来ているのかな?1期8話で「…と思ったけど実家がないわー♪」って歌っていたけど、実家みたいな場所になっているのかもね。

     

  • 「うちにいた」って普段着で帰ってきたワグドボ。バダ「誰?」って、サングラス外しただけのWATARUだよ。いつも一緒にいるじゃない、気付こうよ。合コンで革命のお姉さんとカップルになったって指摘されて、全力で否定からの顔真っ赤にして、ワー君は相変わらずうぶちゃんだ。
  • ソルクラのクール路線と上から目線、2人ともイヤだったらしい。みんなに愛されていたアイドルの路線変更はやっぱりつらい?ワー君は反論しようにもできないのは、いい言葉が浮かばなかったのかWATARUだとバレたら困るからなのか。
  • ベト「夕飯だあ!」って鍋底をカンカンお玉で叩いて言って回る。これ、いつもやっているのかな?チャイコとバダを見つけたら、慌てて引っ込んだけど。
  • ベトを適当にあしらっていた歌苗も、急なお客様にちょっとだけあせる。「夕食、食べてきます?」って、普段から時々食べに来てそう。「一人前は8個」ってまたベトがこだわりを発揮してる。チョが部屋で食べるとか、リッがもっと作ったらあふれる愛でとか、シューが割り算をし直しましょうとか、モツが一気に100個は食べられちゃうとか、みんな好き勝手言って大家さんは軽くパニック。
  • チャイコとバダはわがままな住人たち一人一人に上から目線攻撃だ。史実チャイコフスキーモーツァルト大好きだったから、何か言うにしても台の上からとか工夫が必要だったの?

     

  • バダの「なにか?」に、さっとギョーザーを差し出す奏助は訓練されてるガチ勢。はっと我に返ったアイドル2人。ナチュラルに上から目線していたのがショックだったのね。チャイコ「こんなんじゃどこ行ったって嫌われちまう…」って落ち込んでる。
  • さあここから楽しい。NHKアニメ( @nhk_animeworld )のツイッターで先行カット紹介されていた「みんながギョーザーを差し出す絵」、順番にいきますよー。ベトだけはマイベストのコーナーで。
  • モツ「べ、別に一個もあげないってわけじゃないし」。

     

  • ダブルフランツ「先輩の傑作を召し上がれ」「この愛、受け取ってね」。

     

  • チョ「キャッ」。

     

  • でもね、全部あげたつもりになっているけどさ、お料理する人は頑張って手間のかかるギョーザーを大量に作ったわけじゃない?それを放りだして外食行くなんて、お母さんは許しませんよ。歌苗ママンだけ黙々とギョーザー食べているのが泣ける。
  • ワ「上から目線がいやなものとは限らないのかもしれませんね」うん、ワーグナーは上から目線で生きてきた人だった気がするよ。バダ「愛される上から目線?」とは?
  • ラーメン店にて。5人とも同じ動作をシンクロさせながらラーメン食べる。勘定もぴったりに払う。てか、無収入の約3名はその小銭はどこから?最後に店を出たモツが後ろ手で戸を閉めるのが好き。チャイコとバダは何か掴んだ?小窓からワグドボが様子を見ていたね。

     

  • さて、本番のライブ。祭り実行委員のオジサン2人も来てる。まずは今までの衣装で「やってらんない気分」だ。会場が温まったところで、新曲登場。着替えはやい。バダ「ここからは新しいクラクラですの」チャイ「そのチカチカするの消して下さる?」…モード切替もはやい。
  • 正座させたり無駄な息止めさせたりと、「~さる?」でとことん上から目線だ。観客も素直に従ってる。「しっかり聴くのよ、ぜ!ひ!」で始まった新曲、超かっこいいじゃないですか!でもすぐに終わっちゃった。もっと聴かせて下さる?
  • 熱狂する一般客。一方ハッピ着ている以前からのファンたちは最初は静かにしていたけど、一人また一人と拍手。変化を受け入れてくれたのかな?いいファンに恵まれたね…。祭り実行委員のオジサン2人も喜んでくれたし、塩ラーメン店主も泣いてる。
  • モニター越しに見ていたプロデューサーWATARU「ボクはバッハを超えた!」の言い方ががきんちょ。「みんな体験してくれた?ぼくの革命。プロデューサーWATARUのレボリューションを!」って、大画面に大写しになるWATARU。ここでアイドル以上にPが目立っちゃうのは90年代のイメージ。とにかく、おいしいところを全部持っていったよね。それにしても、声も姿もワー君だよ音羽館組はなぜ気付かない?でえバッハ様は中継画面を無言で見ている。
  • 音羽館。またチャイコとバダがサボりに来たらしい。スポーツ新聞の記事、頑張った自分達よりプロデューサーのほうが大きく取り上げられているのつらい。歌苗「ワー君知らない?」って、もう少し真剣に探したほうがいいのでは?三弦の運転する車がアイドル2人を迎えに来た。探しているワー君はお仕事モードで助手席に座っていたけど、ちょうど陰になって見えなかった?
  • エンディング。チャイコとバダのシルエットがずっと走っている。アイドルって大変だ(※まじめに)。
  • 次回予告。つ、遂にワーグナーのムジーク来る!?「革命」の行く末はこの際問わない、最高のムジークさえ聴かせてくれたらそれでいいから!


♪ムジーク(挿入歌)
ソルテソルテ
アーティスト:CLASKEY:KLASKY(矢田喜多&月元しょうこ)
作詞・作曲・編曲:蔦谷好位置
 ※ワーグナーのムジークPのかたによる作詞・作曲・編曲です。

 


♪今回(第11話)のマイベスト・ベト
いつもカッコイイ先輩ですが、特に今回の作画の顔は個人的に好みです。

 

音羽館の噴水横にクラクラの2人を見つけてうろたえたの表情。

 

バダに上から目線で「髪くらいとかしてみたら?ぜ!ひ!」と言われてひるむところ。

 

「こうか。これで満足か?」って、赤面しながら自信作のギョーザーを差し出すところ。後ろに見える布の模様がハートなのよね。

 

「わがままなやつらめ」の言い方が好き。これ1期24話でもモツに対して似たこと言ってたけど、また聞けるとはありがとうございます。奏モツシューチョが本気で息止めてるのも良い。


♪今回(第11話)のベト歌
いつのまにか夫婦(※何度でも言いますが違います)。仲が良いにもほどがある(※もっとやってください)。

 

ベト「夕飯だあ!」って鍋底をカンカンお玉で叩いて出てくるところ。これ、ついさっきまで台所に歌苗ちゃんと一緒にいて、おかずが出来上がったから「みんなを呼んできて」って頼まれたんでしょ?それで素直に言うこと聞くんでしょ?

 

台所で「人数が個数が」と騒ぐベトを適当にあしらう歌苗ちゃんは慣れてる。もう長年連れ添った夫婦にしか見えない。他の人に対しても「めんどくさいですよねー」とナチュラルに同意を求めたり、手に負えなくてシューさんに「あなたの先輩が」ってさりげなく負荷を分散させようとしたり。

 

ソルクラのライブでのベトの興奮たるや。もしかしてこういうの好き?1期14話ではギレドルカナナを全力応援してたものね。1期19話で歌苗ちゃんは一瞬だけ婦警コスしてたし。ベトのためにもう一度婦警コスして叱ってー!カナナー!ベトのためにキツめの塩対応を、ぜ!ひ!

 

 

 

ムジコレ5のジャケット絵が発表されました。amazon特典の着せ替えジャケットも全部クラクラ!これはジャケット買いですね。もちろん今回の「ソルテソルティ」も、ムジコレ4に入っていない「Song for the moon ~月光より~」も入る予定とのことですから、早めの予約を、ぜ!ひ!


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

札響の第9(1日目)(2017/12/16) レポート

札幌交響楽団 Sapporo Symphony Orchestra-「札響」

 12/16はベートーヴェンの誕生日と言われているそうですね。今年2017年はちょうど12月16日と17日に札幌交響楽団による第九の演奏会が札幌コンサートホールKitaraで催されており、行ってまいりました。その簡単なレポートを書きます。例によって私は音楽の素人ですので、子供の作文クオリティにて失礼します。

今回は私の札響デビューに加え、我が家の小6の息子を連れていくのが目的でもありました。息子は11月に先生の引率で学年全員で行った「Kitaraファースト・コンサート」を良かったと言っていて、「札響の本物のコンサート聴いてみる?」と声かけしたところノッてきたのです。

 

Kitaraファースト・コンサート | 札幌コンサートホール Kitara

 同級生のみんなと同じ贅沢な音楽の時間を共有できるこの企画、本当にありがたいです。良いホールとプロの楽団がいて、早い段階で本物の音に触れる経験が出来る子供達がうらやましい。プログラムは有名な曲の一部を少しずつ演奏する形式のようですが、最初はそれでいいんだと思います。聴くだけでなく、演奏に合わせて児童達が『翼をください』を歌ったコーナーもあったそう。

話を戻します。12月はちょうど日本のクラシック音楽の年末恒例行事とも言える第九のコンサートがあるし、ほら『クラシカロイド』のベトさんのムジークになった曲だよ?ということで、第九のコンサートを選びました。チケット購入時は既に開演2週間前で、席はほぼ埋まっている状態。U25という若い人向けの割引チケットはBP席に限ることもあり、B席の並びを確保しました。息子と2人きりでのデートで、年中の娘はパパと家でお留守番です。

指定席なので慌てる必要も無いのですが、早めに会場入り。人の多さにビックリ。トイレに長時間並ぶし早めに来て正解だったかも。チケットをもぎってもらいプログラムを受け取ってから席に着きます。対訳付きの「歓喜の歌」のドイツ語が読めなくて親子で悔しがっていましたが。

 

開演。はじめは「モーツァルト 交響曲第9番 ハ長調」です。12分ほどの短めの交響曲。私は初めて聴く曲でしたが、明るく伸びやかで安心できます。後で調べたところ、モーツアルトがローティーンの頃に作曲した曲のようです。そうですよね。ムジークにもなった25番が17歳の頃の作品なのだから、シンプルに考えてそれより前に24曲もあるわけで。ということを、15分の休憩時間に息子と話していました。

休憩後はメインイベントの第九。クラシック音楽好きの父が何度も聴いていたのでよく知っている曲なのですが、当たり前だけど生演奏は違う。音が塊じゃなく、それぞれ一つ一つの楽器から空気振動も伝わってくる。真空管アンプの音は奥行きがあって低音もよく響きはするのですが、録音とライブは違う。惜しいのはやはり席。せめて真ん中の方に座りたかった…左右の耳に入ってくる音のバランスが微妙に違うためか、または覚えていたレコードの音との差に酔ったのか、第1楽章は鑑賞する以前に少し気分が悪くなって(※演奏のせいではありません!あくまで私自身のコンディションの問題)、ちょっと慌てました。少し余裕が出てきたのは第2楽章から。あ、同じメロディを楽器ごとにリレーしていくのねとか、そのメインで演奏する楽器でない人たちの動きも見ることができるように。

第3楽章の前にソリストのかたたちが入ってきて(合唱団の皆さんは最初から着席している)、楽章の合間ですが拍手がありました。そして第3楽章。私、実はこの第3楽章が好きで、気付いたら涙が出ていました。音楽に感激したら自然に涙が出てしまうのは、『クラシカロイド』のワー君だけじゃないから。おばちゃんもそうだから。そして第4楽章。聞き覚えのあるメロディで気のせいか隣の息子が少し身を乗り出したようでした。そして合唱。私は最初は対訳付きの歌詞を追いかけていたものの、それは早々にやめて耳に神経集中させることにしました。まずバリトンソロで圧倒され、合唱も重なり、次はソロ四重唱、また合唱も重なり…楽器の音とはまた違う歌声の美しさにまた自然に涙が。でもクライマックスは第4楽章だけでは成り立たない、その前の1から3楽章があるのは意味があると素人ながら思いました。

拍手は鳴り止まず、指揮者のかたやソリストの皆様も何度か出てきておじぎをされました。アンコールの演奏は特にありませんでした。良い演奏をありがとうございます。そしてベートーヴェンさん、この曲を生み出してくださって感謝です。

 

休憩時間にジュースを飲み損ねた(バーが長蛇の列だった)息子は、何か甘いものが欲しかったらしく、併設のレストランでスイーツを頂いてから帰ることに。いつもは年齢の離れた妹のほうに手がかかるので、息子と2人でいる時間は貴重です。ご飯前にアイス食べるのも今日は特別ね。演奏どうだった?と尋ねたところ、第4楽章は迫力あったけど、途中は寝そうだった、と。うん、長いもんね。でも最初から最後までおとなしく聴くことができたし、中学校で合唱部に入りたいようなことを言っていたから良い経験になったんじゃない?ママも初めて札響の演奏が聴けてよかった。次は少し良い席で、ベートーヴェン以外の曲も聴いてみたいよ。

すっかり暗くなって、寒い雪道の中、地下鉄で帰路につきました。先に作っておいたカレーを温めて家族全員で食事を済ませてから、『クラシカロイド』の今日の分の録画を楽しみいつもの生活に。『クラシカロイド』から本物のクラシック音楽に興味を持ててよかったね。来年は息子は中学生で難しい年頃になっているかもしれない。まだ母親と付き合ってくれる時期は、何とか2人で演奏会に行ければと思いました。ぜ!ひ!

今回も最後までおつきあい頂きありがとうございました。

 

※禁無断転載。この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

『クラシカロイド』第10話(第2シリーズ) リストvs.リスト 運命の鐘(ゴング) 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

今回は第1シリーズ8話以来、超久しぶりのリストお当番回です。クラシカロイドではグラマラスな美女になっているリスト姐さん。でもあまりになじんでいて、「音楽家フランツ・リストは男性」って史実をうっかり忘れそうだったよ…。そして公式から早い段階で発表があったムジーク「ラ・カンパネラ」がついに聴ける!「vs.」ってバトル要素もあるみたい?今回も愛あふれる目で観ていきますよ。

 

第10話(第2シリーズ) リストvs.リスト 運命の鐘(ゴング) (2017/12/09 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP


♪感想(レビュー)
面白かった!史実をここまで掘り下げたのは初めてでは?タールベルクやパガニーニまで出てくるとは思わなかったです。予習していたおかげで「ヤマ張ったところがテストに出た(※我ながらたとえがひどい)」感でシンプルに気分が上がりました。少しだけ史実を知っていた小6息子も「パガニーニ!」「ピアノ壊したー!」と、部分的に喜んでましたよ。もちろん「考えるな感じろ」系のぶっとび話は大好きなんですが、史実ガッツリもたまにはいいのでは?ちなみに、年中の娘(リストさん推し)はピンとこなかった様子。そもそも、リストが元男性というのが受け入れられないらしいです。クラシカロイドのリストさんが魅力的な大人の女性に仕上がっているので、これはある程度は仕方が無いかも。でもだからこそ、1話まるまる使ってがっつり史実を取り上げることでフランツ・リストへの敬意を表してくれたことが嬉しいです。実在した人物の名前と実績を借りてお話を作っているわけだから、性別変更という大胆な設定変更をしている以上、やはり史実をきちんと説明する必要があると個人的には思うんですよね。これ、ぜひチャイコフスキーもお願いしますよ!ワグドヴォの場合はさすがに「子供やコビトカバは違うだろ」と誰でも思うと信じてるけど…。

それに史実ネタ盛りだくさんでも説教くさくはなくて、普段サポート役になりがちなリッちゃんの言動や考え方をしっかり見せて貰えてよかったです。エンタメ要素にしても、主役の男前なリッちゃんだけでなくどのキャラも「らしさ」がある動きをしていて楽しかったし、ピアノバトルがいつのまにかボクシングになってもろもろぶっ飛ばしてくれるお話の展開はさすがクラシカロイド。また今回ピアノバトルからの流れで、ムジークの前に原曲を流してくれたのは素晴らしい。これ、ストーリー展開上不自然なカタチでなければ今後も積極的にお願いしたいところ。もちろんお話と絵面に負けないムジーク最高!これを25分の1話完結でやってのけるのだから、やっぱりすごいなって。素人の私では絶対に思いつかないことで、素直に脱帽します。

ただ(※始まりましたよ)、もやっとするのが「ゲストキャラをサンドバッグにしている」ように見えたことです。一部で見られる「才能に恵まれたイケメンがひどい目に遭っていい気味」という見方は個人的にはキライです。「いけ好かないヤツはやっつけていい」という考えの人とは、私は仲良くなれません。気分爽快になるどころか気分悪いので。制作側がそういった意図で作ったとは思えませんが、今回のゲストキャラの扱いはとても危うさを孕んでいると感じました。「リストが前世の記憶における『若き日の自分』に喝をいれる」展開にする以上、幽霊を登場させるよりは生身の人間のほうが面白く出来るのはわかるんです。市井の人々が夢中になるのも実際にピアノバトルができるのも、生きている人間だからこそですし。でも、はっきり言うと「赤の他人」に対して「若い頃の自分に似ている」という理由で絡むのは、モツが言うように「言いがかり」なんですよ。ターゲットにされた人にとっては、とんだとばっちり。アルケー社の提案がなければ、理栖斗はバトルを断ったかもしれない。そして仮に他人に対して「間違った生き様を正してあげたい」義憤に駆られたとしても、私刑はダメぜったい。だから出家した史実をもとにしているとわかってはいても、相手をつるっぱげにしちゃったのは笑えませんでした。だからって代案は出せないのですが。「面白いって言ってたくせに文句言うな」って聞こえてきそう。ゴメンナサイ、文句を言っているつもりはないのです。それでも私の性分として気になったことはハッキリしておきたいのです。

でも救いだと思うのは「リッちゃんは全部わかっていそう」なのと「理栖斗も全部のみ込んで前を向いている」の2点です。生身の対戦相手は確かに赤の他人だけど、そこに過去の自分を見ていることはリッちゃんが一番良くわかっていたはず。過去の自分がそうだったように自分に厳しいトレーニングを課していたし、ムジーク中のパンチパンチも丸腰の人間相手ではなく鐘にぶつけていたしね。私刑はダメだけど、結果としてちょっと天狗になっていた理栖斗の荒療治にはなったわけで。リストはその後ピアノ教室にサポートで入って、ちゃんとフォローしているし。フランツ・リストが弟子の育成に力を入れた史実がさりげなく入っているのがニクイ。一方、理栖斗もフランツ・リストにあやかった名前をつけられたくらいだから、幼い頃から相当ピアノ演奏を鍛えられていたはずで、しかもイメージとして美形を保つ必要があって、「恵まれている」だけでなく相当努力してきた人だと思うんです。髪を失って美形にこだわらなくて済むようになった分、少しはラクになれたかな?ウィッグで誤魔化したりせず、坊主頭をさらけ出して教室を続けている姿は清々しい。そして乱暴なことをしたリストを恨むどころかむしろ頼りにしているようにも見受けられました。本当に優れている人は、私怨で足踏みしたりせず前を向いて進んでいけるんですよね。

今回のゲストキャラ・葵理栖斗(あおいりすと)の声優さんは中村悠一さん。一度限りで豪華声優を呼ぶのがクラシカロイド・クオリティ。月並みな表現になりますがハマリ役でしたね。容姿と才能に恵まれたイケメンって、こんな声しているんだなって。今後また登場してほしいです。あとこれはほんっとにどうでもいい個人的なことなんですが、中村悠一さんは「この先ブラームスが出てくるとして声優さんは誰がイイかな?」って私が妄想していた候補のお一人だったんですよ。また考え直さないと…。まあ、最初に激推ししていたのは諏訪部順一さんだったわけですが。でもドヴォちゃんに決まったとき、毎週諏訪部ボイスが聴けるの!?って本当にうれしかったんですよ。あ、あのですね。もちろん毎週「プギ」を聞けるのはありがたいのですが、できればもっと人間の言葉でしゃべってドヴォちゃん!バリトンボイスの丁寧語を身体が欲しています。お願いもっとお説教してして!…贅沢言ってごめんなさい、20年近く「ピカピカ」ってしか言ってないピカ○ュウ先輩に謝ります(※こればっかり)。


以下は思ったことメモ。

  • アバン。歌苗が持ってきたチラシで「リストピアノ教室」を知ったリッちゃん。身に覚えが無いらしい。手作り感あふれるチラシのチョウチョが印象的。
  • そのピアノ教室にて。海月は友人の詠子・美衣子・椎子に誘われて来たらしい。学校帰りに寄ったのかな?みんな冬服お似合いよ。でも詠子・美衣子・椎子はモツの親衛隊じゃなかったの?今は目の前にいる王子様に夢中なの?

     

  • 葵理栖斗(あおいりすと)と名乗った講師、すっごいイケメン。女子達の目がハートになっとる。周りの空気もBGMも違う。そうか、新規の人を連れてくると個人レッスンのクーポンが貰えるシステムなのね。詠子・美衣子・椎子の心の声、「次は歌苗を連れて」って案外まとも。もっとえげつないかと勝手に心配してたよ。
  • そこに現れたリッちゃん。顔もドスのきいた声もコワイです(笑)。女子達も頭にマンガ汗かいてますよ。他人が「リスト」を名乗ってピアノ教室をやっているのが我慢ならないらしい。

     

  • Aパート。理栖斗「世迷い言」って、まあボキャブラリーまでエレガント。やっぱりそこはピアノバトルよね。フランツ・リストがタールベルクと対戦した史実が出てきたけど、結果はそんなに大差は無い判定だったような?ま、そんなことはどうでもいいですね。啖呵を切ってピアノに向かうリッちゃんカッコイイ。
  • やだピアノ演奏は聴かせて貰えず、次のシーンは屋台のおでん屋だ。ここはハママツだからアボカドは入っていない?リッちゃんは日芽歌さんと飲んだときはおしゃれなバーでカクテルだったのに、一人でやさぐれるときは屋台でコップ酒をあおるんだね。
  • リッちゃん、ピアノ勝負は最初からコケたらしい。カッコワルイ。おやっさん相手にグチってる姐さん、ホテルのバーでの演奏バイトは適当だったの?過去の栄光を持ち出して「昔は…」うんぬんを言い出したらおしまいよ?コップのフチを指でぐるぐるたどりながら何かに気付いた?
  • おやっさんが酒のおかわりを止めたのに「この世で一番嫌いなヤツに負けたんだ、これが飲まずにいられるかあ!」大荒れのリッちゃん。腕をバシッとつかんだのはベトだ。シューさんも一緒。

     

  • 「確保した。シューベルト、すぐにみんなに伝えろ」のベトの声に、「はいっ!」ってシューさんが向かったのは懐かしの公衆電話!…最近街で見なくなったよね。そうか2人ともスマホ持ってないもんね。
  • 音羽館で待機していたチョっちゃんに電話して、そこから全員に連絡が回る約束らしい。全員でリッちゃんを探してたのね。モツのお散歩を尾行したこともあったし、みんな同居人に優しい。てか、シューさんが行方不明のときに誰も探してなかったのはひどい!
  • チョっちゃんがパッド君に送ったメールで、奏助歌苗モツに伝わった。女の子をナンパするモツを回収する歌苗は慣れてるね。それにしても、捜索チームの班分けはなぜこの組み合わせになったんだろう?
  • 次のシーンではリッちゃんは部屋のゴージャスなベッドで寝ている。住人達が大声でこうなったいきさつについて話してる。ちゃんと歌苗にピアノ教室での出来事を伝える海月はやっぱり親友。パッド君の「(理栖斗は)奏助にないものをすべて持っていますね…」の言い方が好き。

     

  • 理栖斗が本名って、なかなかのキラキラネームだ。その名前を使うなって言うのは確かに言いがかりだね、モツ。でもモツが常識人で驚いたよゴメン。歌苗「いつもおおらかで明るいリストさんがどうして」そうなったのかは、確かに不思議だね。
  • 当のリストさんは狸寝入りで全部話を聞いていた件。「どうして…それは多分アイツがあの頃の私にそっくりだったから」からの、フレーム付きセピア色の回想キター!
  • わーわー!史実フランツ・リストのピアノリサイタルだ!ドレスをまとった貴婦人達の中に、海月に詠子・美衣子・椎子にそっくりな人達がいる。海月はメガネかけてない。超絶イケメンのリスト様、汗をぬぐったハンカチをわざと落としていったよ。海月と詠子・美衣子・椎子が争奪戦を繰り広げているよ。

     

  • しかし、リッちゃんは前世のことかなり鮮明に覚えているのね。当時はヨーロッパ中の貴婦人が夢中になるほどのアイドルで、若い彼(彼女)は傲慢になっていたと。脱いだスリットスカートが床に落ちる絵にドキッとしましたよ。なんかトレーニングウェアに着替えた。外は東の空が白む頃ではあるけど、起きるのにはまだ早い時間みたいよ?
  • カロリーヌとの初恋話キター!「遊びではない初めての恋」でも、お相手は伯爵家の娘で親が許すはずも無い。「そのとき私は思い知らされた。今の自分にあるのは若さと美しさだけ」…自分に厳しいのは立派だけど、ピアノ演奏の実力は確かにあったと自信持っていいと思うの。「そう、あいつ(理栖斗)も何も持っていない」…昔の自分によく似ているからそう思うのね?早朝ジョギングに出かけるリッちゃんを、屋根の上からハッシーがお見送り。
  • 明るくなったけどまだみんな寝間着姿の音羽館。こんな早朝にお届け物、リッちゃんが注文したピアノだった。家主だけじゃなく住人全員が出てくるのが良い。チョっちゃんは頭からすっぽりブランケットかぶっているけど、その下は何か着てる?シューさんはパジャマ持ってないの?
  • 「HAYAMA」のロゴ入りの上等なピアノにモツは大はしゃぎ。シューさんも家賃払っていないのに「大家殿から私達へのサプライズプレゼント」と言い出すくらいには舞い上がっている。そうだよみんな音楽家だもん。鳴らないオルガンはあったけど、今まで演奏可能なピアノがなかったのは不思議。
  • 「悪いけどみんな出て行ってくれる」と言いながら、なにやらお習字で書いているリッちゃん。理栖斗への果たし状、なかなかの達筆です。子猫ちゃんにメッセンジャーを頼むのは、彼女が音楽家ではないからという理解でOK?
  • Bパート。ソファでお茶している音羽館住人達。歌苗は果たし状はまだ届けてなかったらしい。リッちゃん、身体をすんごく鍛えている。演奏は体力勝負だからそれも大事よね。でも演奏の練習より筋トレに時間をかけているように見えるけど。前世で練習用にしていた「わざと鍵盤を重くした特注のピアノ」は今回用意出来なかったから?
  • ベトもモツもリッちゃんに戦わせてあげたいらしい。2人とも前世でそれぞれピアノバトルやっているもんね。しかし歌苗が果たし状を届ける前に、もう理栖斗vsリストの「ピアニスト頂上決戦」開催が既成事実になっていたらしい。奏助、いつも情報ありがとう。
  • アルケー社の応接間に理栖斗がいる。この部屋にも音楽家肖像画があるのね。理栖斗のウィンクにクラクラの2人は卒倒しちゃったよ。「アイドルはみんなのもんだ。バッハ様以外になびいちゃなんねえ…」チャイコちゃんは頑張ったね。バッハ様は特別なんだね。
  • わざと目をそらして持ちこたえてきた三弦も、理栖斗のスマイルにやられた。「崩れていく、クールな私のイメージが…」。三弦さんもバッハ様一筋だったはずなのに。そういえばバッハ様は今どうしているのかしらん?

     

  • 一方、WATARUの仕事部屋。ドヴォちゃんは浅いプールにアヒルちゃん浮かべて自分も浮き輪とか、カワイイ。クレイパックが溶けちゃうよ?ピアノバトルの黒幕はワー君だったか。WATARUはリストを「いつか凹ませてやろうと」って、発想ががきんちょ。「手は打ってある」って、何をしようとしているか大体分かるけど。

     

  • 街中にポスターとか垂れ幕、史実リストのコンサートツアーもおそらくこんな様相だったんだろうな。1期9話のベトが見上げた、あのスクリーンにも理栖斗の映像が。女の子だちみんなキャーキャー言っている中で、歌苗もポッと頬を染めてるし。奏助、歌苗を取り戻してくれてありがとう。
  • 「男達よ、立ち上がれ。打倒イケメン…」とネットに書き込むチョっちゃんが超絶イケメン。目がコワイけど。大事な友達のためなら頑張るよね。奏助はシンプルにモテるイケメンをやっつけたいだけ?

     

  • さすがユーチューバーの影響力。チョっちゃんの呼びかけで音羽館前にはリスト応援隊の男達がわんさか押しかけてきた。ここからのBGMは歌苗が1期14話でアイドルの特訓したときの曲だ。私が密かにロッキーを連想したやつ。
  • 主に筋トレを頑張るリッちゃん。ランニングには応援団の男達もついてくる。おでん屋台のおやっさんも、ぐっ!のサインをで応援してくれてる。階段かけあがって「うおー!」って、あの美声のリッちゃんがすごい声出すなあ。チョっちゃんはさすがに知らない人いっぱいいるから、ミカン箱被って外に出たのね。

     

  • いよいよ試合当日。客席は理栖斗のファンクラブが埋め尽くして(※WATARUの作戦だと思う)、リスト側なのは音羽館メンバーのみ。アウェイ感つらい。
  • シューさんの「あきらめるのはまだ早い」をさえぎって、モツが親衛隊のみんなに声かけた。でも無視されたのは相当こたえたらしい。詠子・美衣子・椎子だけは、自分を好きでいてくれると信じて疑っていなかったのねモツ。
  • 開演。イケメン理栖斗がドレスアップしたクラクラの2人の手を取って入場だ。「きゃー理栖斗さまあー!」お約束の黄色い声援。バダきゅんのキラキラした笑顔に奏助もショックを受けたらしい。理栖斗の「ありがとう(ニコッ)」でクラクラの2人倒れる。もはや様式美。

     

    「僕を応援してくれるすべての女性たちに愛を込めて」演奏を始める理栖斗。ワグドボもオフィスから中継を観てる。「愛の夢」第3番、尺の都合か編集されとる。やだ全部聴かせて下さいよ。でもシュベトが感激していたから、きっと良い演奏だったに違いない。奏モツはショックのせいで演奏聴いてなかった?海月と詠子・美衣子・椎子も褒めてる。「理栖斗さまの勝ちね!」と言ったのは美衣子。
  • 理栖斗になんか鼻につく紹介をされたリスト、すでに舞台にいたよ。トレーニングウェア!?ジャケットを脱ぎ捨てたら筋肉隆々のボディが!理栖斗の目がテンになってるじゃないですか。

     

  • リスト「10代、私は大きな挫折を味わった…」からの回想「ピアノのパガニーニになる」キター!弾く曲は「ラ・カンパネラ」。聴衆が感激してる。理栖斗も泣いてる。中継観ているワー君まで泣いてる。ワー君は音楽に感激すると涙が出る子なんだね。

     

  • リストのピアノ破壊キター!もしかして鍛えすぎた?うおーって移動してもう一台のほうで続けたけど、そっちも壊したよ。ここには3台目はないから、残念ながらここで演奏はおしまい。

     

  • 会場の様子からリストの勝ちかと思ったけど、理栖斗が「(リストは)最後まで演奏できなかった」ことを理由に失格だと至極真っ当な抗議。ベトモツシューがリストの援護射撃をしてくれたけど、リスト自身は「負けは負け」って潔い。シューさん横顔キレイね。

     

  • リ「こんなちっちぇえ男相手に本気出した自分が情けない。というか力業でねじ伏せようとしたこと自体、愛が足りなかったってことよね」。「煩悩に凝り固まった今のあんたには、もっと大きな目覚ましが必要だわ!」タクトが出てきた。ムジーク来る!
  • わーカッコイイアレンジ!絵がなぜかボクシングのリングだけど。リッちゃんはムジーク衣装じゃなくてボクシングに適したトレーニングウェアのままだ。手にはタクトではなくグローブ。ファイティングポーズだカッコイイ。

     

  • かわいいハンドベルとかゴングとかいっぱい出てきた中で、ひときわ大きいのは梵鐘?年末だから除夜の鐘で煩悩と向き合うの?理栖斗を直接殴る展開じゃなくてよかった。リッちゃん鍛えていただけあって、パンチの威力すごい。鐘を次々とうりゃああ!って、すごい絵だ。曲はもちろん良いけど、この絵面で「なんて清らかな響き…」って言われても。
  • 理栖斗「見た目大事だろ!」うん、わかる。でもそれだけじゃないよね。リスト「心頭滅却!煩悩退散!」って梵鐘をパンチ!からの理栖斗の長い髪がすべて落ちて坊主頭…ちょっとやりすぎ。史実リストは晩年聖職者になったけど、頭を丸めるのは仏教のお坊さんだし。
  • 「終わりだ…」と涙を流す理栖斗に「それは違うわ」とリスト(※書いててもう名前がごちゃごちゃになるよ)。「終わりではなく、ここから始まるのよ」…荒療治だけど、取り返しがきく若いうちにリセットできたのはよかったね。「共に歩きましょう、愛への道を」ってリストが手をさしのべて、それを頼りに理栖斗が立ち上がるって、良い。中継を観てたワー君は、結局何も出来ずに「ふん!」だって。

     

  • 奏助は洗濯かごを持って歌苗のお手伝いしてるの?成長したなあ。駅前のピアノ教室、窓硝子に例のマッチョ天使の絵が描かれてあるじゃないですか。
  • 理栖斗は坊主頭はもう納得しているのね。服装も地味でこざっぱりして良い。「お金も」愛のカタチの一つよね、わかる。そういうのごまかさず認めていけるところ好きよ。リストも教室を手伝っていていいなあ。あと生徒さんに男性もいるのは、リストのおかげ?

     

  • リッちゃん、ピアノは自分でローン組んで買っていた件について。アルケー社持ちブラックカード一括払いかと思ってたよ。ピアノ教室で働いて稼がなきゃね。家賃も安心、大家さんもうれしい。「やっぱりなにより大切なのは、愛よね!」歌苗とリッちゃんのスマイル、プライスレス!「愛」がたとえお金でも、いいじゃない幸せになれるなら。
  • エンディング。小さな鐘が飛んでいる。史実回想で使われたフレームがいい仕事してます。
  • 次回予告。クラクラ「へい、しょっぺえ!」って、塩対応ここに極まれり!?ムジークじゃない新曲くるの?楽しみ♪相変わらず夫婦なベト歌も気になります。

     

 

♪ムジー
愛の鐘 ~ラ・カンパネラより~
アーティスト:浅倉大介(Vocal:貴水博之
作詞:麻倉真琴 作曲:フランツ・リスト 編曲:浅倉大介

♪ムジーク効果(私見
ボクシングのリングとたくさんの鐘を出現させる。大きな梵鐘を打ち負かすと、対戦相手を坊主にできる。書いてみるとこんなところですが、リストの力業ですんごいパワフルな印象のムジークでした。

今回のアレンジもカッコイイ!リストの曲をもっと出してほしいです。私は知らなかったのですが、今回のボーカルの貴水博之さんはムジークPの浅倉大介さんとaccessという音楽ユニットを組んでいるのだそう。男性ボーカルでもキーが高めの曲ですが、長年のパートナーなら歌えるとわかってのことだったのかも。

 


♪今回(第10話)のマイベスト・ベト
先輩はいつもカッコイイのですが。

 

リッちゃんの腕をバシッとつかんだところ。この腕がいいのですよ。あとシューさんのこと「シューベルト」って呼んだ!そしてこれは妄想だけど、音羽館までリッちゃんを運んだのはおそらくベトだろうなって。

 

ダサTシャツとパンツの寝起き姿のまま、枕抱えて出てくるって、かわいすぎ。

 

「いかん、あまりの心地よさに」。表情もイイけど「心地よい」ってセリフがぱっと出てくるって、さすが先輩。


♪今回(第10話)のベト歌
通常営業ではありますが。

 

寝起きのこの姿で、2人とも近すぎませんか?そうか、ベトが枕抱えているのって、歌苗ちゃんのお部屋にお泊まりした帰りでマイ枕を抱えているという説も?(※これは妄想です※この番組は子供が観ています。

 

歌「ダメです!」ドアップすぎ。ベトがたじたじじゃないですか。頭にマンガ汗かいてるじゃないですか。

 

チョっちゃんの部屋を覗くときもこの距離の近さ。この後ベランダに出ても必ず隣をキープしてます。

 

ねえ、コンサートの座席も当たり前のようにお隣同士。

 

 

 

2017/12/13にムジコレ4と同日発売される原曲集4のジャケットは麗しいリスト殿です。リストの収録曲は太田糸音さんのピアノによる新録音で2曲。こちらも待ち遠しい!

 

フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか (新潮新書)

フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか (新潮新書)

 

 

フランツ・リストの伝記本はショパンと比べると驚くほど数が少ないです。「伝記」ではありませんが、リストと彼が活躍した時代のことがわかる本「フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか」をおすすめします。感想文もアップしましたので、よろしければそちらの記事もどうぞ。

 

nyaon-c.hatenablog.com

 

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