アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログです。

サッポロシンフォニックバンド 第45回定期演奏会(2017/10/9) レポート

体育の日で祝日だった2017/10/9。小6の息子が学校から持ち帰った広告で知った「サッポロシンフォニックバンド」の定期演奏会に、息子と2人で行ってきました。娘(年中)はパパと家でお留守番です。会場は札幌コンサートホール kitara 大ホール。

サッポロシンフォニックバンド

私、恥ずかしながら「サッポロシンフォニックバンド」のことは存じ上げませんでした。詳しくは上のリンク先をご覧頂きたいのですが、歴史あるアマチュア吹奏楽団で年に一度定期演奏会を行っているそうです。せっかく良いホールでクラシック音楽の生演奏が気軽に聴けるチャンスなので、お留守番を頼むパパのスケジュールを抑えた上で2ヵ月前から予約を入れていました。息子も行くと言ったので2人でデート(笑)。

会場は全席自由。私は前売り券を購入済みだったので、あまり考えずに開場時間15時ちょうどに着いたところ既に長蛇の列が!年配のかただけでなく、私達のような小学生とその親という組み合わせも多かったです。良い席に座れるかどうか少し心配しながら会場入りしたところ、運良く1階の真ん中辺りに2席並びの空きを見つけて着席。ステージを俯瞰できる上に演奏者の表情までわかるポジションで、SS席かな?と勝手に喜んでいました。開演までは配布されたパンフレットを息子と一緒に読みながらざっと予習。伝記やオペラのマンガ本を色々と読んできた息子はベースとなる知識は少しありますが、曲そのものは知らないものがほとんど。でも演目にあると分かっていた「カルメン」は、マンガであらずじを掴んで組曲のCDも聞いて親子でちょこっと予習してきました。「娼婦って何?」って聞かれてママは困ったけど。

録音および撮影は禁止だったため、今回写真はありません。また、曲そのものについてや表現方法については、私は音楽の素人なので大したことは言えません。会場にいて自分が感じたままのことを書きたいと思います。

 

全体的に。私が言うのもなんですが、本当にアマチュアなの?と思うくらいの完成度で、心地よく演奏を聞くことができました。私の耳でわかるような音のズレはほんのわずか。kitaraの大ホールはさすがの音響で、やはり生演奏は良いものですね。吹奏楽団なので基本は管楽器で構成されており、弦楽器はコントラバス1台のみ(賛助出演でこれがすごくいい仕事をしている)。あとは打楽器と時々ピアノが入ります。ピアノは必要なときだけクラリネット担当のかたからお一人移動。コンミスオーボエの女性でした。演奏する曲はこれらの楽器の構成にあわせて編曲されているようです。

 

では、各曲の簡単な感想にうつります。

【第1部】
歌劇「ザンパ」序曲 / F.エロルド
導入部で鳥肌が立ちました。音響すごい(語彙力)。複数の楽器の音が重なって一つの曲になるのが、録音では味わえない深みを感じました。この曲どこかで聞き覚えがある?と思ったら、1985年まで放送されていたNHKラジオ音楽番組「朝の名曲」のテーマだったんだそう(※パンフレットにありました)。記憶にはないけれど、もしかして家族が番組を聞いていたのかも?

歌劇「ミニョン」序曲 / A.トマ
知らない曲でしたが、フランス語で「かわいらしい」との意味のタイトル通り、思わず笑みがこぼれるような曲でした。詳しくは省略しますが、このオペラはハッピーエンドらしいですね。1曲目のザンパ、2曲目のトマ、そして第2部のビゼーはいずれもフランスの作曲家で、今回の選曲はすべてオペラから。私には未知の世界ですが、フランスの作曲家の作品も食わず嫌いせず聴いていこうと思いました。

交響曲第3番より第3楽章 / J.ブラームス
メンバーが半分ほど退場して、少ない人数で演奏。私は大好きな曲です。おなじみのあの旋律、私思わず涙しました。美しい…もう何なのこの哀しみをたたえた甘いメロディは。ブラームスという人は、無骨でとっつきにくいところはあるけれど、おそらくはとても優しい人なんだと思います。彼の色んな曲を聴くたびに、ああ私この人を好きだなってなるんです。聴き始めたばかりですし、きちんと理解するにはまだまだ人生経験が足りませんが、ブラームスは一生かけて聴いていこうと思っています。そして、交響曲はフルオーケストラで最初から最後まで演奏しているのを聴きたいです。近い将来必ず。

大学祝典序曲 / J.ブラームス
ブラームスから2曲も出してくださりありがとうございます!ブラームスには珍しい、寂しさや哀しみを含まない楽しい曲です。先ほど退場したメンバーも戻り、賑やかな演奏。おふざけで作った曲らしいのですが、CDで聴いても、もちろん今回の生演奏でも、ふざけているようには聞こえないのはなぜ?パンフレットに「心のバランスを取るために『悲劇的序曲』という悲愴感漂う楽曲を同じ年に作曲しています。ブラームスって、めんどくさい人だな、と思いませんか」とありました。「めんどくさい人」って言われてますよ、ブラームス先生(笑)。ちなみに、絶望するほど悲劇でもない『悲劇的序曲』も良い曲ですよね。

 

【第2部】
トッカータとフーガ・ニ短調 / J.Sバッハ
休憩時間に息子が「鼻から牛乳はオルガンでやるんだよね?」って。ステージに立派なパイプオルガンがあるものね。でも今回は吹奏楽ですよ。吹奏楽で複数の楽器の音を重ねて、迫力のある演奏でした。と言いつつ、元々はパイプオルガン一台で奏でる曲なので、いつかはオルガンでの演奏を聴いてみたいです。

歌劇「カルメン」より / G.ビゼー
はい。今回のメイン曲です。指揮者のかたが赤いバラを一輪持って出てくるしゃれた演出も。全曲の中から抜粋し、ストーリーの流れに合わせる形式で進行。事前に予習していた組曲には含まれない曲もありましたが、パンフレットにあるあらすじと照らし合わせて聴くと、すっと入ってきました。それまでは横で時々あくびをしていた息子も、「カルメン」にはのめりこんでいた様子。ラスト、カルメンが刺される場面では4秒だけの主題が流れるのは知りませんでした。これはぜひ本物のオペラを観てみたいです。

曲目は以下の通り。
前奏曲
<第1幕>情景と合唱/町の子供たちの合唱/煙草女工たちの合唱/ハバネラ/情景
<第2幕>ジプシーの歌/合唱/闘牛士の歌/二重唱/間奏曲
<第3幕>六重唱と合唱/二重唱/間奏曲アラゴネーズ
<第4幕>合唱/行進曲と合唱/二重唱とフィナーレの合唱


拍手が鳴り止まない中、アンコールは2曲。『大河ドラマテーマ曲「天虎」』と『海を越える握手』。どちらも私は知らない曲(スミマセン)でしたが、現代音楽も良いものですね。大河ドラマの曲は壮大、マーチはお客さん全員での手拍子が楽しかったです。

会場を出たら外はもう真っ暗。地下鉄でまっすぐ帰宅の途につきました。ブラームスは『クラシカロイド』に出てくるかな?とか、今度はオルガンのバッハを聴きに行こうとか、「カルメン」は絶対に本物のオペラを観ようとか、演奏会に関するお話をしながら駅まで歩きました。しかし地下鉄に乗り込んだら息子はスイッチ切り替わったようです。お友達の話や学校でやっていることなど自分の話を色々してくれました。普段は下の子ばかり構っているので、上の子と2人きりの時間は貴重です。中学生になったらこんなふうには話してくれなくなるかも?お留守番組のためにシチューを作ってきたのですが、パパと下の子は食べずに待っていました。お留守番ありがとうね。我が家にしては遅めの夕食を家族揃って頂きましたとさ。良い一日でした。おしまい。

今回も最後までおつきあい頂きありがとうございました。