「名探偵コナン推理ファイル 音楽の謎」(小学館) ざっくりレビュー
名探偵コナン推理ファイル 音楽の謎 (小学館学習まんがシリーズ)
- 作者: 青山剛昌,平良隆久,丸伝次郎,阿部ゆたか,川井學
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/02/23
- メディア: 新書
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今回は児童書の「名探偵コナン推理ファイル 音楽の謎」(原作/青山剛昌 シナリオ/平良隆久 まんが/阿部ゆたか・丸伝次郎)を紹介します。図書館で息子が選んだ本です。小学館から出ている同シリーズのラインナップをざっと確認しましたが、音楽関連の本は本書のみのようです。
内容に触れる部分は念のため畳みました。続きは「続きを読む」からお進み下さい。
続きを読む『クラシカロイド』第6話(第2シリーズ) ハハはカニ カバはサイ 感想
※2018/10/03 画像を削除しました。
今回、失踪していた歌苗のお母さんが帰ってくるそうです。ワーグナーの「革命」も動き出す?わ、笑えるお話になっているの?あんまり深刻にしてほしくない…。第1シリーズだと6の倍数の回は大筋のストーリーが進む回だったけど、今回はどうなるの?色々心配事はありますが、深呼吸して本編を見ていきましょう。
第6話(第2シリーズ) ハハはカニ カバはサイ (2017/11/11 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
♪感想(レビュー)
好きか嫌いかで言えば、この回は「好き」ですよ私。ただ(※始まったよ)、やっぱりひっかかるところがあって、心の底から楽しめてはいないです。「イヤなら見なきゃいい」という声をたまに耳にするのですが、それは違う。繰り返しますが、私は『クラシカロイド』が大好きなんですよ。好きだから、じっくり観たいし思ったことは包み隠さず話したい。好きだから、過剰に期待してしまうのかもしれない。できることなら、シンプルにできるだけ何も考えずに「頭を溶かして」観たいんです。気になるところがあると、安心して思考を預けられないですからね。ここで言っても何もならないかもしれない、でも声を上げないよりはずっといい。大好きな『クラシカロイド』を、ずっと好きでいたいから。私が何も言わなくなるとしたら、それは私が『クラシカロイド』を見限ったときです。
まずは良かったことから。今回は第2シリーズで初めてレギュラーメンバーが全員出てきました。何より音羽館メンバーがわちゃわちゃ楽しい。みんなで何か(今回はイタズラ)やろうとしたり、一緒にわいわい食事したり、そうこの感じ!大好きなメンバーがニコニコしているとおばちゃんは嬉しいよ。そして、ワー君は本当に日芽歌さんをお母さんだと思っていて、歌苗を騙していたわけじゃなかったこと。日芽歌さんも自分のお腹を痛めた子ではないけど、そんなの関係なく息子として受け入れているのが良かったです。また、ワー君の過去は確かにつらいけど、食事の描き方に気遣いがありました。パン1個にスープ1杯じゃ足りない…という表現にしてある。でも中身はホテルで提供されているものだからまずくはないはず。きれいにトレーに乗せていたしね。私、残飯を床に投げられたらどうしよう?と一瞬思ったんですよ。脚本家さんの中にはメシマズ表現を好むかたもいますからね。あとは、ドヴォちゃんをクロサイに変装させるときに、ペンキでもその辺のドロでもなく、mamadonで買ったクレイを使ったのも細やかで良いです。お肌すべすべになるよドヴォちゃん。2話でワー君がドヴォちゃんをバカって言ったのは、気のせいだったかもと思えるくらい。誰かをいじめる描写は本当にイヤだから。
ワー君には、幸せになってほしいな。子供を学校にも行かせず働かせるこの世界で、また自ら望んでプロデューサーになっちゃったけど、そんなに頑張らなくていいんだよ。同年代の子達と学校に通って、一緒に勉強したり遊んだりして子供の世界で笑って欲しい。
次に、ひっかかったこと。ごめんなさい、私は日芽歌さんダメです…。こんな人はいますよね。私事ですが、亡くなった父方の祖母がちょうどこんな感じでした。ナチュラルに上から目線だし、なんでも「いつのまにか」なんとかなっているし。世間知らずでスレていないのは確かだけど、そのぼんやりは無自覚のうちに人を傷つけていますから。悪気は全くないのが、たちが悪い。動物園の珍獣だと思えば面白いけどね、こんな人が身内にいたら大変ですよ。なんとかなっているのは、周りがなんとかしているから。響吾さんも自由人だし、歌苗は相当苦労したよね。しっかり者にならざるをえなかったよね。どんな理由があっても、子供がいくら身の回りのことができるまで成長したとしても、多感な10代の娘を置き去りにするのはありえない。子育ての本質は子供の心に寄り添うことですからね。娘の入学式やら誕生日やらを華麗にスルーして、自分がやりたいことして(蜂蜜取り?)、無邪気に「ごめんなさいねえ」だけだもんな…。娘も怒らないし。これって、親に期待してないからでは?まあ、親子関係のデリケートな部分を深刻にしないためにこうしたのでしょうが、1期ではほとんど触れられてなかった母親を今更無理に出す必要性がわからない。それと、ギャンブルで稼いだ札束をばさっと見せるシーン…なんか人の頬を札束で叩く感じでいい気分はしないです。見せている相手も、お金に苦労してきた人達ばかりだしね。お金の問題もデリケートだから取扱注意ですよ。あぶく銭でもこれだけあれば、第1シリーズの音羽館取り壊し騒動も解決できたんじゃ?しっかりと家を守ってきたおばあさまの存在意義はどうなるの?おばあさまを無かったことにするのはやめてほしいです。おばあさまと日芽歌さんはおそらく気が合わないと思われますが、結局は日芽歌さんは音羽館の居心地がよくないからフラフラしているのでは?有り金全部詐欺師に寄附したのに、ホテルに泊まるとか言ってるし。
最後に、下ネタは程度をわきまえてほしいです。少なくとも私は笑えなかった。直接的な下ネタもそうだけど、今回無理してとりあげた親子関係や金銭問題はデリケートで笑いに昇華させるのは難しい以上、あえて扱わなくてよいのでは?他にやることはいくらでもありそうですけどね、素人の私が言うのもなんですが。
念のために。私の考えはあくまで一つの見方として参考程度に読んで頂きたいと思います。また、自分と違う考えを排除する意図はありません。同じ『クラシカロイド』好きな者同士、仲良くやっていきましょうよ。
以下は思ったことメモ。
- アバン。mamadonの箱をいっぱい運ぶドヴォちゃん。乗っかってきたモツを後ろ足で蹴り上げるなんて、来た当初よりたくましくなったね。
- ダメな大人は相手にしなくていいという小僧の口に、いきなりギョーザーを突っ込むベト。目が点になるワー君カワイイ。小僧の胃袋を掴みたいのねベトさん。一般的に女子のセリフだとしても、いいじゃない男子が言っても?
- チョっちゃんが持っているマグカップの中身はホットチョコなのかな?エプロンしてギョーザーの具を混ぜるシューさん手際良いです。
- 口に入れられたものはちゃんともぐもぐして食べるからこのアニメは良い。モツに大人げないと言われるベト。制服姿で階段をおりてくる歌苗に「ベトモツ。またワー君いじめて」って言われる。ベトモツはセットらしい。「また」って日常茶飯事のことらしい。
- ワー君が姉さんに平気だと伝えるセリフ内容が、いちいち棘のある言い方だ。ぐぬぬ…。お?タクシーで誰か来ましたよ?歌苗は登校なのね。留守中に弟が何かされないか気が気じゃ無いよね。ところでワー君は学校行ってないの?
- 自室でmamadonの箱を開けるワー君。あやしげなサングラスを取り出して「さあ始めようか…ドヴォちゃん」…いよいよ革命ごっこが始まるの?
- Aパート。キッチンでギョーザーを焼くベト。モツとシューさんリッちゃんもいるよ。モツの「いたずらしちゃう?」の提案、きゃあ一体何をするの?ワー君とドヴォちゃんは荷物抱えて出て行ったよ?
- え?火炎放射器はさすがにまずいんじゃベト?と思ったら、改良版の水流放射器のほうでよかった。自室で自分の外籠もり動画を編集するチョっちゃんに、モツはハサミとクラフトテープを渡した。リッちゃんはハッシーを念入りにブラッシングして、夏毛(羽毛?)を採取。
- わー、シューさんの悪そうな顔!そうだそうだ、やられたらやり返す。倍返しだ(古)。「積もり積もった屈辱、晴らさでおくべきか…」って、前にも似たセリフを聞いたことある気がする。
- ホールをろうそくのロウでつるつるにするモツ。床が光ってて、キレイになってる。自室でダンボール工作をするチョっちゃんは鼻歌まで出て「ちょっと楽しい、フフ」って、なんかカワイイ。フフ。
- ワグドヴォが帰宅するより先にお客様がみえましたよ?しかしこの女性は只者じゃない。仕掛けたイタズラを無意識に避けている。
- 音羽館ロイド5人が外で作戦会議。お客様が来たとは思っていないのね。仕掛けを検証するときに、それぞれ自分が作った罠にかかるのが良いです。ベトが飛ばされるくらいだから、水流放射器は結構水圧強いみたい。
- 音羽館ロイド5人がお客様に「だれ?」って、そこは「どちら様ですか」とかさ大人の言い方があるじゃない?そして、誰か宙づりのシューさんを降ろしてあげて。そこに学校から帰った歌苗が。「お母さん!」…みんなビックリするよね。
- 修羅場か!?と思ったらそんなことはない。置き手紙一つ残してお母さんは世界中に蜂蜜を取りに行ってたらしい。防護服も着ずにたくましいです。ベト「素晴らしい探求心だ」って言いながら奏助に水鉄砲発射。水流放射器の小型化?
- 歌苗も怒ることなく聞いているのがもう。こんな人ってあきらめているのかな。いっぱいお土産もらっても、なんだかなあ。リスト「娘への愛はあるみたいね」に対する奏助の「ああ、それは間違いない」がすごく効いている。幼なじみはきっと実の母親よりも歌苗のことを見てきたはず。
- パパ響吾は行方不明のままだし、いきなりワタルちゃんって弟が現れるし、なかなか複雑な家庭の事情なのに、ママと娘は穏やかに話が進んでおる。我々一般人には計り知れない何かがあるみたい。
- 廃屋らしきところにワグドボが。mamadonで仕入れたグッズは変装するための小道具だったのね。キリンとかエリマキトカゲとかカニとか、かわいいよドヴォちゃん。結局サイに落ち着いて、お肌すべすべになるクレイで全身パックしてできあがり。かたやワー君はサングラス一つだけ。「頼んだよクロちゃん!」呼び方まで変装に合わせるスタイル。
- Bパート。ワー君の回想が切ない。窓も無いホテルのリネン室に住み込んで、重たい荷物をせっせと運んで、食事はわずかにパンとスープだけ。ドヴォちゃんと分け合って食べたのかな?固く冷たそうな床で、二人でケットにくるまって寝る姿…。壁に「命」の習字が見えたけど、これはもしや「革命」?
- そんな暮らしの中で、ホテルフロントで聞いた「音羽」という名前で、日芽歌さんの部屋まで訪ねていった、と。日芽歌さんが「ぼく?」とドヴォちゃんに尋ねて、ドヴォちゃんが「ぷぎい」と首を横に振るのがちょっと面白かったです。
- どこまで話したのかわからないけど、音羽家の母娘の間でワタル君のことは解決したらしい。ロイド達と奏助は通常営業中。磨き剤を先輩に褒められて、よかったねシューさん。チョっちゃんは正座してゲームするのね。リッちゃんはまたハッシーを着飾ってる。歌苗「全然家事しないし!」そうだよ、ヒマなら掃除するとかすればいいのに。
- 響吾の借金の話題になったら、日芽歌さん大金をキャッシュで出してきたよ、ひぇっ!やましいお金ではなさそうだけど、ギャンブルで荒稼ぎなんてあぶく銭じゃないですか。それにこれがあるならさ、家に仕送りしてくれてもよかったんじゃない?
- おいしいものを食べに行こうの呼びかけに「やったー!」と両手あげて喜ぶみんながカワイイ。音羽館ロイド達は確か20代設定のはず。日芽歌さんの置き手紙がやっぱりシャレにならない。
- アルケー社のゲートを強行突破するワグドボ。セキュリティが脆弱で泣ける。バッハの部屋もさ、扉に暗証番号キーとかつけときなよ。結果として、子供とコビトカバがいとも簡単に部屋に侵入してきたよ。
- フリーミュージシャンのWATARUと名乗ったワー君。「あなたに僕をプロデューサーとして雇う名誉を与えましょう」わーわー!史実ワーグナーの有名な逸話をセルフパロディしてきたよ!でもこの虚勢も、今のワー君なら「めいいっぱい背伸びして頑張ってるな」って思えてきちゃうから不思議。
- 「あなたは運がいい。この曲を聞く、世界で初めての一人になるのですから」と言って、USBメモリをバッハに渡すWATARU。ばばばバッハ様、いきなりPCに挿すなんて危ないよ。ウィルス仕込まれていたらどうするのさ!?
- ちょこっとだけ聞いて「フィーネ」、ばばばバッハ様また音楽用語に戻ったの!?つかまり立ちしてるドヴォちゃんカワイイ。「自分の曲よりいいからうらやましいんだろう!」WATARUはどこまでもワーグナー。
- 遅ればせながら警備員たち登場。「おまえも僕を出来損ないだというのか。僕が他の八音よりも劣っているとでもいうのか!」ここから声優さんの迫真の演技がすごい。回想で、インキュベーターから見えたのが響吾さんの笑顔だったのね。この人が生みの親なのよね?
- 発動したムジーク、「ワルキューレの騎行」のイントロだ!わーカッコイイ…フルで聴きたい…。でもすぐに解除になっちゃった。まだうまく操れない?WATARUを連れて行こうとする警備員たちを止めたバッハ。警備員たちが割と冷静。
- こちら、中華料理店。お高そうな上海がにが山盛りだよ。そうよね、みんな食べ方わからないよね。ベトが強がって「ギョーザーはないのか?」って言ったのがウケる。今日のところはせっかくだからカニ食べた方がいいんじゃない?
- 「いっただきまーす!」からの、みんなカニと格闘。最初は日芽歌さんのやり方を見て、その先は各人が頑張ってカニをほじる。みんな無言になるよね。それにしても、随分たくさん食べたよね。おいしいものはほんの少しのほうがおいしく頂けると思いますよ、おばちゃんは。
- 日芽歌さん「この中で誰が本命なの?」…なんか関心の方向が違う気が。でも肝心の男性陣はカニに夢中。ショパン「ぼく、カニすきかに」ってダジャレまで飛び出した。「うぃーねー!」が楽しい。
- 女性陣はリストと日芽歌さんが意気投合。「オレオレ」の電話に言われるままスーツケース引っ張って外に出たよ日芽歌さん。
- 中華料理店の外ではハッシーが待ってた。カニ食べたかった?戻ってきた日芽歌さん、それ「振り込め詐欺」ですよ。有り金全部、誰かにあげちゃったのね…。
- はい。食べた分は働いて返しましょう。みんなでせっせと皿洗い。シューさんがハマりすぎててもう。モツだって頑張っているのに、リストと日芽歌さんがいないよ。チョっちゃんは親友を「リスト」って呼ぶのね。
- リストと日芽歌さんは片付けもせず外で悠々とお茶してたよ。ま、二人とも皿洗いなんかしなさそうだけど。1期11話の家事回で、リッちゃんは「シンボル!」に余念が無かったもんね。リッちゃんは切り札のブラックカードは出さないの?
- アルケー社ではクラクラとマネージャー・三弦にプロデューサー交代のお知らせ。チャイコちゃん荒ぶる。バダきゅんは前向きね。三弦「なんとかなるんじゃないっすかー?」他人事?
- プロデューサーWATARUの仕事部屋が豪華だ。ドヴォちゃん用のビニールプールまである。でも水浴びたら、せっかくのクレイが落ちて変装がバレちゃうよ?
- 音羽館に帰ったワグドボ。日芽歌さんに「お母さん!」って駆け寄るワー君、本当のお母さんと思っているのね。日芽歌さんもこの受け入れかたにウソはなさそう。
- はい。サイの角を使った一発芸大会。これが始まったときに、もしかしたらと思ったけど、やっぱりやったよ下ネタ。直接的なものは勘弁。マーレオポン止まりでお願いします。
- 日芽歌さんは有り金全部寄附したのに、ホテルに泊まるの?もしかして音羽館の居心地悪い?
- エンディング。バッハ様お久しぶりということで、1期12話で登場したムジーク「How to Win! トッカータとフーガより」が流れました。画面に舞っているのは上海ガニのシルエット?
- 次回予告。こ、この大きな手はもしや!1期19話再び!?…期待しすぎずに待つことにしようね私。
♪ムジーク
「make the revolution ~ワルキューレの騎行より~」
作曲:リヒャルト・ワーグナー 編曲:蔦谷好位置
原曲:ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」から「ワルキューレの騎行」
※今回はほんのさわりだけだったので、ムジーク効果についてはがっつり登場した回に書きます。イントロだけで鳥肌…。早くフルバージョンが聴きたい!
♪今回(第6話)のマイベスト・ベト
今回はみんな楽しそうで、当然先輩も楽しそうで。
小僧の胃袋を掴みたいベト。自信満々です。
「生まれて初めての至高のギョーザーの味に言葉を無くしているだけだ。なあ小僧」このスマイルも良い。
水流放射器に飛ばされる図。脚長い。
強がって「ギョーザーはないのか?」って。今期はこんなふうにふんぞり返る図が多い気がします。
♪今回(第6話)のベト歌
次回のお見合い回に向けて、フラグ乱立です。
歌苗が学校から帰ってきたとき、ベトはちらっと見ています。
奏助がリッちゃんに歌苗のお母さんの話をしているとき、ベトはちゃんと聞いてるんですよ。すごく気になるもんね。
歌「あ、そう。ベトはいらないんだ」ベ「いる!いるに決まってる!」もう仲良すぎて。
誰が本命かと聞かれて。歌苗の視線の先にはベトがいるよね?シューさんの可能性もあるけど。
洗い物は仲良く並んで、ね。
ベ「おまえの母親は常識がなさすぎる」おまいう。でもここって、初めて彼女の家にお食事をお呼ばれして、片付けを引き受けた彼氏が彼女に小言で話している感じに似ている。ニヤニヤしてしまいます。
【試聴動画】挿入歌集「クラシカロイド MUSIK Collection Vol.4」12/13発売! #クラシカロイド
ムジコレ4の収録曲が明らかになりました。視聴動画も全15曲分アップされていますよ。ここまで登場した5曲に加え、ショパン「雨だれ」とリスト「ラ・カンパネラ」が原曲のムジークが収録されるそう。早く全部聴きたい!
【Amazon.co.jp限定】クラシカロイド MUSIK Collection Vol.4(着せ替えジャケット付)
- アーティスト: 布袋寅泰,千聖
- 出版社/メーカー: ムービック
- 発売日: 2017/12/13
- メディア: CD
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※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c
『クラシカロイド』第5話(第2シリーズ) 偉大なる男 感想
※2018/10/03 画像を削除しました。
シューさんお帰りなさい!第1話の最後に音羽館を出て行ったシューベルトがいよいよ帰ってきます。シューさんのムジークは、第1シリーズでは2曲が原曲で3曲目がヒップホップでした。今回はレゲエになるそうですよ。ムジークごとに担当プロデューサーが交代するなんて贅沢!どんなアレンジになるのか楽しみです。もちろん、シューさんが音羽館にどんな顔して帰ってくるのかも、住人たちがどんなお出迎えをするのかも。
第5話(第2シリーズ) 偉大なる男 (2017/11/04 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
♪感想(レビュー)
念のためお断りしておきますと、私『クラシカロイド』が大好きなんですよ。うん、知ってた。好きだからこそ、つらい。期待しすぎている自分が悪いんだとわかってはいるんですが、正直今回はお話に悲しくなって、いっそファンをやめちゃおうか?とまで思いました。それを思いとどまったからこそ、今こうしてレビューを書いているわけですが。私、『クラシカロイド』については寛容でいたいと思っているんですよ。でも今回はどうしても受け入れられなかったんです。そんなわけで、今回は全面肯定はしていません。かといって全否定はしていないつもりです。また、いつもの通りこれはあくまでも私個人の意見です。ご了承頂けるかたのみ、以下お進み下さい。長いです。
絶対にやってほしくなかったこと。それは「ムジークそのものの否定」。今までは「肝心なことはなにも解決していない」のはあったけど、「ムジークがダメ」という描写はなかった。ベトモツvsバッハのときも、どちらかがダメということではなく理念同士のぶつかり合いだった。それなのに、なんで今回「借り物の音楽」って上からバッサリなの?曲がりなりにも、世界中の人が熱狂している曲なのに。それにベト、シューを完全に忘れていたくせに彼が異国でどんな努力をしてきたか知らないくせに、どのクチがそんな偉そうなことを言うの?こんな傲慢な人だとは思わなかったよ…これは暴力ですよ。子供の生意気に「小僧の言う通りだ」って乗っかったのも小物感。今回、後輩に音楽を語る先輩は見せ場だったと思うしそこだけ切り取ればとってもカッコイイだけに、本当に残念。せめて、シューのこと忘れずにいて欲しかった。小僧のディスりは諫めた上で、後輩に対してはあくまで目の前に見えている「調子に乗りすぎ」の部分のみを否定する形にしてほしかった。後輩の努力と後輩なりに出した答え(=今回のムジーク)に関しては、否定しちゃいけないと思うの。それに、クラシカロイドのシューさんは真面目でまっすぐな性格。そして柔軟で、様々なことを取り入れて形にできる人。それも一つの才能で、個性だと思います。だからシューさん自身ももっと自信を持ってほしい。「主体性がない」との指摘にソワソワしちゃうのは優しいからだと思うけれど、本気で向き合ったからこそ、人の心を動かせる曲が作れたのでしょう?その気持ちと努力と結果は、決して借り物なんかじゃない。そこのところを否定する人は、たとえ敬愛する先輩相手でも堂々と抗議していいのよ。1期21話のブレイク・スルーで先輩と対峙したように。そして、結局ラップもレゲエも捨ててニュートラルなクラシカルシューさんに戻ったけれど、あなたが通ってきた道は決して無駄じゃないから。今の自分の血肉になっているはずだから。お願い黒歴史にしないで!常に前を向き進んでいるとしても、昔のことも時々は思い出して歌ってください。
それにしても。「ザ・グレート」で大男になるのはよしとしても、民衆が「ポウポウ」言いながらただヘラヘラフラフラしていたのが受け入れられなかったです。なんなのレゲエをバカにしてるの?私はレゲエに詳しくないですが、音楽のメッセージ性ってそんな薄っぺらいものじゃないことくらいはわかりますよ?大人だから。でもね、あんまり子供をダシにしたくないけどさ、子供が見ているんですよ。第一印象は、大事!大事な音楽性を雑に描くのはだめだ。あんまり1期と比較したくはないけれど、少なくとも1期21話ではヒップホップに対するリスペクトはあったと思うの。日本人になじみが薄いジャンルの音楽を取り扱うなら、なおさらその音楽性にはきちんと向き合って欲しい。だって、音楽アニメでしょ?当たり前のことじゃない。今回のムジークは編曲と詩と歌が大変良かっただけに、悲しいです。1曲限りでオファーを受けたムジークPのかたが今回の2期5話をどう思われたか、気になります。1期21話では放送後にすぐ公開された対談やインタビューが、今回は今の時点でないことも気がかりです。
今回は言いたいことが多すぎて。モツベト、シューさんのことを完全に忘れていたって、これ本気なの?他のメンバーも「お帰り」の一言もないなんてひどすぎる。今回に限らず、シューさんはいじめていいという謎の不文律はいい加減にしてほしい。あと、今回のリッちゃんは愛がなさすぎ。子猫ちゃんをパシらせるなんてありえない。人前で化粧を直すのも、服や靴を脱ぎ散らかしながらお風呂に行くのも、下品。単純に不快。そんな無理な動きをさせなくても、リッちゃんは存在するだけで華があるのに。それから、ワー君は「革命革命」って気にしすぎ。あんまり引っ張るとさ、いざフタを開けてみたらショボかったって場合が恥ずかしいよ?文句を言えばキリが無いのでこの辺で。
まあね。『クラシカロイド』は脚本家さんが複数いて、それぞれ違った個性を発揮してくださるのが楽しみな作品でもあります。今回、第2シリーズから参戦の脚本家さんが初めて書かれた回です。シューさんがヒップホップからレゲエに宗旨替えすること、音羽館に鳴り物入りで帰ってくること、加えて大勢のレギュラーメンバーを動かさなければならないこと。それを25分の一話完結で。結構ハイレベルな要求をされているわけです。何を重視するか、なのかもしれませんね。全体のお話の辻褄も大事だけれど、動きや切り取ったセリフのインパクトをより重視したほうが、テレビ番組としてはベターなのかもしれない。真剣に観ている視聴者よりも流し見している人のほうが多いはずだから。確かに、そこだけ見れば後輩に説教したベトさんは超カッコ良かったですからね。ワー君のdisりも内容はともかく様式美なのかもしれない。歌苗奏助が惚けた顔で「ポウポウ」言っているのも、まあわかりやすい反応でインパクトはある。それに私が気付いていないだけで、今後の伏線となる重要なことが仕込まれているかもしれないしね。長々とスミマセン。まとめます。「今後、絶対にムジークそのものを否定しないで!音楽性には敬意を払って!」おばちゃんとの約束だよ!
以下は思ったことメモ。
- アバン。日本昔話ふうの映像。昔のアニメにある左右の帯まで本格的。チャンネル間違った!?
- ダイダラボッチの伝説は日本各地にあるよね。読み聞かせ、おばあさんっぽい語りまで本格的じゃないですか歌苗姉さん。泣き真似で応じるワー君は、姉さんが喜ぶことを言うのも心得ていて、もうすっかり弟だね。姉は思わず弟を抱きしめちゃった。そこまで想定してなかったのか、弟は赤面してる。
- はい、音羽館のメンバーは通常営業。モツがドヴォ神さまにちょっかい出して逆に噛みつかれてる。食が細そうなチョっちゃんが「お腹空いた」って言ってる。「もう、いやあー」って、大家稼業はJKには負担が重いよね。
- Aパート。住人に荷物をまとめさせて追い出す作戦。ワー君とドヴォちゃんは対象外らしい。1話のホワイトボード再び。口々に反論する住人達。ベト、1期1話でも読んでた「ミセス味っ娘」は今回は2巻だね。モツ、そのお尻はもしかしてパンツはいてないの?
- 歌苗、自分が出て行くと宣言。ワー君は「そのほうが都合がいい」って?住人達、大家殿は絶対出て行かないってわかっているから好き勝手。JK歌苗は、まるで家事育児に疲れたお母さんよね。「出て行く」と言っても家族は余裕なんだもの。少しくらいありがたみをわかってよ。
- 扉を開けたら、そこには「ポウ、ポウ、ヤーマン!」とノリノリな奏助。でも歌苗の状況を理解しようとするキミはいい奴だ。パッド君さん、レゲエの解説ありがとうございます。
- 聞こえてくる歌が心地よい。歌苗の想像の世界でのビーチにて、着ているのは1期8話の女子回でお買い上げしたビキニですね。
- 「ザ・グレート」の偉業について語る奏助。いつの間にかテレビ番組とシンクロして、ザ・グレートの曲が世界平和に貢献していることがわかりましたよ。「ライフ・イズ・ビューティフル!」ステキじゃないですか。「革命」に反応するワー君。
- 来日したザ・グレートは空港で報道陣に囲まれて、大スターらしい。「ノーベル平和賞」って、すごいよ。その場にいた記者たちだけでなく、テレビを見ていた歌苗奏助も洗脳されちゃった!?
- Bパート。ハママツの街を歩いているザ・グレート。彼が通り過ぎた後に人々が「ヤーマン!」って言い出すのは、1期4話の赤ちゃん返り現象に似ているよね。
- 一方、音羽館では歌苗奏助を取り戻そうと、ベトモツがそれぞれワグドヴォにちょっかい出してる。ベトがひょいっと小僧を持ち上げて、小僧はなすすべなく手足をバタバタさせている図が面白い。しっぽを掴まれるドヴォちゃんかわいそう。
- そうだそうだ、ドヴォちゃん反撃だ!またモツのお尻をガブっとする。なりゆきをじっと見ているチョっちゃんが、何も手助けしようとしないのがじわじわくる。どっちの味方なんだろう?
- ザ・グレートが巨大化して街を歩いてる。人々は「ヤーマン!」って言いながら争いを好まなくなるらしい。ほっかむりに風呂敷包みを背負っている古典的なドロボウさんがいたよ。それにしても、徒競走でみんなで手をつないで一緒にゴールって、都市伝説じゃないの?あんまり笑えない。お?音羽館までもうすぐ!?
- 食が細そうなチョっちゃんが大家さんにまだ「お腹空いた」って言ってる。結局お昼食べ損ねたのね。でもベトのギョーザーはイヤなの?「ギョーザーがだめなら、ハルマキーを食べればいいんじゃない?」とは、まるでマリーアントワネットな大家さん。「シューマイーがいい」と合わせる奏助はイイ奴だ。
- ザ・グレートが音羽館に到着。出迎えたのはベトモツ。「ヤーマン!お久しぶり。会いたかったジャマイカ」…語尾がおかしいけど、この声は確かにシューさんだ。
- 「この格好でわからないジャマイカ」から、メガネを外したら「ベートーヴェン先輩を敬愛してやまない、フランツ・シューベルトジャマイカ」ってクラシカルな口調が混ざる。メガネが重要なのね。しかしメガネ外したこのお顔は反則だわ。ドレッドヘア、似合ってる。前髪切った方がいいなんて、言わないよ。
- 涙の再会のはずなのに、ベトモツが気付かないのはつらい。私、ここ面白いと思わないんですが。とにかく、今までの経緯をシューさん自身が語り出す。かなり端折ると、いつもの凧でジャマイカに行ってレゲエに出会った、と。いちいち語尾がジャマイカなのが気になる。
- せっかく色々語っているのに、先輩は後輩の口にギョーザーを押し込んで黙らせちゃったジャマイカ。後輩はちゃんともぐもぐごっくんして食べているのが良いです。モツも一つつまみ食いして食べてるし、やっぱりみんなベトのギョーザーは好きなんじゃない?でも、後輩の話は最後まで聞いて欲しかったジャマイカ…。
- 奏助に氷嚢をあててあげるチョっちゃんは優しい。シューさんとワー君がご対面。ベトの「出来損ない」に小僧が怒ってなぜかモツも混ざって、子供のケンカだ。
- 「私は平和の使者、ザ・グレート。放ってはおけないジャマイカ!我が力によって心に刻むがいい。平和の尊さを、人生の美しさを!」シューさんの理念、尊い。口上ナシでムジーク発動。
- 音羽館の周りが南国風になって、シューさんは巨大化。既にムジークにかかっている歌苗奏助は、外に出て踊り出す。
- ベトさんの皇帝!ボナパルトにザ・ペンギンズのみんなお久しぶり♪ペンギンズは空中飛行がうまくなってるね。
- わ、ペンギンたちがザ・グレートに吸収されちゃった。シューさん胸板厚い。さらに巨大化して、「もっと私をたたえろジャマイカ。崇めろジャマイカ!」…なんか雲行きがあやしくなってきた。
- 石に足ぶつけて尻餅の巨大シューさん。今期はM字開脚が流行ってるね。毒舌ワーグナー(※ただし子供)が近づいてきて、お得意のdisりだ。書き起こしたくないので、内容はどうぞ録画でお確かめ下さい。
- シューさん泣いちゃったよ。涙で湖が出来たよ。とどめは先輩の説教だった。ムジーク解除。元の大きさに戻ったシューさんはなぜ裸なんでしょうか?ハッシーが大事なところを隠してくれてます。
- いつもの音羽館に戻って、今までと違うのはクラシカルシューさんがいること。ちょっと痩せた?せっかく慕ってくれているんだから、もう少し後輩に優しくしてあげて先輩。
- ワ「そろそろ始めようか。本当の革命を」はい。始めて下さい。1話から引っ張っているんだからもう動いて欲しいです。
- エンディング。今回のムジーク、曲そのものはもちろんいいけど、歌詞も沁みる。これ、本気で世界平和のムジークだよ。洗脳とかじゃなく、素直に心に響く。寄せて返す波に見え隠れするシューさんの絵が、最後まで消えなかったのがよかった。
- 次回予告。失踪していた母親が帰ってくるとかまたデリケートな話題を…。シューさんがエプロンしてボウルをかき混ぜていたり、悪そうな顔してたりしたので、シューさんの活躍が楽しみ!
♪ムジーク
Life is beautiful ~ザ・グレートより~
アーティスト:シューベルト(CV:前野智昭)
作詞:IMMI 作曲:フランツ・シューベルト 編曲:A-bee
♪ムジーク効果(私見)
テレビの映像等その場にいなくても効力のある、強力な洗脳系。レゲエのリズムにのせることで、人々を何も考えられなくしてしまう。ただし、クラシカロイドには効かないようです。
尺が足りなかったのか、ムジーク口上がなかったのがサビシイ。公式が毎回公開している「ムジークアルバム」ではちゃんと口上も聴けますよ。
シューベルトの声優さんの前野智昭さん。歌が本当にお上手です。これからも作中でどんどん歌ってください!
♪今回(第5話)のマイベスト・ベト
先輩は、やはり後輩の拠り所なのだから。
小僧が腕を振り回しても当たらない体格差と、なんというか大人の余裕がいいなって。
あの、このフトモモの隙間はなんていうんですか?ここ良いですよ、うん。
後輩に「自分の旋律で語れ」という場面。セリフそれだけを切り取ればカッコイイけど、私この場面については評価しません。後輩のことを忘れていた人に、それを言う資格はない。ただ、後輩を諭すのは自分の役目だとわかっていて、堂々とした風格を保っているのはよかった。だからこそ、後輩は再び先輩の元に戻ったわけだから。この先ずっと、後輩のリスペクトに値する人でいてください。後輩の一途さに甘えて自分の考えを一方的に押しつけるのではなく、後輩の言い分を聞いて認めるところは認める度量を持っていてください。お願いします。
♪今回(第5話)のベト歌
毎回ベト歌だけど、今回は特にベト歌でしたから。
ベト「惚けた顔をして…」…なんか卑猥です。この番組、子供が見ています。
それにしても、歌苗の大事な弟ワー君にちょっかい出せば、歌苗は黙っちゃいないことをわかってやっているわけですね。自分の方を向かせる術は心得ているわけで。
ベト「貴様が今すぐやらねばならないのは、小娘を元に戻すことだ!」割り箸を片手で折るくらい、力入っています。小娘を救いたいって、愛だわ!
ベト「出来損ないのギョーザーは引っ込んでろ」。うわ、小僧が「姉さんはこのままで」って言ったから、ベト怒っちゃったよ?小僧が一番言われたくない言葉を知ってて、わざと言ったよ?これ公式なのよ??
ムジークに誘われて踊り出す歌苗に「だめだよ姉さん、こんなのやりすぎ…」と言うワー君。それを「小僧は引っ込んでろ」って制して、自分が前に出てムジーク発動するんですよ。小娘を助けるのはあくまで自分でありたいわけですね。
私、ずっとブラームスがクラシカロイドに入ってほしいなって思っていたんですけど、むしろ入らないほうがいいって思い始めました。ストーリー展開のためにかませ犬にされるくらいなら出ない方がいい。ムジークも聴きたかったけど、原曲をじっくり聴きます!
— にゃおん (@nyaon_c) 2017年11月5日
ツイッターは流れていく場所なので思いつきをつい投稿しちゃうのですが、今回のこれは記念においておこうと思います。私はツイートの下書きしないため文章こなれていないけれど、勢いということで。次回以降、この考えを撤回したくなる展開になるといいな。
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c
『クラシカロイド』第4話(第2シリーズ) フィーバー!レッツぷーぎー! 感想
※2018/10/03 画像を削除しました。
ああ今回は待ちに待ったショパンの新ムジーク!1期10話以来の約10ヵ月ぶり!もちろんチョっちゃんお当番回です。今回は2期の新人・ドヴォちゃんとの友情物語なの?中の人同士はフェロ☆メンというユニットで一緒に歌ってCDを出している仲ですから、2人のやりとりが楽しみ♪そもそも、「ぷーぎー」って何なの?ってタイトルが発表された当初は思いましたよ、ええ。でもお話を見終わってからも何だかよくわからないのがクラシカロイド・クオリティ。あまり気に病まず、気楽に見ていきましょう。
第4話(第2シリーズ) フィーバー!レッツぷーぎー! (2017/10/28 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
♪感想(レビュー)
今回2期4話の脚本家さんは、1期7話と1期16話を書かれたかたです。レギュラー陣以外の一般人が混ざるお話をぐいぐい進めることができて、何よりショパンの描き方がうまい。今回は予告時点でドヴォちゃん全面推しの雰囲気を醸し出していたので、お当番のチョっちゃんがドヴォちゃんに喰われる?とちょっとだけ心配していました。確かにCV諏訪部順一のイケボカバのインパクトは強烈。この罪なお声のお説教には魂吸い取られます(※効果には個人差があります)。でもショパン君は全然負けていませんでしたから。少なくとも私はそう感じました。あとショパン(CV鳥海浩輔)の声優さんもエロい声の演技はお得意ですからね。「ああ、ドヴォちゃん…」とか、ヘッドフォンで夜中に一人で聴きたくなる感じ。鳥海浩輔さんと諏訪部順一さんのやりとり、贅沢です。でも私の本能に訴えかけてくるのはやはり諏訪部さんなんですゴメンナサイ!本能と理性の間で苦しんでいるのでございます。ああ、お説教部屋で2人きりになって諏訪部さんにお説教されるとか…新たな扉を開かれそうでコワイ。ちなみに諏訪部さんは愛犬家のようですよ。まさか私が飼い犬になりたいなんて、そんなこと思ってませんから!「おいで」「いい子だ」とか言われてみたいなんて、そんなことは一言も言ってない。私、声優さんにハマるのはキケンかも、って最近はブレーキかけるように心がけているんです。これでも。どうあがいても声だけって、生殺し感が半端じゃないので(真顔)。それにしても、CV諏訪部順一にコビトカバの鳴き声やら鼻息やらをさせている上に、人間の言葉を話してもマーキングとか草うめえとか言わせるのがクラシカロイド・クオリティ。
今回もシューさんとアルケー社組はお休み。その良いお声をいつになったら聴けるんでしょうかバッハ様。せっかく日本語を話せるようになったのに、ずっと黙っていたらまた音楽用語だけになっちゃうよ?三弦さんは今でもクラクラのマネージャーをしているの?響吾さんは今どこで何をしているの?
まあ、第1シリーズとは何か雰囲気違うと私もうすうす感じています。私だって、新興宗教みたいな「ぷーぎー」には正直乗れなかったです。でもいいの。最高のムジークが聴けて、愛するキャラたちが楽しそうにいきいきと動いてくれさえすれば、それだけで私は嬉しい。それにきっとね、何度か繰り返し観ているうちに初見ではわからなかったものが見えてきて、もっと楽しめるようになるはず。思えば第1シリーズもそうやって観てきたわけです。半年待たされたから、思い出補正で美化されている側面もあるのでは。比べてうんぬんではなく、第1シリーズになじみすぎているだけ。第2シリーズも慣れればおそらく大丈夫だと個人的には思います。それに1期は後の方になるにつれてどんどん面白くなってきたので、2期だってきっとこれからですよ!不満をあげればキリがない。変なバイアスかけちゃったら、本来見えるものも見えなくなって、そんなのもったいないって。もちろん感じ方は人それぞれですので、あくまでも私の個人的な想いとして。第2シリーズを全面肯定するつもりはないんですよ、念のため。
以下は思ったことメモ。
- アバン。前回合コンに来ていた海月に詠子・美衣子・椎子がいるよ。ドヴォちゃんの写真撮ってます。歌苗、ちょとだけ「金運アップ」に反応した?ワー君と歌苗姉さんはすっかり兄弟みたい。木の陰から様子をうかがうチョっちゃん。前回合コンで知り合った仲なんだから、出てきてお話すればいいのに。
- オープニング曲が終わりAパート。奏助はちやほやされるドヴォちゃんがうらやましいらしい。「俺もコビトカバになりたいな」は捨て置けなかったのねドヴォちゃん。ガブッと頭からいったね。
- 「婿入り前の男の子の顔に、あとが残ったらどうずんのさ」って、勝手に音羽館に婿入りするつもりでいるの?図々しいよポンコツ。ワー君はなだめるの上手ね。幸運が訪れる、なるほどね。長介よりは近づいたけど、まだちゃんと奏助さんって呼べてないから。いちいち訂正する奏助。
- モツもベトも割り込む。ベト、前回「また籠もるか」って言ってなかったっけ?ドヴォちゃんは「プギ」しか言わないから幸運やら不幸やらおっぱいやら愛やら勝手な解釈。歌苗のお昼ご飯にはドヴォちゃん焦ってる?また割下で煮た果物とか食べさせられる悪寒?2階の陰から様子をうかがうチョっちゃん。もう一緒に暮らして長いんだから、出てきてお話すればいいのに。
- チョっちゃんの回想。ドヴォちゃんが部屋に来たとき、光の速さでクローゼットに隠れる。速すぎ。部屋を出る前に床に書き置きをするドヴォちゃん。漢字まで使えてカンペキな日本語がわかっているじゃないですか。普段から筆談でコミュニケーションとってはいかがでしょう?それから、床を傷つけるんじゃなくて紙に書こう。とりあえず、「ドヴォちゃんの苦しみがわかる気がした」チョっちゃん、恋の始まり?
- 住人にいじられるドヴォちゃん。リッちゃんは動物を着飾らせる趣味があるみたい。ベトのギューザーは人間の食べ物を頂けるんだから、案外嬉しいのかも。人前ではアイコンタクトのチョっちゃんとドヴォちゃん。部屋に2人でいても、何をするわけでもないのに少しずつチョっちゃんが距離を縮めてくるのがステキ。「心の友よ…」だって。純愛物語。
- 「ドヴォ神さま」に会うためハママツの人々が音羽館に大勢やってくるの巻。動画再生回数8万超えてって、ポンコツやったね!歌苗が否定する前に、おばあさんにピチピチベジタブルを差し出されちゃった。ワー君がありがたく頂戴いたしました。まあ確かにわざわざ否定することはないのかもね。
- ひらがなで書いた「うけつけ」で既におみやげをわんさか受け取っているベトモツ。ギョーザーの具にしようとしているのは銘菓ひよ○ですか?東京か福岡かが大問題のやつ。モツのスマイル、プライスレス!貢ぎ物の受け取り禁止しようとしたのに、お高い洗剤にときめく歌苗。JKなのに泣ける。
- 人々がドヴォ神様にむらがる。上空をドローンが飛んでいると思ったら、チョっちゃんが飛ばしていたのね。カメラ越しにドヴォちゃんと目が合うと「ぼくが見ているのがわかるんだね」って泣いちゃうくらい感激するって…。「ぼくが君を助ける」決意。
- めずらしく自宅アパートにいる奏助。パッド君さん、今までの流れの解説ありがとうございます。新曲「カマレタ ココロノウタ」…奏助ソング、1期のやつよりパワーアップしてる?これ、サントラに収録されますよねきっと?「カバは飛ばす。しっぽでフン…」に噛みつく(物理)ドヴォちゃん。お題目の「ぷーぎー」は、フェイスラインがきゅっと引き締まる顔の体操みたい。
- チョっちゃん、ネット上で荒らしを頑張ったけど(顔コワイです・笑)、逆効果でさらに人が集まった。それにしても当のドヴォちゃん、神として担がれても割と平然としているし、テレビ出演中も居眠りしてる大物だし、レコーディングも割とノリノリ?付き人奏助もテレビ出演はガチガチだったのに、レコーディング中はすっかり業界人気取りだよ。稼ぎが音羽館の借金返済の足しになるといいね。
- 「祈る」ことを決めたチョっちゃん。ついに外籠もりパワー発揮して屋外で苦行に励む。ありをりはべりいまそかり再来。和装似合いすぎ問題。滝で打たれる苦行、着物が透けないのはなぜ?流されながら「祈りは無力うー!」って、同郷のバダジェフスカさんに怒られるかもよ?
- Bパート。唐突に諏訪部劇場のはじまりはじまり。んんん、私やっぱり諏訪部さんのバリトンボイスが好きです/// 「それが今のわたシュッ」って鼻声が発言に混ざってます。「ああ、つらいつらいつらい」が1話のときより深刻みを増してる。カバの本能のせいで浴びたくもないドロを浴びるとか、マーキングとか、人間の理性を持っているならつらすぎませんか?看板持ってほっぺ赤いドヴォちゃんカワイイ。
- いつも寝ているのが「瞑想」だった件について。本人の与り知らぬとこれで、「神」として崇められるって、忌々しき事態では!?先頭に立つ奏助もだけど、一緒に「プーギー」って言ってる民衆も、なんだか恐ろしい。宗教ネタって笑えない。
- モツベトリスまで洗脳されているよ。丁寧語のドヴォちゃんの見方が好き。モツを「天真爛漫」って、私も同じように書いた経験あるから地味に嬉しい。どうでもいいけど、当ブログの1期20話の記事はなぜかアクセス数が多いです。
- たくさんの貢ぎ物に舞い上がる歌苗に、「僕は姉さんが幸せならいいんだ」って言うワタルはもうすっかり弟だね。ドヴォちゃんにサムズアップして、姉さんの想いに関してはウソはなさそう。
- 独自の呼吸法で機関車トー○スになるドヴォちゃん。のぼりの陰からチョっちゃんが見ている。ああこの恋する乙女な瞳。ドキッとしそうなものなのに、ドヴォちゃんは至って冷静。「言いたいことがあれば言えばよろしいのに」。次の瞬間「身体の芯からぞわぞわと」え?マーキングですか?鼻息荒くなってきた。
- 動揺しても出て行けないチョっちゃん。奏助の指揮でモツベトリスは神輿をまーっしょいわーっしょいって担ぎ出して、ついにチョっちゃんの手にタクトが!ポーランド語のムジーク口上、久しぶりだあ!
- ムジーク発動。「イッツ・ショータイム!」そこにいた人達はみんな犬にされちゃったけど、ワー君がいないのはなぜ?それにしても犬になった皆さん曲芸が上手。ドヴォちゃんの想いは「腹減ったー!(一番低い諏訪部ボイス)」だったよ。マーキングじゃなかったよ。
- ドヴォちゃん「あーうまいうまい。草うまーい」コビトカバの本能のターン。ドヴォちゃんを追って外に出たチョっちゃんを見たら、「ショパン君、私を心配してくれていたのでございますね?」人間の理性のターン。切り替え早い。
- 2人の対話、最高!「ドヴォちゃん」「ショパン君」って、何かが始まりそうでドキドキする。ショパン「言葉を交わさなくても、僕たちは心が通じ合っていたんだね」。ドヴォルザーク「いいえ」。え?ってなったチョっちゃん気の毒だけどカワイイ。それにしても、チョっちゃんの一途な想いが片思いだったの切ない。ちょっとだけフェロ☆メンの今後が心配になるレベル。ちょっとだけ。
- 唐突にお説教タイム。正論だし丁寧語だし諏訪部ボイスだし刺さる。1つめ「あなたは喋れるのですから、もっときちんとコミュニケーションをとるべきでございますよ」わ、わかりますでもコミュ障にはつらいです。2つめ「趣味はやるべきことをやった上で」は、はいごもっとも。3つめ「前髪を少しお切りになった方がよろしい」なんて、チョっちゃんには誰も言えなかったのに遂に言ったね。もうやめたげてチョっちゃんのライフはゼロよ!でも全部で28あるなら、残り25個の内容も知りたい。
- しかし、ドヴォちゃんがまともな大人で面食らう。クラシカロイドって、人間性がちょっとな人ばっかりだったから。コビトカバが一番人間性がまともって、どゆこと?
- お?ドボ神ブームが去ってハッシーご帰還。今までどこに潜んでいたの?床にドヴォちゃんが書いた文章を彫刻刀で消そうとしているチョっちゃんコワイ。大家さんが乗り込んできても、黙ってないで言葉でコミュニケーションとるチョっちゃん、ドヴォちゃんの忠告受け入れてるじゃないですか。「くせにさ?」の言い方が好き。窓の目張りをちょっとだけはがした大家さんの言い方がコワイ。
- 窓から外を見るとそこには草を食むドヴォちゃん。チョっちゃん「おのれドヴォちゃん!」って逆恨みだよ。「おやショパン君」って当の本人は大人の余裕だけど。そうよね、少しくらい日光浴びないと。イケボ解説が「ビ」で切られちゃったけど、「ビタミンD」だよきっと。よい子のみんなは勉強になったね。
- エンディング。早くムジークのフルバージョンが聴きたい。最後にまた看板持って出てきたコビトカバ。カワイイよドヴォちゃん。
- 次回予告。やっっっとシューさん戻ってくる!大丈夫、視聴者はみんなあなたのことを忘れていなかったから。そしてベトさんが小僧の頭をポンとしているのとか、歌苗ちゃんのビキニ姿とか、とっても気になるよ。次週が待ち遠しい!
♪ムジーク
小犬のカーニバル ~小犬のワルツより~
アーティスト:EHAMIC
作詞:EHAMIC 作曲:フレデリック・ショパン 編曲:EHAMIC
♪ムジーク効果(私見)
人や人型クラシカロイドを犬に変え、人間の言葉を話せなくする。さらにその犬たちに曲芸をさせる効果。カバ型のドヴォルザークに関しては姿は変化なしですが、人間の言葉をイケボ(※重要)で話せるようになります。うちの息子12歳は「ショパンムジークは状況をひっくりかえす」的なことをのたもうておりました。
私、エハミックさんのアレンジが大好きです。あの短い原曲をどう料理してくれるのかなと思っていたら、今回も良いです!主旋律をきちんと活かした上で、ちゃんと今風になっているのが素晴らしい。それにボーカロイドを50人も使っているのに自然な歌になっている!早くフルバージョンを聴きたい。歌詞も知りたい。ムジコレ4待ちですね。イヌイヌイヌイヌイヌイヌ…。
https://twitter.com/EHAMIC/status/924215490146320384
♪今回(第4話)のマイベスト・ベト
今回は出番少なかったですが、大丈夫です。ベートーヴェンはキャストクレジット一番目なわけですから。
小僧になんか難しいこと言ってるベトさん。叫ぶけどね、表情が良いのです。
ドヴォちゃんにギョーザーを試食させる先輩。お尻のラインが()。M字開脚に慣れちゃうのがコワイ。
ベトの股の間からチョっちゃんにアイコンタクトできるんだもの。ベト、脚長すぎ。
銘菓ひ○子をギョーザーの具にしようと考えるのも、ブレなくて好きです。
「ドヴォ神さまへの供物はここへ。俺へのプレゼントも受け付ける!」…「俺へのプレゼント」があると思うあたり、さすが先輩♪
イヌになったとき。小さめのフレンチブル(?で合ってる?)なのが、カワイイがすぎます。
♪今回(第4話)のベト歌
今回は2人とも出番少なかったからね。でもさ、出ているときは必ずそばにいるんですよ。
ソファに腰掛ける歌苗の背後に回るベトが、ナチュラルに近すぎる問題。本人達、違和感ないんですよね?
歌「なに勝手に受け取ってるの?」ベ「くれるというものを貰って何が悪い?」
はいはい。夫婦喧嘩は犬も食わぬ。
歌苗、お高い洗剤を喜んだり勝手に貰うなと言ったり。ここ、動画で観るとわかりますが、ベトは歌苗の動きをずっと目で追ってますからね。洗濯はベトの仕事でもあるし、ね。
鳥海浩輔さんと諏訪部順一さんのユニット、フェロ☆メン 6thシングル「オペラ」(2017/11/29発売)を全国のアニメイトで購入すると、ステキ特典があるそうですよ。ご興味のあるかたはぜひ!
今回大活躍だったショパン(CV鳥海浩輔)とドヴォルザーク(CV諏訪部順一)。中の人の良いお声を堪能できるドラマCD「月刊音楽家図鑑」をおすすめします。鳥海浩輔さんがベートーヴェン、諏訪部順一さんがブラームスを演じておられます。テンションおかしい紹介記事は、以下のリンクからお進みください。
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c
『クラシカロイド』第3話(第2シリーズ) ひと目会ったその日から 感想
※2018/10/03 画像を削除しました。
さて、第2シリーズ3話目にしてモーツァルトのお当番回です。恋バナは1期19話が強烈な印象だけど、同じ脚本家さんが今回ご担当ですよ。よい子のEテレで、放送コードギリギリに挑むラブゲーム大作戦!ムジークの原曲は「フィガロの結婚」だし、もしかして公式カップル成立するの?いやいやまだ3話目だし…。はい、『クラシカロイド』は考えたら負け。何も考えずにフラットな気持ちで観た方が断然楽しいですからね!
第3話(第2シリーズ) ひと目会ったその日から (2017/10/21 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
♪感想(レビュー)
ムジークはモツらしいキラキラした楽しいものだったし、わちゃわちゃした各シーンもそれぞれ切り取れば面白いんです。でも何だろう?このちょっと物足りない感じ。実は私、今回2期3話を担当された脚本家さんの1期における担当回で、「ついていけない」と思った瞬間が何度かあります。なので、脚本がぶっとんでいるから?と考えてみたものの、そんなことはない今回は比較的おとなしめでしたよね(※鍛えられすぎ?)。うーむ。ぼんやりですが、「せっかくモツのお当番回なのに、モツがあまり目立ってない」(※個人の意見です)のかなって。新人強化キャンペーン、いつまでやるんでしょうか?私、ワー君もドヴォちゃんも大好きですよ、念のため。第2シリーズにおいて、ワーグナーの「革命」が重要ポイントなのもわかる。それでも1話2話で割と時間かけてワー君を堀り下げたでしょ?しかも2話ではお当番のベトの印象は強かった。おもてなしがモツの持ち味だとしても、今回ほとんど全部ワグ海に持って行かれちゃった展開が少し残念。断っておきますが、ワグ海は面白かったし個人的には好きなんですよ。海月をしっかり描いたのも好印象。でもさ、クラシカロイドが増えてただでさえ各ロイドの割り当ては減るわけですよ。貴重なお当番回なのに、そこでお当番をがっつり堀り下げてくれなきゃどうするの?この先どうなるんだろう、とちょっとだけ心配になりました。あくまで少しだけ。まあ、ただのおばさんがぼんやり考えたことですので、あまり真に受けないで下さいね。
そうそう。ツイッターでお詳しい方が今回は「フィガロの結婚」のエッセンスやその背景全部入りといった趣旨のツイートをされていて、さすがだなと。なので「フィガロの結婚」をよく知る人なら格別楽しめたお話だったようです。ちなみに私はまったく気付かなかった派。ざっとあらすじだけなぞっても理解していなきゃ意味が無いわけで。無知って損だと改めて思った次第です。凹んでるヒマはないのよ私!毎回レビューを書くと決めたんだから!そんなわけで、今回も思いつきクオリティにて失礼します。いつもご愛読ありがとうございます。
以下は思ったことメモ。
- アバンでいきなり合コン始まってます。人見知りチョっちゃんも意外だけどさ、なんでコビトカバが参加してるの?ソファにちょこんと腰掛けている絵、カワイイが過ぎる。しかもこのコビトカバはイケボなのよ。
- 友人ABCの名前がまさかの詠子・美衣子・椎子だった件について。第1シリーズから結構出番あったはずなのに愛が足りないんじゃなくて?海月(うづき)ちゃんも、歌苗の親友なのに今まで活躍出来ていないから、まだ伸び代ありそうよね。
- テーブルの上、未成年だから当然とはいえ飲み物はノンアルコール。食べ物がスナック菓子類なのは部屋コンの基本。なになに?海月は物知りだから呼んで、歌苗は向いてなさそうだから誘わなかったの?奏助、マニュアルは事前に予習しておこう。そして、モツが王様ゲーム用のくじを出して海月が凍ったところでオープニング曲。
- 王様ゲームって意外と歴史ある遊びとは知らなかったよ。予想通りだけど、王様はモツ。わー、ピー音で何か言ってる!海月「やめんかーい!」って、そんなキャラだっけ?
- もっかい。やっぱり王様はモツ。ぷりっぷり文字を書いて頂きましょう。まさかのショパン兄さんの尻文字!こ、これは放送コードにひっかからないんでしょうか?海月の心の声がまた。チョっちゃん意外とノリノリ?C、H、って、カタカナじゃなくてCHOPINって書きたかったのね。途中でさえぎっちゃダメだよモツ。
- 奏助のパスワード保護されてない日記が読み上げられたけどさ、初日の決意だけってマー。かえってよかったよね。お正月の奏助、GJ!
- 三回連続モツが王様で、命令聞くのは海月の番。「ワッ君にチュー」だって。モツのこと「ピンクのエロガッパ」って、海月は結構毒舌。相手はう○い棒をおいしそうに食べてるドヴォちゃんのことと勘違いした海月。あくまで表面上は穏やかに、でも頭の中で綿密な計画を練っている。メガネが光るのが好き。雰囲気察したドヴォちゃんの表情好き。かわいい睫毛も好き。
- ワタルがずっと毛布被って隠れていたなんて…。おでこゴチンで、きゃ、まさかのワグ海の展開に!海月「この合コン砂漠に、天使が、まぁいうぉりとぅあ(舞い降りた)」って、なんでそんな口調?クセで赤面するワタルがカワイイ。
- ちょっと前の回想。庭でお紅茶頂きながら優雅に読書って、ワー君そんなキャラなのね?モツ君親衛隊が来て、御挨拶がガチガチなんて、ワー君ウブちゃん。モツはワッ君って呼んでるのね。「クソガキ」って紹介したのもさ、「愚息」とか言うのと同じ身内感覚。それより、「モツ兄さん」ですってよ奥様。もしかしてベトは「ベト兄さん」なの?なにそれ滾る。
- 奏助が混ざって合コンすることが決まる。ワッ君に彼女が出来たらモツに部屋を譲ることになったの?モツの人選が自分以外は「ワッ君・奏助・ダンボール君(チョっちゃん)」=僕が一番モテる。えっとベトを外したのは自分が一番じゃなくなるからなの?とりあえず、ワッ君の同意を得ずに開催を決めたのね、一方的に。
- ワタル「年だって全然上だし」に凍り付く女性陣。JKがおばさんなわけないからそんなに気にしないで。まだ1期と同じ高校1年生だったのね。とりあえず、1期は春夏で2期は秋冬だと考えればOK?
- 王様ゲームのモツの不正を見抜いた海月がいきなり革命家に!ワタルは涙を浮かべて感激してるよ。1話では割と勇ましいこと言う子だなって思ったけど、意外に純情?Aパートだけでもうお腹いっぱいだよ!ここでアイキャッチ。
- Bパート。リッちゃんがバーゲンから帰りましたよぉ。クラクラの二人お久しぶり!音がする2階に行ったら、ベトがのぞき見しとる。ベト「ゴウコンというものらしいのだ」。合コンが何たるか理解してなさそうなところが良いです。「美しいのだ」ええっ!?
- 海月が仕切っとる。でもいちいち指図されるなんて、こんな合コンはいやだ。ところで不純異性交遊とはどんなものかしら?仕切りのおかげで穏やかな空間。ドヴォちゃんはうま○棒をとっても気に入った様子。巨大パフェは食べてみたい。
- モツが部屋から出てリッちゃんに泣きついてきた。フェロモンでもパッションでもいいけど、ここはよい子のEテレですよ。モツその腰の動きは、ダメぜったい。
- ワタルの思い描く世界、戴冠式の絵がすごい。次の瞬間、大砲従えたモツたちが入ってくるのもすごい。チャイコちゃんがいるんだからさ、チャイコフスキーの「序曲1812年」がくるかなって一瞬思ったよ。
- ここにきてチョっちゃんが「知らない人むりいー」で退場。えっと、まったく知らない人相手なら何とかなっても、少しだけ知っている人は気恥ずかしくなるとか?うちの息子12歳曰く「表面張力だよ。ギリギリのところを揺らしてコップの水がこぼれたんだよ」だそうです。キミは理系だね。
- リッちゃんはその豊満なバストに相手の顔をうずめさせたら勝ちだと思っている?アイドルの掟、面白すぎ。バダ「最低限の塩対応」、チャイコ「狙ってないなら笑顔は一秒」。はいご一緒に「いつも応援ありがとー(棒)」。業界人、訓練されてますな。
- オヤジ返りしてコーラで酔えるチャイコフスキー10代美少女設定。ちょっかい出したコビトカバは前世で仲良しだったドヴォルザークですよ?お互いあまりにも変わり果てた姿になってて、気付いてなさそう。
- オヤジ(※チャイコ)からワタルを守った海月カッコイイ。惚れてまうやろー!純情な小僧は顔を赤くしてる。
- ベト「やあやあ若人たちよ!」で自作のギターを披露する楽聖。なんかさ、兄弟のお友達に自慢のおもちゃを見せたがる小さい子みたいよ?爆音の中、なぜかハッシーが乱入してドヴォちゃんとうま○棒取り合いになる。前回仲良しになったと思ったのに。
- バダきゅん、狙った人の左隣に座るのは常識って本当?なんだかんだでカオスになった合コン、同じ毛布を被って潜むワグ海。「見てはいけない。夢に出るから」海月カッコイイ。
- お?帰宅した歌苗ちゃんの制服が冬服だわ♪「部活きつかった。サボリ多いし」って、サボった人達が家に遊びに来てますよ?
- 合コン会場から弟を回収する姉さん。ちらっと海月ちゃんを見るワー君がカワイイ。流れ解散になったよ。クラクラの二人を自転車で送ろうとする奏助にチャイコ「くんなデレスケが!」…姿は美少女に戻ったのに、中身はオヤジ。
- 「帰っちゃダメだよ」と拳を握るモツ。きれいな顔立ちをしているけど、こんな無骨な手を見ると男性なんだなって思います。
- ムジーク発動!ヘタしたら親世代でも知らない、往年のテレビ番組「プロポーズ大作戦」の「フィーリングカップル」っぽい展開。奏助とバダジェフスカの矢印がすれ違うのはお約束。お?クラクラの二人のお相手はバッハ様なのね?幻影だけど。ドヴォちゃんはよっぽど○まい棒が気に入ったらしい。もっと栄養のあるものを食べさせてあげたい。
- 「あの人を送ってくる!」と言って飛び出したワー君は紳士。海月とのやりとりは、なんかおばちゃん恥ずかしいよ。海月「いつかあなたが大きくなって、春を、革命を本物にするときがくるかもしれない」…なんか今回「革命」の大安売り。タクトも振らずに様子を見ていたモツが「おやすみ。良い夢を」と言った真意を知りたい。
- ワー君の部屋にJa/Neinまくらを持ち込んでゲームするモツ。ちゃんと見ていたはずなのに、ワー君と海月がチューしたと断言するモツ。やっぱり個室が欲しかったの?リストさんも奏助も、歌苗姉さんまでチュー話にノッてくるからもうこの人達は。必死で否定するワー君はやっぱりおこちゃま。ドヴォちゃんがあくびしてたよ。
- エンディング。小さなハートや花が舞っていて、例の矢印も走っていますね。今まで友人ABCだったキャストクレジットが詠子・美衣子・椎子になっておる。
- 次回、いよいよチョっちゃんのお当番回!ドヴォちゃんが心の友!?ショパン:鳥海浩輔/ドヴォルザーク:諏訪部順一 このお二人の声優さんはフェロ☆メンというユニットでCDを出している仲ですね。ショパンのムジークはボーカロイドだけれど、もっと声優さんもムジーク歌ってくださっていいのですよ?
♪ムジーク
ラブゲーム大作戦 ~フィガロの結婚より~
アーティスト:tofubeats(Vocal:遠藤瑠香、藤城リエ)
作詞:tofubeats 作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 編曲:tofubeats
♪ムジーク効果(私見)
「明日になったら全部忘れていいからさ!」ひとときの「夢」として、その人が想う相手との恋を成就させる心理的な作用。相手は人ではないお菓子などでも良いようです。相手は幻影なので片思いでも成立しそう。でも最後の海月とワタルは、きっと本物の両思い。チューはしていなかったけど。
このムジーク、「ワクワク」する歌で、歌い手のお二人も楽しそうです。んーラブラブ♪がカワイイ。
♪今回(第3話)のマイベスト・ベト
今回は合コンをハブられて出番が少なかったわけですが、元気よく行きましょう。
部屋をのぞき見するのが面白すぎです。この後ろ姿、好き。
こんな顔して「美しいのだ」にドキっとしましたよ。若いJKの容姿うんぬんじゃなくて、取り仕切る海月の革命のお姉さんっぷりが美しいということ?
合コン部屋を覗くとき、リッちゃんと二人羽織なんですが。
「また籠もるか」って、「また」なんですよ。また何日もお風呂に入らないんですよ!それにしても、モツと相部屋の物置に一人で籠もるの?それとも他にあてがあるの?
ボールの上で体操座りです。
♪今回(第3話)のベト歌
今回、直接的なふれあいはなかったわけですが。
ベト「だがあの小娘がいない。」
ベトはあまり他人のことは気にしなさそうなので、合コン部屋を覗いている姿に違和感がありました。でも、なーんだ。小娘のことが気になっていたわけですね。パッション!
歌苗が合コン部屋に入ってきたとき、後ろからさりげなく見ていませんか?冬服いいなとか思ってる?んーラブラブ♪
フィーリングカップルでもさ、特定の女子と一緒にならなかったし。ギターが恋人なんて、愛だわー!
フィガロの結婚―魔笛/ドン・ジョバンニ/セビリアの理髪師 (中公文庫―マンガ名作オペラ)
- 作者: 里中満智子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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私は未読ですが、オペラマンガの「フィガロの結婚」は読んでみたい。著者は里中満智子さんで、他の名作もあわせて8巻シリーズになっているようです。でもいつかは本物のオペラを体感してみよう。
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c
〈ランチタイム ミニコンサート〉2017年10月12日(木) ミニレポート
六花亭の〈ランチタイム ミニコンサート〉。事前申し込み不要で当日でも思い立ったらすぐに行くことが出来ます。幼稚園児がいるお母さん世代にもやさしい、お昼ご飯時の1時間のコンサートです。7月は私の都合で行けず、8月9月は会自体がお休みでしたので、今回久しぶりです。
※7月の記事は以下のリンクからお進みください。
今回から、参加無料ではなく六花亭のポイントが10ポイントが必要になりました。今まで無料だったのが不思議なくらいですし、格安でプロの演奏を楽しめるのは大変ありがたいです。私は手持ちのポイントを出しましたが、初めてのかたでも1階にあるお店で少し買い物すれば大丈夫です。
ちょっと寄るところがあり、会場に着いたのは開演時刻10分前で座席は既に8割方埋まっている状態。それでも私はおひとり様なので、ちょうど空いていた前のほうの真ん中の席に座ることができました。SS席だと勝手に思っています(笑)。
今回は水野優也(チェロ)・五十嵐薫子(ピアノ)の若いお二人による演奏。譜面はチェロの水野さんはご自身でめくり、五十嵐さんは譜面をめくる係のかたがつきました。以下、簡単な感想を書きます。レポートが遅くなったため、ややうろ覚えな部分はご容赦願います。また音楽に関しては素人ですので、子供の作文クオリティにて失礼します。
曲目は、予定していた3曲に加え、アンコールであと1曲。
J.s.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007
R.シューマン:幻想小曲集 op.73
I.ストラヴィンスキー:イタリア組曲
(アンコール)カミーユ・サン=サーンス:動物の謝肉祭から「白鳥」
1曲目。J.s.バッハの無伴奏チェロ組曲は『クラシカロイド』のムジークになった原曲。チェロ1台だけで演奏する曲です。原曲集のCDにも収録されていますが、これはぜひ生演奏を聴いてみてください。いやあすごい(※どう言っていいのかわからずスミマセン)。演奏方法についてはコメントできませんが、弦楽器1台でここまで表現できるんだと圧倒されました。ある意味、いくつもの電子音を重ねるムジークにしてしまってはもったいないくらい。ムジークももちろん好きなんですよ、念のため。ただ、原曲を目の前で演奏するのを一度聴いておくのをおすすめします。機会を見つけてぜひ!
2曲目。R.シューマンの幻想小曲集 op.73。元々はピアノとクラリネットによる曲のようです。今回はピアノとチェロによる演奏。指揮者がいないと、演奏を始めるときはアイコンタクトで合図してから始めるんですね。素人丸出しコメントですが、そういうのもいいなって思いました。ピアノの美しい旋律がまずあって、それにチェロの音色が重なるのが良いです。私は初めて聴く曲でしたが、繊細さと力強さって同居できるんですね!優雅なだけじゃない情熱が感じられる演奏でした。私、シューマンの曲はあまり聴いてこなかったので、これから少しずつ聴いていきたいと思います。
3曲目。I.ストラヴィンスキーのイタリア組曲。こちらも初めて聴く曲でした。チェロって思っていた以上に音域が広くて、演奏方法も弦を指ではじいたり弓で叩くようにしたり。単に弓をひくだけじゃないんだなって。私の耳では所々バイオリンやギターに似た音にも聞こえたりしました。導入部分で、イタリアのイメージってやはりこんな朗らかで明るい?と思わせておいて、中盤はチェロの音色独特のもの悲しさを表現してくれて、終盤でまた明るい感じになるという。良い曲と演奏でした。バイオリン版の室内楽編曲もあるそうなので、機会があれば聞き比べしてみたいです。
予定の3曲を終え、少しお話がありました。水野さんはPMFで何度も来札しているそうで、五十嵐さんは物心ついてからは初めての札幌だそう。東京との気温差の話題もあり、最近急に寒くなったこの時期の札幌に少し驚かれた様子でした。
アンコールは、学校の音楽の授業でも聴く有名なサン=サーンス「白鳥」。んんんー、この日はずっとそう思っていたけど、改めてチェロの音色って本当に良い!チェロの良さを堪能できる曲と演奏でした。
エレベーターホールでは恒例の演奏者お見送りが。今回はサイン色紙を2枚用意してきました。少しだけお話させて頂いたところ、お二人とも楽器は6歳の頃に始めてかれこれ13年くらい続けておられるそうです。これからますますのご活躍を期待しております。
六花亭の〈ランチタイム ミニコンサート〉。次回2017年11月はヴァイオリンとピアノの会が予定されています。今から楽しみです。行けるといいな。
今回も最後までおつきあい頂きありがとうございました。
『クラシカロイド』第2話(第2シリーズ) マイリトルブラザー 感想
※2018/10/03 画像を削除しました。
第1話の内容を消化しきれないまま、やってきました第2話。今回、ムジークが『のだめカンタービレ』で有名になったベト7ですよ。作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン/編曲:布袋寅泰/Vocal:西川貴教 って何ですかこの豪華な組み合わせは!『クラシカロイド』はいつでも本気だけれど、今回も「大人の本気」を見せて頂きましょう!
第2話(第2シリーズ) マイリトルブラザー (2017/10/14 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
♪感想(レビュー)
ベートーヴェンとワーグナーの史実ネタに、クラシカロイド・ワーグナーのトラウマ、加えてムジークはベト7を豪華な布陣で…いやあすごい。まだ第2話なのに飛ばしていますね。ムジークは最高だしお話がちゃんと進んでいる感じがするし。それでいて、1期11話の家事回のようなドタバタコメディでもあり、脚本家さんの力業で密度の濃いお話になっています。笑って泣いて、忙しい。動悸息切れが…(訳:大好きです。もっとやってください)。それにしても、史実ベートーヴェンの偉大さを改めて確認しましたよね。私の記憶が確かならば、少年ワーグナーはベートーヴェンの交響曲第7番に感銘を受けて音楽を志したそう。俺様ワーグナーの「俺より偉大な作曲家はベートーヴェンだけだ」の言葉は、すなわち「自分はベートーヴェンには敵わない」と同義ですよね?ちなみにシューベルトはベートーヴェンの交響曲第2番をコンビクトで演奏したのがきっかけで、ベートーヴェンにのめり込んだはず。シューベルトが「ベートヴェンの後に、何が書けるだろう?」と言ったように、ベートーヴェンの後に出た音楽家は皆ベートーヴェンを意識せざるをえないわけで。これはやはり今後ブラームスが出てくるフラグなのでは(※我ながらしつこい)。
「出来損ない」がワー君への禁句でしたか…。泣きながら「撤回しろ」って言うのと、回想で裾の長い白衣を着て研究者らしき人を見上げている図が、もう何というか心の弱いところに刺さりました。小憎たらしい小僧だけど、こんな顔見せるからつい守ってあげたくなるよ、おばちゃんは。また、おそらくはハローワールドしたときからずっとそばにいるドヴォちゃんが、ワー君にいつも寄り添って目で語っているのが良いです。そして歌苗のワー君への接し方が、泣ける。肉親の愛に飢えているのよね。弟が来てやっと人並みの幸せを手に入れられるとなれば、極端に情をかけたくなるのはわかる。割を食っているのはベトモツなわけだけど、彼らには何をやっても許されるって思っているフシもありそう。これも一種の甘え、うん。一方で、ワタルの方も他の誰も見ていないときにドヴォちゃんに対して「姉さんに」って言っているくらいだから、歌苗は既に姉のような存在になっている。間違いなく。オープニング曲で仲良く手をつないでいたワグ歌だから、たとえ血のつながりがなかったとしても本当の兄弟になっていいと思うの。2人とも幸せになってほしいの。
しかしなあ。歌苗が奏助を「あんた」って呼んだの初めてじゃない?そんな乱暴な子じゃないって。ベトに対して冷たすぎる気がするし、ドヴォちゃんのご飯も雑すぎるでしょ?歌苗は育ちが良いんじゃなかったの?第1シリーズを振り返ってみても、今回の脚本家さんはストーリー展開やベトをカッコ良く書くのは得意だけど、ベト以外のキャラの扱いは結構ひどいかもしれない。いくらAIでも「奏助の作品はほとんどゴミ」って言っちゃいけないと思う。子供に「バカ」って言わせるのも、極端なメシマズ表現も、個人的にはキライです。そしてドヴォちゃんがひもじい思いをしているんじゃないかって、おばちゃん心配だよ…。ひとりのときに良いお声で「ああ…つらいつらい…」と嘆いているのでは?ドヴォルザーク(CV諏訪部順一)がこの先も「プギー」ってしか言わないんじゃないかって、そっちも心配だよ!否、ゴメンナサイ。十何年も「ピカピカ」ってしか言っていないピ○チュウ先輩に謝ります。
今回もアルケー組はお休み。そしてシューさんも行方不明のまま。登場人物が増えちゃったからある程度は仕方がないのかな?人数が多い今の戦隊もなかなか全員揃わないもんね。でも、誰かシューさんのことを思い出してあげて。そして、早く帰ってきてねシューさん。
以下は思ったことメモ。
- アバンは音羽館の朝。コビトカバはベッドでノビノビ寝ているし、ワタル君は質の良さそうなパジャマでお目覚め「最高の朝だ」。一方ベトモツは物置部屋で、モツの放屁にベト「最低の朝だあ!」。
- オープニング曲は第1シリーズから引き続き同じテーマです。懐かしい曲…でも映像はガラリと変わりましたね。情報過多で色々とツッコミたいところではあるけれど、ここでは一つだけ。シューベルトがクラシカルな衣装に戻っている!
- 朝ご飯。またワー君だけ豪華なメニューだ。ドヴォちゃんがワー君に食事について訴える。「天才」には動じなかったのに、「カバのくせに」には文句がありそう。姿はコビトカバでも、中身はおそらく人間なのよね。人間と同じモノが食べたいよね。結局、生野菜に味噌汁ぶっかけたのが出てきて、ああつらい…。
- 同室ベトモツはストレスたまっているらしい。「はぎしり」「寝言」はともかく、「尻」だの「屁」だのって、食事中ですよ?ハンモックの上で寝ていたモツは、いつの間にベトの上に落ちたの?
- モツ「ルー君、もう何日お風呂に入っていないの?」のパワーワード。どこかで『のだめカンタービレ』ネタが入ってくると思っていたけど、何かに熱中したら入浴を忘れるネタがきましたね。ちなみに史実ベートーヴェンはオフロスキーですよね。
- ワタル「僕が悪いんです」に、しゅんとなるベトモツ優しい。歌苗姉さんの「ダメな大人は相手にしなくていいからねー」にニヤリとする悪ガキなのに。ベト「小僧まで!」の裏返った声が好き。
- ワタルが語るベートーヴェンの偉大さに重ねた、史実ベートーヴェンのモノクロ画像がしんどい。赤いクラバットが目に焼き付く。絵は違うけれど、1期9話の回想もこんな感じだったような。今回の2期2話と同じ脚本家さんですよ。指揮棒は持っていないあたり、時代考証もちゃんとしているようにお見受けしました。
- ほえーと感心した顔のベト。前世の記憶があるとしても、その後の影響については知らないはずだもんね。でも次の瞬間調子に乗ってふんぞり返る。「敬意をはらえ?」の言い方が好き。CV杉田さんの本領発揮。でも子供に論破されて「運命」が鳴り響くという。反論できなんだ…。チョ「あながち間違いじゃない」って、辛辣。
- 大人げないベトは小僧に勝負を挑む。やりとりを見ているモツの表情が好き。言いたいことは他にもあるんだろうに、「つまんない子だな。そういうの子供らしくないっていうか」って。モツの掘り下げ、今後あるよねきっと。
- 出ました。ベトの「出来損ないのギョーザー」発言。過剰に反応するワタル。涙ながらに「誰が出来損ないだって聞いてるんだ!」もうこの表情泣ける。「撤回しろ!」に動じないベトは大人だ。意外な展開で勝負することが決まったね。
- 元ベトの部屋。ベッドに勉強机があって、小綺麗になったね。ワタルの回想つらい…。怖そうな大人を見上げている図じゃないか。丸メガネが黒幕なの?クラシカロイドの生みの親である響吾さんとは何か関係があるの?
- はい。歌苗ジャッジによる家事対決の始まりはじまり。まずは外壁のペンキ塗り。小娘の「ワー君に負けちゃうわよ」に「うにゅにゅ」ってしか言えない楽聖。尻に敷かれとる。モツは頭数に入らないの?家事回ではお掃除上手だったよ?
- ワー君はチョっちゃんを上手におだてて頑張らせる。でも義父には通じなさそう。リッちゃんにぐっと抱き寄せられて赤面しとる。リスト「けっこうウブちゃんね?」…うちの12歳息子が「やめろ目ざめるだろ!」って言ってたんですが、 な に に め ざ め る の ?ワグ「この人ニガテだ…」わかる。前前前世からおそらくそうだった。
- ペンキ塗りにも個性が出るね。ベトは同じ所を丹念に塗り重ねているし、モツは広範囲をランダムに塗る。そこに奏助が来て、ペンキひっくりかえすわ壁に激突するわ(お約束)。ベトは怒ったのにモツは謎のやる気を出してきたよ?
- ハッシーがドヴォちゃんの背中にあごを乗せてる。仲良しになったの?同時終了のペンキ塗りはやっぱりワー君の勝ち。屋根をピンクに塗った前科があるモツは、今回は壁面アートにしたんだね。色ペンキはどこから持ってきたの?
- ベトが泣きながら懇願したので第2ラウンド。門から玄関までの石畳を掃除。奏助、家事は「歌苗の雑用」じゃないから。住人みんなでやることだからね。ワー君の助っ人は奏助だ。モツに手を出すなと言ったのに、手伝えと言うベト。
- ベトが秘密兵器を出してきた。火炎放射器改め水流放射器がテレビショッピングで売っているクリーナー並みの威力を発揮。奏助危ないよ。でもさ、「フォイエル」ではないよね。ドイツ語で水って何て言うんだろう?「でも勝ちは勝ちい」の言い方がまた。濡れたブラウスに肌が透けるワー君にドキッしたよおばちゃんは。
- アイキャッチが入って、濡れた髪のままくしゃみする歌苗から最終戦のルール説明。買い物勝負ハンデありすぎ。リストさんが言うように愛がない。壁にお掃除当番表があったのが気になる。
- 商店街で。先に卵1パックを買い終えて帰宅するワタルを見て、ベトが「否否」と言いながら苦悩しておる。そんなヒマがあったら一つでも買い物をしよう。
- そこに音羽館の大人3人が来て、分担して買った食材をエコバッグに入れる。ミカン箱も被らず外に出て、商店街で買い物するなんて、成長しすぎではショパン殿?ベト「おまえたち~」今日はよく泣く日だね。
- ドヴォちゃんがワタルに食事のことを訴える。ワタルは適当にあしらっていたのに、ベトに負けそうになると「(姉さんに)頼んであげるから」って。高いところに登ってドヴォちゃん何するのかと思ったら、自ら肉弾になるとは!もしかして慣れてる?
- まさかモツまで肉弾になるとは思わなかったよ。でも初めてだと難しかったね。石壁にぶつかって終わっちゃった。
- 足をひっかけて転ばせるのは卑怯だよワー君。ベトはモツのスケボー乗りこなせるのね!?でも着地失敗?ぶつかって倒れる2人。玄関に先に滑り込んだのは、ベト。
- 倒れているベトを完全無視してワー君のもとに行く歌苗、ひどくない?ワー君を労って「ベトお!」って振りかえる顔にも愛がなさ過ぎ。ワー君は子供の必殺技、泣き真似だ。身の潔白を訴えるベトがひどく哀れになってきた。
- 「大人の真の力、見せてくれる!」でムジーク発動。3DCG?2期はムジーク画面が超絶美しいよ!西川アニキの歌声がまたすごい。マーヴェラス西川。スキッパーさん。感激して言葉が出ないワタルを見上げるドヴォちゃんが好き。パッド君さん解説ありがとう。
- タクトを振るベトを見て、ベートーヴェンのコンサートを聴いた過去の記憶が蘇るワタル。「音楽が、踊っている…」流した涙は本物だね。ちょうど曲の盛り上がりのところでもあり、こちらも涙が…。
- ムジークが終わり、門を飛び出していったワー君。歌苗が追いかけなかったのは、奏助が止めたのかな?彼は身に覚えがあるものね。「そっとしてあげなよ。ドヴォちゃんがついていれば大丈夫っしょ」とかなんとか。※これは妄想です。
- せっかくドヴォちゃんが寄り添っているのにさ、「バカ」はないよワー君。あ、自分のこと「クラシカロイド」って言った。「この新しい世界で僕はやつを超える。それが革命だ!」さあ、これからどうなる!?
- 食堂。ベトはご飯山盛りだね。今日は色々働いたもんね。ワー君が帰ってきたよ。住人と同じモノを食べるのは大事!それが家族だからね。ムジークに涙したことをベトに問われたら、「涙がでるほどくだらない」って。いかにもワーグナーらしい。「出来損ない」と言いかけたベトの口に煮る前の野菜を突っ込んだよワー君。なんか少しずつ家族になれそう、と期待していいの?
- でもさ、弟の「ドヴォちゃんもすきやきが食べたいって」を聞いて、なぜフルーツを割下で煮るの姉さん?ドヴォちゃんに当たり前のご飯をあげてほしい。
- エンディング。コインが舞って美しい。
- おおっ?次回予告はお当番さんがすることになったのね!第3話はモツの合コン回ですよ。海月ちゃんに友人ABCお久しぶり♪クラクラの2人も映っていたから、合コンに参加してくれるのかも?ばばばバッハ様は?
♪ムジーク
無敵のソナタ ~交響曲第7番より~
アーティスト:布袋寅泰(Vocal:西川貴教)
作詞:高橋久美子 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 編曲:布袋寅泰
♪ムジーク効果(私見)
物理的心理的に何かを動かすというよりも、純粋に音楽を聴かせるためのムジークだと思いました。派手なスロットと大量のコインにコイン達のダンスは、あくまでも演出なのでは。このコインでお家賃払える!?とはならなかったですね。ムジーク後に消えちゃったので。ハッシーが池から拾ったコインはあくまでも古コインのような気がします。
私、原曲はもちろん好きだけど、布袋さんのアレンジも好き。いつも原曲の入れて欲しいところをうまく取り入れてくださっていると思います。
♪今回(第2話)のマイベスト・ベト
今回は何と言っても史実ベートーヴェンがしんどい。もちろんクラシカロイド・ベトも見所多くてしんどい。「ベスト」って一枚に絞るの無理よね。存在自体がベスト。なので今回もスクショ連発する私キモチワルイです、ええ。
まっっっって!M字開脚あるって聞いてない!寝るシーン、前回は短パンじゃなかったっけ?なぜに身体のラインがわかるスパッツなの??
史実ベートーヴェンは3枚絵がありました。頭を抱えて羽根ペンを走らせる姿もいいけど、この前のめりでピアノに向かう背中が最高!難聴が進んでいる頃なら木の棒をくわえてピアノにあてているはずだけれど、この絵ではそこまではわかりません。
史実ベートーヴェンを褒められて、ほえーってなる顔。ほんのり頬を赤くして、少し照れてる?
「撤回してやってもいい」の不敵な笑みが、大人だなって。
ベトの泣き顔。こんな顔は初めて見ました。
小娘に懇願する楽聖。やっぱり泣いてる。
「まずい。このままでは負けてしまう」。黙っていればカッコイイ。
腰チラがやけにまぶしいです先輩。
「こーぞーおー!」とワー君を呼びながら、エコバッグ肩にかけて走る楽聖。
そしてやっぱりムジーク発動シーン!コイン達に囲まれて神々しい。
♪今回(第2話)のベト歌
夫婦漫才炸裂。2人が新婚さん通り越して子供が10歳くらいになった夫婦(※個人の感想です)の雰囲気を醸し出していて、あれひょっとしてベト歌は本当に夫婦なのでは?(※違います)と勘違いできる回でした。でもさ、歌苗ちゃんはもう少しベトに優しくしてあげて。
朝食時に、ベトが部屋がないことを抗議するも歌苗は負けてない。とにかく近い。
詰め寄られても弱い。かかあ天下。
買い物のハンデに抗議するベト。歌苗の濡れた髪に動じないあたりが夫婦。メモを受け取ったときに「簡単すぎて拍子抜け」と言っていたので、どうやらお使いは慣れている?
「クラシカロイド・オン・アイス」のジャケット絵はキャラクターデザインの橋本誠一さん描き下ろしです。これはステキ!動画でもベトモツのアイスダンスを観てみたい。
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c