アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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『クラシカロイド』第1シリーズ第17話 みかん!みかん!焼きみかん?! 振り返りレビュー

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クラシカロイド』1期17話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。なお、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

nyaon-c.hatenablog.com

 

【感想の感想】
怖がりすぎでしょ私…。確かに初見の時はめちゃくちゃ怖かったんです。でも誰も死なない血は見ないと分かっている2回目以降はそこまでではなかったはず。ではなぜこんな書き方をしたのか?というと、こんな振り切れたお話なら丸ごと乗っかって怖がった方が面白いと考えたからだと思います。当時はできるだけ初見の時の気持ちに近づけて書いたつもりでした。しかし読み返してみて、頑張ったわりにはうまくないですねこれ…残念ながら。読む人によっては「ブリッ子している」と不快に感じたかもしれません。演技ってわかるんだぞ、って空リプも飛んできましたよ。んー、嘘ついたつもりはないのです。ただ、時間が経てば経つほど初見の時の気持ちを忘れてしまうのは事実。せっかく書くのなら、感情が新鮮なうちにできるだけ早く書くのがよさそうです。鉄は熱いうちに打て!そういった意味では、再放送時のレビュー以上に「振り返りレビュー」は分が悪いです。最初のレビューのほうが面白いのはわかっています。しかし初見の感激には負けるとしても、時間が経ってから見えてくるものもあるはず。少なくとも私がまだ語りたいと思えるうちは「振り返りレビュー」は続けます。


【新たな気付きポイント】

  • 今なら笑えるミカンゾンビ
  • クラシカロイド』がホラーを作ると
  • ハママツ名物♪ミカン登場
  • ジーク最高!

クラシカロイド』はコメディアニメなので、今回に関しても怖がらせたいのではなく笑わせたいのは間違いないと思います。初見の時は背筋が寒くなった私ですが、今なら首がもげても花が咲いても笑えますよ。恐怖と笑いは背中合わせだから?いえいえ、やはり「変だから」笑えるんだと思うんです。明かりが消えた夜の不気味な音羽館の中で、ハッシーの怖すぎる目や独特のBGMや渦中にいたメンバーのガチ悲鳴も相まって雰囲気は完全にホラー映画。なのにお話の中身はというと、めちゃくちゃなお祓いや顔へのいたずら描きやゾンビとの鬼ごっこやダンスなんて、絶対に変(褒め言葉)。またEテレ夕方の子供向け教育アニメですから、死や血はさすがにNGなのはわかります。それでも様々な制約の中での表現が単なる代替手段になっていないのがまた良いです。ミカンの首がもげても花が咲いて再生し、ゾンビが吐き出すのは血ではなくみかんジュースって、むしろド直球ホラーより不気味(困惑)。制作陣の「自分達は突っ走るからついてきたければついてこい」的な、ものすごく『クラシカロイド』らしい勢いが感じられるこのミカンゾンビ回。コワイのが苦手だからといって、一回休みや早送り再生しちゃうのはあまりにももったいない!大丈夫、『クラシカロイド』はこわくないよ!

ギョーザーにうなぎにお茶…ハママツ名物(静岡名物?)が次々と登場する『クラシカロイド』に満を持してミカンが登場しました。バイト回のお茶同様にゲスト名物扱いではあったものの、圧倒的な存在感(笑)。とっても癖が強いお話ではありますが、特産品PRとしての役割は十分すぎるほど。焼きミカンの皮を食べたロイド達がミカンゾンビになったインパクトに加え「トルコでも栽培してる、けれどハママツ名物♪」とムジーク歌詞も後押ししてくれて、これでよい子のみんなは「ミカン=ハママツ名物」と覚えましたね。ところでミカンを焼いて食べる習慣はハママツにはないようですね。私も初耳だったので、ミカンの季節に一度焼いて食べてみようと思いました。でも皮はむくかな…色々と心理的に(笑)。

もちろんいつだってムジークは最高です。しかし今回は、超有名なモーツァルトトルコ行進曲をスリラー風にアレンジしたのがとにかくすごいと思います。ぼんやり生きていたら絶対に思いつかない組み合わせ!『クラシカロイド』のムジークは、いつも良い意味で期待を裏切ってくれるから私は大好きです。この脚本を渡され、無茶ぶりにこたえてくださったムジークPのかたに改めて敬意を表します。また、こんなアレンジ(失礼)でもむしろ原曲は輝きを増している気がします。しっかりとした軸がある原曲を生み出した作曲家モーツァルトにも感謝です。そしてこのお話とムジークを成立させているのは間違いなくモツのキャラ。他のメンバーが悲鳴を上げている中、ベトとシューの顔にイタズラ描きしたりベトゾンビがはきだしたジュースをおいしそうに飲んだりと一人で状況を楽しんでいます。ムジーク効果もゾンビをやっつける系ではなく一緒にキレッキレダンスを踊って楽しんじゃう方向性。まさに「音楽は楽しくなきゃつまんないよ」を地で行くスタイルです。思いっきり楽しませてくれてありがとう、モツ。

その他。モツは一人で「ぜんたーい止まれ!」。ミカン食べて「うまうま」なモツの目に星が入っててカワイイ。屋根から見ていたハッシーの目がコワイ。みなさまの公共放送っぽい番組をなぜに奏助が見ているの?部屋のデジタル時計が9時20分って、まだ午前中?。歌苗ちゃんひどいやつれかただ。「死ぬな!」って涙うかべる奏助はイイ奴。自分達のご飯や掃除洗濯の心配をするロイド達は人間性がちょっと。男ロイド4人の「焼きみかん?」ユニゾンの声がいいわあ。帽子をカゴ代わりにするモツカワイイ。歌苗ちゃんに抱きつかれる想像でよだれ出てますよ?わーハッシー怒ってる?歌苗ちゃんの「おいしーい」でも目に星が。チョッちゃんは外側の皮だけじゃなく中の白いところも全部取り除くタイプよね、わかる。「当番」シューさんがお皿洗ってたけど、みんなで何を食べたんだろう?倒れたベトに額に手を当てて「あっつい」って、モツも普通に優しい。チョッちゃんは「ハッシーのいうことわかるの?」(by奏助)、わしもそう思う。モツとチョ、祈祷用のコスが似合いすぎ問題。シューさんの顔が腫れ上がって…チョッちゃん何気に本気でぶってる。顔にお経を書くやつ、ちゃんと耳にも書いてる。ミカンになっても落書きがちゃんとハマってるって、モツは天才。もげたミカン首がその後どうなったのか気になる。ハローした花のお顔が満面の笑みなのがまた。廊下の鏡に頭がミカンになたリストさんがしっかり映ってる。ゾンビ3体に囲まれた奏助は何をされたんだろう?パッド君に「しっ!」て言うときのショパンさんまじイケメン。モツとチョ、それぞれ逆方向に走ったはずなのに鉢合わせ…音羽館は回廊型?ベトの口から出たモノをモツが口で受け止めるってすごい図だ。ゆっくり歩いていたゾンビ達が本気出すと足速すぎ、聞いてない。チョッちゃんの頭の上にベトのお尻!モツの火炎放射器の構えがサマになってる。仲良く壁に磔になったチョッちゃんパッド君。「思い出したー!」でムジークキター!こんなに大騒ぎしているのに、風邪の大家さんは熟睡。キレッキレのダンス、もう少し見ていたい。リストさんのお尻がセクスィー!機械なのに恐怖心があるパッド君、ターゲットになってお気の毒。ああ平和な朝のBGMだ…。新陳代謝って、やっぱり意味わかんない。大家さん全快してよかった。部屋の荒れかたで怒るのも通常運転だ。わーモツはいつの間にパイン食べたの!?でも焼いても皮は固くて無理そう。ハッシーまたコワイよー。ロイド達の絵が飾ってある音羽館の廊下をモツが歩いて行くエンディングが好き。 

 

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モーツァルトトルコ行進曲管弦楽やジャズなどにアレンジされているようです。リンクはジャズアレンジのCD集。そもそもクラシック音楽は原曲アレンジの宝庫ですよね。今でも残っている原曲は軸がしっかりしているので、どんなアレンジでもハマるのかもしれません。

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c