アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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『クラシカロイド』第1シリーズ第13話 ます 振り返りレビュー

ご訪問ありがとうございます。まずは以下のリンクから公式サイトへアクセスをぜひ!

そして皆様!先日6/29(ムジークの日)に第2シリーズBD-BOXの受注スタートが発表されました!

www.classicaloid.net

受注数が増えるほど豪華になるそうです。詳しくはリンク先を参照ください。個人的にはドラマCDとサントラはめちゃくちゃ欲しいです!思うことはあれど、この売り上げが第3シリーズにつながることを期待して、微力ながら応援しています!

クラシカロイド』1期13話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。なお、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

nyaon-c.hatenablog.com

 
【感想の感想】
なぜか「ます」回は『クラシカロイド』がネットで話題になるタイミングと縁があり、興味を持ったかたが初めて見る回になる傾向があるようです。1年前に再放送があったのも、ちょうど「ムジークの日」に第2シリーズの追加ロイドが発表された頃。そのため私のレビューも新規のかたを意識した書き方をしています。それにしても、これで魅力が伝わったかしらん?ちょこっとフォローは入れていますが、初見の人達に「ひどさ(※褒め言葉)」を強調しすぎたかも?それでも書いている人は楽しそうなので、面白い番組だという雰囲気だけでも伝わったのなら本望です。私は視聴者代表を気取るつもりは毛頭ありませんが、これからもいちファンとしてただただ楽しんでいる様子を発信していきますね。もちろん、どの記事が初見のかたの入口になるかはわからないので、記事一つ一つを大切に書いていこうと思います。


【新たな気付きポイント】

  • 初見のかたにこそおすすめ「ます」回
  • 恐怖と笑いは紙一重!?
  • 皆を巻き込もう!
  • シューさんの運命との向き合い方
  • クラシカロイド』の由○かおる枠

よく言われる「ひどい」「やばい」は確かにそう。だって「ます」を歌ったら魚になるなんて最初からめちゃくちゃですよ!なのにそこで立ち止まらず、次々と命の危機にさらされる不条理なことが起きて、しかも当事者も周りも大まじめ。こちらが考えるヒマはまったくなく、「頭を溶かして」観た者勝ち。うまく説明できないのですが、この勢いが肌に合えば『クラシカロイド』は丸ごと楽しめるのではないかと思います。1年前に「初見の人にはおすすめしない」と書いていますが、不条理だけど悲愴感はまったくないお話ですしムジークは超有名しかも原曲なので、むしろ最初に観るのがいいのかもしれないと思えてきました。もちろん編曲された「ムジーク」が『クラシカロイド』のキモではあるのですが、お当番のシューベルトはこの段階で原曲がそのままムジークのキャラです。しかし今回の場合は、むしろピアノ五重奏曲の穏やかで美しい旋律がかえって「やばさ」を強調したようにも感じます。ムジーク編曲に驚く前に、耳慣れた原曲を活かしたお話から入るのはアリかも。そしてお話の本気度もさることながら、魚の模様やキラキラ光る水面…作画がとてもきれいです。オサカナ生活のデフォルメされたキャラ達もカワイイ。「やばさ」全開の今回ではありますが、今では初見のかたに胸を張っておすすめしたいです。「ます」はいいぞー!

まじめに考えると、今回のお話はかなりホラーです。いきなり自分が魚に変身した上、人間と意思疎通ができなくてあろうことか食べられそうになる。逃げようにも手足はなくエラ呼吸のため水がある場所でしか生きられず、頭脳まで魚仕様になってうまく頭が回らない…めちゃくちゃコワイ!しかも当事者であるシューさんの一人称で語られるため、あたかも自分がシューさんと同じ鱒になった気分でハラハラドキドキさせられます。でもこの状況、不思議と笑えてくるんですよね。恐怖と笑いは紙一重と言いますものね。もちろん怖がらせて笑いを取っているわけではなく、運命に翻弄される鱒シューさんの思考やふるまいがナンセンスだけど楽しいからなわけで。加えて、敬愛する先輩やカニロボと本気で戦う捕食者ども(※音羽館メンバー達)まで巻き込んで、シューさん一人の災難ではなく皆を道連れにしたのが個人的には良かったと思います。身から出たサビとはいえ、一人だけひどい目に遭うのはサビシイよね?しかもオールスターキャストによる楽しいオサカナ生活は観ていて楽しかったですし。

ますになったシューさんは最初のうちは生き延びようと頑張っています。ところが紆余曲折あってハマナ湖に放流された後、先輩に一本釣りされてからなんだか様子がおかしくなりますね。ベートーヴェン先輩に愛された喜びから、先輩の血肉となって生きていこう(!)って、これも愛よね!たぶん。さらに先輩がブラックバスになって一緒に住人達につかまった後は、自分が食べられるのみならず先輩を「メインディッシュとして君臨しなくては」(!)…これも愛の形!?何度もピンチを脱しては捕まるのを繰り返した経緯から、ますシューは運命に抗う気力を失ってしまったのかもしれないなとは思います。でもそこで悲観したりなげやりになったりしないのがシューさんのいいところ。先輩には自分をできるだけおいしく食べて頂こうと考えるし、先輩を料理するならメインディッシュでと考える。客観的に見ると「なんでそうなるの!?」となるものの、真面目なシューさんがます知能で精一杯考えた結果がこうだと思うと、もうなんだかめちゃくちゃ愛しいです。

それにしても、お風呂で始まりお風呂で終わった今回のシューさん。もしかしなくてもずっと全裸だったんですよね?しかもムジークが解けた際、JKの大家殿の目の前だというのに前も隠さず立ち上がるとか、なかなかの「ヘンターイ」(※ゴメンねシューさん)。入浴シーンはリッちゃんにだってあるのに、『クラシカロイド』の由○かおる枠はシューさんに固定されてしまった記念すべき回が「ます」回です。最初から最後まで全裸で身体を張って命がけで頑張ったシューさん、本当にお疲れ様でした!そして、由美か○る枠おめでとうございます!

その他。シューさんニートにしておくのがもったいない肉体美。ハミングがとってもお上手、さすが歌曲の王。上からのカメラでもお湯が透けない教育的配慮。いきなり水面下からの視点になって、自分で状況がわからないなんて、やだやっぱりコワイよママン…。お魚の斑点模様が妙にリアル。どうでもいいけど、さっきと違ってお湯が透けてる。鏡で確認するって頭イイ。「すごい能力だ。でも何の役に立つ?」ごもっともw 助けを呼ぶ順番はベートーヴェン先輩→リスト→ショパン。でもそこに来たのはモーツァルト、一番まずいパターン!!!! ますシューから見たモツの顔が魚眼レンズ越しのイメージ。「おいしそー」の顔がコワイよママン…。まだ水が入ってなかった洗濯機の中だって苦しかったのでは…。BGMが恐ろしげでピンチなのに「ピンチパンチポンチフルーツポンチ」なんかノンキ。三弦「とんでもない目に遭っても不思議じゃないっすよ」もう遭ってます。チャイコちゃん「なして普通に喋ってくれないだべかバッハ様」の切ない表情が激カワ。ますシュー、たらいの中でうずまきを作って勢いつけるなんて頭イイ。水たまりを跳び渡り噴水まで、すごい跳躍力だ。ハッシーが獲物を狙っている目!「寄生虫」とか言う前ににげてー!救いの神、神楽君に木の枝で英語のメッセージ…カタカナで「ジユウニナリタイ」のほうが動作少ないしパッド君翻訳ナシでも伝わったのでは?でも奏助ありがとう。シューさん魚の頭脳で頑張って難しい言葉使っているのがけなげ。安心するとお腹が空くよね、わかる。ベトが網を腰に差しているのがイケてる。虫や疑似餌よりギョーザーのほうが美味しそうよね、わかる。「ベートーヴェン先輩が愛してくれたのだ」のパワーフレーズ。「これからはベートーヴェン先輩の血肉となって生きていこう!」まてまてまて。そして先輩を運命に巻き込む後輩。「ギョーザーの具にされたいか!」って先輩らしさ全開の脅し文句。住人達は食べる気満々。「メインディッシュとして君臨しなくては」もう色々おかしい。「俺は運命に屈服する気は無いぞ、たとえ三枚におろされようも」さすがです先輩!田園ムジークでカニロボ合体なんて、一生ついていきます!リ「燃え上がった愛と食欲は簡単には消えないの」…愛と食欲!なんか卑猥。カニロボはちゃんと横歩きだ。全員全力で捕獲しようしてるし、誰か一人くらいおかしいって気付こうよ?押し相撲の挙句、全員で宙に舞って着地したときはオサカナになったよ!絵から声から違うアニメになっておる。ベートーヴェン先輩のしゃべり方が餃子道のしゃくれ方と似てる。1週間も…ハッシーはお魚達を食べずにいて偉かったね。ムジーク解除したらみんな服がびしょ濡れ。シューさんは裸で良かったね?そしてアバンのデジャブ…無限ループの巻。ピアノ五重奏の調べが美しくて、それがなおさら今回のお話のひどさ(※褒め言葉)を強調してますね。

 

私が以前ハマったドラマ『カーネーション』の再放送にあわせて、ツイッターで感想をつぶやいています。ドラマかつシリアス系なので『クラシカロイド』とはまったく被りませんが、よろしければお読みください。モーメントは随時更新していきます。


最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c