アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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『クラシカロイド』第1シリーズ第12話 J・S・バッハ 振り返りレビュー

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クラシカロイド』1期12話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。なお、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

nyaon-c.hatenablog.com

 
【感想の感想】
自分ではよくわからないのですが、設定やストーリーにマジレスしている文章って見る人によっては苦痛なのかもしれませんね。こちらとしては作品自体を否定するつもりはなくても、ケチつけられたように感じる人がいるのは理解出来ます。個人的には、わからないことは「わからない」と認め、無理に答えを出そうとしなかったのは良かったと思うっすけどね(※三弦さん風に)。しかし、今も昔も私はたとえ気になる点があったとしても「それはそれ」として楽しんではいるんです!これでも一応。さらに言うと、違和感は決して悪いものではなく、作品が好きで好きでつい深追いしてしまった副産物だとも思っています。コメディアニメの見方としては変と言われればそれまでなんですが。ま、楽しみ方に正解なんてないんですよきっと。見方や感じ方は人それぞれですし、「好き」の表現だって十人十色で良いのでは?私みたいに無駄に長文の感想記事を発信するのも一つの方法。しょせんアイメッセージでしかない個人ブログです。他の考え方を否定するつもりはまったくないので、おつきあいくださるかたはどうかゆるりと見守って頂けましたら幸いです。もちろんこれからも「言葉を選ぶこと」および「踏み込む範囲に気をつけること」には留意します。


【新たな気付きポイント】

  • 熱いバトル!
  • バッハ様に集中できない件
  • バッハの意向と三弦がやることのズレ
  • 「未熟」とは?
  • JSBだって悩む
  • 音羽館の居心地の良さ=歌苗ちゃん
  • シューさんは職安へ

今回の第12話は何と言っても熱いバトルです!最高のムジークと派手な映像がぶつかり合うって、それだけで気分が上がります。ぶっちゃけそこに至る過程はさほど重要ではないのかも。「理屈抜き」で楽しめるのって大事!余計なことは考えずに目の前の展開にどっぷりと浸れば、例えば1年前の私が抱いたわずかな違和感だって霞んでしまいます。あ、でも例の違和感は大体自己解決しましたので(※後述します)、今は「理屈あり」でも私はおいしく頂けるようになっています。

それにしても今回の主役のバッハ様…曲(ムジーク)も台詞もムジーク衣装もカッコイイのに、ポージングがいちいち気になって集中できないよママン(※褒めてます)。ムジーク口上だって超絶イケてるのに、変身シーンのメットオン!グラサン装着!は笑っていいの?とか気になってもう。「笑止!」の劇画チックな表情だって、ついさっきまで音羽館でイケボで喋っていたイケオジと同じ人なの?とか。いえ大好きです、もっとやってください!バッハは強すぎるので、こういった細かなところで笑いを入れてくれると安心できます。

第1シリーズの終盤ではバッハが理想とする世界にベトとモツが異を唱える展開になりますが、まだ今回は12話。現段階では、音羽館ロイド達はクラシカロイドとして未完成であり、彼らの成長をバッハは待っているようです。しかし、三弦はベトとモツをバッハと勝負させることで成長を助長しようとした?余計なことをしたからバッハは(三弦は疑わずクラクラの二人を)叱った、との理解で合ってますか?それはともかく、バッハの意向と三弦がやることのズレはクライマックスで重要な要素になるので、その描写を入れているあたりさすが6の倍数回です。

個人的に気になるのはバッハの台詞「知るべきは己の未熟」の「未熟」の部分。1年前のレビューで「音楽家として完成しているベートーヴェンモーツァルトに対して未熟なんて変じゃね?(※意訳)」と私は書きましたが、この違和感についてちょっと考えてみました。うーむ、なんだか私は難しく考えすぎたのかもしれません。乱暴な言い方をすると「自分がムカついたからといって、自分の特殊能力(ムジーク)で人々を怖がらせるなんてガキ」ただそれだけのような気がしてきました。音楽家としてのスタイルの違い以上に、アラフォー設定と思われるバッハと20代設定の音羽館ロイド達の年齢設定の違いが大きいのかも?身体のコンディションに精神が引っ張られる部分は大きいと思うので、ロイド達の年齢設定は侮れなさそうです。若さゆえ血気盛んで突発的な行動を起こしてしまったベトとモツ。それを諫めるのは、若い人よりは身体が言うことを聞かない分、思慮深くなった「大人設定」のバッハ。使い方によっては凶器にもなるムジークを操る以上は、そこは精神的に大人になれよというミドルからヤングへの忠告…私の考えは今の段階ではこんなところです。今後変化するかもしれませんが。って、考えすぎだから私!公式はここまで考えてないと思う!

ベトとモツを堂々とド正論で諭したバッハ。しかし彼だって「本当の音楽というものを、私はいまだ奏でたことがないんだ」と悩みを抱えています。歌苗ちゃんに思いの丈を打ち明けた後に「ああすまない」と謝っているので、思わず話してしまったんですよねきっと。懐かしいオルガンと「響吾の娘」を前に、リラックスできて良かった。側近にすら本心を明かさないバッハが素直に語るなんて、歌苗ちゃんがいる音羽館はやはり居心地が良いのかも。初対面のバッハがここまで心を開いたのだから、歌苗ちゃんはやはりタダモノではないです。歌苗ちゃんの存在そのものが音羽館の住人達の拠り所になっている気がします。女神とかママンとか色々な形容が全て寸足らずのようなもどかしさ。「出て行け」と言われたって、出て行きたくないよね…。でも住人は家賃を払って下さい。そしてせめて自分達の身の回りの世話は自分達でやってください。お願いします。

ベトとモツはアルケー社にオーディションに、シューはハローワークへ職探しに。オーディションに呼ばれたのはベトだけですが、「面白そう」のモツに下心ありありの奏助だってついて行ったのだから、きっとシューさんだってお伴しかったに違いないと思うんです。それなのに今回も敬愛するベートーヴェン先輩と離ればなれになってお気の毒です。でもハロワシューさんは最高に面白かったので視聴者としては美味しゅうございました。「真面目担当」シューさん、「大家がうるさい」としても真面目に職探しに出かけて偉い!次回こそは先輩が愛してくださる(※原文ママ)から、シューさんドンマイ!

その他。無言で何考えているかわからないとやっぱりコワイよJSB。シューさん教師経験アリって密かに史実ネタ。本当に皆さんそうおっしゃっているの?チャイコちゃんに「ダメなもんはダメだべ」と否定されたバダきゅんの意見を知りたい。ベトとモツに氷の視線を向けられてもめげない奏助、「絶対歌苗も喜ぶって」に免じてとりあえずそこに居ていいと思うよ。歌苗ちゃん細腕でそんな大荷物…荷物持ちがいないなら配送サービスかネットスーパーを使っていいと思うの。イケオジに頬を染める年上派の歌苗ちゃん。ベトが演奏している曲はサントラに入ってない?奏助はまだ「クライングダークエンジェル」だった件。モツの「××してるー?」の内容が知りたいとうちの息子が言ってました。壊れたオルガンを演奏できたのはムジークの力?ベトのテストをしている社員達が超ヤな感じ。モツ「アイドルやめるう」に対してプロデューサーの「なにい」の言い方が好き。バッハ「ここは居心地が良いのかもしれないね」の優しい表情が良い。爆発するまでベトはよく耐えたと思うの。モツは前世の記憶と重ねたのね。「猊下」って耳慣れない言葉。音羽館は広いからヘリだって着陸できる。見送りにハッシーも一緒。走って帰ってきたリストさん、バストが重いとそれだけで大変そう。奏助は両方の人差し指くっつけてもじもじしていたけど、バダきゅんにアドレス交換お願いするときは強気で言えたね。ってラブコメ!?ザ・ペンギンズもがしゃ髑髏も多すぎ。それらを瞬時に消すバッハっょぃ。チャイコちゃん「ふふふ普通にしゃべったー!」それな!ヘリをロボに変えちゃって、操縦士はいずこへ?ここからはJSB劇場。台詞の説得力ハンパないのに、ダンスがもう(好き)。ト音記号の矢がカワイイ。叱られるクラクラの二人はとんだとばっちり。二人の三弦を睨む顔がカワイイよー。音羽館リビングでは反省会。ベトは頭では理解していても感情が抑えられない感じ?食事は家賃を入れてくれる人「から」です…「だけ」じゃないところがおやさしい大家殿。バダきゅんのアドレスゲットした奏助の目にハートが入ってる。「響吾の娘」というのが重要なのねJSB

 

 

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今回大活躍だったバッハ、ベートーヴェンモーツァルトに加え、ブラームスが登場するドラマCDの紹介記事のリンクを貼っておきます。今読み返してもテンションおかしいです…。念のためお伝えしておきますと、私は先に史実ブラームスの人物と楽曲に惹かれたのであって、諏訪部さんはその後からなんですよ。本当に!


最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c