アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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『クラシカロイド』第1シリーズ第1話 ベトとモツと音羽館 振り返りレビュー

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それでは『クラシカロイド』各話の「振り返りレビュー」を始めます。私は第1シリーズ・第2シリーズともに全話視聴済みのため、先の展開のネタバレがあります。なお、「振り返りレビュー」について詳しくは別記事「ブログ開設して1年経過しました/今後のブログ運営について」を参照願います。

クラシカロイド』1期1話の感想(過去記事)は以下のリンクからお進み下さい。先にお知らせしました通り、画像は次回の振り返りレビュー公開直前に削除します。

 

nyaon-c.hatenablog.com


【感想の感想】

色々と寒いのはまあ仕方が無いとして(※だめです精進します)、初めのうちは随分気楽に書いてましたね私…。感想記事はどんどん肥大化していったのですが、果たしてそれがよかったのかどうか?あれもこれもと言いたいことを詰め込んでも、長いと読む気が失せるのは確かですから。最初の頃は慣れていなくて長文は書けなかったんでしょう、きっと。しかし、1期1話の感想を書いた当時は再放送で、先の展開がわかっていたため安心しきっていたのも大きいと思います。加えて第1シリーズは個人的に「引っかかる要素」が少なかったのも助かりました。一方で第2シリーズ本放送中のレビューには「先が見えない不安」があり、「引っかかる要素」もそれなりにあって、後から確認するために要素を余すところなくすくい上げようとしていた気がします。でも実は細かすぎる追求は自分は大変だし読者には嫌われるしで、あんまりいいことはないんですよね(苦笑)。不安は消せないとしても、つい深追いしすぎるクセをどこかで折り合い付けられるようになりたいです。


【新たな気付きポイント】

  • 苦手意識があった1期1話、今は好きです。
  • 薄幸のヒロイン・歌苗ちゃんと大切な場所「音羽館
  • しかし設定が重い…。
  • やっぱりベートーヴェン先輩カッコイイ!
  • ムジークがちゃんと聴ける!
  • 脚本・シリーズ構成の榊一郎さん

私は本放送時に第1話で早々に離脱した過去があるので、なんとなくこの回には苦手意識がありました。でも今回久しぶりに視聴して、なんだかじーんときましたよ。この世界観が愛しい。お腹抱えて大爆笑の回ではないけれど、記念すべき第1回目はこの後にしっかり効いてくる「音羽館を中心とした世界観」と「キャラクター紹介」、そして「これぞムジーク」を丁寧に表現してくれています。この回では音羽館はまだまださびしい場所。でもこれからどんどんにぎやかになっていくとわかっているから、そんなに哀しくならずに観ることが出来ました。まあ、初見で先の展開が分からない状態なら戸惑う内容かもしれません。

けなげなおっぱいの上品なレディ(by モツ)である薄幸のヒロイン・歌苗ちゃん。一人で「おばあさまとの思い出」を回想して、なぜかそこに両親は不在…。「おばあさまとの思い出」は切ないけれど、歌苗ちゃんの育ちの良さと音羽館が大切な場所だというのがよくわかります。歌苗ちゃんは一人で気丈に頑張っていても、館の取り壊しのときは「お願い壊さないで」と涙が出るし、業者が撤退した後もそっと涙をぬぐっていましたね。これが第1シリーズ最終話で「強くなったな」と言われる小娘になるのですから、やはりこの第1話は重要です。ちなみに「モテたい」からミュージシャンを気取る幼なじみは、第2シリーズ最終話でもほぼ同じ状態で「相変わらずだねえ奏助は」。でも彼は、解体を止めさせる手段として重機の操縦者のほうに走って行きましたから。いざという時に的確な判断ができる少年だと思います。

それにしても。父親が膨大な借金を残し、両親共に失踪中で、先祖代々受け継いできた館は差し押さえからの取り壊しの流れ。それを16歳の女子高校生が一人で受け止めなければならないなんて…なぜにここまで設定を重くしたの?しかも深刻すぎて笑えない感じで。ただ、第1シリーズではこの後は6話で響吾パパの登場と再び取り壊し騒動がある程度で、この設定はさほど意識せずに済みました。複雑な家庭環境はそもそも深く掘り下げる予定はなかったのかも。この1期1話でちらっと出た子供時代の家族写真では、お母さんと思われる女性はうんと髪が長くて第2シリーズで登場する日芽歌ママとは似てませんし。第2シリーズの家族問題はいまだにモヤモヤしていますが、これはおいおい考えていきます。

ちなみにネット上で「歌苗ちゃんはアントニア・ブレンターノ(ベートーヴェンの『不滅の恋人』候補の一人)」との説を目にしたことがあります。そう考えると歌苗ちゃんの設定はモデルと思われる人物と被っている要素が多いです。他にも気付いていないだけで、様々な史実をもとにした設定がこっそり仕込まれているのだろうなとは思います。だからこそ『クラシカロイド』は何度見直しても面白い!

史実に倣った設定といえば、今回のお当番である我らがベートーヴェン先輩!メトロノームとか「運命の喉首を締め上げる」とか、伝記マンガを読んでいたらおおよそ知っている史実ネタがあって楽しい。ギョーザーにこだわりを見せたり小難しいことを言ったりも、まあベートーヴェンのイメージに近いです。ただ、これだけだったら「なんなのこの人」で終わった可能性もあります(※あくまで私見です)。ベトさんは何と言ってもムジーク発動中がカッコイイ!低い声でのムジーク口上もムジーク衣装も理屈なしに良いのです。第1シリーズはこの黒い衣装はよく見せて貰えた気がします。今回の場合、ムジーク発動は「自信作のギョーザーを台無しにされたから」でしたが、それでもヒロインの敵(解体業者)を追い返す力があるというだけでうれしいです。そして今回新鮮だったのが、「ムジーク発動中のムジークがしっかり聴ける」こと。台詞は被るのですが、それでもインスト版のムジークは聞き取りやすかったです。これは地味にありがたいなと思いました。

なお榊一郎さんによる脚本はこの回のみです。榊一郎さんは土屋理敬さんとお2人で第1シリーズのシリーズ構成も担当しておられました。この回だけを観て判断するのは乱暴ではありますが、古き良きものや音楽家を大切にしてくださる方とお見受けしました。取り壊しが決まっている館で音が鳴らないパイプオルガンを丁寧に磨き上げるとか、ベトのキャラや言動がパブリックイメージに近いものだとか。そういえば第1シリーズでは、音楽や音楽家がぞんざいに扱われている描写はなかった気がします。これは私の思い出補正もあるかもしれませんので、「振り返りレビュー」の過程でじっくり見直していきたいです。

その他。アバンでギョーザーを作るシーンは先輩の大きな手がいちいち良い!Aパートでいきなり催促状や差し押さえの紙が山ほど門に貼られている絵はビビる。回想のちっちゃい歌苗ちゃんがカワイイしおばあさまが上品。モツが手すりを滑って登場するシーンはBGMと一緒によく覚えてる。モツの自己紹介が丁寧。かたや、人の話を聞かないベトとフォイエルの破壊力…初見の時はなんなのこの人?と思ったよ。部屋の扉一枚隔てて会話する幼なじみ同士、良い。髪とめてない歌苗ちゃんは激レア。ベトとモツは片付けや掃除をする気は一応あるのね?もう明け渡すのに、動かないオルガンを丁寧に磨き上げる歌苗ちゃんが良い。響吾さんの部屋への隠しトンネルは一体どこからつながってるの?ムジークが出ないのにむずむずするベトに対し奏助が「トイレで」って、やはりムジークはおなら?ハッシーの引取先はどこの予定だったの?動かないはずのオルガンから「田園」の原曲メロディが。ベトのムジーク発動の顔がやっぱりコワイ。でも「運命」を繰り返す台詞もムジーク口上もベトさんらしさ全開(好き)。さあここからはベトのターンだ!ムジーク最高!パッド君の原曲解説がやたら詳しい。重機ロボとオルガンロボが戦うんじゃなく一緒に踊るの、いいと思う。奏助はハッシーと踊ってる。若いおばあさまが美しい。舞踏会を開く夢が叶ってよかった。奏モツベトがそろって「引っ越すのやめたんでしょ(だろ)?」と言うの、ベト一人だけが語尾が「だろ」。アルケー社組が最後にちらっと登場。次回予告が長い!結局私の「振り返りレビュー」も長いよ!次回からは頑張ってもう少し圧縮できるかな…。

 

 

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こちらは初めて書いた、本の感想文です。「ジャジャジャジャーン!」は忘れたときに時々読み返して笑っています。ベートーヴェンの「星を求める生活」うんぬんの台詞など、後から気付く細かな史実ネタもあって読むたびに面白いです。

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c