アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログです。

「べんとうべんたろう」(文:中川ひろたか 絵:酒井絹恵) 読みました

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今回紹介するのは絵本です。上のリンクから数ページ試し読みができますよ。ネタバレありますが、絵本ナビ編集長による「みどころ」や読者のレビューも読むことが出来ます。

タイトルと表紙の絵からおわかりいただけるように(?)、楽聖ベートーヴェンをモデルにした人物が主役の絵本です。もちろんフィクションです。うちの年中の娘に読み聞かせするために図書館で借りてきました。娘の反応は良かったです。そして大人の私も、小6の息子も楽しく読みました。

できれば何の予備知識も無く読んだ方が楽しめると思うので、「これから読む予定のかた」は、読了後にこちらの紹介記事を読むことをおすすめします。「既に読んだ」または「読む予定は無いけど雰囲気を知りたい」かたは、そのままどうぞ。

内容に触れる部分は畳みました。かなりネタバレしています。続きは「続きを読む」からお進み下さい。

 

(以下ネタバレあり)

大爆笑。絵も文もだじゃれ満載のお話で、しかもそのネタは少しクラシック音楽の知識があればわかる内容なので、私と上の子はページをめくるたびにゲラゲラ笑っていました。観ていて良かった『クラシカロイド』。下の子はクラシック音楽の知識部分はついていけないところがあったものの、リズム感と勢い、あとは私につられて笑っていました。でもお話自体は子供が好きな「何かを創りあげるもの(※うちの子はおべんとうの話は特に喜びます)」ですし、クラシック音楽を知らなくてもわかるギャグもありますよ。

「ぼくはべんとうべんたろう。だいすきなエリーゼのために おいしいおべんとうを作るぞー!」から始まるこのお話。場面展開はおなじみ「運命」のダダダダーン!お弁当作りの食材調達のスケールが半端なく大きいです。さすがベートーヴェン。まずは日本の「田園」で稲刈り脱穀してご飯をお釜で炊く。次はロシアに飛んで「白鳥の湖」から卵を調達して卵焼き。チャイコフスキーからチャイコフスキー茶をもらいます。続いて小犬がそばにいる「ショパンのパン」に、クララが売り子をする「シューマンのシューマイ」をゲット。ウィーンではたこちゃんウィンナがワルツ踊ってます。宇宙に飛んだらしらす「ぼし」をご飯にパラパラと。「ピザ」「正座」といった変な星座でいっぱいの宇宙空間の中から選んだおかずが…( ゚д゚ ) 『クラシカロイド』スタッフは企画段階でこの絵本読んだの?ニラの匂いとかキツそうだからお弁当には向かない気がしますが…。最後にでっかいうめぼしが隕石のように落ちてきて、できあがり。タンパク質過多の茶色いお弁当ですな。絵を見る限りではいつのまにかサラダ菜を敷いていたけど、これを入れている描写はありません。「ソナタのためにつくりましたよ、エリーゼちゃん。うんめー!」でおしまい。あー文章でまとめちゃうともったいないですね。絵の情報量も多くて、「田園」で作曲のスケッチをしているとか、白鳥の湖にいた黒い鳥はロッドバルトかな?とか、想像を膨らませるしかけがあちこちにあります。絵本は絵とともに楽しむモノですし、各場面を一つ一つ丁寧に語るひらがなの文があってこその魅力なので、ぜひ本書を読んで頂きたいです。絵本のレビューって難しい!

あとは細かいところで。べんたろうのキャラクターデザインは楽聖ベートーヴェンの有名な肖像画に寄せているのに加え、パンツがト音記号や音符の模様だったり、マントがドイツ国旗になっていたりで楽しい。表紙と裏表紙をめくってすぐの場所にある楽譜は、本物とはやや違うものの「運命」のジャジャジャジャーン!を表しているのが読み取れます。カバーを折った内側の部分には、おそらくエリーゼが作った「べんたろうの顔」のキャラ弁イラストに実物の写真が!こちらは髪のもじゃもじゃにふんだんにブロッコリーが使われているので、野菜も摂取できます。そして裏表紙…べんたろうが屋根に登って大きな木槌で釘打ってるんですけど…そうか、年の瀬にぴったりのあの曲ですね。隅々まで徹底的に遊び心のあるこの絵本、大好きです!


以下は年末の記事になりますが、「第九」の生演奏に言ったときのレポートもよろしければお読み下さい。

 

nyaon-c.hatenablog.com

 

最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c