『クラシカロイド』第7話(第2シリーズ) 歌苗、お婿さん募集中 感想
※2018/10/03 画像を削除しました。
前回突然帰ってきた日芽歌ママが今回も活躍するそうですよ。まだJKの歌苗が結婚なんて!しかもお相手は音羽館のベトモツシューチョと奏助の5択って…だれも定職に就いていないじゃないですか!?でもコメディだから、そう身構えずに観ていきましょう。
第7話(第2シリーズ) 歌苗、お婿さん募集中 (2017/11/18 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。
♪感想(レビュー)
ああ私、音羽館メンバー大好き。主役の歌苗ちゃんはまだ学生なので結婚は多分しないという謎の安心感のもと、みんなが歌苗ちゃんのことを好きで頑張る姿を見るのは楽しい。動機は何だっていいのよ、結婚は所詮生活だから。音羽館メンバーにとって既に家族のように身近な存在だけど、ふと考えたら結婚してもいいなあと思える相手。それが大家さん。良い!私、歌苗ちゃんとベトが仲良しだと嬉しい人ですが、歌苗ちゃんが幸せになってくれるなら相手はだれでもいいとも思っています。今のベトはニートなので、おつきあいは良くても結婚となると、ね。定職と定収入があって人望も厚いバッハ様一択だよ!と思っても、今回バッハ様はお休み、残念。ワグドボも入れてイイならドヴォちゃんでしょ?一番大人で思慮分別があるし、前世は家庭を大事にする人だったし、ドボ神様ブームのときの収入だって一応あるし、なによりイケボなのよ?コビトカバだけど。でも今回はアルケー社に出勤中、残念。もちろん歌苗ちゃん本人の意向が一番大事だけど、今回はお見合い話を持ち込む親戚のおばちゃんモードをつい発動してしまう回でしたよ。
さらに今回、私の中でまさかの奏助の株が爆上がりで嬉しい誤算でした。彼は今はまだ中二病を引きずっているオバカかもしれないけど、将来きっといい男になるよ。そして、シューさんが臆せず先輩と対峙したのが嬉しかった。通常モードで言い争うときも負けてなかったし、ムジークモードはレゲエシューになって、相手のムジークを吸収することなくガチンコ勝負してたし。ベトは普段は言わないような情熱的なセリフをたくさん言ってくれて、本当にありがとう。もちろんモツもチョっちゃんも「らしい」ふるまいをしてくれて、いいなあ。今回、ひっかかるところはあるものの、第2シリーズでは今のところ一番面白かったです。なにより、息子がこの回を繰り返し観ています。『クラシカロイド』らしさ全開の回だったのかも。
はい。今回のひっかかりポイント。これも愛よ。読みたくないかたは飛ばしてください。致命的なのは、私がどうしても日芽歌ママを好きになれないこと。悪い人ではないと思う、でもダメなんだこの人…。やりたいことはあいまいに表現して責任逃れした上で、実務は他人(今回はリッちゃん)に丸投げ。あくまで自分は手を下さず、高みの見物。これ、本人ナチュラルにやってるから始末に負えない。最後の方で出てきた、響吾パパとのなれそめからのお話は本当に良かったし好きなんですよ。歌苗は愛情いっぱいの家庭で育ったとわかったから、それはホッとしました。でも、年頃の娘を一人家に残して出て行ったことは忘れないよ?新婚当初のラブラブと子供が小さくてかわいい時期だけをいいとこどりして、あとは雲隠れってなんなの。そして今、本人の意向は無視してお婿さん選びなんて、まるで「子育ては自分の思い通りに」と無自覚だけどそう思っているわけでしょ?悪寒がするよ。まともに子育てしてこなかった証拠。面倒を回避する能力に長けた人にはわからないかもしれないけど、子育ては、自分自身の生き方よりはるかにままならないものですよ。もし子供に幸せな結婚をして欲しいと望むなら、まず自分達夫婦のありかたを見せること。今からでもいいから夫婦揃って子供と暮らして母親やり直して、せめて。アニメのキャラに向かって何言ってるんだ?って感じですよね私。わかってます。でもできればこんな家族問題のデリケートな部分には触れて欲しくなかった。あくまで個人的にだけど、ものすごくいやな感情がこみ上げてきてつらいんです。
それから、リッちゃんが暴走してお婿さん候補たちの欠点を「直す」…やめてください。あのさ、例えばショパンは繊細だからこそ、人々の心を打つ名曲の数々を残したのでしょう?嫌がる本人を無理矢理木に縛り付けて不特定多数の人と接触させるなんて拷問だし、仮にこれで人嫌いが「直った」としたら、既に彼はショパンではない。念のために言うと、音楽家たちの「ちょっとどうかしている」パーソナリティは腫れ物扱いにしてほしくはないんですよ。かといって欠点として矯正するのは絶対に違う。コメディにマジレスカッコ悪いですか?否、音楽家の名前と功績と曲を借りて番組作りをしている以上は守るべきことだと私は思いますよ、マジで。
あとは今回は1期の作画の使い回しが目立ったかも。新ムジークもなかったし、マンパワーはこの後の回にとってあるのだと信じます。
以下は思ったことメモ。
- アバン。子供向け教育アニメでいきなり夜のバーだよ。大人女子2人がカクテル飲んでる。「リッちゃん」「ヒメちゃん」と呼び合う仲になってる。日芽歌ママは娘のことが心配?
- リ「時の流れは残酷。花の命は短いもの」…わーわー!史実リスト様(もちろん男性)の若い頃と老いた姿ですよ!今後、前世の掘り下げあるって期待してイイの!?
- 本人がいないところで歌苗の噂話。男っ気なくてもいいんじゃない?まだ高校1年生よ?リ「子猫ちゃんの色気のなさは、致命的なレベル」…あのですね。勉強に部活に加えて大家族の家事してるから!せめて家事くらいは住人でやろうよ。
- 歌苗に王子様のようなお婿さんを見つけてあげるということで、リッちゃんヒメちゃんが意気投合。乾杯したらオープニング曲へ。
- Aパート。「のばら」の鼻歌を歌いながら家庭菜園の野菜を収穫、ってかわいすぎですシューさん。麦わら帽子お似合いですよ。
- 音羽館の扉を開けたら、いきなり面接カウンター。しかも質問責め。そりゃあ戸惑うよ。シューさんは「心地よい音楽と笑い声の絶えない家庭を」望んでいるのね。
- カウンターに登って身を乗り出したリッちゃんの曲線美よ。指パッチンで呼ばれたハッシー、シューさんの頭をガブってひどい。お風呂で洗ってくれた人じゃない。
- 先輩に助けを求めてキッチンへ走るシュー。今日はギョーザーじゃなくてコーヒーだよ!水鉄砲でハッシーは離れたし、結果的に助けてもらったよね?
- モツ登場。ベトに借りた水鉄砲の試し打ちで、なぜ倒れているシュー君にあてる?モツは日芽歌さんのこと歌苗ママンって呼ぶのね。お散歩に誘って断られたけど、気に病まないのがモツのいいところ。
- モツは街中で「べっちょべちょになろうよー」ってナンパしてる。リッちゃんヒメちゃんは電柱の陰に隠れて尾行?リッちゃんは今日は演奏のバイトはないのかな?
- ソファーに腰掛けてタブレットを眺めているチョっちゃんがイケメンすぎて。宅配便が来て、知らない人無理ーってなってる。でも1期23話で宅配便は克服していた気がするけど、気のせいだった?
- 散らかっている奏助の部屋(勝手に間借)にて。パッド君は学校には連れて行かないのね?長所と短所は、いつも一緒にいるだけあって的確。467個の短所が気になるよ。ヒメちゃんの回想のちび奏助が、なかなかのお調子者。こんな男子は後伸びするから大丈夫よ!
- リ「そもそも館に住んでいる連中をお婿さん候補にするのは無理なんじゃない?」ぐう正論。でも日芽歌さんはどうやらこの中から選びたいらしい。「欠点を直す」って、リッちゃんそれは横暴だよ。
- 目隠しされているなら、メガネはいらないと思うよシューさん。リッちゃんに手をひかれて「いいト・コ・ロ」に連れて行ってもらえるって!
- 猿山のてっぺんに放置されたシューさん不憫。首から提げているの、随分大きいバナナだね。あっという間に奪われたけど。
- ちょっとモツもベトも不憫すぎて笑えない。犬の無駄吠え防止装置みたい。響吾さんが昔作ったおもちゃ、って彼は「これは使っちゃいけない」と思ったからお蔵入りしていたんじゃないの?
- お?奏助も冬服だ。授業全然聞いてない顔だね。紙飛行機の手紙で屋上に呼び出されてルンルンって向かうキミは普通の男子高校生だね。
- 屋上について着席したら、いきなりひとりクイズ大会が始まるの巻。パッド君が協力的だ。大坂城を最初に作ったのは誰なんだろう?奏助が答えた「大工さん」もあながち間違ってはいないように思える。
- チョ「知らない人絶対無理ー」って言ってる。本当にやめたげて。でも大勢の人が抱きつきにくるんだから、きっとチョっちゃんはモテる。老若男女だれでもみんなチョっちゃんが好き。でもチョっちゃんは寿命が縮んでいそう。
- お婿さん候補たちはみんなリビングでぐったり。リッちゃんヒメちゃんが登場して事の経緯を述べたけど、そりゃあ納得いかないよ一方的だもん。そこに歌苗が帰ってきた。
- 歌苗は全然悪くないのに、男どもに次々とフラれる。奏助はやたらカッコイイ。この場面を深刻にしないのもモツのいいところ。シューさん礼儀正しい。チョっちゃんはミカン箱を被ったままお尻歩きで近づいてきてカワイイ。ベトは最高。5人いっぺんにフラれたところで、アイキャッチ。
- Bパート。またバーで飲んでる大人女子2人。リ「やっぱり相手が悪いんじゃない?もっと時間をかけてまともな相手を探してあげた方が…」ぐう正論。でも日芽歌さんは館の住人の中から選びたいらしい。
- リ「どうあっても、この中の誰かに子猫ちゃんと結婚してもらうわ!」。奏助「強引だな」うん。家賃未払い組は、部屋にタダで住めるのが魅力でノってきた。でもね、入り婿って大変よ?部屋がタダってだけじゃ割に合わないよ?
- チョッちゃんはネットの収入があって自分で家賃を払っていたのね。パスのつもりが、大容量の高速ネット回線で「にゃー」ってなった。案外簡単。
- 「そんなんじゃ歌苗がかわいそすぎだって!」奏助だけ一瞬真人間に見える。でもムジークマンになる欲望には勝てなかった。例の特撮で見覚えがある崖の上で決めポーズ。でも、弱そうだムジークマン。
- お婿さん選びの準備、資金はまたヒメちゃんがあぶく銭を出してきた。もうこれは様式美だと考えることにする。そして、子猫ちゃんが学校に行っている間の短時間で音羽館の改造が終わる謎。
- 歌苗が帰宅して、迷路みたいになった音羽館の中に入ってきた。リッちゃんヒメちゃんは監視カメラ映像を見ててなんか偉そう。パッド君はこちらについたのね。お婿さん候補に入れて貰えなくて残念。
- アルケー社。がきんちょWATARUが精一杯の偉そうな声でクラクラに初めまして。プロデューサーになった宣言。チャイコちゃん荒ぶる。机に乗って、フトモモの内側が露わになってますよ?女子が近づくと赤面するのはワー君のクセだった?
- ドヴォちゃんはクロサイのクロちゃんに変装中。三弦はマネージャーになったのは「降格」だったの?セロリまるかじりするドヴォちゃんカワイイ。エサをあげたがるバダきゅんもカワイイ。しかし、クラクラの2人も三弦も、ワグドボを「どこかで会った気がする」って、やっぱりアルケー社のインキュベーター出身なの?
- 再び音羽館。歌苗と最初に出会ったのはモツ。勝手に壁ができて、○○しないと出られない部屋ができたよ。花束まで用意して、カンペキな告白だ。「何も要らない(中略)胸もおっぱいも」以外は。あっさりお断りしちゃったけど、歌苗は「まだ学生だし」以外の理由はないのかな?
- 次はチョっちゃんだ。「幸せに…してください///」は、飾らない良いプロポーズだと思うよおばちゃんも。明確にお断りしたわけじゃないのに、遮断されるの早すぎないですか?
- 次に出会ったのはシューさん。でも「まてシューベルト!」と先輩が走ってきたよ。バチバチ火花がぶつかるって、いやんステキ。シューさんが先輩に負けずに対抗しているのがうれしい。
- 歌苗、モテ期到来って思えちゃうところが彼女らしい。だって相手は最近自分のことを振ったばかりの人達ですよ?
- ベトシューがモメているところに駆け寄ってきたのが幼なじみ奏助だ!予告の手は奏助だったよ…。壁ドンして告白って、やるじゃないポンコツ。いつも鼻水垂らしてた(by日芽歌ママ)のに、いつの間にか大きくなって。
- でも全部言わせずに歌苗は断ってきた。「自分を安売りしたくない」って、相手に対してかなり失礼な物言いだよ?理想の王子様の像が、史実の若リストに似ている気がする。
- 壁に挟まれていたベトがムジーク発動だ!田園ロボは超便利。対するシューさんはレゲエでザ・グレート。互角の勝負をしているのが良い。モツはミカンゾンビで混ざったけど、なんか謎の巨大生物が出現してる。そんな効果あったっけ?
- リッちゃんが愛の矢の夢を出してきたら、みんな愛し合って勝負にならないじゃないですか。地面ではムジークモードのままのベトモツシューリッと、チョっちゃん奏助が言い争いを始めたよ。
- そこに大家殿が登場。不穏な空気を察しただけで、シューさん以外のムジークモード解除になるんだからすごい。「ふざけるなあ!」うん、わかる。でも怒る相手は日芽歌ママだからね。
- あっという間に元の間取りに戻ったリビングで。日芽歌ママが結婚にこだわる理由が明らかに。わー若い頃の響吾パパだ!音羽館でのハウスウェディングにはおばあさまの姿も。ハッシーは卵を拾ったという衝撃の事実。絵に描いたような幸せな家庭だったのね…。だったらなぜ娘を一人残して両親共に出て行ったのよ…。
- 元お婿さん候補5人は、歌苗の機嫌を心配していて優しい。気付いた歌苗はこのスマイルです。女神様ですか?愛だわー!
- エンディング。今回大活躍だったリッちゃんの曲です。ハートが飛び交う空間にハッシーがいる。
- 次回予告。モツが連れてきた小さな女の子もさることながら、ドヴォちゃんの涙とシューさんの表情が気になるよ。
♪ムジーク
※今回は新規ナシ。
新しいムジークが早く聴きたいですね。半年で20曲以上も聴けるのに、贅沢言ってスミマセン…。
♪今回(第7話)のマイベスト・ベト
今回はすぐ後のベト歌コーナーが多いので、そこに入らないものを。
「あと少しでカンペキなコーヒーブレイクなのだ。邪魔をするな。」
水鉄砲を打ったことよりも、この言い方と声が好きです。こだわりの強い先輩、ステキです。
「なんなのだ、これは」
その表情と言い方も好きですが、なにより装置を素直に装着しているのが良いです。
このソファでぐったりしている図。
シュ「孤高の先輩に結婚などという俗っぽい行為は似合わない!」ベ「自分の道も定まらんくせに結婚など早すぎる。俺に譲れ!」。ベトシュがお互い言い合う図とセリフが良い。お互い相手のことをよく見ているし、対等にやりあっているし。
シューさんが田園ロボに登ってきて「ん?」ってなる顔。
♪今回(第7話)のベト歌
今回は多いです。
ベ「小娘。おまえには以前なぜか振られたことがあったな」歌「ああ、あれは…」
ベトは1期11話の件をまだ根に持ってたよ!歌苗も言い返せないのよ?
ベ「今更俺の傷ついた心は戻らんぞ。」
しかも結婚話を明確に断っていないし!
ベ「うーむ。そろそろ身を固める頃合いかもしれんな…。」
そうよね。ベトの中ではずっとその気持ちはあったわけだから。
ベ「いや俺だ!」
奏助の「俺が歌苗のお婿さんになる!」発言に対して真っ先に宣言したからね。
ベ「どこだ、小娘!」なんか必死なのが良い。
ベ「小娘は渡さん!譲って貰おうか?」もうもう、良いセリフだわ!「なら腕尽くで決めるまで!」っても言ったよ?
ベ「わが想い、届かぬなら届かせるまで。俺の情熱を受け止めろ、小娘!」今日はどうしちゃったんですかベトさん?もしかして普段から思っているけどこんな機会がなきゃ言えなかったとか?
音羽館の歴史にハッシーあり。生まれたての時から、歌苗ちゃんにずっと寄り添ってくれてありがとう。
※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c