アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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『クラシカロイド』第11話(第2シリーズ) 塩しかねんだよ 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

待ちに待ったクラクラの新曲が登場!チャイコフスキーバダジェフスカによるアイドルユニット「クラスキークラスキー」が、新プロデューサーWATARUによって「ソルティークラスキー」に生まれ変わるそうですよ。「月曜から握手会してー塩対応をなじられるー♪」と歌っていたのが1期8話の女子会の回。その「塩対応」がここまで来ました。そしてワーグナーの「革命」もいよいよ始まる!?お話の急展開に振り落とされないようしっかり見届けましょう、ぜ!ひ!


第11話(第2シリーズ) 塩しかねんだよ (2017/12/16 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)
「クラクラの新曲が聴ける」それだけでも十分なのに、前のイメージを覆す路線変更をしたりワーグナーの「革命の前夜祭」を強く印象づけたりと、さすがのクラシカロイド・クオリティ。昔の私なら「ついていけない…」展開だったはずなのですが、さすがに今日まで訓練されてきたためか、楽しく観ることができました。もちろん「やってらんない気分」もかわいかったけど、攻めてきた新曲が衣装もそのふるまいも全部ひっくるめてイイ!言うまでも無くイメージをガラリと変えるのはリスキーだと思います。しかし、そうであっても飽きられる前に時にはそんな勝負をするのも、アイドルには必要なのかも。これは私の持論ですが「みんなに好かれる」ってありえないと思うんですよ。変に臆病になって「嫌われないように」無難路線を進んだら、まあ嫌われることはないとしてもおそらく好かれることもないでしょう。なので個人的には、今回の路線変更はWATARUの野望は別としても好印象でした。

また、プロデューサー交代を地でいくスタイルで、楽曲提供もつんくさんから蔦谷好位置さんにバトンタッチ。もちろんクオリティの高いカッコイイ曲で、ムジークPは本気のお仕事をしてくださっています。でもこれをがきんちょWATARUが作ったと考えるととたんに「めいいっぱい背伸びしたね。頑張ったね…」っておばちゃん泣けてくるから不思議。俺様ワーグナーを子供設定にしたスタッフには飴ちゃんを差し上げたい。オトナなら腹立つ言動でも、生意気な小僧が精一杯頑張っていると思うと応援したくなるから(※我ながら単純)。でもワー君、大きな実績を作らないと認めて貰えないという危機感から無理している印象もあるので、親心としてはもう少し子供らしい生活をさせてあげたいとも思うのです。子供が毎日変装して仕事場に行っているのを誰も気付かずまして咎めることもない奇妙な世界だけど、当たり前に学校に行かせてあげたいし同年代の子達と遊んで欲しいよおばちゃんは。

そしてチャイコとバダの2人。第1シリーズではケンカばかりの印象でしたが、今回仲良しになっていて軽く驚きました。嫌がっていた「ドサ回り系の仕事」を積極的にやってしかも現地の人たちとの信頼関係もできているし。三弦も随分穏やかになっておる。ちょっと見ていない間に一体何が?どうしてもアルケー組は音羽館組より出番が少ないので、次出てきたときはどうなっているかはわかりませんが、今回を見る限りでは良い流れになっているなーという印象です。それにしても「バッハ様のために」は最初からずっとブレてない。これからもそうなんでしょうきっと。そこは安心できる、うん。

全体のストーリーを進めるのも大事だけど、『クラシカロイド』はコメディなのでお話は楽しくなくちゃね。その辺りも抜かりなく。「塩」を引っ張ってくれたのは「塩ラーメン」。ツイッターNHKアニメ( @nhk_animeworld )さんがずっとギョーザーの先行カットをアップなさっていたので、まさか「塩ラーメン」で来るとは思いませんでした。ハママツ名物シリーズ追加?日常の何でもない一コマだって音羽館のロイド達はカワイイし、バッハコスする小僧もカワイイ。もちろんロイド達に振り回される歌苗ちゃんだって、クラクラ回は大活躍の奏助だって良い!ああみんな大好き、やっぱり私『クラシカロイド』好き!となれたので、この回は良かったです。『クラシカロイド』はずっと続いて欲しいなって今は思います。


以下は思ったことメモ。

  • アバン。ひなびた温泉街?三弦さんがレトロなゲーセンでクラシカルなゲームしてる。スマホ着信入っているっぽいよ、出なくてイイの?
  • ラクラの2人は温泉旅館の舞台でコントやってる。チャイコちゃんはカツラ二段構えで頑張ってる。バダきゅんはどこから取り出したのその大きなハリセン?とにかく仲よさそうでほっとしたよ。お客さんにもウケてるし。

     

  • ハママツも夕暮れ時。WATARU音羽館に帰らずまだアルケー社の仕事部屋にいるのね。三弦が電話に出なくて「ふん」だって。
  • Aパート。バダきゅんがつらそうな声出してると思ったら、お土産の激辛せんべい食べてたのね。クラクラの2人と三弦で日本全国のお菓子を囲んでいるここは会議室?バダきゅん、細長い包みを目にあててWATARUのモノマネしとる。三弦は「私はこのままでいいっすよ。ラクだし」って、もう研究者には戻らないのかな?
  • ウワサをすれば、WATARUの話声と足音。ん?裾の長いマント着ているっぽいけど、そのマントどこかで見たことある気がするよ?クラスキークラスキーの軌跡、第1シリーズからの回想と解説をありがとう。WATARUはプロデューサーとして頑張っているのに、話を聞いて貰えないのはつらいね。がきんちょだってナメられちゃ困るよね。
  • ドアを開けたのはちっちぇえバッハ様だ!しかも「アンダンテ!」ってカワイイが過ぎる。バッハコスプレのWATARUはぺらっと書類を投げてから「アンダンテ!クレッシェンド!」とあくまで2語しか覚えていない音楽用語で通そうとする、カワイイ。でもバッハ様の音楽用語はわかるチャイコちゃんにも通じていないみたい。大丈夫なの?

     

  • 自分の仕事部屋に戻ったWATARUは、精一杯虚勢を張ってしんどかったらしい。肩で息しながら「やった。あいつらにやっと連絡事項を伝えた。おーしおーしおーし!」って、かなり一方的だったけど。
  • カツラとサングラス放りだしてドヴォちゃんのそばに。バッハコスがドヴォちゃんのアイデアだったとは、なんか意外。「ありがと、ありがと!」ってWATARUかわいいよー!しかもバッハのマネしたおかげで話が通じたって思っているのね。

     

  • そうか。バッハのマネするのはいやだったけど、クラクラをクール路線にするために頑張ったのね。ワ「これは革命の第一歩にすぎないんだ」…そうだったそうだった。「革命」のことすっかり忘れてたよゴメン。「ボクたちの夜明けはすぐそこだ」。指さした夜景はキレイだけど、早く帰らないと歌苗姉さんが心配するよ?

     

  • 所変わって、あくびしてるバダきゅんとチャイコ。WATARUはバッハコスしてるけど、さすがに音楽用語じゃ通じないとわかったのか、ちゃんと日本語で指示出してる。ラーメン店でバイトって、ハママツはラーメンも有名なのかな?クラクラの2人はとりあえず反発する。チャイコ「ちょっとお笑いのうまいアイドル歌手が」…「お笑いのうまい」って自分で言う。
  • 「ぷぎい」とドヴォちゃん(※クロサイのクロちゃんに変装中)が見せたスマホ動画が本物バッハ様のメッセージ。「ア・テンポ」だけで意図を読み取れるチャイコちゃんすごい。調子に乗ったWATARUが「ア・テンポ」って言ってもバカにされるだけだけど。ブルブルしてたけどよく耐えたねワー君。「キミのアイデアだからな!」って、ドヴォちゃんに八つ当たりするあたりはがきんちょ。
  • ラーメン店にお客さんが来て、当たり前の接客態度で「いらっしゃいませ」を言うクラクラの2人。「へえこらするな!」の頑固オヤジ店主にはビックリだよね。もうこの店主が典型的なこだわりラーメン屋で清々しい。メニューは塩ラーメンしかないし出来上がったのを即出すし、「なんにも入れずに、ぜひ」「黙ってくいな、ぜひ」って、色々キツイ。

     

  • ほとんど命令に聞こえる「ぜひ」を習得しようと決意するクラクラの2人。あくまでも「大バッハ様のために」とは、けなげだわ。でも新プロデューサーのがきんちょのことは眼中に無いっぽい。
  • 「へい!しょっぺえ!」と出迎えた今度の客は、まさかの音羽館ロイドたちだよ!みんなでラーメン食べに来るって仲良しだね。大きめのマスクで顔を少し隠したところで、クラクラの2人だってことはすぐバレると思うんだけど…。でも音羽館ロイド5人はラーメンで頭一杯なのか気付いていないっぽい。
  • チャイコちゃんもバダきゅんも、塩対応が練習中とは思えないうまさ。「ぜ!ひ!」をつければとりあえず形にはなるね。チョ「塩ラーメンで塩対応、フフフ」って、やっぱりダジャレ言うキャラになっとる。窓から覗いていたWATARUと三弦。WATARUの持論は「観客にシッポを振っていてはダメ」らしい。塩対応の対義語が「まごころ対応」とはしらなんだ。

     

  • モツは水を求めるのに先輩はギョーザーを欲する。後輩は先輩が欲しいモノを出して欲しいらしい。「せめて敬語を!」が好き。結局食べ残したまま全員店を出たらしい。この時のみんなの手も好き。でも出されたものはきちんと食べようよ…。ベト「常識が無い!」がマイブームなの?シューが言う「まごころ」の定義を知りたい。箸を持ったまま出てきたモツ「まだ食べてたのに!」そうだよね。お水さえあればもっと食べられたよね。

     

  • 入れ替わりでお店に入ったのはおじさん2人。客足途切れないからなかなかの人気店なのでは?クラクラの2人とは顔見知りだった。2人ともお世話になった人には丁寧にあいさつして、好感度高い。三弦の解説によるとおじさんたちは「第三回ギョウナ君祭り実行委員会の幹部」だって。クラクラはイベント参加予定で「目玉だった」と三弦は言っているけど、おじさんたちの中では過去形にはなっていないっぽいよ。
  • WATARUの仕事部屋にて。壁に掛けてあるお城の絵が気になる。ワーグナーパトロン、ルートウィヒ2世が建てたノイシュバンシュタイン城かも(※画像検索でそれらしきものを見たのですが確証できません)。

     

  • 祭り参加が新路線に合わないからキャンセルになっていたのを知ったクラクラの2人は怒り心頭。WATARUがバッハのマネで「ダ・カーポ」と言っても、クロちゃんが切り札のバッハ動画を見せてもダメ。WATARUもやばいと思ったのか、通じる日本語で話し出したよ。
  • 菓子折持って謝りに行くって、それも仕事のウチっすって、三弦さんオトナだ…。「バッハ様のためっす」がクラクラの2人にも効いたみたい。ワグドボは機を逃さず乗ってくる。ワ「余計なことをせずただ立っていろ!」腹立つ(笑)。チャイコちゃんの「コバッハめ」の捨て台詞が好き。
  • どこかのショッピングモールにある屋外ステージ、夜だし何か寒そう。奏助はこんなところにも来るファンの鑑。「ここにお集まりの皆さんは幸運です」ってまたワーグナーらしいセリフだね。「ようこそ革命の前夜祭へ」だって。カッコイイ衣装着てサングラスかけてても、声と風貌でワー君だってわかりそうなものだけど、奏助?
  • Bパート。「ソルティークラスキー!」WATARUは演出上手いよね、プロデューサー向きだと思うよ。ソルクラ、シルエットだけでカッコイイ!明るくなったら婦警さんコスの衣装だったよ。メイクがオトナっぽい。2人で衣装のカタチが違うのは従来通り。

     

  • 「やめてーそんな目で見ないでえ。でもこっち見て!」わかるよ奏助、わかる。お客さんの反応が良かったから、舞台袖で「よし」って小さくガッツポーズだ。うまくいったと思ったら必ずガッツポーズするのがカワイイ。衣装や演出はWATARUが全部一人で考えたのかな?
  • 演説大好きワーグナーが舞台で語っているとき、舞台裏には例のお祭り実行委員のおじさん2人が。三弦が連れてきたの?気持ちよく許してくれるおじさんたちもいいけど、丁寧にお詫びするアイドル2人が良い。地道に信頼関係を築いてきたのね。

     

  • バッハはじめアルケー社の上層部にも自信満々でソルクラの進め方を話すWATARU。バッハ様は「アンダンテ」だけですかしょっぺえ。そういえば、スタッフが働くデスクが並ぶオフィスは初めて見た気がする。
  • ハハハと笑いながらレッスンスタジオの扉を開いたWATARU。第1シリーズで見たことがあるコーチ陣が大勢倒れてるよただごとじゃないよ。どうやら強いウォッカを飲まされたらしい、ありゃま。でも匂いで分かるくらいにはウォッカを知っているよこの小僧は。
  • レッスンを抜けだしたアイドル2人は案の定、音羽館に来てる。チャイコちゃんのオヤジ帰りは見たことあるけど、バダきゅんのエンジ色のイモジャーは初めて見たかも。バダ「落ち着くよね歌苗んち」って、結構頻繁に来ているのかな?1期8話で「…と思ったけど実家がないわー♪」って歌っていたけど、実家みたいな場所になっているのかもね。

     

  • 「うちにいた」って普段着で帰ってきたワグドボ。バダ「誰?」って、サングラス外しただけのWATARUだよ。いつも一緒にいるじゃない、気付こうよ。合コンで革命のお姉さんとカップルになったって指摘されて、全力で否定からの顔真っ赤にして、ワー君は相変わらずうぶちゃんだ。
  • ソルクラのクール路線と上から目線、2人ともイヤだったらしい。みんなに愛されていたアイドルの路線変更はやっぱりつらい?ワー君は反論しようにもできないのは、いい言葉が浮かばなかったのかWATARUだとバレたら困るからなのか。
  • ベト「夕飯だあ!」って鍋底をカンカンお玉で叩いて言って回る。これ、いつもやっているのかな?チャイコとバダを見つけたら、慌てて引っ込んだけど。
  • ベトを適当にあしらっていた歌苗も、急なお客様にちょっとだけあせる。「夕食、食べてきます?」って、普段から時々食べに来てそう。「一人前は8個」ってまたベトがこだわりを発揮してる。チョが部屋で食べるとか、リッがもっと作ったらあふれる愛でとか、シューが割り算をし直しましょうとか、モツが一気に100個は食べられちゃうとか、みんな好き勝手言って大家さんは軽くパニック。
  • チャイコとバダはわがままな住人たち一人一人に上から目線攻撃だ。史実チャイコフスキーモーツァルト大好きだったから、何か言うにしても台の上からとか工夫が必要だったの?

     

  • バダの「なにか?」に、さっとギョーザーを差し出す奏助は訓練されてるガチ勢。はっと我に返ったアイドル2人。ナチュラルに上から目線していたのがショックだったのね。チャイコ「こんなんじゃどこ行ったって嫌われちまう…」って落ち込んでる。
  • さあここから楽しい。NHKアニメ( @nhk_animeworld )のツイッターで先行カット紹介されていた「みんながギョーザーを差し出す絵」、順番にいきますよー。ベトだけはマイベストのコーナーで。
  • モツ「べ、別に一個もあげないってわけじゃないし」。

     

  • ダブルフランツ「先輩の傑作を召し上がれ」「この愛、受け取ってね」。

     

  • チョ「キャッ」。

     

  • でもね、全部あげたつもりになっているけどさ、お料理する人は頑張って手間のかかるギョーザーを大量に作ったわけじゃない?それを放りだして外食行くなんて、お母さんは許しませんよ。歌苗ママンだけ黙々とギョーザー食べているのが泣ける。
  • ワ「上から目線がいやなものとは限らないのかもしれませんね」うん、ワーグナーは上から目線で生きてきた人だった気がするよ。バダ「愛される上から目線?」とは?
  • ラーメン店にて。5人とも同じ動作をシンクロさせながらラーメン食べる。勘定もぴったりに払う。てか、無収入の約3名はその小銭はどこから?最後に店を出たモツが後ろ手で戸を閉めるのが好き。チャイコとバダは何か掴んだ?小窓からワグドボが様子を見ていたね。

     

  • さて、本番のライブ。祭り実行委員のオジサン2人も来てる。まずは今までの衣装で「やってらんない気分」だ。会場が温まったところで、新曲登場。着替えはやい。バダ「ここからは新しいクラクラですの」チャイ「そのチカチカするの消して下さる?」…モード切替もはやい。
  • 正座させたり無駄な息止めさせたりと、「~さる?」でとことん上から目線だ。観客も素直に従ってる。「しっかり聴くのよ、ぜ!ひ!」で始まった新曲、超かっこいいじゃないですか!でもすぐに終わっちゃった。もっと聴かせて下さる?
  • 熱狂する一般客。一方ハッピ着ている以前からのファンたちは最初は静かにしていたけど、一人また一人と拍手。変化を受け入れてくれたのかな?いいファンに恵まれたね…。祭り実行委員のオジサン2人も喜んでくれたし、塩ラーメン店主も泣いてる。
  • モニター越しに見ていたプロデューサーWATARU「ボクはバッハを超えた!」の言い方ががきんちょ。「みんな体験してくれた?ぼくの革命。プロデューサーWATARUのレボリューションを!」って、大画面に大写しになるWATARU。ここでアイドル以上にPが目立っちゃうのは90年代のイメージ。とにかく、おいしいところを全部持っていったよね。それにしても、声も姿もワー君だよ音羽館組はなぜ気付かない?でえバッハ様は中継画面を無言で見ている。
  • 音羽館。またチャイコとバダがサボりに来たらしい。スポーツ新聞の記事、頑張った自分達よりプロデューサーのほうが大きく取り上げられているのつらい。歌苗「ワー君知らない?」って、もう少し真剣に探したほうがいいのでは?三弦の運転する車がアイドル2人を迎えに来た。探しているワー君はお仕事モードで助手席に座っていたけど、ちょうど陰になって見えなかった?
  • エンディング。チャイコとバダのシルエットがずっと走っている。アイドルって大変だ(※まじめに)。
  • 次回予告。つ、遂にワーグナーのムジーク来る!?「革命」の行く末はこの際問わない、最高のムジークさえ聴かせてくれたらそれでいいから!


♪ムジーク(挿入歌)
ソルテソルテ
アーティスト:CLASKEY:KLASKY(矢田喜多&月元しょうこ)
作詞・作曲・編曲:蔦谷好位置
 ※ワーグナーのムジークPのかたによる作詞・作曲・編曲です。

 


♪今回(第11話)のマイベスト・ベト
いつもカッコイイ先輩ですが、特に今回の作画の顔は個人的に好みです。

 

音羽館の噴水横にクラクラの2人を見つけてうろたえたの表情。

 

バダに上から目線で「髪くらいとかしてみたら?ぜ!ひ!」と言われてひるむところ。

 

「こうか。これで満足か?」って、赤面しながら自信作のギョーザーを差し出すところ。後ろに見える布の模様がハートなのよね。

 

「わがままなやつらめ」の言い方が好き。これ1期24話でもモツに対して似たこと言ってたけど、また聞けるとはありがとうございます。奏モツシューチョが本気で息止めてるのも良い。


♪今回(第11話)のベト歌
いつのまにか夫婦(※何度でも言いますが違います)。仲が良いにもほどがある(※もっとやってください)。

 

ベト「夕飯だあ!」って鍋底をカンカンお玉で叩いて出てくるところ。これ、ついさっきまで台所に歌苗ちゃんと一緒にいて、おかずが出来上がったから「みんなを呼んできて」って頼まれたんでしょ?それで素直に言うこと聞くんでしょ?

 

台所で「人数が個数が」と騒ぐベトを適当にあしらう歌苗ちゃんは慣れてる。もう長年連れ添った夫婦にしか見えない。他の人に対しても「めんどくさいですよねー」とナチュラルに同意を求めたり、手に負えなくてシューさんに「あなたの先輩が」ってさりげなく負荷を分散させようとしたり。

 

ソルクラのライブでのベトの興奮たるや。もしかしてこういうの好き?1期14話ではギレドルカナナを全力応援してたものね。1期19話で歌苗ちゃんは一瞬だけ婦警コスしてたし。ベトのためにもう一度婦警コスして叱ってー!カナナー!ベトのためにキツめの塩対応を、ぜ!ひ!

 

 

 

ムジコレ5のジャケット絵が発表されました。amazon特典の着せ替えジャケットも全部クラクラ!これはジャケット買いですね。もちろん今回の「ソルテソルティ」も、ムジコレ4に入っていない「Song for the moon ~月光より~」も入る予定とのことですから、早めの予約を、ぜ!ひ!


※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

札響の第9(1日目)(2017/12/16) レポート

札幌交響楽団 Sapporo Symphony Orchestra-「札響」

 12/16はベートーヴェンの誕生日と言われているそうですね。今年2017年はちょうど12月16日と17日に札幌交響楽団による第九の演奏会が札幌コンサートホールKitaraで催されており、行ってまいりました。その簡単なレポートを書きます。例によって私は音楽の素人ですので、子供の作文クオリティにて失礼します。

今回は私の札響デビューに加え、我が家の小6の息子を連れていくのが目的でもありました。息子は11月に先生の引率で学年全員で行った「Kitaraファースト・コンサート」を良かったと言っていて、「札響の本物のコンサート聴いてみる?」と声かけしたところノッてきたのです。

 

Kitaraファースト・コンサート | 札幌コンサートホール Kitara

 同級生のみんなと同じ贅沢な音楽の時間を共有できるこの企画、本当にありがたいです。良いホールとプロの楽団がいて、早い段階で本物の音に触れる経験が出来る子供達がうらやましい。プログラムは有名な曲の一部を少しずつ演奏する形式のようですが、最初はそれでいいんだと思います。聴くだけでなく、演奏に合わせて児童達が『翼をください』を歌ったコーナーもあったそう。

話を戻します。12月はちょうど日本のクラシック音楽の年末恒例行事とも言える第九のコンサートがあるし、ほら『クラシカロイド』のベトさんのムジークになった曲だよ?ということで、第九のコンサートを選びました。チケット購入時は既に開演2週間前で、席はほぼ埋まっている状態。U25という若い人向けの割引チケットはBP席に限ることもあり、B席の並びを確保しました。息子と2人きりでのデートで、年中の娘はパパと家でお留守番です。

指定席なので慌てる必要も無いのですが、早めに会場入り。人の多さにビックリ。トイレに長時間並ぶし早めに来て正解だったかも。チケットをもぎってもらいプログラムを受け取ってから席に着きます。対訳付きの「歓喜の歌」のドイツ語が読めなくて親子で悔しがっていましたが。

 

開演。はじめは「モーツァルト 交響曲第9番 ハ長調」です。12分ほどの短めの交響曲。私は初めて聴く曲でしたが、明るく伸びやかで安心できます。後で調べたところ、モーツアルトがローティーンの頃に作曲した曲のようです。そうですよね。ムジークにもなった25番が17歳の頃の作品なのだから、シンプルに考えてそれより前に24曲もあるわけで。ということを、15分の休憩時間に息子と話していました。

休憩後はメインイベントの第九。クラシック音楽好きの父が何度も聴いていたのでよく知っている曲なのですが、当たり前だけど生演奏は違う。音が塊じゃなく、それぞれ一つ一つの楽器から空気振動も伝わってくる。真空管アンプの音は奥行きがあって低音もよく響きはするのですが、録音とライブは違う。惜しいのはやはり席。せめて真ん中の方に座りたかった…左右の耳に入ってくる音のバランスが微妙に違うためか、または覚えていたレコードの音との差に酔ったのか、第1楽章は鑑賞する以前に少し気分が悪くなって(※演奏のせいではありません!あくまで私自身のコンディションの問題)、ちょっと慌てました。少し余裕が出てきたのは第2楽章から。あ、同じメロディを楽器ごとにリレーしていくのねとか、そのメインで演奏する楽器でない人たちの動きも見ることができるように。

第3楽章の前にソリストのかたたちが入ってきて(合唱団の皆さんは最初から着席している)、楽章の合間ですが拍手がありました。そして第3楽章。私、実はこの第3楽章が好きで、気付いたら涙が出ていました。音楽に感激したら自然に涙が出てしまうのは、『クラシカロイド』のワー君だけじゃないから。おばちゃんもそうだから。そして第4楽章。聞き覚えのあるメロディで気のせいか隣の息子が少し身を乗り出したようでした。そして合唱。私は最初は対訳付きの歌詞を追いかけていたものの、それは早々にやめて耳に神経集中させることにしました。まずバリトンソロで圧倒され、合唱も重なり、次はソロ四重唱、また合唱も重なり…楽器の音とはまた違う歌声の美しさにまた自然に涙が。でもクライマックスは第4楽章だけでは成り立たない、その前の1から3楽章があるのは意味があると素人ながら思いました。

拍手は鳴り止まず、指揮者のかたやソリストの皆様も何度か出てきておじぎをされました。アンコールの演奏は特にありませんでした。良い演奏をありがとうございます。そしてベートーヴェンさん、この曲を生み出してくださって感謝です。

 

休憩時間にジュースを飲み損ねた(バーが長蛇の列だった)息子は、何か甘いものが欲しかったらしく、併設のレストランでスイーツを頂いてから帰ることに。いつもは年齢の離れた妹のほうに手がかかるので、息子と2人でいる時間は貴重です。ご飯前にアイス食べるのも今日は特別ね。演奏どうだった?と尋ねたところ、第4楽章は迫力あったけど、途中は寝そうだった、と。うん、長いもんね。でも最初から最後までおとなしく聴くことができたし、中学校で合唱部に入りたいようなことを言っていたから良い経験になったんじゃない?ママも初めて札響の演奏が聴けてよかった。次は少し良い席で、ベートーヴェン以外の曲も聴いてみたいよ。

すっかり暗くなって、寒い雪道の中、地下鉄で帰路につきました。先に作っておいたカレーを温めて家族全員で食事を済ませてから、『クラシカロイド』の今日の分の録画を楽しみいつもの生活に。『クラシカロイド』から本物のクラシック音楽に興味を持ててよかったね。来年は息子は中学生で難しい年頃になっているかもしれない。まだ母親と付き合ってくれる時期は、何とか2人で演奏会に行ければと思いました。ぜ!ひ!

今回も最後までおつきあい頂きありがとうございました。

 

※禁無断転載。この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

『クラシカロイド』第10話(第2シリーズ) リストvs.リスト 運命の鐘(ゴング) 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

今回は第1シリーズ8話以来、超久しぶりのリストお当番回です。クラシカロイドではグラマラスな美女になっているリスト姐さん。でもあまりになじんでいて、「音楽家フランツ・リストは男性」って史実をうっかり忘れそうだったよ…。そして公式から早い段階で発表があったムジーク「ラ・カンパネラ」がついに聴ける!「vs.」ってバトル要素もあるみたい?今回も愛あふれる目で観ていきますよ。

 

第10話(第2シリーズ) リストvs.リスト 運命の鐘(ゴング) (2017/12/09 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP


♪感想(レビュー)
面白かった!史実をここまで掘り下げたのは初めてでは?タールベルクやパガニーニまで出てくるとは思わなかったです。予習していたおかげで「ヤマ張ったところがテストに出た(※我ながらたとえがひどい)」感でシンプルに気分が上がりました。少しだけ史実を知っていた小6息子も「パガニーニ!」「ピアノ壊したー!」と、部分的に喜んでましたよ。もちろん「考えるな感じろ」系のぶっとび話は大好きなんですが、史実ガッツリもたまにはいいのでは?ちなみに、年中の娘(リストさん推し)はピンとこなかった様子。そもそも、リストが元男性というのが受け入れられないらしいです。クラシカロイドのリストさんが魅力的な大人の女性に仕上がっているので、これはある程度は仕方が無いかも。でもだからこそ、1話まるまる使ってがっつり史実を取り上げることでフランツ・リストへの敬意を表してくれたことが嬉しいです。実在した人物の名前と実績を借りてお話を作っているわけだから、性別変更という大胆な設定変更をしている以上、やはり史実をきちんと説明する必要があると個人的には思うんですよね。これ、ぜひチャイコフスキーもお願いしますよ!ワグドヴォの場合はさすがに「子供やコビトカバは違うだろ」と誰でも思うと信じてるけど…。

それに史実ネタ盛りだくさんでも説教くさくはなくて、普段サポート役になりがちなリッちゃんの言動や考え方をしっかり見せて貰えてよかったです。エンタメ要素にしても、主役の男前なリッちゃんだけでなくどのキャラも「らしさ」がある動きをしていて楽しかったし、ピアノバトルがいつのまにかボクシングになってもろもろぶっ飛ばしてくれるお話の展開はさすがクラシカロイド。また今回ピアノバトルからの流れで、ムジークの前に原曲を流してくれたのは素晴らしい。これ、ストーリー展開上不自然なカタチでなければ今後も積極的にお願いしたいところ。もちろんお話と絵面に負けないムジーク最高!これを25分の1話完結でやってのけるのだから、やっぱりすごいなって。素人の私では絶対に思いつかないことで、素直に脱帽します。

ただ(※始まりましたよ)、もやっとするのが「ゲストキャラをサンドバッグにしている」ように見えたことです。一部で見られる「才能に恵まれたイケメンがひどい目に遭っていい気味」という見方は個人的にはキライです。「いけ好かないヤツはやっつけていい」という考えの人とは、私は仲良くなれません。気分爽快になるどころか気分悪いので。制作側がそういった意図で作ったとは思えませんが、今回のゲストキャラの扱いはとても危うさを孕んでいると感じました。「リストが前世の記憶における『若き日の自分』に喝をいれる」展開にする以上、幽霊を登場させるよりは生身の人間のほうが面白く出来るのはわかるんです。市井の人々が夢中になるのも実際にピアノバトルができるのも、生きている人間だからこそですし。でも、はっきり言うと「赤の他人」に対して「若い頃の自分に似ている」という理由で絡むのは、モツが言うように「言いがかり」なんですよ。ターゲットにされた人にとっては、とんだとばっちり。アルケー社の提案がなければ、理栖斗はバトルを断ったかもしれない。そして仮に他人に対して「間違った生き様を正してあげたい」義憤に駆られたとしても、私刑はダメぜったい。だから出家した史実をもとにしているとわかってはいても、相手をつるっぱげにしちゃったのは笑えませんでした。だからって代案は出せないのですが。「面白いって言ってたくせに文句言うな」って聞こえてきそう。ゴメンナサイ、文句を言っているつもりはないのです。それでも私の性分として気になったことはハッキリしておきたいのです。

でも救いだと思うのは「リッちゃんは全部わかっていそう」なのと「理栖斗も全部のみ込んで前を向いている」の2点です。生身の対戦相手は確かに赤の他人だけど、そこに過去の自分を見ていることはリッちゃんが一番良くわかっていたはず。過去の自分がそうだったように自分に厳しいトレーニングを課していたし、ムジーク中のパンチパンチも丸腰の人間相手ではなく鐘にぶつけていたしね。私刑はダメだけど、結果としてちょっと天狗になっていた理栖斗の荒療治にはなったわけで。リストはその後ピアノ教室にサポートで入って、ちゃんとフォローしているし。フランツ・リストが弟子の育成に力を入れた史実がさりげなく入っているのがニクイ。一方、理栖斗もフランツ・リストにあやかった名前をつけられたくらいだから、幼い頃から相当ピアノ演奏を鍛えられていたはずで、しかもイメージとして美形を保つ必要があって、「恵まれている」だけでなく相当努力してきた人だと思うんです。髪を失って美形にこだわらなくて済むようになった分、少しはラクになれたかな?ウィッグで誤魔化したりせず、坊主頭をさらけ出して教室を続けている姿は清々しい。そして乱暴なことをしたリストを恨むどころかむしろ頼りにしているようにも見受けられました。本当に優れている人は、私怨で足踏みしたりせず前を向いて進んでいけるんですよね。

今回のゲストキャラ・葵理栖斗(あおいりすと)の声優さんは中村悠一さん。一度限りで豪華声優を呼ぶのがクラシカロイド・クオリティ。月並みな表現になりますがハマリ役でしたね。容姿と才能に恵まれたイケメンって、こんな声しているんだなって。今後また登場してほしいです。あとこれはほんっとにどうでもいい個人的なことなんですが、中村悠一さんは「この先ブラームスが出てくるとして声優さんは誰がイイかな?」って私が妄想していた候補のお一人だったんですよ。また考え直さないと…。まあ、最初に激推ししていたのは諏訪部順一さんだったわけですが。でもドヴォちゃんに決まったとき、毎週諏訪部ボイスが聴けるの!?って本当にうれしかったんですよ。あ、あのですね。もちろん毎週「プギ」を聞けるのはありがたいのですが、できればもっと人間の言葉でしゃべってドヴォちゃん!バリトンボイスの丁寧語を身体が欲しています。お願いもっとお説教してして!…贅沢言ってごめんなさい、20年近く「ピカピカ」ってしか言ってないピカ○ュウ先輩に謝ります(※こればっかり)。


以下は思ったことメモ。

  • アバン。歌苗が持ってきたチラシで「リストピアノ教室」を知ったリッちゃん。身に覚えが無いらしい。手作り感あふれるチラシのチョウチョが印象的。
  • そのピアノ教室にて。海月は友人の詠子・美衣子・椎子に誘われて来たらしい。学校帰りに寄ったのかな?みんな冬服お似合いよ。でも詠子・美衣子・椎子はモツの親衛隊じゃなかったの?今は目の前にいる王子様に夢中なの?

     

  • 葵理栖斗(あおいりすと)と名乗った講師、すっごいイケメン。女子達の目がハートになっとる。周りの空気もBGMも違う。そうか、新規の人を連れてくると個人レッスンのクーポンが貰えるシステムなのね。詠子・美衣子・椎子の心の声、「次は歌苗を連れて」って案外まとも。もっとえげつないかと勝手に心配してたよ。
  • そこに現れたリッちゃん。顔もドスのきいた声もコワイです(笑)。女子達も頭にマンガ汗かいてますよ。他人が「リスト」を名乗ってピアノ教室をやっているのが我慢ならないらしい。

     

  • Aパート。理栖斗「世迷い言」って、まあボキャブラリーまでエレガント。やっぱりそこはピアノバトルよね。フランツ・リストがタールベルクと対戦した史実が出てきたけど、結果はそんなに大差は無い判定だったような?ま、そんなことはどうでもいいですね。啖呵を切ってピアノに向かうリッちゃんカッコイイ。
  • やだピアノ演奏は聴かせて貰えず、次のシーンは屋台のおでん屋だ。ここはハママツだからアボカドは入っていない?リッちゃんは日芽歌さんと飲んだときはおしゃれなバーでカクテルだったのに、一人でやさぐれるときは屋台でコップ酒をあおるんだね。
  • リッちゃん、ピアノ勝負は最初からコケたらしい。カッコワルイ。おやっさん相手にグチってる姐さん、ホテルのバーでの演奏バイトは適当だったの?過去の栄光を持ち出して「昔は…」うんぬんを言い出したらおしまいよ?コップのフチを指でぐるぐるたどりながら何かに気付いた?
  • おやっさんが酒のおかわりを止めたのに「この世で一番嫌いなヤツに負けたんだ、これが飲まずにいられるかあ!」大荒れのリッちゃん。腕をバシッとつかんだのはベトだ。シューさんも一緒。

     

  • 「確保した。シューベルト、すぐにみんなに伝えろ」のベトの声に、「はいっ!」ってシューさんが向かったのは懐かしの公衆電話!…最近街で見なくなったよね。そうか2人ともスマホ持ってないもんね。
  • 音羽館で待機していたチョっちゃんに電話して、そこから全員に連絡が回る約束らしい。全員でリッちゃんを探してたのね。モツのお散歩を尾行したこともあったし、みんな同居人に優しい。てか、シューさんが行方不明のときに誰も探してなかったのはひどい!
  • チョっちゃんがパッド君に送ったメールで、奏助歌苗モツに伝わった。女の子をナンパするモツを回収する歌苗は慣れてるね。それにしても、捜索チームの班分けはなぜこの組み合わせになったんだろう?
  • 次のシーンではリッちゃんは部屋のゴージャスなベッドで寝ている。住人達が大声でこうなったいきさつについて話してる。ちゃんと歌苗にピアノ教室での出来事を伝える海月はやっぱり親友。パッド君の「(理栖斗は)奏助にないものをすべて持っていますね…」の言い方が好き。

     

  • 理栖斗が本名って、なかなかのキラキラネームだ。その名前を使うなって言うのは確かに言いがかりだね、モツ。でもモツが常識人で驚いたよゴメン。歌苗「いつもおおらかで明るいリストさんがどうして」そうなったのかは、確かに不思議だね。
  • 当のリストさんは狸寝入りで全部話を聞いていた件。「どうして…それは多分アイツがあの頃の私にそっくりだったから」からの、フレーム付きセピア色の回想キター!
  • わーわー!史実フランツ・リストのピアノリサイタルだ!ドレスをまとった貴婦人達の中に、海月に詠子・美衣子・椎子にそっくりな人達がいる。海月はメガネかけてない。超絶イケメンのリスト様、汗をぬぐったハンカチをわざと落としていったよ。海月と詠子・美衣子・椎子が争奪戦を繰り広げているよ。

     

  • しかし、リッちゃんは前世のことかなり鮮明に覚えているのね。当時はヨーロッパ中の貴婦人が夢中になるほどのアイドルで、若い彼(彼女)は傲慢になっていたと。脱いだスリットスカートが床に落ちる絵にドキッとしましたよ。なんかトレーニングウェアに着替えた。外は東の空が白む頃ではあるけど、起きるのにはまだ早い時間みたいよ?
  • カロリーヌとの初恋話キター!「遊びではない初めての恋」でも、お相手は伯爵家の娘で親が許すはずも無い。「そのとき私は思い知らされた。今の自分にあるのは若さと美しさだけ」…自分に厳しいのは立派だけど、ピアノ演奏の実力は確かにあったと自信持っていいと思うの。「そう、あいつ(理栖斗)も何も持っていない」…昔の自分によく似ているからそう思うのね?早朝ジョギングに出かけるリッちゃんを、屋根の上からハッシーがお見送り。
  • 明るくなったけどまだみんな寝間着姿の音羽館。こんな早朝にお届け物、リッちゃんが注文したピアノだった。家主だけじゃなく住人全員が出てくるのが良い。チョっちゃんは頭からすっぽりブランケットかぶっているけど、その下は何か着てる?シューさんはパジャマ持ってないの?
  • 「HAYAMA」のロゴ入りの上等なピアノにモツは大はしゃぎ。シューさんも家賃払っていないのに「大家殿から私達へのサプライズプレゼント」と言い出すくらいには舞い上がっている。そうだよみんな音楽家だもん。鳴らないオルガンはあったけど、今まで演奏可能なピアノがなかったのは不思議。
  • 「悪いけどみんな出て行ってくれる」と言いながら、なにやらお習字で書いているリッちゃん。理栖斗への果たし状、なかなかの達筆です。子猫ちゃんにメッセンジャーを頼むのは、彼女が音楽家ではないからという理解でOK?
  • Bパート。ソファでお茶している音羽館住人達。歌苗は果たし状はまだ届けてなかったらしい。リッちゃん、身体をすんごく鍛えている。演奏は体力勝負だからそれも大事よね。でも演奏の練習より筋トレに時間をかけているように見えるけど。前世で練習用にしていた「わざと鍵盤を重くした特注のピアノ」は今回用意出来なかったから?
  • ベトもモツもリッちゃんに戦わせてあげたいらしい。2人とも前世でそれぞれピアノバトルやっているもんね。しかし歌苗が果たし状を届ける前に、もう理栖斗vsリストの「ピアニスト頂上決戦」開催が既成事実になっていたらしい。奏助、いつも情報ありがとう。
  • アルケー社の応接間に理栖斗がいる。この部屋にも音楽家肖像画があるのね。理栖斗のウィンクにクラクラの2人は卒倒しちゃったよ。「アイドルはみんなのもんだ。バッハ様以外になびいちゃなんねえ…」チャイコちゃんは頑張ったね。バッハ様は特別なんだね。
  • わざと目をそらして持ちこたえてきた三弦も、理栖斗のスマイルにやられた。「崩れていく、クールな私のイメージが…」。三弦さんもバッハ様一筋だったはずなのに。そういえばバッハ様は今どうしているのかしらん?

     

  • 一方、WATARUの仕事部屋。ドヴォちゃんは浅いプールにアヒルちゃん浮かべて自分も浮き輪とか、カワイイ。クレイパックが溶けちゃうよ?ピアノバトルの黒幕はワー君だったか。WATARUはリストを「いつか凹ませてやろうと」って、発想ががきんちょ。「手は打ってある」って、何をしようとしているか大体分かるけど。

     

  • 街中にポスターとか垂れ幕、史実リストのコンサートツアーもおそらくこんな様相だったんだろうな。1期9話のベトが見上げた、あのスクリーンにも理栖斗の映像が。女の子だちみんなキャーキャー言っている中で、歌苗もポッと頬を染めてるし。奏助、歌苗を取り戻してくれてありがとう。
  • 「男達よ、立ち上がれ。打倒イケメン…」とネットに書き込むチョっちゃんが超絶イケメン。目がコワイけど。大事な友達のためなら頑張るよね。奏助はシンプルにモテるイケメンをやっつけたいだけ?

     

  • さすがユーチューバーの影響力。チョっちゃんの呼びかけで音羽館前にはリスト応援隊の男達がわんさか押しかけてきた。ここからのBGMは歌苗が1期14話でアイドルの特訓したときの曲だ。私が密かにロッキーを連想したやつ。
  • 主に筋トレを頑張るリッちゃん。ランニングには応援団の男達もついてくる。おでん屋台のおやっさんも、ぐっ!のサインをで応援してくれてる。階段かけあがって「うおー!」って、あの美声のリッちゃんがすごい声出すなあ。チョっちゃんはさすがに知らない人いっぱいいるから、ミカン箱被って外に出たのね。

     

  • いよいよ試合当日。客席は理栖斗のファンクラブが埋め尽くして(※WATARUの作戦だと思う)、リスト側なのは音羽館メンバーのみ。アウェイ感つらい。
  • シューさんの「あきらめるのはまだ早い」をさえぎって、モツが親衛隊のみんなに声かけた。でも無視されたのは相当こたえたらしい。詠子・美衣子・椎子だけは、自分を好きでいてくれると信じて疑っていなかったのねモツ。
  • 開演。イケメン理栖斗がドレスアップしたクラクラの2人の手を取って入場だ。「きゃー理栖斗さまあー!」お約束の黄色い声援。バダきゅんのキラキラした笑顔に奏助もショックを受けたらしい。理栖斗の「ありがとう(ニコッ)」でクラクラの2人倒れる。もはや様式美。

     

    「僕を応援してくれるすべての女性たちに愛を込めて」演奏を始める理栖斗。ワグドボもオフィスから中継を観てる。「愛の夢」第3番、尺の都合か編集されとる。やだ全部聴かせて下さいよ。でもシュベトが感激していたから、きっと良い演奏だったに違いない。奏モツはショックのせいで演奏聴いてなかった?海月と詠子・美衣子・椎子も褒めてる。「理栖斗さまの勝ちね!」と言ったのは美衣子。
  • 理栖斗になんか鼻につく紹介をされたリスト、すでに舞台にいたよ。トレーニングウェア!?ジャケットを脱ぎ捨てたら筋肉隆々のボディが!理栖斗の目がテンになってるじゃないですか。

     

  • リスト「10代、私は大きな挫折を味わった…」からの回想「ピアノのパガニーニになる」キター!弾く曲は「ラ・カンパネラ」。聴衆が感激してる。理栖斗も泣いてる。中継観ているワー君まで泣いてる。ワー君は音楽に感激すると涙が出る子なんだね。

     

  • リストのピアノ破壊キター!もしかして鍛えすぎた?うおーって移動してもう一台のほうで続けたけど、そっちも壊したよ。ここには3台目はないから、残念ながらここで演奏はおしまい。

     

  • 会場の様子からリストの勝ちかと思ったけど、理栖斗が「(リストは)最後まで演奏できなかった」ことを理由に失格だと至極真っ当な抗議。ベトモツシューがリストの援護射撃をしてくれたけど、リスト自身は「負けは負け」って潔い。シューさん横顔キレイね。

     

  • リ「こんなちっちぇえ男相手に本気出した自分が情けない。というか力業でねじ伏せようとしたこと自体、愛が足りなかったってことよね」。「煩悩に凝り固まった今のあんたには、もっと大きな目覚ましが必要だわ!」タクトが出てきた。ムジーク来る!
  • わーカッコイイアレンジ!絵がなぜかボクシングのリングだけど。リッちゃんはムジーク衣装じゃなくてボクシングに適したトレーニングウェアのままだ。手にはタクトではなくグローブ。ファイティングポーズだカッコイイ。

     

  • かわいいハンドベルとかゴングとかいっぱい出てきた中で、ひときわ大きいのは梵鐘?年末だから除夜の鐘で煩悩と向き合うの?理栖斗を直接殴る展開じゃなくてよかった。リッちゃん鍛えていただけあって、パンチの威力すごい。鐘を次々とうりゃああ!って、すごい絵だ。曲はもちろん良いけど、この絵面で「なんて清らかな響き…」って言われても。
  • 理栖斗「見た目大事だろ!」うん、わかる。でもそれだけじゃないよね。リスト「心頭滅却!煩悩退散!」って梵鐘をパンチ!からの理栖斗の長い髪がすべて落ちて坊主頭…ちょっとやりすぎ。史実リストは晩年聖職者になったけど、頭を丸めるのは仏教のお坊さんだし。
  • 「終わりだ…」と涙を流す理栖斗に「それは違うわ」とリスト(※書いててもう名前がごちゃごちゃになるよ)。「終わりではなく、ここから始まるのよ」…荒療治だけど、取り返しがきく若いうちにリセットできたのはよかったね。「共に歩きましょう、愛への道を」ってリストが手をさしのべて、それを頼りに理栖斗が立ち上がるって、良い。中継を観てたワー君は、結局何も出来ずに「ふん!」だって。

     

  • 奏助は洗濯かごを持って歌苗のお手伝いしてるの?成長したなあ。駅前のピアノ教室、窓硝子に例のマッチョ天使の絵が描かれてあるじゃないですか。
  • 理栖斗は坊主頭はもう納得しているのね。服装も地味でこざっぱりして良い。「お金も」愛のカタチの一つよね、わかる。そういうのごまかさず認めていけるところ好きよ。リストも教室を手伝っていていいなあ。あと生徒さんに男性もいるのは、リストのおかげ?

     

  • リッちゃん、ピアノは自分でローン組んで買っていた件について。アルケー社持ちブラックカード一括払いかと思ってたよ。ピアノ教室で働いて稼がなきゃね。家賃も安心、大家さんもうれしい。「やっぱりなにより大切なのは、愛よね!」歌苗とリッちゃんのスマイル、プライスレス!「愛」がたとえお金でも、いいじゃない幸せになれるなら。
  • エンディング。小さな鐘が飛んでいる。史実回想で使われたフレームがいい仕事してます。
  • 次回予告。クラクラ「へい、しょっぺえ!」って、塩対応ここに極まれり!?ムジークじゃない新曲くるの?楽しみ♪相変わらず夫婦なベト歌も気になります。

     

 

♪ムジー
愛の鐘 ~ラ・カンパネラより~
アーティスト:浅倉大介(Vocal:貴水博之
作詞:麻倉真琴 作曲:フランツ・リスト 編曲:浅倉大介

♪ムジーク効果(私見
ボクシングのリングとたくさんの鐘を出現させる。大きな梵鐘を打ち負かすと、対戦相手を坊主にできる。書いてみるとこんなところですが、リストの力業ですんごいパワフルな印象のムジークでした。

今回のアレンジもカッコイイ!リストの曲をもっと出してほしいです。私は知らなかったのですが、今回のボーカルの貴水博之さんはムジークPの浅倉大介さんとaccessという音楽ユニットを組んでいるのだそう。男性ボーカルでもキーが高めの曲ですが、長年のパートナーなら歌えるとわかってのことだったのかも。

 


♪今回(第10話)のマイベスト・ベト
先輩はいつもカッコイイのですが。

 

リッちゃんの腕をバシッとつかんだところ。この腕がいいのですよ。あとシューさんのこと「シューベルト」って呼んだ!そしてこれは妄想だけど、音羽館までリッちゃんを運んだのはおそらくベトだろうなって。

 

ダサTシャツとパンツの寝起き姿のまま、枕抱えて出てくるって、かわいすぎ。

 

「いかん、あまりの心地よさに」。表情もイイけど「心地よい」ってセリフがぱっと出てくるって、さすが先輩。


♪今回(第10話)のベト歌
通常営業ではありますが。

 

寝起きのこの姿で、2人とも近すぎませんか?そうか、ベトが枕抱えているのって、歌苗ちゃんのお部屋にお泊まりした帰りでマイ枕を抱えているという説も?(※これは妄想です※この番組は子供が観ています。

 

歌「ダメです!」ドアップすぎ。ベトがたじたじじゃないですか。頭にマンガ汗かいてるじゃないですか。

 

チョっちゃんの部屋を覗くときもこの距離の近さ。この後ベランダに出ても必ず隣をキープしてます。

 

ねえ、コンサートの座席も当たり前のようにお隣同士。

 

 

 

2017/12/13にムジコレ4と同日発売される原曲集4のジャケットは麗しいリスト殿です。リストの収録曲は太田糸音さんのピアノによる新録音で2曲。こちらも待ち遠しい!

 

フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか (新潮新書)

フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか (新潮新書)

 

 

フランツ・リストの伝記本はショパンと比べると驚くほど数が少ないです。「伝記」ではありませんが、リストと彼が活躍した時代のことがわかる本「フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか」をおすすめします。感想文もアップしましたので、よろしければそちらの記事もどうぞ。

 

nyaon-c.hatenablog.com

 

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

「フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか」浦久俊彦(著) 読みました

 

フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか (新潮新書)

フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか (新潮新書)

 

 

以前から気になっていたこちらの本、第2シリーズ10話のリッちゃん回を前に読んでみました。今回は購入したものですが、おそらく多くの図書館に入っているかと思われます。私が住む自治体の図書館の蔵書を確認すると、ショパンの伝記はやたら多いのに、フランツ・リストの伝記は本当に少なくて、ちょっと気の毒になります。

クラシカロイド』では女性の設定にされているリスト。「ピアノの魔術師」というニックネームは割と聞くものの、イメージは「当時のアイドル的存在だった」くらいしかないし、知っている曲も片手の指で数えられる程。私に限らずそういったかたは多いのでは?私の場合は特にブラームスに興味を持ったため、音楽家の立場として対極にあるリストは今までノーマークでした。

内容に触れる部分は念のため畳みました。続きは「続きを読む」からお進み下さい。

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『クラシカロイド』第9話(第2シリーズ) ○(まる)のない世界 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

こだわりが強いベートーヴェンが、今回は○(まる)にこだわるようですよ。そして今まであまり絡んでこなかったショパンと絡むって、一体何が起きるんだろう?さらに今回は久しぶりのムジーク2本立て!ただひたすら贅沢に、堪能いたしましょう。

 

第9話(第2シリーズ) ○(まる)のない世界 (2017/12/02 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)
何がいいって、ムジークが良い!もちろん今回に限らずムジークは良いのですが、個人的にエハミックさんも布袋さんもムジークアレンジが私好みで、しかも今回は原曲も好きで、もうどうしていいのかわからないくらい嬉しいです。番組の中でショートバージョンを聴かせて貰えただけでもありがたいのに、フルサイズで聴いたら私どうなるんだろう?早くムジコレが欲しい。そしてムジークを生み出してくれるクラシカロイドは永遠に続いて欲しいと思います。これは偽らざる本心です。

だから本当はお話に色々言っちゃいけないのかもね。監督も「あまり深く考えず気楽に」っておっしゃってますし。考えすぎの私は完全に負けてます。自覚してます。ブログ書きながら「私、何やってるんだろう?」って思うことはあるのですよ。好き嬉しい無理尊いって、絵や小説で表現できればそうしていたかもしれません。ただ、残念ながら私にはその才能は皆無なので。いち視聴者として思ったことをつらつら書くことしかできません。やっかいなことに物書きじゃないからうまくまとめられずやたら長いし。ただ、愛していればこそここまで時間かけて思いの丈を書いているわけで。好きだからこそ、思ったことは正直に言いたい。公式様の懐の深さに甘えているのは百も承知の上で、今日もまた重い愛で書きますよ。

今回お話のつくりはうまかったし、探偵コスプレだけじゃなくまさかのベトさんバニーちゃんに度肝を抜かれたし、シューさん大活躍だったし、大きくは後述の一点を除き良かったと思います(※毎度偉そうにスミマセン)。シューさんは住人から忘れられるって信じられないことがあったけど、自分でちゃんと自分の居場所を作って、住人達も受け入れているのがよかったです。ただいじめられるだけのキャラは卒業だ!またお話の構成上、割を食った感があるチョっちゃんも前からこんなキャラだったし結構ずぶといし、大丈夫よねって思えたし。あとは細かな描写で個人的に肌に合わない部分はあるものの、これは完全に主観の問題です。なので「思ったことメモ」に書いていても、まあそんな見方もあるよねーと流して頂けたらと思います。

はい、ここからは読みたくないかたは飛ばしてください。私が今回ひっかかったのは、まさに今回のキモである「ショパンの幻想即興曲ベートーヴェンの月光に似ている」という噂を取り上げた件についてです。ショパン本人が気にしていたらしいので史実ネタとも言えるかもしれません。これ、できれば触れないでほしかったです。後でいくらフォローを入れたって納得できない。曲にまつわる物語や史実は知っていると面白いですよね。それもクラシック音楽を楽しむスパイスになります。ただ、今回に関しては少なくとも「原曲を聴く前の人」は知らない方が良いトリビアでしょう。この番組を見て初めて原曲を聴く人も多いはずで、そんな人達が邪な見方をしてはせっかくの名曲の第一印象が台無しです。10歳当時「月光」でベートーヴェンに興味を持った私がそうであるように、何の予備知識もない状態で聴いて「いいな」と思えた曲は一生の宝物になります。原曲を聴くきっかけが現代的なアレンジのムジークであるのは良いと思うのです。ただヘタなトリビアが先に入ってきたら、変なアラ探しで曲を聴きかねないしそれだと曲の良さがわかるはずはない。そんなふうに音楽を消費してほしくない。そして大好きな1期10話のお話自体も「夜半の月」ムジークも、正直汚された気がしました。実は今回番組見た後に息子が「幻想即興曲と月光がどう似ているか確かめたいから月光をかけて」って言ったんですよ。そんな考えじゃ聴かせられない!って突っぱねた大人げない母親は私です。

まあ私は曲のタイトルもどちらかというと要らない派なので、こんなことを考えるのかもしれません。「月光」大好きな私ですが、ぶっちゃけタイトルからくる特定のイメージはないほうがもっと純粋に曲自体を楽しめると思っています。他の曲との区別が必要なら、作曲家ごとに通し番号があれば十分。それこそベートーヴェンピアノソナタ第14番でいい。ベートーヴェンショパンも自分ではほとんどタイトルをつけなかった人ですし、作品を聴く際には先入観や知識はいったん脇に置いてから聴きたいなと私は考えています。もちろん人それぞれなので、正反対の意見も尊重しますよ。

以下は思ったことメモ。

  • アバン。いつもの音羽館の朝ご飯。ワグドヴォは比較的早起きで、すでに食卓についている。ドヴォちゃんがもらったのは、噂のダムカレー?えっとコビコカバに香辛料やタマネギは大丈夫なんでしょうか?

     

  • 遅起きの皆さんが食堂へ。えっとベトモツは相部屋で一睡もできなかった、と。リッちゃん、お肌が荒れちゃったら焼きミカンを食べるととぅるっとぅるのぷるっぷるになりますよ。シューさんは仮に自分の部屋を持っていたら、ベトを誘って相部屋になりたいという目論見?ツッコミどころ満載。
  • 食卓についたベト、丸いものに反応。狼男ですか?それを見て「ひっ!」となるチョっちゃん。なにかまずいことでも?
  • ベトの反応は神からの啓示だって、シューさんさすがです。小僧の生意気も諫めて、先輩のお手伝いをする宣言。でもモツが目玉焼きが無くなっているのに気付いたよ。シューの分だけじゃなく全員分。
  • 同居人を疑うのは悲しいね。歌苗が「音羽家は行儀作法にうるさい」って言ってたけど、それはおばあさまのしつけの賜でしょう。後ろを向いてこっそり何かをのみ込んだチョっちゃん。まさか全員分の目玉焼きを食べちゃった?コレステロール値があがっちゃうよ?
  • そんな騒動は我関せずのドヴォちゃんは、まずウィンナーをくわえてカレーダム決壊だ。これ、やってみたい。

     

  • Aパート。夕方、食料品の大荷物を抱えて帰宅した大家さん。ちょっと誰か荷物運びくらいやりなさいよ!ギャーという悲鳴の主は奏助だ。なになに、クラクラのCDもDVDも全部ないの?クラクラはバージョン違い商法やってたんだね。全財産捧げたメディアがなくなっているショックで、相棒のパッド君がいないことに今更気付く。
  • 住人たちもあれがないこれがないと騒ぎ出す。奏助は武器代わりに持ち出したそのギター、まだ大事に持っていたんだね。シェアハウスの宿命かもしれないけど、こんなトラブルが発生したときにお互いをドロボウって疑い出すのは見るに堪えない。

     

  • 「なくなったもの、全部まるくね?」冴えてるよポンコツ。気付いたら館の丸いものが色々と無くなってる。
  • 帰宅したワー君に疑いの目を向けるリッちゃんはじめ住人達。でも当然歌苗お姉さんが許さない。かばわれたワー君が頬を染めるのはもうお約束。いまだにうぶちゃんらしい。
  • 「本当に出かけていたんですかねえ?」誰が言ったのこのセリフ?振り返ると、探偵パロだ楽しい♪えっと右から金田一、ホームズ、ポアロで合ってる?せっかく楽しかったのに、歌苗が奏助の付けひげをひっぺがしておしまい。

     

  • 次に疑いの目が向けられたのは、シューさん。でも頭の上に乗っているのに気付かずメガネを探して、頭ゴチンしている人がそんなことする気がしない。先輩も「やつはないな」と断言。

     

  • すっかり暗くなった音羽館で、残るチョっちゃんの部屋の前に全員集合。こんなとき声をかけるのはリッちゃんの役目。ベト「ドアをけやぶる」って、昔「バールのようなもの」でこじ開けたことがあったよね?ダメー!って阻止する大家さん。そうだそうだ、壊すなら弁償しなきゃ。っていうか最初から壊すな!

     

  • リッちゃんの作戦は、お好み焼きともんじゃ焼きの中間みたいな「愛情たっぷり焼き」でおびきよせる。食堂と部屋は遠そうなのに、結構匂いって届くのね。ドヴォちゃんはキザミキャベツだけってかわいそうだよ。

     

  • 意外に俊敏なチョっちゃん飛んできたよ。大家さんから奪ったヘラで、なんかピザみたいな切り方したね。モツ「そこまでた!」って、なくなったものが全て持ち主の手に。チョっちゃんが隠し持っていたらしい。
  • いつもの正座説教だけど、たった一人が正座して大勢で見下ろす図はすごくイヤ。事の成り行きを見ていなかったシューさんが諭す役目なのは、教師経験者だから?

     

  • まわりの会話と行動をアワアワしながら見ているチョっちゃん。ベトがやっとついた家の照明で「これこそオレが求めていた…!」ここで、チョっちゃんのあのカッコイイタクトが出てきて、ムジーク発動。
  • 「雨だれ」穏やかでいいアレンジ。でも部屋の中に雨雲が出現して土砂降りって、穏やかじゃない。パッド君は防水じゃないらしい。自分はかばわずにワー君をお皿で守る歌苗は姉の鑑。リッちゃんはアイメイクが溶けて大変だ。マスカラはウォータープルーフのを使おう。

     

  • リッちゃんの「ベトだけにしなさい」の声でいったん雨はやんだけど、こんどはベトだけ集中豪雨だ。ベトは対話をしたいようだけど、言い返せないチョっちゃんはますます雨を強くしてる。ベト「ならばオレも今後一切おまえとの関わりを断つ」って、そもそもチョっちゃんとあまり関わっていなかったような…。
  • ベト「それがオレの運命!運命とは自らの力で切り開くものだ!」BGMがオルガンの「運命」だ。いつものアイキャッチ音はナシで、この曲でアイキャッチ
  • Bパート。え?ベトの上には一晩中雨が降ってたの?お布団も畳もずぶ濡れでは?それに革ジャンがだめになっちゃうよ、濡れて気持ち悪いだろうし脱ごう?チョっちゃん徹夜でムジーク発動って体力あるなあ。
  • ベトにさらなる変化が。まるいものが四角く見えるようになったらしい。フライパンは卵焼き仕様になってる。後輩のメガネまで四角に見える。目玉焼きも食卓の皿もカップも。ショパンのムジークのせいだって気付いた?そしてチョっちゃんが食卓にいないよ?ドヴォちゃんの朝ご飯はもやし…。

     

  • モツはなぜにそこで視力検査?いや面白いからいいけどさ。まるで漫才。「ちょっと見えません」笑。そこは「ランドルト環」ってボケなきゃ。すでに「環」には見えてないようだけど。私はあの目を隠すスプーンを2本持って「ウルトラマン」とか男子がやっていた世代です。

     

  • ○だけじゃなく、△も×も□に見えるらしい。モツの姿もカクカクになって、レ○ブロックの人形みたいになっとる。

     

  • シューさんが元凶を正そうと、チョっちゃんの部屋の前に。「ショパン君」って呼ぶのね。「キミがなぜ先輩にまるを見せたくないのかは問わない」って、偉いよシューさん。ああ、1期10話のジョリー回…幻想即興曲。でも「幻想」がチョっちゃんの地雷だったらしい。また館の中を全部土砂降りにしちゃった。
  • 高校生2人が帰宅する時間。またリッちゃんのお化粧が溶けてる。今日の日芽歌ママはクロワッサンをお土産に持ってきた。クロワッサンって確かフランス語で三日月の意味よね。
  • せっかくチョっちゃんがまるを隠したのに、三日月で月を思い出したベト。今回2曲目のムジークくるよ!チョっちゃんのムジークが解除されちゃった。放りだされてかわいそう。
  • それにしてもすっごいアレンジの月光だ…。英語の歌詞なのに、花札のような絵柄も相まってどことなく和風。タクトの振り方がショパンの雨だれに似ているのは気のせい?
  • パッド君の解説が入る。曲紹介はよいとしても、噂は余計だよ。曲をそんなふうに聴くのはあまりにももったいないよ。
  • チョっちゃん、エゴサはいいことないからやめよう。噂を気に病んでいたのね。「ここのみんなにだけは言われたくなかった…」うん、音羽館の仲間とずっと仲良く暮らしたかったのよね。

     

  • シューさんがカッコイイ。「言いたい奴には言わせておけ。大切なのは聴く者の心にどれだけ響くかだ」うん、シューさんは苦労してきたもんね。シューさんは優しくて強い人だね。

     

  • 「大事なのは形ではなく魂なのだ!」ベトもいいこと言う。ごめんでもね、ここはそのままシューさんに言って欲しかった…。当事者が言うと途端に安っぽくなるよ。それに「その通りだ」って、人の話にのっかるのはみっともない。最高のムジークを奏でてくれれば、それだけで十分雄弁に語っているから!
  • 何を思ったか、突然うさ耳にシッポつけてバニーベトに。えっえっ?ほいさほいさって、モチついて、そのモチが飛んできてカワイイうさぎになるなんて、誰が予想できたでしょうか(いやできない)。かわいいうさぎがいっぱいで癒やされる。月に代わっておしおきよってならなくてよかった。

     

  • シューさんがきれいにまとめてくれたのに、モツが落としてきた。オチにつなげるためだとはわかっているけど、なんかいやだ。
  • チョっちゃんはまだみんなと一緒に朝食がとれないらしく、シューさんが部屋まで食事を運んできた。わ、チョっちゃんネットで自作自演してる…。「バーカバーカバーカ」って、1期10話のデジャブ?「恥を知れ!」ってチョっちゃんにジュースを頭からかけたシューさん、前回に引き続きオチ担当お疲れ様でした。

     

  • エンディング。雨だれではなく月光ね。満月が幻想的だ。ちっちゃなうさぎがたくさん舞ってるよ。
  • 次回予告。ピアノの魔術師リストのピアノバトル!?イケメン講師・葵理栖斗(あおい りすと/声・中村悠一)さん超イケメン♪そしてオルガンの部屋にグランドピアノがあるじゃないですか!ここでみんな演奏してしてー!


♪ムジー
(1)雨だれと憂事
アーティスト:EHAMIC
作詞:EHAMIC 作曲:フレデリック・ショパン 編曲:EHAMIC

(2)Song for the moon ~月光より~
アーティスト:布袋寅泰(Vocal:Jasmine Rodgers)
作詞:Jasmine Rodgers 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 編曲:布袋寅泰


♪ムジーク効果(私見
(1)雨雲を出現させ、雨を降らせる。特定個人の狙い撃ちも可能。長く雨にあたると、丸いものが四角く見えてくる効果も。

 

(2)花札を思わせる和風の風景と満月を出現させ、ムジーク発動者自らうさ耳とシッポでうさぎコスした上でアシスタントの「月のうさぎ」と一緒に餅をついて配る。その餅は白いうさぎに変化する。

 

どちらも早くフルで聴きたい!雨だれはまもなく発売の4に収録されるけど、月光は5を待たなきゃいけないなんて…。いや半年で20曲以上もムジークが聴けるんだもの、贅沢言っちゃバチがあたりますね。


♪今回(第9話)のマイベスト・ベト
多いけど、できるだけ絞って。

 

「まるよ、おまえは一体俺に何を伝えようとしているのだ!」後ろ姿が良いのですよ。

 

「俺は確かに啓示を受けたのだ!」絵になる男、ベートーヴェン

 

「いや、ねたまれているのは俺だ。俺の才能だ!」自信家です。

 

この金田一のコスプレがまた。和装似合うじゃないですか。

 

水もしたたるいい男。ショパンに話すときの声がまた良いのです。主張も実にベトらしい。でもね、相手を見てから話し方を変えた方が伝わるよ。チョっちゃんのことだから、一方的に言われると言い返せなくてますます事態はもつれるよ。

 

視力検査にいらついたときの表情。この後、はっとなるのも良い。

 

ジーク発動してタクトを振る姿が。振り方はショパンと似ているのに、脚を広げて立つ佇まいがベトらしい。

 

燕尾服でうさぎになってモチつくベトさん。ここ、破壊力ありすぎで消化しきれてません。第2シリーズはお着替えが多いって前情報であったけど、こんなお着替えは想定外だったよ…。いえもっとやってください。頑張ってついていきます。

 

ダスエーンッデ!のキメポーズも、脚長いのにお耳がうさぎです。


♪今回(第9話)のベト歌
チョベトの回ですが、もちろん。

 

朝食にて。ごく自然に当たり前のようにベトが上座に座って、歌苗が慣れた手付きで配膳しているのが既に夫婦感。それに、いつもコーヒーは60粒だ!とか言っている人なのに、妻のいれたコーヒーは普通に頂くって、まあ。

 

歌苗「もういいんじゃない?」これ、子供を叱るお父さんをなだめるお母さんみたい。

 

 

 

ゲルハルト・オピッツさんのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集を買っちゃいました。実は全曲を通しで聴いたことは無かったので。「月光」が入っているCDをさりげなく流しておいて、できるだけフラットな気持ちで息子に聴いてもらいたいと考えています。全曲はちょっと…というかたは、選集や三大ピアノソナタ集もあるので、お好みでどうぞ。

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『クラシカロイド』第8話(第2シリーズ) ウソつきはモツのはじまり 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

イタズラ好きは知っていたけど、モツってウソつきだったっけ?しかも予告で見たキュ○カスタード似の女の子は「17歳の恋人」どころの騒ぎじゃないよ、結婚には10年くらい早そうな子供だよ?最初から色々と心配事が…でも大丈夫。ムジークは第1シリーズで既出のアイネクライネだから、きっとハッピーエンドのはず。できるだけ心を穏やかにして、今回も見ていきましょう。

第8話(第2シリーズ) ウソつきはモツのはじまり (2017/11/25 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)
じわっと泣ける良いお話でした。こんなに良い気分になれたのは久しぶりかも。今回の脚本家さんは第2シリーズから参戦のかたです。ゲストキャラがいて史実ネタを使う縛りがある中でも、特定キャラやお話自体に変なしわ寄せはなく見事にまとめてくださいました。キャラ達全員への愛と細やかな気配りがあって、コメディを深刻にしすぎず笑いの要素もきちんと入れてくれて、本当にありがとうございます!ちなみに6話も同じ脚本家のかたが書かれたようです。

史実モーツァルトが子供の頃マリーアントワネットに求婚したエピソードは有名ですね。子供が結婚の約束をするとき、別に相手を欺くつもりはなくて「大好き」の気持ちの最上級なわけで。うちの息子も小さいときは「ママと結婚する」って言ってましたよ。かわいかったな…。モツは大人だけど、相手が喜ぶためなら何だって「ほんとほんと」と言っちゃう人として描かれています。これだって、相手に喜んでもらいたいという気持ちにウソは無いですから。作戦会議までしてモツとシューを騙した他の音羽館メンバーの大嘘のほうがむしろ悪質(笑)。この描き方は秀逸でした。人を嘘つき呼ばわりするなんて穏やかじゃないよ…と心配してたのに、誰かをつるし上げるやり方はせずレギュラーメンバーはみんな少しずつ嘘をついている。それでも全員が子供の純粋な気持ちにまっすぐ向き合っている。よかった!

そして私の天敵(苦笑)、日芽歌ママ。今回はうまく動いてくれたという印象です。母と子の関係は密接だから時々窮屈になるし、娘の場合は特に難しい。日芽歌ママがある意味母親らしくない自由な人だったからこそ、マリちゃんとそのお母さんの間に立てたわけで、マリちゃん親子は本当に助かったんだと思います。そして、歌苗ちゃん。日芽歌ママがこんな人だからこそ、遠慮無く塩対応出来てたりするのね?これもある意味ありがたいのかも。家のことを何でも完璧にこなし全力で子育てをするお母さんは立派だけど、すべて正しいが故に子供は反論できない側面もあってそれはそれでしんどいから。私は日芽歌ママを好きにはなれないけど、歌苗ちゃんがそれなりにうまくやっているのは安心しました。不思議な親子関係ではあるけれど、少なくとも第三者がどうこう言う問題ではなさそう。うん、気をつけます。

欲を言えば、新ムジークが聴きたかった…となるわけですが、今回は見事なお話を見せてくれて、アイネクライネがお話と最高に合っていて、作画も素晴らしかったのですべてOKです。きっとムジコレ発売日と収録曲の兼ね合いもあって、モツの新ムジークは先のお話になったのよきっと(※あくまで妄想です)。ということは、今後モツの新ムジークはきっとあるから!ね、楽しみが増えた。


以下は思ったことメモ。

  • アバンでいきなり「モーツァルトをぎゃふん!と言わせる会 対策本部」のシーン。ホワイトボード大活躍。ワグドボまでイスに座って参加しているのに、一番モツをギャフンと言わせたいであろうシューさんがいない?

     

  • 奏ベリ歌は、モツの「ほんとほんと!」って口からでまかせに怒っているらしい。でも、どれも他愛ない。相手の喜ぶ顔が見たくて言っている気がするし、そんなに目くじら立てなくても…。歌苗の「もしかしたら(家賃を払ってくれるかも)って思うじゃない!」が泣ける。
  • え?ワグドヴォは合コンに参加させられたのがイヤだったの?革命のおねえさんと仲良しになれたし、うまい○を食べ放題だったし、楽しんでたみたいだったけど?回想のフレームも音符がいっぱいで楽しそうよ?

     

  • チョの「静かにして欲しい」の回想が、ダンボールをテープでつないだフレーム使ってて芸が細かい。でもうるさいのはきっとモツだけじゃない。追いかけているベトもセット。

     

  • パッド君、怒り心頭の表情(※機械なのに)だけど、一体モツに何をされたんだろう?一致団結して「おー!」って、みんな仲良しだね。

     

  • 一方、ハママツの街中にて。モツがコケて「大丈夫?」と心配してくれた声。このシルエットはもしや?でも見上げたらかわいい女子。モツ「大きくなったらボクと結婚してくれる?」って、その気持ちは尊いけど、今の世知辛い世の中じゃ事案になっちゃうよ…。

     

  • Aパート。シュー以外の音羽館の住人がそろってモツに説明。クラシカロイドはウソをつきすぎるとカバになるらしい。リッちゃんが指さしたのはドヴォちゃん。モツはネタに48点の評価。あまり信じてなさそう。
  • 日芽歌ママ登場。クラシカロイドの生みの親である響吾さんのノートを取り出して説明したら、一気にリアリティが増すね。それより日芽歌ママがクラシカロイドの存在を知っていたことにビックリだよ。
  • チョっちゃん「そんなカバ…バカな」って、ダジャレ言えるほど余裕?リッちゃんの「あの男ならやりかねないわ」よりも、歌苗の「お父さん、根がふざけた人だから」のほうがキツイ。ちょっとだけ心配になったモツ。55点に値上げしたね。
  • みんなでダメ出しだ。パッド君は機械なのに感情こめてる。でも主演男優賞はドヴォちゃん(通訳はワー君)。涙を流す迫真の演技で、人型クラシカロイドからカバに変化したって訴えてる。モツ「ねーこれいつまでやるの?」って、まだ本気にしてない。

     

  • 夜。ベトモツの相部屋にて。ハンモックのモツに敷き布団のベト。ベトは約束守らず大音量のはぎしりだ。
  • 朝。目が覚めて。この日はハンモックから落ちずに朝を迎えたモツ。いつものダメージジーンズに革ジャンを着たベト…ただしコビトカバになってる。モツ「ルーくんー!」と悲鳴。ビックリするよね。

     

  • リビングにて。さらに涙と鼻水でぐしょぐしょのシューさんが、先輩(ただしコビトカバ)に抱きついて号泣してる。本気で泣いてる。これ、モツだけじゃなくシューさんも事情を知らないよね?
  • 住人達がひそひそ話。チョっちゃんは地味にダジャレを言うキャラになったらしい。シューさんが事情を知らない件について、ワー君「彼はウソがうまいタイプじゃない」…シューさんのことをよく見ているね?パッド君「敵を欺くにはまず味方からですね」。だから最初の作戦会議でシューさんをハブったわけね、把握した。
  • 後輩の熱すぎる反応に、汗を浮かべてタジタジになっているコビトカバ。どうでもいいけど、カバの汗はピンク色じゃなかったっけ?でもこのシューさんの正直な言動のおかげで、モツも本気にしちゃったね。

     

  • シューさんが、先輩(ただしコビトカバ)の朝ご飯として、ギョーザーをすすめる。食べている間も見守って自分は食べない。モツもショックで手を付けられないみたい。ワー君も同じメニューでちょっと安心したよ。奏助は、朝食くらいは家で食べたら?たぶんそこはベトの指定席よ?

     

  • 先輩のカバ語がわからないのはもどかしいよね、シューさん。「ワタル君」…結構ひどい目に遭わされているのに、名前に「君」つけて呼ぶ。「どうすればカバと心を通わすことができるのですか?長年ドヴォちゃんと暮らしてきたあなたならわかるでしょう?」そう思うよね。さっきも通訳してたし。
  • ドヴォちゃんの名前が出たから、ドヴォちゃんがいないことに気付いたモツ。みんな必死でよそに預かってもらっていると説明して、あくまで革ジャンを着ているコビトカバはベトなんだと主張。モツは朝ご飯に手を付けないまま、外に飛び出しちゃった。
  • モツはカバになりたくないから「ウソを本当にするんだ!」って。完全に騙されてる。モツのかわいいウソよりも、一丸となって純粋なモツシューを騙している他の音羽館メンバーのウソのほうがタチが悪いと思うけど。
  • 奏助に紹介する女の子は、頼みの綱の詠子・美衣子・椎子だ。リッちゃんにあげた美容液は一体どうやって手に入れたの?バイトに出かけるモツに驚いた大家さんは、あの大きなほうきの柄を折ったよ。
  • 「ハママツコンタクトレンズ」のクーポン配りをまじめにやるモツ。ストリートライブやったほうが儲かると思うけど、目の前のことを一生懸命にやるのはとても大事。そこにアバンで出会った少女が意を決して近づいてきて…そうか、ここは2人が出会った場所だったね。

     

  • 音羽館にて。先輩(※後輩は気付いていないけどドヴォちゃんです)をマッサージしながらシューさん「ぷーぎーぷーぎーぷぎぷぎ♪」って、のばらカバ語バージョン!ムジコレに収録してほしい。マッサージ器はまさかリストさんのを拝借してる?
  • そこにモツが女の子の手を引いて帰宅。「僕たち結婚します!」まてまてまて。「大きくなったら」って言ってたでしょ?容赦なくアイキャッチ
  • Bパート。モツが紹介した女の子はマリちゃん。奏助とはご近所で知り合いだったけど、歌苗は面識無いらしい。7歳だって!「若い。無理…」なチョっちゃんは年上派。ぼうやの方がお似合いって元義理父に勧められ、赤面する小僧ワーグナー

     

  • よかった。今すぐ結婚じゃなく成長するまでは婚約者として…やっぱりダメだ。親御さんが心配する。常識人の歌苗は家に送ろうとするけど、拒否するマリちゃん。本気だ…。「私に任せて!」歌苗ママン登場…穏便にお願いしますよ。
  • カフェでマリちゃんのお母さんに会うの巻。マリママは悩んでいそうだけど、歌苗ママンはここでも「私に任せて!」って言ってる。このくらいのノリのほうがうまくいくこともありそう。

     

  • 再び音羽館。マリちゃんは音羽館に住むことになったらしい。常識人歌苗はお母さんに詰め寄って、なぜか洗濯室で親子会議。調子よく振る舞う実母に「はいはい」と塩対応する娘、良いです。

     

  • リビングではシューさんが長ソファの後ろに来た。横目で見ながら、マリちゃんに「史上稀に見る軽薄男ですよ、やめた方がいい」って。リッちゃんと奏助、チョっちゃんまで、みんなひどい!

     

  • でもマリちゃんは純粋に約束を信じている。お姫様みたいなドレスもプレゼントしてくれるって、モツは優しい。「こんなこと、前にもあったような…」とモツは前世の記憶を思い出そうとしているみたい。
  • 台所にお手伝いしにきたマリちゃん。ぎょうな君エプロンがカワイイ。「家賃代わりの内職の夜なべ仕事まで」ってどこで仕入れたその知識?卵を割るのって、案外難しいよね。歌苗お姉さんはやさしく教えてあげる。良い…。弟もかわいいけど妹もいいよねー。
  • 洗濯室での親子会議の回想が入る。事情は把握。日芽歌さんはマリちゃん母娘に良いフォローをしてくれました。実務は娘に丸投げだけど。「はいはい」と塩対応しながら引き受けた歌苗は慣れてるね。

     

  • 出来上がったぎょうな君顔のオムライスがかわいい。食堂でみんなで同じご飯を囲んで、ぎょうな君のお話。好きになったきっかけを聞き出すシューさんは、さすが教師経験者。転校してきたばかりのときお友達に貰った思い出があるのね。それを聞いてすぐ「結婚式のとき、ぎょうなくんになるよ」と言うモツは優しい。新婚旅行が浜名湖、って明日にでも行けそう。

     

  • モツマリが心通じ合っているのがうらやましいシュー。先輩(※くどいけどドヴォちゃんです)に「ぷぎぷぎ」とカバ語で話しかけるも通じなかったみたい。切ないね。でもどうしてそこで「私もカバになれば」ってなるの?さらに「私もウソをついてカバになればいい」シューさんらしくていいけど、誰か気付いてとめたげて。「マスになった実績」があるから、って謎の自信がコワイ。一世一代のウソを考えるシューさん…。

     

  • 音羽館に溶け込むマリちゃん。ここはじわっと泣ける。ハッシーとにらめっこして、歌苗お姉さんと洗濯物を干して…住人みんなができることをしてマリちゃんと仲良くなっていくし、何も出来ないチョっちゃんもすれ違うときスマイル!本当にイイ!そうよ、何も背伸びする必要は無い。自然体、大事。

     

  • 音羽館裏の森に出てきたマリちゃんが見たのは…!「少女よ、喰うか?焼きたてだ」…べ、ベトがひとりキャンプでギョーザー焼いてた!しししかもその格好は…。7歳の少女には刺激が強すぎるって。

     

  • マリちゃん、もらったギョーザーを持って台所の歌苗お姉さんに報告。歌苗はなんとかごまかしたね。餃子の妖精って、1期3話で出たギョザリーのこと?
  • ギョウナ君の着ぐるみが台所に入ってきた。モツだったのね。てっきりバッハ様かと…。マリちゃん大喜び。リビングで他の住人達も混ざって盛り上がっていたところに、マリちゃんのお母さんがいらっしゃいましたよ。

     

  • シューさん、ウソをつく絶好の機会に頑張った。空気全然読めてなくてアレだけど、シューさんはこれで念願のカバになれるって感激してる。

     

  • 明日引越しなのに家に帰りたくないマリちゃんの「みんな嘘つき!」が切ない。引越しが多くて、たくさん別れを経験してきたんだね。つらかったね…。
  • モツがマリちゃんに「うそじゃないよ」と寄り添ってくれる。「あのときのあの気持ちは、うそじゃなかったんだ」。そしてムジーク発動。
  • わー泣く…。史実モーツァルトが子供の頃、マリーアントワネットに求婚したエピソードだ。幼い頃から有名人で演奏旅行に明け暮れていた彼。大人ばかりの世界にいたから、同年代のプリンセスの優しさが純粋に嬉しかったんだよね。大人になってから実際に結婚するかどうかは別として、大好きだっていうその気持ちは本物だよ。

     

  • みんなのクラシカルな衣装は1期9話のクロイツェル回と同じ?そのときいなかったシューさんやワグドボにも衣装があるね。でもベトがいない?

     

  • 大人モツが少女アントワネットの手を取ると、今度はミニドレスを着たマリーちゃんとギョウナ君モツの結婚式だ!マリーちゃんの願いはすべて叶えてあげたのね。リッちゃんの「いいのよ。花嫁が幸せなら」が真理。

     

  • そして、少女アントワネットと神童モーツァルトも手を取り合って走る。「ありがとう、ヴォルフガング」…美しい、素晴らしいです。

     

  • 現実世界では、マリちゃんとの別れ。前世で旅ばかりの子供時代を過ごしたモツが、引越しが多いことは悪いことばかりじゃ無いと言うと説得力ある。うん、これからきっと素敵な出会いが待っているよ。そして、マリーアントワネットの悲しい最期がどうしても気になってしまうけど、パッド君のナイスフォローで安心できました。
  • 洗濯室の姿見の前にパンイチで立つシューさん。いい身体してますな。カバに変身するのを今か今かと待っていたのに、カバだったはずの先輩が人間の姿で現れた!しかもカバ語で「ぷぎぷぎ」って…。「ぷぎ?」って、シューさん状況飲み込めてないよね。誰か説明してあげて!

     

  • エンディング。ムジーク発動時にも見た、八音記号の模様の壁を抜けて扉を開いたら大きな満月!ロイド達の絵はきれいなフレームに収められてるのね。
  • 次週予告。ベトが○好きなんて知らなかったよ。そして、ショパンベートーヴェンのダブルムジーク!?ひゃー。次週が待ちきれない!


♪ムジー
アイネクライネ・夜のムジー
アーティスト:tofubeats(Vocal:星咲花那)
作詞:tofubeats 作曲:ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト 編曲:tofubeats
※第1シリーズ2話で既出

♪ムジーク効果(私見
夜の宮殿を出現させ、幼いモーツァルトとマリーアントワネットが出会う場面の再現。またクラシカロイド・モツがその時の気持ちは嘘じゃ無かったと確認する。さらにマリちゃんとモツの結婚式を実現。お客さんをクラシカルな衣装に変える効果も。

 


♪今回(第8話)のマイベスト・ベト
今回は出番少なめだったにもかかわらず、色々と持って行かれた気がします。

 

「約束する。おれは今宵、決してはぎしりをしない」
穏やかな声と、この横顔と目が美しくて。本物の詐欺師は目がきれいだって言うものね。ベトが詐欺師なはずはないけど、必要であれば全力で自分の気持ちを作って嘘がつける?いやウソというよりは、わかっててやる「できない約束」なのかも。眠っているときの行動は自分じゃ制御できないもんね。

 

まっっって!ドヴォちゃんと服を交換してそのリンゴチョッキはおっているの?あとはパンツだけなの?靴ぐらい履いたら…。それに普段着は一張羅で洗い替えも無いの?高校の制服が冬服移行期間なのに、寒くないの?…もういっぱい「?」が出てくるんですが、ありがとうございます公式様。最高です!

 

後輩に「ぷぎぷぎ」って言うところ。
シューさんがカバ語を話すときはできるだけドヴォちゃんの口調に寄せるのに、先輩はあくまでも自分の口調でちょっとだけふざけてカバ語を話すのがたまりません!そして、ちゃんと後輩のことかまってくれてありがとうございます!


♪今回(第8話)のベト歌
今回もさりげなく。 

 

今日も隣にいます。

 

どさくさに紛れて少年と小娘の肩に手を乗せてる。たぶん小娘の両肩に手を置きたかったのを一応遠慮したに違いない。

 

テント生活ベトがマリちゃんにバレそうになったとき。歌苗が「餃子の妖精」ってとっさにウソついて、「きっといいことがあるよ」「でもとってもナイーブな妖精さんだから、そっとしてあげてね」って言ったところ。「あぶないから近づかないで」ではないの。愛だわー!

 

 

ベルばらはつい2年ほど前に読みました。先ほど確認したところ、子供の頃のマリーアントワネットとモーツァルトが出会うシーン、ありましたよ!今の「積ん読」が片付いたら、もう一度読みたいと思います。

 

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『クラシカロイド』第7話(第2シリーズ) 歌苗、お婿さん募集中 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

前回突然帰ってきた日芽歌ママが今回も活躍するそうですよ。まだJKの歌苗が結婚なんて!しかもお相手は音羽館のベトモツシューチョと奏助の5択って…だれも定職に就いていないじゃないですか!?でもコメディだから、そう身構えずに観ていきましょう。

 

第7話(第2シリーズ) 歌苗、お婿さん募集中 (2017/11/18 放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)
ああ私、音羽館メンバー大好き。主役の歌苗ちゃんはまだ学生なので結婚は多分しないという謎の安心感のもと、みんなが歌苗ちゃんのことを好きで頑張る姿を見るのは楽しい。動機は何だっていいのよ、結婚は所詮生活だから。音羽館メンバーにとって既に家族のように身近な存在だけど、ふと考えたら結婚してもいいなあと思える相手。それが大家さん。良い!私、歌苗ちゃんとベトが仲良しだと嬉しい人ですが、歌苗ちゃんが幸せになってくれるなら相手はだれでもいいとも思っています。今のベトはニートなので、おつきあいは良くても結婚となると、ね。定職と定収入があって人望も厚いバッハ様一択だよ!と思っても、今回バッハ様はお休み、残念。ワグドボも入れてイイならドヴォちゃんでしょ?一番大人で思慮分別があるし、前世は家庭を大事にする人だったし、ドボ神様ブームのときの収入だって一応あるし、なによりイケボなのよ?コビトカバだけど。でも今回はアルケー社に出勤中、残念。もちろん歌苗ちゃん本人の意向が一番大事だけど、今回はお見合い話を持ち込む親戚のおばちゃんモードをつい発動してしまう回でしたよ。

さらに今回、私の中でまさかの奏助の株が爆上がりで嬉しい誤算でした。彼は今はまだ中二病を引きずっているオバカかもしれないけど、将来きっといい男になるよ。そして、シューさんが臆せず先輩と対峙したのが嬉しかった。通常モードで言い争うときも負けてなかったし、ムジークモードはレゲエシューになって、相手のムジークを吸収することなくガチンコ勝負してたし。ベトは普段は言わないような情熱的なセリフをたくさん言ってくれて、本当にありがとう。もちろんモツもチョっちゃんも「らしい」ふるまいをしてくれて、いいなあ。今回、ひっかかるところはあるものの、第2シリーズでは今のところ一番面白かったです。なにより、息子がこの回を繰り返し観ています。『クラシカロイド』らしさ全開の回だったのかも。

はい。今回のひっかかりポイント。これも愛よ。読みたくないかたは飛ばしてください。致命的なのは、私がどうしても日芽歌ママを好きになれないこと。悪い人ではないと思う、でもダメなんだこの人…。やりたいことはあいまいに表現して責任逃れした上で、実務は他人(今回はリッちゃん)に丸投げ。あくまで自分は手を下さず、高みの見物。これ、本人ナチュラルにやってるから始末に負えない。最後の方で出てきた、響吾パパとのなれそめからのお話は本当に良かったし好きなんですよ。歌苗は愛情いっぱいの家庭で育ったとわかったから、それはホッとしました。でも、年頃の娘を一人家に残して出て行ったことは忘れないよ?新婚当初のラブラブと子供が小さくてかわいい時期だけをいいとこどりして、あとは雲隠れってなんなの。そして今、本人の意向は無視してお婿さん選びなんて、まるで「子育ては自分の思い通りに」と無自覚だけどそう思っているわけでしょ?悪寒がするよ。まともに子育てしてこなかった証拠。面倒を回避する能力に長けた人にはわからないかもしれないけど、子育ては、自分自身の生き方よりはるかにままならないものですよ。もし子供に幸せな結婚をして欲しいと望むなら、まず自分達夫婦のありかたを見せること。今からでもいいから夫婦揃って子供と暮らして母親やり直して、せめて。アニメのキャラに向かって何言ってるんだ?って感じですよね私。わかってます。でもできればこんな家族問題のデリケートな部分には触れて欲しくなかった。あくまで個人的にだけど、ものすごくいやな感情がこみ上げてきてつらいんです。

それから、リッちゃんが暴走してお婿さん候補たちの欠点を「直す」…やめてください。あのさ、例えばショパンは繊細だからこそ、人々の心を打つ名曲の数々を残したのでしょう?嫌がる本人を無理矢理木に縛り付けて不特定多数の人と接触させるなんて拷問だし、仮にこれで人嫌いが「直った」としたら、既に彼はショパンではない。念のために言うと、音楽家たちの「ちょっとどうかしている」パーソナリティは腫れ物扱いにしてほしくはないんですよ。かといって欠点として矯正するのは絶対に違う。コメディにマジレスカッコ悪いですか?否、音楽家の名前と功績と曲を借りて番組作りをしている以上は守るべきことだと私は思いますよ、マジで。

あとは今回は1期の作画の使い回しが目立ったかも。新ムジークもなかったし、マンパワーはこの後の回にとってあるのだと信じます。

以下は思ったことメモ。

  • アバン。子供向け教育アニメでいきなり夜のバーだよ。大人女子2人がカクテル飲んでる。「リッちゃん」「ヒメちゃん」と呼び合う仲になってる。日芽歌ママは娘のことが心配?
  • リ「時の流れは残酷。花の命は短いもの」…わーわー!史実リスト様(もちろん男性)の若い頃と老いた姿ですよ!今後、前世の掘り下げあるって期待してイイの!?

     

  • 本人がいないところで歌苗の噂話。男っ気なくてもいいんじゃない?まだ高校1年生よ?リ「子猫ちゃんの色気のなさは、致命的なレベル」…あのですね。勉強に部活に加えて大家族の家事してるから!せめて家事くらいは住人でやろうよ。
  • 歌苗に王子様のようなお婿さんを見つけてあげるということで、リッちゃんヒメちゃんが意気投合。乾杯したらオープニング曲へ。
  • Aパート。「のばら」の鼻歌を歌いながら家庭菜園の野菜を収穫、ってかわいすぎですシューさん。麦わら帽子お似合いですよ。
  • 音羽館の扉を開けたら、いきなり面接カウンター。しかも質問責め。そりゃあ戸惑うよ。シューさんは「心地よい音楽と笑い声の絶えない家庭を」望んでいるのね。

     

  • カウンターに登って身を乗り出したリッちゃんの曲線美よ。指パッチンで呼ばれたハッシー、シューさんの頭をガブってひどい。お風呂で洗ってくれた人じゃない。

     

  • 先輩に助けを求めてキッチンへ走るシュー。今日はギョーザーじゃなくてコーヒーだよ!水鉄砲でハッシーは離れたし、結果的に助けてもらったよね?
  • モツ登場。ベトに借りた水鉄砲の試し打ちで、なぜ倒れているシュー君にあてる?モツは日芽歌さんのこと歌苗ママンって呼ぶのね。お散歩に誘って断られたけど、気に病まないのがモツのいいところ。

     

  • モツは街中で「べっちょべちょになろうよー」ってナンパしてる。リッちゃんヒメちゃんは電柱の陰に隠れて尾行?リッちゃんは今日は演奏のバイトはないのかな?
  • ソファーに腰掛けてタブレットを眺めているチョっちゃんがイケメンすぎて。宅配便が来て、知らない人無理ーってなってる。でも1期23話で宅配便は克服していた気がするけど、気のせいだった?

     

  • 散らかっている奏助の部屋(勝手に間借)にて。パッド君は学校には連れて行かないのね?長所と短所は、いつも一緒にいるだけあって的確。467個の短所が気になるよ。ヒメちゃんの回想のちび奏助が、なかなかのお調子者。こんな男子は後伸びするから大丈夫よ!

     

  • リ「そもそも館に住んでいる連中をお婿さん候補にするのは無理なんじゃない?」ぐう正論。でも日芽歌さんはどうやらこの中から選びたいらしい。「欠点を直す」って、リッちゃんそれは横暴だよ。
  • 目隠しされているなら、メガネはいらないと思うよシューさん。リッちゃんに手をひかれて「いいト・コ・ロ」に連れて行ってもらえるって!

     

  • 猿山のてっぺんに放置されたシューさん不憫。首から提げているの、随分大きいバナナだね。あっという間に奪われたけど。
  • ちょっとモツもベトも不憫すぎて笑えない。犬の無駄吠え防止装置みたい。響吾さんが昔作ったおもちゃ、って彼は「これは使っちゃいけない」と思ったからお蔵入りしていたんじゃないの?
  • お?奏助も冬服だ。授業全然聞いてない顔だね。紙飛行機の手紙で屋上に呼び出されてルンルンって向かうキミは普通の男子高校生だね。
  • 屋上について着席したら、いきなりひとりクイズ大会が始まるの巻。パッド君が協力的だ。大坂城を最初に作ったのは誰なんだろう?奏助が答えた「大工さん」もあながち間違ってはいないように思える。

     

  • チョ「知らない人絶対無理ー」って言ってる。本当にやめたげて。でも大勢の人が抱きつきにくるんだから、きっとチョっちゃんはモテる。老若男女だれでもみんなチョっちゃんが好き。でもチョっちゃんは寿命が縮んでいそう。
  • お婿さん候補たちはみんなリビングでぐったり。リッちゃんヒメちゃんが登場して事の経緯を述べたけど、そりゃあ納得いかないよ一方的だもん。そこに歌苗が帰ってきた。
  • 歌苗は全然悪くないのに、男どもに次々とフラれる。奏助はやたらカッコイイ。この場面を深刻にしないのもモツのいいところ。シューさん礼儀正しい。チョっちゃんはミカン箱を被ったままお尻歩きで近づいてきてカワイイ。ベトは最高。5人いっぺんにフラれたところで、アイキャッチ

     

  • Bパート。またバーで飲んでる大人女子2人。リ「やっぱり相手が悪いんじゃない?もっと時間をかけてまともな相手を探してあげた方が…」ぐう正論。でも日芽歌さんは館の住人の中から選びたいらしい。
  • リ「どうあっても、この中の誰かに子猫ちゃんと結婚してもらうわ!」。奏助「強引だな」うん。家賃未払い組は、部屋にタダで住めるのが魅力でノってきた。でもね、入り婿って大変よ?部屋がタダってだけじゃ割に合わないよ?
  • チョッちゃんはネットの収入があって自分で家賃を払っていたのね。パスのつもりが、大容量の高速ネット回線で「にゃー」ってなった。案外簡単。
  • 「そんなんじゃ歌苗がかわいそすぎだって!」奏助だけ一瞬真人間に見える。でもムジークマンになる欲望には勝てなかった。例の特撮で見覚えがある崖の上で決めポーズ。でも、弱そうだムジークマン。

     

  • お婿さん選びの準備、資金はまたヒメちゃんがあぶく銭を出してきた。もうこれは様式美だと考えることにする。そして、子猫ちゃんが学校に行っている間の短時間で音羽館の改造が終わる謎。
  • 歌苗が帰宅して、迷路みたいになった音羽館の中に入ってきた。リッちゃんヒメちゃんは監視カメラ映像を見ててなんか偉そう。パッド君はこちらについたのね。お婿さん候補に入れて貰えなくて残念。

     

  • アルケー社。がきんちょWATARUが精一杯の偉そうな声でクラクラに初めまして。プロデューサーになった宣言。チャイコちゃん荒ぶる。机に乗って、フトモモの内側が露わになってますよ?女子が近づくと赤面するのはワー君のクセだった?

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  • ドヴォちゃんはクロサイのクロちゃんに変装中。三弦はマネージャーになったのは「降格」だったの?セロリまるかじりするドヴォちゃんカワイイ。エサをあげたがるバダきゅんもカワイイ。しかし、クラクラの2人も三弦も、ワグドボを「どこかで会った気がする」って、やっぱりアルケー社のインキュベーター出身なの?

     

  • 再び音羽館。歌苗と最初に出会ったのはモツ。勝手に壁ができて、○○しないと出られない部屋ができたよ。花束まで用意して、カンペキな告白だ。「何も要らない(中略)胸もおっぱいも」以外は。あっさりお断りしちゃったけど、歌苗は「まだ学生だし」以外の理由はないのかな?

     

  • 次はチョっちゃんだ。「幸せに…してください///」は、飾らない良いプロポーズだと思うよおばちゃんも。明確にお断りしたわけじゃないのに、遮断されるの早すぎないですか?

     

  • 次に出会ったのはシューさん。でも「まてシューベルト!」と先輩が走ってきたよ。バチバチ火花がぶつかるって、いやんステキ。シューさんが先輩に負けずに対抗しているのがうれしい。

     

  • 歌苗、モテ期到来って思えちゃうところが彼女らしい。だって相手は最近自分のことを振ったばかりの人達ですよ?

     

  • ベトシューがモメているところに駆け寄ってきたのが幼なじみ奏助だ!予告の手は奏助だったよ…。壁ドンして告白って、やるじゃないポンコツ。いつも鼻水垂らしてた(by日芽歌ママ)のに、いつの間にか大きくなって。

     

  • でも全部言わせずに歌苗は断ってきた。「自分を安売りしたくない」って、相手に対してかなり失礼な物言いだよ?理想の王子様の像が、史実の若リストに似ている気がする。

     

  • 壁に挟まれていたベトがムジーク発動だ!田園ロボは超便利。対するシューさんはレゲエでザ・グレート。互角の勝負をしているのが良い。モツはミカンゾンビで混ざったけど、なんか謎の巨大生物が出現してる。そんな効果あったっけ?
  • リッちゃんが愛の矢の夢を出してきたら、みんな愛し合って勝負にならないじゃないですか。地面ではムジークモードのままのベトモツシューリッと、チョっちゃん奏助が言い争いを始めたよ。
  • そこに大家殿が登場。不穏な空気を察しただけで、シューさん以外のムジークモード解除になるんだからすごい。「ふざけるなあ!」うん、わかる。でも怒る相手は日芽歌ママだからね。
  • あっという間に元の間取りに戻ったリビングで。日芽歌ママが結婚にこだわる理由が明らかに。わー若い頃の響吾パパだ!音羽館でのハウスウェディングにはおばあさまの姿も。ハッシーは卵を拾ったという衝撃の事実。絵に描いたような幸せな家庭だったのね…。だったらなぜ娘を一人残して両親共に出て行ったのよ…。

     

  • 元お婿さん候補5人は、歌苗の機嫌を心配していて優しい。気付いた歌苗はこのスマイルです。女神様ですか?愛だわー!

     

  • エンディング。今回大活躍だったリッちゃんの曲です。ハートが飛び交う空間にハッシーがいる。
  • 次回予告。モツが連れてきた小さな女の子もさることながら、ドヴォちゃんの涙とシューさんの表情が気になるよ。


♪ムジー
※今回は新規ナシ。
新しいムジークが早く聴きたいですね。半年で20曲以上も聴けるのに、贅沢言ってスミマセン…。

 

♪今回(第7話)のマイベスト・ベト
今回はすぐ後のベト歌コーナーが多いので、そこに入らないものを。

 

「あと少しでカンペキなコーヒーブレイクなのだ。邪魔をするな。」
水鉄砲を打ったことよりも、この言い方と声が好きです。こだわりの強い先輩、ステキです。

 

「なんなのだ、これは」
その表情と言い方も好きですが、なにより装置を素直に装着しているのが良いです。

 

このソファでぐったりしている図。

 

シュ「孤高の先輩に結婚などという俗っぽい行為は似合わない!」ベ「自分の道も定まらんくせに結婚など早すぎる。俺に譲れ!」。ベトシュがお互い言い合う図とセリフが良い。お互い相手のことをよく見ているし、対等にやりあっているし。

 

シューさんが田園ロボに登ってきて「ん?」ってなる顔。


♪今回(第7話)のベト歌
今回は多いです。

 

ベ「小娘。おまえには以前なぜか振られたことがあったな」歌「ああ、あれは…」
ベトは1期11話の件をまだ根に持ってたよ!歌苗も言い返せないのよ?

 

ベ「今更俺の傷ついた心は戻らんぞ。」
しかも結婚話を明確に断っていないし!

 

ベ「うーむ。そろそろ身を固める頃合いかもしれんな…。」
そうよね。ベトの中ではずっとその気持ちはあったわけだから。

 

ベ「いや俺だ!」
奏助の「俺が歌苗のお婿さんになる!」発言に対して真っ先に宣言したからね。

 

ベ「どこだ、小娘!」なんか必死なのが良い。

 

ベ「小娘は渡さん!譲って貰おうか?」もうもう、良いセリフだわ!「なら腕尽くで決めるまで!」っても言ったよ?

 

ベ「わが想い、届かぬなら届かせるまで。俺の情熱を受け止めろ、小娘!」今日はどうしちゃったんですかベトさん?もしかして普段から思っているけどこんな機会がなきゃ言えなかったとか?

 

 

音羽館の歴史にハッシーあり。生まれたての時から、歌苗ちゃんにずっと寄り添ってくれてありがとう。

 

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c