アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ

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『バイロイトの長い坂道 ワーグナー物語』ひのまどか(著) 読みました

 

バイロイトの長い坂道―ワーグナー物語 (1984年)

バイロイトの長い坂道―ワーグナー物語 (1984年)

 

 

今回はひのまどかさんの伝記シリーズより『バイロイトの長い坂道 ワーグナー物語』を紹介します。図書館で借りました。

クラシカロイド』第2シリーズの追加キャラで、少年の設定になっているワーグナー。前世の掘り下げはどこまであるかわかりませんが、一応ざっと人物像を把握しておきたいと考え、手にした本です。ひのまどかさんの著書は好きなので他の音楽家の本も少しずつ読んでいきたいです。

ちなみに第2シリーズのもう一人(一匹?)追加キャラ・ドヴォルザークについて。同じリブリオ出版の音楽家の伝記シリーズにあり、既に読んで感想文をアップしています。シリーズではこちらのみ著者が黒沼ユリ子さん。記事は以下のリンクからどうぞ。

 

nyaon-c.hatenablog.com

 

また、『クラシカロイド』には登場しないものの、ワーグナーと何かと比較されることが多くかつドヴォルザークを支援したことで知られるブラームスについて。こちらも感想文をアップしていますので、よろしければ併せてお読み下さい。記事は以下のリンクからどうぞ。

 

nyaon-c.hatenablog.com

 

例によって内容に触れる部分は念のため畳みました。続きは「続きを読む」からお進み下さい。

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『クラシカロイド』第25話 宇宙(そら)からのアンコール 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

泣いても笑っても第1シリーズ最終回です。ここまでついてきた視聴者であれば、何が起きても受け止める覚悟はできていますね?第2シリーズの番宣も始まっていて気持ちが落ち着かない今日この頃ではありますが、最高の第1シリーズ最終回を見届けてから第2シリーズ第1話を迎えましょう。では早速本題に入ります。

第25話 宇宙(そら)からのアンコール (2017/09/24 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)

何て言えばいいのか、もう月並みな言い方になりますが「最高」。素晴らしい作品をありがとうございます!この最終話はもう何度見たか分からないくらいヘビーローテーションしている私ですが、観るたびに「『クラシカロイド』に出会えてよかった」と再認識します。そりゃあ、いつも通りツッコミどころはあげればキリがない程ありますよ。でもそれらはすべて些細なこと。私、「作り話」でこんなに幸せな気持ちになれたのは初めてかもしれない。もちろん誰しも日々粛々とやるべきことをこなし、人生を生きている。ぶっちゃけ娯楽作品はなくても生きていける。それでも『クラシカロイド』のある人生は、無い人生よりはるかに楽しいよ。私、生きてて良かった!具体的には何も書いてない感想でスミマセン。なんかもう、色々書いてもこの気持ちを完全に表現することは不可能だなって、今開き直っています。それでも本放送からかなり時間が経った今だから、一応冷静に書いているんです。第2シリーズでは初見で感想を書くわけですからね、私一体どうなることやら…いえいえ頑張りますよ。だって私は『クラシカロイド』が大好きだから!

それにしても、第1シリーズの最終回がこれだったら第2シリーズはどうやってまとめるんだろう?と要らぬ心配をしてしまいます。いや大丈夫よね、この制作陣にかかれば想像を遙かに超えるものを見せてくれるはず。そして第3期第4期とずっと続いて欲しい。『クラシカロイド』を見続けるために、私は生きる!

以下は思ったことメモ。

  • アバンでいきなりパッド君の解説。惑星探査機ボイジャーのゴールデンレコードーコードーコードー…(セルフエコー)。教育テレビしてます。唐突の宇宙船襲来はゴールデンレコード絡みなわけですか、なるほどいいネタを持ってきましたね。
  • オープニング曲が終わったら、いつものテレビのアナウンサーが街に中継に出てる。「本当に今日は何という日でしょうか」23話からここまでたった一日での出来事だったのね。宇宙船に吸い込まれる人々。ハママツはパリやニューヨークに並ぶ国際都市。
  • 宇宙船から響吾パパが交信。「さらわれちゃったよー」って暢気だ(笑)。よく見ると屋台も出ているし、楽しそうなところだね。あのでかいのはカラオケマイクか。奏助さすが。

     

  • いきなりバッハ様。宇宙のどこかで自らの作品が聴かれていることを感じ取っていたって、天才ですか!?宇宙人が来そうだったからオクトヴァ起動を急いだの?マントが翻るのが好き。

     

  • オクトヴァを応急修理してヘリで運んできたYO!アルケー社の財力すごい。バッハが一緒にやろうって呼びかけたら、チャイコちゃんが「おら、ひとっつも聞いてねえし!」視聴者代表コメント。バッハをポカポカ叩くのもカワイイし、うわーんって泣くのもカワイイ。バッハ「おまえ達、地球はどうでもいいのか?」…たぶんみんな自分のことで精一杯なんだと思います。

     

  • 奏助が謎のやる気を出してチャリで宇宙船に向かうの巻。歌苗にわざわざ実況するあたりが律儀。パッド君は全力で止めるも、再生されたらおとなしく再生するしか無いらしい。バッハ「見よ兄弟たち。未熟なコミュニケーションの哀れな結末を…」そんな良いお声で言われましても…。
  • 奏助渾身のムジークは鐘一つでおしまい。ソレジャナイロボ。こんなに宇宙人を怒らせて、奏助ムジークの威力はジャイアンリタイサルの比じゃない。バッハ「人類は完全に誤解された」そんな良いお声で(2回目)。
  • さあ、指揮者の出番だよ。クラシカロイドたちを集合させて演説する歌苗。モツ「ピンとこない」ベト「その男の企みには乗らん」と、あくまでもバッハに協力するのはイヤという姿勢。
  • でも音羽館にひびが入って思わず涙した歌苗が「助けて下さい」って言ったら、音羽館組はあっさりOK。リッちゃん「最初から子猫ちゃんがお願いすれば良かったのに、ねえ」って、わしもそう思うけど、バッハとしては我が兄弟達には長男の自分が言うべきと思っていたのでは?
  • ラクラの二人はバッハの目力に負ける。これで全員揃ったね。歌苗「地球のついでに父のこともお願いします」が良きかな。大丈夫、バッハは頼まれなくても創造主の響吾は助けるよ。音楽用語で「アンダンテ」って返事したのが、よかったなあ。
  • さあ胸熱の八音同時ムジーク発動だ!一人ずつ「らしい」セリフ言うのも本当にうれしい。返事の顔文字は全宇宙の共通語なの?ここでのトリはバッハよね。「友よ、ようこそ地球へ」…全部は書き起こさなかったけれど、他の7人もみんな友好的なことを言っているのが良い。そして人々は宇宙船から解放されて、いい流れじゃないですか?
  • でも爆発オチだった。バッハ「間に合わせの修理ではここまでか」に7人「はあ?」と言うときの表情が好きです。しかも宇宙船は次々と音羽館上空に集合してくるし。「モウイッカイ、モウイッカイ」って言ってるし。それにしても日本語を話すのはなぜなんだろう?

     

  • さっきまで白目むいて倒れていたロイドたちが、アイキャッチが終わったら元気に音羽館の展望台にいる。奏助が自転車で帰ってきて、いいこといっぱい言う。「きっとカネ節約して、親説得してここまで聴きに来たんだ」「気合いだよ気合い!」なんかもう、さっき鐘一つの歌を歌った人物とは思えない。
  • やっぱりこの2人、ベトとモツがアンコールに協力してくれるって。モツが奏助とパッド君を変身させてくれた!ムジークってすごい。奏助もパッド君も、とっても似合っているよ。

     

  • 歌苗の「わかった、私が行くから」で、変身させてくれたのはベト!まさかの展開だったよ。タクトを持つ手がアップになる絵がイイ。ベト好みの衣装なの?カワイイよ。水面につま先が少し触れた演出がキレイ。大型ハッシーを乗りこなしているのがカッコイイよ!
  • ベト「最後に宇宙人をもてなすべきは断じてクラシカロイドではない。平凡な地球人でなければならん」。うわー鳥肌。平凡な高校生2人に花を持たせて、そのサポートに徹する姿勢は男前じゃないですか!
  • チョっちゃん「レベル1のキャラをラスボス戦に行かせる鬼プレイ」…ゲームに例えるのがうまいね。シュー「無茶だYO!」わしもそう思う。でもさ、ここはもう2人に行かせてあげたいよ。みんなでサポートすれば大丈夫だよ。
  • モツのムジーク超楽しい!この曲に乗って宇宙船まで飛んでいくのね。ベトモツはちゃんと影として寄り添ってくれてありがとう。宇宙船からのビームをよけながら飛ぶ絵が楽しい!奏助が言うように、ネット中継していれば「アクセス数稼ぎまくりじゃねー」。

     

  • モツ「ルー君突っ込むよ」ベト「いいぞヴォルフ」ここでニコイチのベトとモツが協力するのも好き。あの、突っ込んだ先の宇宙船がなんだか日本の一般的な家屋にそっくりなんですが?和式トイレまで?

     

  • さあ、いよいよアンコールに応えるよ。ベトだけじゃなく、八音全員が揃ったのがうれしい。奏でる前の静寂が効いている。ああ、ベトのムジークは第九だ!すごい、すごい…。エンディングの絵と同じカットがあったり、人型パッド君やジョリー2もいたり、カワイイ宇宙人がペンライト振ってノリノリだったり、ここの動画は本当に素晴らしい。ここはもう実際に動画を観ましょう。
  • 曲が終わったらムジークモードも解除されて、普段着の歌苗と奏助。でっかい色紙とペンが出てきたよ。「サインください」だって。勝手にささっと書いた奏助、割とお習字が上手。

     

  • 宇宙船から開放されたのはよかったけど、大気圏より外にいたなんて!それでいて落ちるのはちゃんと音羽館。歌苗はリッちゃんが抱き留めてくれたけど、奏助は誰も受け止めてくれなかったね。でもあとでチョっちゃんが心配してくれていたからヨシとしますか。

     

  • エンディングはナシで物語はプロローグに。響吾パパは今度は一体ドコにいるの!?テレビでゴールデンレコードを見たときの回想、おばあさまだけじゃなくお母さんもいるよね!

     

  • バッハ様は燃え尽き症候群から立ち直ったそう。クラクラの2人のご褒美は三弦さんだったのね。しばらくしたら研究職に戻してあげて欲しい。音羽館のロイド達は世界旅行。寂しい…ところで費用はアルケー社持ち?
  • 奏助は「趣味じゃ無い」って言っていた路上ライブをやろうとしている。成長したね!でも声を発する前にチョリスシューに見つかって歌えずじまい。やはり帰る場所は音羽館。せっかく大家さんがきれいに片付けていただろうに、散らかしちゃってまあ…。

     

  • ベトとモツも帰ってきた!いつも通りの音羽館だようれしいよ!歌苗の「出て行けー」もお約束。ああよかった。でも住人は家賃を払おうね。

     

  • そして「第2シリーズ放送決定」の告知絵が!もう本当にうれしいです。ありがとうございます!

     

♪ムジーク および ムジーク効果(私見
すべては愛から ~ブランデンブルク協奏曲より~
バッハ
アーティスト:つんく♂(Vocal:あゆべえ、針尾ありさ、久岡めるも&つんく♂クラシカロイド混声合唱団)
作詞:つんく 作曲:ヨハン・セバスティアン・バッハ 編曲:つんく♂クラシカロイド楽団 with 鈴木俊介
→オクトヴァを介して上空のUFOにいる宇宙人達にムジークを届ける。バッハのムジークですが、他の7人のロイド達もムジーク発動しているので、包括するベースになっているのかも。

世界はMUSIC!!! ~魔笛より~
モーツァルト
アーティスト:tofubeats(Vocal:上花楓裏)
作詞:tofubeats 作曲:ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト 編曲:tofubeats
→変身した奏助と歌苗をUFOに送り届ける。ベトとモツは生身ではなく影(生霊?)として付き添っていましたが、これもムジーク効果に含まれる?

大宇宙音楽讃歌No.9 ~交響曲第9番より~
ベートーヴェン
アーティスト:布袋寅泰(Vocal:岸祐二
作詞:森雪之丞 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 編曲:布袋寅泰
→地球の音楽を宇宙人たちに聴いてもらうのが一番の目的。曲が流れる間は地球上の生命体(魚とか)や自然光などが彩ったので、これらを映し出すこともムジーク効果に含まれるのかもしれません。

 

 

♪今回(第25話)のマイベスト・ベト
最初から最後まで全部ベストでは?それでも行きましょう!

 

オクトヴァでのタクトを振る動きがいちいちツボです。

 

 

この白目むいた表情は貴重。

 

 

「アンコール、か」の前の横顔、まつげがあるんですよ。

 

 

大トリがベトの第九だもんね!それだけでもじゅうぶんカッコイイのに、宇宙船に最初に現れた後ろ姿も、タクトの構えも最初に振るのも、全部が良い!


♪今回(第25話)のベト歌
最初から最後まで全部ベト歌です?それでも!

 

音羽館に帰ってきたときに、さりげなく後ろから守っている感じがしますよね。

 

 

オクトヴァに乗り込むとき、一度歌苗ちゃんのそばで立ち止まっているんですよ。「ハママツのためすなわちギョーザーのため」とか言っているけどさ、一番はやっぱり歌苗ちゃんのためなんじゃないかなと。

 

まさかの歌苗ちゃん変身シーン!自分好みの衣装を着せて、口紅まで塗ってあげて、公式でここまでやってくれるなんて夢にも思わなかったです。

 

 

そして宇宙船に飛ぶときは影としてつきそう。「ほう、強くなったな」がなんとも言えず良い。歌苗ちゃんは全然意識していなさそうなところも良い。二人が仲良しなのは嬉しいけれど、そんなに簡単にはくっついてほしくない複雑な想いもあるのです。

 

「今夜は久しぶりにおまえの具の無い味噌汁と、わが究極のギョーザーで」…はいプロポーズ。公式でここまでやってくれるなんて(2回目)。最後は安定の「出て行けー」なのが、また良い。


クラシカロイド』第1シリーズの各話感想、全25話すべて完走することができました。読者の皆様のおかげです。最後までおつきあい頂きありがとうございました。第2シリーズも引き続きよろしくお願いいたします。

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

 

『クラシカロイド』第24話 八音の世界・後編 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

 

基本一話完結型の『クラシカロイド』が初めて前後編になったお話の、今回は後編です。一週間待ち遠しかったですね。それに12話のバッハvsベトモツ再び!?もう最終回間近だから、ベトモツも一方的にやられることはないだろうし、バトルってそれだけでワクワクするし!でも一体どうやってお話をまとめるの?前置きはこのくらいにして、早速本題に入りましょう。

第24話 八音の世界・後編 (2017/09/17 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)

最終回でしょコレ…って本放送のときは本気でそう思いました。今まで登場したムジークほぼ全部出てきて、バッハが音楽で理想の世界を作ろうとして、ハイパーモードまで出たド派手なバトルまであって、夢中になる要素がてんこ盛り。かつ「音楽とは?」のメッセージ性が強く、言いたいことややりたいことは全て盛り込んだ印象です。バッハ「湯水のように消費される楽曲」ね…。言われてみれば人々が音楽を求めるとき、そんなにありがたがってはいないのが現実なのかも。純粋に曲そのものを鑑賞するというよりは、アーティストの個性や曲が作られた背景、タイトルや歌詞にひかれているのかもしれない。もっと言えば、曲の最初から最後まで全部好きというよりはサビやイントロ等の一部が少し印象に残ったレベルの好きなのかもしれない。そんな要求に応えるだけの音楽だらけになってしまったら(※まったく要らないとは私は思わないです)、例えばジャンクフードばかり食べて健康を蝕むのにも似て聴き手はますます弱くなり、ひいては音楽そのものが衰退する…ここまで模範解答。さてどうするか?ベト「誰が何を求めようと知ったことか!俺は俺の情熱のままに音楽を奏でるのみ」うん。自分がベストを尽くしたら、あとは受け手に委ねるのは潔いよね。モツ「気分でしょ気分!スラーってビュイーンって自由にさ!」そうね。そんなに難しく考えることではないのかも。答えは一つじゃ無いことを示してくれたのがよかったです。簡単に正解が導かれる問題ならとうの昔に解決しているハズ。思えば敷居の高い「クラシック音楽」を身近にした『クラシカロイド』は、「音楽」に対して真剣で、聴き手を育ててくれているんだと改めて思いました。

もちろん、今回が最終回でも問題ないクオリティの高さだと思います。でも私は、この回を最終回にしなかった制作陣に拍手を送りたいです。「やはりおまえ達とは気が合わん」って、方向性の違いは再確認したけど、ここで終わるのはちょっと悲しい。もちろん同じ価値観や性質で固まったものは脆いと思うし、無理にどちらかが歩み寄る必要はない。みんなちがってみんないい。でもさ、みんな音楽への思いは純粋な天才音楽家たちなわけだから、きっとお互いが本質的なところでわかりあっていると信じたい。本人達はなんとなく気付いているのかもしれないけれど、私達にもわかる形で見せてもらいたい!そして次回の最終回につながるわけです。本当にありがとうございます!

以下は思ったことメモ。

  • 前回からの続き。バッハ化した一般市民の中にシューさんが混ざっている件について。
  • ベートーヴェン先輩がつかつかと前に出てきて、ぷるぷるしていたかと思ったら後輩に愛の鉄拳。そんな右手で身体が飛ぶ程殴らなくても…。モツのレクイエムのときは左手で頭コツンくらいだったじゃない。そして後輩を怒るときの顔がデカ杉。

     

  • 仕切り直し。リスト姐さん「コホン。何とかなるわよ。こっちにはムジークの使い手が7人も揃っているんだから」。みんなそんな顔しないで、締まっていこう。
  • オープニング曲が終わったら、ムジーク祭りだよ!すんごく楽しい!リッちゃんのぶっちゃけムジーク、さなぎがいっぱいですごい。でもさ、売り上げ全部競馬でスッたとか、そんなことまで言っていいの…?

     

  • チョっちゃんさんのありがたいお言葉「生半可なコスプレはだめ!」厳しい。みんなスマホ持っているから、伝脳世界に転送するのはお手の物よね。

     

  • バダは太陽神だ!凧ラッパー君はラップで人々を壁画に。「劣化コピーで満足すんな」だそうです。チャイコの「愛と再生のムジーク」は、一度で捌ける人数が少ないからちょっと手間がかかるね。
  • 音羽館前はムジークの嵐で奏助「やっぱすげーなこの人達」。でもバッハ化した人達はどんどん押し寄せてくる。モツ「飽きた」うん、わかる。ベト、燃やす(物理)はダメ、ぜったい。
  • チャイコ「バッハ様の偽物っつうことは、この館に踏み込んでクラシカロイド連れ戻すのがこの連中の一番の目的なんだべさ」冴えてる。

     

  • そうか、だから響吾さんのアパートにも人々が押し寄せているわけね。電気止められたから、わずかなバッテリーでパッド君を介して交信。「装置を止めて」とか無茶を言うオヤジ殿。「大丈夫、歌苗はしっかりしてるから」そんな簡単に…。

     

  • ほら、歌苗ちゃん怒っているよ。握力でパッド君がみしみし鳴ってるよ。でも次の瞬間「やる、装置を止めに行く」って偉すぎる。「この家を守るって決めたんだもん」強いよ美しいよ。
  • 歌苗の手伝って欲しい呼びかけに全員が行こうとするし。館を守るのは「奏助がなんとかするんじゃない?」ってモツそれはちょっと。歌苗の「3人、いや2人でいいから。あとは残って館を守って」に「えー」ってなんなんですか。あなたたちは子供ですか?

     

  • 2人を選抜するのにジャンケン始める7人のロイド達。11話の家事回みたいに2人ずつとかでやらなきゃ終わらないよ?ハッシーは見てるだけ。この間、バッハ化した人々は待っていてくれたの?
  • 運命が選んだのはベトとモツ。チョやシューの落ち込み方がすごい。軽トラをジャンプする乗り物に変形させてアルケー社の基地に飛ぶ。田園ムジークは超便利。

     

  • さてと、お留守番組も「待つのも愛ね」でもう一働き。「ポンコツはひっこんでなさい」「ムジーク使えないんでしょ」って、みんな奏助に厳しい。彼だって学園祭のときのムジークがあるじゃないか。ハッシーの横でベンチウォーマーになったけど。

     

  • オクトヴァで拘束されているバッハ。「思ってたんと違う」世界がモニターに映し出されているのを見て、自らのムジークでオクトヴァを一部壊す。つらかっただろうな…。え?素手で拘束を外せた?

     

  • いっぱいリボンを付けた乙女なカツラを前に「ついにこの時がやってきたっす」と三弦。ここまでは計画通り、ってことっすね。記念撮影しようとしてたときに警報音が。「オクトヴァが破損?なぜ?」流れが変わってきたようっす。

     

  • アルケー社の研究所にベトモツ歌の3名到着。モツはきれいなお顔から着地。歌苗は正座でスライディングとか無茶。三弦は施設を彷徨っているミツルロイド改に侵入者排除の命令。命令には従うように作っているんだもんね。

     

  • クラシカロイドベトモツVSミツルロイド改ベトモツ。久々クロイツェルムジークでギター弾いてくれた!ペンギンとメカペンギンもなんだか嬉しそうよ。モツの戦闘向きムジークはやはりレクイエム。がしゃどくろは本物のほうがなんとなくカワイイ。

     

  • ベト、このタクトの振り方はもしや「エリーゼのために」!メカベトがなぜかパンダ遊具に乗っていて、本物がイケボで「ハヴァコーヒーブレイク」なんて言うし!思わずコーヒーを頂いたメカベトは壊れたよ?防水機能、大事。

     

  • モツはミカンゾンビマーチでキレッキレのダンスだ。メカモツも負けてない。ただし、転ぶと壊れる。ミツルロイド改は存外弱い作りみたい。

     

  • あと5体のミツルロイド改もやってきた。ベトモツは2人で戦えばいいのに、2人とも要らぬ譲り合い。足ジャンケンなつかしい。うん、私もなぜあの形がチョキなのか納得いかなかったよ。5体のロボはタクトを構えたまま待ってくれていて、やさしい。
  • 一方、オクトヴァの確認に来た三弦。バッハ様の大きな手が近づいてきて「あっ、ひっ」って、事案発生(違)。
  • まだもめてたベトモツ。メカチャイコが痺れ切らしてメカネズミをけしかけてきたよ。モツ「歌苗!」ベト「小娘!」絶体絶命の危機に流れてきたのはバッハ様の魔力のアリア。バッハ様カッコイイです…。歌苗ちゃん無事でよかった。しかし、ベトモツ形無しだわ。

     

  • アイキャッチが入って音羽館。みんな頑張ってる。「ます」はアカン。急いで池に運んであげて奏助!相変わらず太陽神しか無いバダは「一発屋」って言われてる。やめたげて。

     

  • またアルケー社の研究所。壊れたミツルロイド改たちを尻目に、オクトヴァへ急ぐベトモツ歌の3名。バッハは三弦のおでこコツン。自分のやりたかったことを台無しにされたのに、優しい。男前!ほれてまうやろー。三弦の「ふえっ」がカワイイ。

     

  • バッハ「音楽とは一つの色では成り立たない。さまざまな音が重なり響き合うことで音色となる。8人の天才音楽家たちの奏でる音が音階をつくる時、初めて切れ目無い音色が世界を作り、世界が変わる」。すごい、核心にせまってる!ぞくっとする。
  • 3人がやってきた。バッハ「音楽が音楽として純粋に存在できる世界を創らないか?」に、ベト「断る」モツ「やだ」…けんもほろろだね。少しくらい話し合ってもいいのに。
  • さあここから熱いバトルが!絵もスゴイが飛び交うセリフが深い、深すぎる。バッハ様は身体が大きいのにジャンプでビームをかわすなんて身体能力高い。歌苗はいきいきとタクトを振る指揮者なのか、なるほどね。まずは、住人は家賃を払おうね。

     

  • 歌苗「バッハさんはどんな世界を創るつもりなんですか?」いい質問ですねー。バッハ「音楽がすべての根幹をなす世界。そこでは全ての人々がクラシカロイドとなり人々は音楽によって話し、笑い、生きる。音楽が特別なものではなく空気のように世界を満たす」…崇高だ。バッハ様は純粋に音楽を愛していてその力を信じているのよね、きっと。
  • しかも、バッハが理想とする世界を、あのベートーヴェンモーツァルトに否定させるというね。音楽家に「音楽だけの世界はありえない」と言わせているんだもの。これはすごい。例えがギョーザーと女の子だけど。
  • バッハ「音楽で対話ができれば誤解もすれ違いも無い」…これ、私よくわからないんです。同じ曲を聴いても感じ方はそれこそ十人十色なのでは?どう考えるといいのか、誰か教えてください!
  • 遂にベトとモツが金ぴかのハイパーモードに!絵が超絶カッコイイ。ベトは「偉そうにするなあ」なのに、モツの「おならプー」で現実に引き戻されたよ。
  • 黙って見ていた歌苗が口を開く。家に古いレコードがたくさんあって、それらを聴いてきた思い出…ああせっかくこんな設定があるなら、なぜ今まで23話もあったのに出してこなかった?いきなり感が否めない。

     

  • それでも美しい作画と声優さんの迫真の演技で進めますよ。「音楽はいつもあるわけじゃないから、だから特別なのかなって。どんな音楽にもそれぞれに大事な思い出があるから!」。歌苗が神々しい。ハイパーモードベトモツに照らされているんだろうけど、後光がさしているみたい。
  • バッハが思い出したのはクラシカロイドとして目覚めたときのこと。私、このシーンは何度観てもなぜか涙が出てくるんです。J.S.バッハの「主よ人の望みの喜びよ」が流れていたのね。目覚めて初めて会ったのは音羽響吾博士。自分の理想を実現するために彼を待ち続けたのはなぜ?やはり創造主を敬愛するからなの?それとも別の想いが?

     

  • ハイパーモードのベトモツが合わせ技で攻撃。龍の背に乗るペンギン、カワイイ。ああっ、バッハさまあー。そして大爆発…。

     

  • 音羽館も響吾パパのアパートも、平穏を取り戻した。修理代の請求を心配する歌苗は苦労人。ベト「仕方が無い。小娘がやれというから」モツ「歌苗容赦ないよねー」なんかいつも通りのベトモツで安心したよ。バッハ様、よくぞご無事で。
  • モツ「バッハっておちゃめだよね」うん。前からそんな気がしてた。歌苗「まさか宇宙人とか?アハハ」…ん?UFO?バッハ「ついに来たか」って、え?聞いてないよ、唐突だよ!

     

  • 困惑したままエンディングに。次回に出るムジークの先取りで、バッハの「すべては愛から~ブランデンブルク協奏曲より~」が流れました。
  • 次回予告もラストか。「人類存亡の危機である!」いきなりそんなこと言われましても…。

 

♪ムジー
※新規のものはナシ。
モーツァルトはオバケを出すことができるようです。ハイパーモードでは龍も。モツの既出4曲のうち「疾風怒濤」は使われませんでした。

 

♪今回(第24話)のマイベスト・ベト
例によって「ベスト」って言いながら複数あるんですが、第2シリーズではコーナー名変更するかな…。

 

この脚の長さ、タメイキが出るよ。

 

 

リスト姐さんの言葉にベトが「うん」って言うところ。

 

 

また後ろ姿ですが、この上着の裾がはためくところが好きです。

 

 

ハヴァコーヒーブレーク♪
低いお声が良すぎるでしょー!私ベトさんの声、好き。

 

 

ギョーザーを熱く語るときのこのアングル、ありがとうございます。

 

 

ハイパーモードのスーパーベトに会えるのはこの第24話だけ!

 

♪今回(第24話)のベト歌

 

ベト「こいつでひと思いに」歌苗「やめなさい!」
毎度恒例の夫婦漫才。もう最終話間近だと呼吸がぴったりです。

 

 

楽聖の後ろに隠れる小娘。頼りにしているのよね。

 

 

このベトの表情ですよ。もう歌苗ちゃんのことわかっているんだなって。

 

 

予告にもあったこの絵、絶対にわざとだ(好き)。

 

 

19話でベト歌カップル成立したのが歌苗の「大切な思い出」の一つなんですよ!ねえ!

 

クラシカロイド・オン・アイス

クラシカロイド・オン・アイス

 

 今度のCDはフィギュアスケートで使われた楽曲だそうです。当然八音以外の作曲家の曲もたくさんあります。描き下ろしのジャケット絵が楽しみ!

 

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『クラシカロイド』第23話 八音の世界・前編 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。

前回22話まで終わらせる気配がまったく感じられなかったにもかかわらず、今回からいきなり「滅びの足音が聞こえる」クライマックスシリーズです。そして先日第2シリーズの一部ネタ解禁がありましたので、新ムジークの歌い手さんや声優さんのファンの中から初見で入ったかたもおられると思います。私も諏訪部さんのお声、好きですよ。第2シリーズが待ち遠しい!でも第2シリーズ開始まで1ヵ月弱ありますから、せっかくなので第1シリーズもぜひ観てくださいね。できれば全話。もちろん基本一話完結型の『クラシカロイド』ですから、どこからでも入れますし気になるタイトルをチョイスでもOKです。ただ、最終話は全話完走した人だけが特別な気分を味わえますから!今からでも遅くない、第1シリーズも最後まで一緒に楽しんでいきましょう!

 

第23話 八音の世界・前編 (2017/09/10 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)
リード文は初見のかた向けにしましたが、ずっと観てきた人達だって「いきなり感」が否めないこの第23話。レギュラーメンバー全員の動きや台詞すべて意味があってムジークもカッコ良くて、面白いお話であることは確かなんです。しかし、ここに来て初めて「音楽家として働くリスト」や「オクトヴァ始動」や「無音の世界」からの「バッハもどき増殖」を見せられて、こんな急展開初めてだよああお話がドンドン進んでいる…と戸惑ったのも確か。この回から画面上の方に第2シリーズ開始の告知も出て、再放送とはいえいよいよ第1シリーズも終わりに向かっているなと認識せざるをえないですし。

三弦はやはり何か企んでいる人でしたね。バッハも三弦を全面的に信用していて人がいいなあ。三弦は確かに悪役ポジションだし、言動は時に憎たらしくもあるのですが、私はなぜか彼女を憎めずにいます。10話のアルケドールに始まりあの18話の奏助ロボから今回のミツルロイド改を完成させるまで、彼女がどれだけ努力してきたのかと思うともうね。ただ、ミツルロイド改は控えめに言っても機械。クラシカロイドは人間とほぼ同じだから、そこに超えられない壁があるのは切ない。そしてバッハを崇拝するあまり暴走してしまうのは何となくわかる気がするんです。

それにしても、18話で音羽響吾博士を待つような話をしていたバッハがなぜオクトヴァを動かすのを急いだのか。気になるところではあります。今回のお話の最後に登場した「バッハ化したシューベルト」のことも心配だし、うわー続きが早く観たい!って初見のときは次週が待ち遠しくて仕方が無かったです。しかし同時に「待ってまだ終わらないで」とも思ったのです。本放送時も再放送の今でも。物語の結末を「楽しみなのに見たくない」と思ってしまうこの感情は何なんでしょう?私はきっと第2シリーズの終わりにも似たようなことを考える気がします…。やっぱり私『クラシカロイド』好きだわ。ずっと永遠に続いて欲しい。

以下は思ったことメモ。

  • アバンでいきなりバッハ様。始まるよったら始まるよ♪
  • 三弦の良い声が。八音増幅装置「オクトヴァ」完成したのね。バッハのサインはV(ブイ)。

     

  • 三弦「気に入ったぜいぇーい的なことっすね!」ダブルピースでうれしそうだね。バッハ「二時間後。二時間後にオクトヴァを起動する。すべてのクラシカロイド集合させるのだ」おおおー!でも研究員たちは「バッハ様が日本語を!」驚くのはそこなの?

     

  • バッハの部屋に呼ばれたクラクラの二人、アイドルがその顔!「バババババッハ様がやっとおら達に日本語を!」やっぱり驚くのはそこ?

     

  • バッハが八音でこれからやることを話す。それにしても今まであまり話さなかった人がこんなに喋って…のど飴を差し上げたい。8の手がカワイイ。
  • うわあぁぁ!り、リスト様がピアノを弾いておられる。ピアノの魔術師リストによる「愛の夢」の生演奏、なんて贅沢な!こういうシーンが観たかったのよ…。カードに頼るばかりじゃなく働いていたのね、さすがです。

     

  • オープニング曲が終わったら、演奏が終わったリッちゃんが拍手されてる。支配人が口座に振り込むって言ってるけど、クラシカロイドは口座作れるのね?そこに回収部隊が!リッちゃん逃げてー!
  • モツはそんな急坂をボードで下るなんてあぶないよ。回収部隊キター!お尻カワイイ。下敷きになった人はラッキースケベじゃない?

     

  • ベトは海釣りだ。真剣な表情がステキです先輩!大物がかかったかと思ったら長靴(お約束)。釣り上げた長靴が回収部隊の口にカポっとハマるのもお約束。
  • 凧ラッパー君はシャッターだらけの商店街~をラジカセ担いでラップ歌いながら歩いてる。ナイスガイかホタテ貝かで迷うくらい真面目。回収部隊に「黒服いっぱい想定外~」って、シューさんはナイスガイだと思うの。

     

  • 音羽館にいたチョっちゃん。宅配便を自分で受け取りに出ることが出来るようになって、成長したね。でも回収部隊だったから、「さわらないでえー」って乙女みたいなこと言ってムジーク発動。ダンボール箱でバリア作る(第3話参照)。

     

  • そしてモツはアリスのトランプ兵(第6話)。ベトはっょぃペンギン達召喚(第5話)。バケツ持っていたら飼育員さんみたい。人を壁画にして(第21話)「帰ったら必ずうがい」のシュー、「先輩リスペクト」って書いてある手帳がとても気になるよ。リッちゃんはみんな抱き合わずにはいられなくなって(第3話)、愛よ~。

     

  • クラシカロイド達が素直に従うわけがない。三弦の言うとおり。そこでミツルロイド改っすよ。ベートーヴェン改が出したペンギンがバッハ様の周りをよちよち歩いてカワイイ。でもバッハ様のお眼鏡にはかなったみたい。回想で出てきた12話のモツのレクイエムは実際の12話とは違う絵かも?

     

  • 廊下で会ったクラクラの二人。三弦にしっしっの手で用済みにされちゃった。ポカーンの顔がカワイイ。おそらくアイドルは何をしてもカワイイ。

     

  • 音羽館。みんな襲われた話をしとる。モツ「ルー君釣れたことないじゃん」って、第2話の川釣りでは大量だったよ?ベト「10メートルはあろうかというマグロが一度は我が竿に」。「我が竿に」※大事なことなので二回言いました。
  • いらっしゃいチャイコちゃんとバダきゅん。席を譲る奏助にお茶を出す歌苗、優しいなあ。バッハの理想とする世界にクラシカロイド8人が必要。でも代わりが見つかったから全員クビ。ふむ。ベトは勝手にメンバーに入れられていたのも外されたのも両方「気に食わん」なのね。ルー君ワガママ。

     

  • みんな真剣な顔をして考えていると思ったのに、リスト「じゃあもう好きにしていいってことね」って、ェ…。ロイド達は好き勝手動き出す。チャイコ、未成年飲酒はダメだ。奏助は自分が世界一モテモテになる世界を想像しとる。パッド君の「どんな世界でも奏助は長生きするでしょうね」のツッコミに「まじで」と返す奏助がカワイイ。

     

  • いよいよオクトヴァ始動。バッハ様のムジーク、超カッコイイです!「すばらしゅい~」紅潮する三弦は女の顔。次々と次のステップに進むオクトヴァ。一体影響範囲はどこまでなんだろう?そしてアイキャッチに。
  • え?無音の世界?こわい…。音羽館でもクラシカロイドだけは話せるけど、奏助・歌苗・パッド君は声を出せない。ベト「言いたいことがあるなら口で言え」…無音の世界はイヤよね、わかる。

     

  • 街中で独り言をつぶやいたシューが人々に取り囲まれてスマホ画面で問い詰められる。こわい。こういう演出すごい。

     

  • 音羽館。ベト「つまりこれがバッハの創りたかった世界だというのか?」モツ「音の無い世界が?」。歌苗の寂しそうな表情が切ない。違うそうじゃないと信じたいよね?

     

  • 三弦も声が出ないから心の声でオクトヴァベータを開放。バッハのムジークが鳴り響き、音が戻った!と思ったら人々がカツラと音楽用語でバッハもどきに。シュー「一体全体どしたのかしら?」律儀にラップで語る。どうでもいいですが、私はいつも音楽用語がわからないと思いつつも、調べるまでには至らないやつです。
  • テレビのニュースで「街の人たちが次々とバッハ化」って言ってたけど、バッハのアイデンティティはカツラと音楽用語だけなの?ヘンデルやヴィヴァルディとはどう違うの?ベトが表に出たら、バッハ化した人々が門まで押し寄せてきていた。こわいこわい。

     

  • 全力でムジーク発動したバッハは眠っていたらしい。目覚めたら身体を拘束って、きゃあーなんというかゾクゾクするぅ。そして自分の曲しかかかっていないのに驚くバッハ。三弦「偉大なるバッハ様以外の曲は雑音だって言ってるっす」色んな人を敵に回したね。ミツルロイド改の動きが6話の動きだと思うの。
  • バッハ「三弦、貴様…」三弦「初めて私の名前を呼んでくれたっすね…」。その表情はEテレ夕方の子供番組で見せていいレベルじゃ無いよ。

     

  • お?響吾さんお久しぶり。18話でヘソクリ取りに来たときバックドアを仕込んでいたなんて、やるじゃないですか。これで一安心、装置を止めようとしたらブレーカー落ちたの?大家さんと中国語(?)で話しとる。電気代未払いで世界の危機なんて!

     

  • 音羽館の玄関先で。バッハ化した奏助はリストが、歌苗はバダが往復ビンタしたら元に戻るという。女性ロイドたち普通の人間に容赦ないね。顔が腫れるくらい叩かなきゃダメなの?
  • ビンタならやっぱりペンギンちゃんたちよね♪ベトが皇帝ムジークを繰り出して押し寄せる市井の人々を撃退させる。ペンギンっょぃ。
  • 「何とかなるわよ。こっちにはムジークの使い手が7人も揃っているんだから」リスト姐さん男前です。「あれ?一人足りなくね?」気付いた奏助えらい。
  • わー!シューさんバッハ化してる!「モデラート、フィーネ」のお声が低くてステキです。どどどうなるの?ここで次週に続くなんて、わーつらい。体感5分くらいの密度の濃い回でした。

     

  • エンディング。バッハのムジークって、ほんと一昔前のディスコサウンドっぽいイメージなのね。またよちよちペンギンが出てきたね。
  • 大丈夫よね?次週予告でシューさんちゃんとこちら側にいるもんね。そして、なんかベトがヒーローっぽいよ?後ろにいるのは歌苗ちゃんっぽいよ?

     

     

♪ムジー
Funk稲妻っ! ~無伴奏チェロ組曲より~
アーティスト:つんく♂(Vocal:楠木勇有行、Emyli、Alisa K)
作詞:つんく 作曲:ヨハン・セバスティアン・バッハ 編曲:つんく♂クラシカロイド楽団 with 鈴木俊介

♪ムジーク効果(私見
オクトヴァを動かして、まずは世界を無音にする。次の段階では音楽が力を持つ世界を作る。ただし今回は三弦の企みによりバッハの曲のみが流れたため、人々がバッハ化することに。仮に八音が重なったならバッハの理想とする世界が作れたのかもしれませんが、実際どうなるかはわかりません。影響範囲は広範囲で、地球規模なのはオクトヴァを使ったから?

 

 

♪今回(第23話)のマイベスト・ベト
やっぱりカッコイイよベートーヴェン先輩!

 

釣り上げたのが長靴だったときの表情。

 

真剣に考えているときの表情も好きです。

 

床に座っているときのお尻と背中が。ジャケットの裾が短いのね。

 

真っ先に表に出たしムジーク発動するし、このタクトの構えの大きな手!

 

♪今回(第23話)のベト歌

 

はい、今回もごく自然に隣の席にいます。

 

床に座って釣り竿の手入れとか、お父さんですか?からの歌苗ちゃんの背後に声かけるとか、まるで夫婦。

 

 CDは全部買ったけれどDVDには手を出していない私。DVD-BOXか…。Amazon特典の箱はつかないし価格もバラ売りを集めたのと大差ないですね。何か特典があれば考えるのですが。

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

『クラシカロイド』第22話 ちがいのわかるおとこ 感想

※2018/10/03 画像を削除しました。なお、この記事を約1年後に見直した「振り返りレビュー」もあわせてお読み下さい。以下のリンクからどうぞ。

nyaon-c.hatenablog.com

最終話を目前にしてベトのお当番回です。お若いかたはご存じないかもしれませんが、昔のコーヒーのCM(ダバダ~♪)のコピーがそのままタイトルになっています。史実ベートーヴェンが「1杯あたりのコーヒー豆の数は60粒」のこだわりがあったことは有名ですね。そしてムジークの原曲も有名な「エリーゼのために」!ひょっとして、ひょっとするかも?ワクワク半分、コワイの半分で、早速本編を見ていきましょう。

 

第22話 ちがいのわかるおとこ (2017/09/03 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)
ジークが「エリーゼのために」だし、最終話まであと3話だし、まとめに入ったところでついにベト歌カップル成立!?その前にお家賃を入れた方がよいのでは?なんてやきもきしながら一週間を過ごした本放送前。フタを開けてみると、まとめる気も無ければ恋物語でもなかったよママン…。でもまあ、ベト歌は既に熟年夫婦のノリだったのでそれはそれで楽しかったです。冷静に考えたら王道ラブストーリーなんかやるはずがない。『クラシカロイド』が何たるかをよく理解しないまま、勝手に期待していた私が悪いのよ~。そしてベトさんェ…。もっとカッコイイ人だと思っていたよ。でもね、私は皇帝ベトも童貞ベトも、もちろんカフェインロイドベトも好き。1話から順番に振り返れば、ベトは元々こんな人だった、うん。それに人間は振り幅があったほうがより魅力的なわけで。とはいえ常に自分の興味に向かって心血を注ぐ姿勢は一貫していて、ブレてはいないですよね。

今回、お話は清々しく突き抜けていて良いんです。変顔だってイイのよ。でも特に後半の作画がちょっと…。例えばムジーク発動シーン、なんでこんなにおデブにしちゃったの?せめてスタイルは良くして欲しいです。作画監督によって絵の個性が変わるのは楽しみの一つでもありますが、個人的に今回の作画は不満ですゴメンナサイ。最終回間近でマンパワーはクライマックスのほうに振り向けたんでしょうね、きっと。こういう時もあるさ!

芸術家の発達障害については私は詳しくはわかりません。ただ特に差別意識や偏見はないとしても、「○○だから仕方が無い」という理由付けに使うくらいなら言わない方がマシだと個人的には考えます。彼らクラシカロイド達は、あの世界で「自分勝手、好き勝手」にいきいきと動いています。周りの一般人もロイド達を何ら特別視すること無く正直な気持ちで接しています。腫れ物扱いにしない。それが大事。私はそんな『クラシカロイド』が好きなんです。

以下は思ったことメモ。

  • アバンで「諸君、突然だか考えてみてほしい」いきなりどうしたベトさん。「時間を使って構わないから」と言った舌の根も乾かないうちにすぐ正解を言う。「コーヒー」がこの世で一番素晴らしい飲み物なんだそうです。
  • 歩きながら色々語っているけど、スポットライトが追いついていない。私たち視聴者もいつも通り頑張ってついていくとしましょう。
  • 「カフェインロイド」ってまあ!クラシカロイドはやめちゃったの?それにしても鼻の穴が広がりますね主人公。

     

  • 「コーヒーがなくても絵になる」今回は楽しい絵が多いな。流石絵になる男ベートーヴェン

     

  • 色々語りますな…。神の粒数60粒にたどりついてよかった。ちなみに大体検討つけてやったのよね?まさか1粒から70粒位まで70通りトライアンドエラーとか?それにしても2分40秒ってアバン長い。
  • キッチンで高笑いとストレッチ。あ、Eテレで見たことあるよ「ストレッチパワーがここにたまって来ただろう」って言う黄色いオジサン(違)。
  • 「数えるから静かにしたまえ。遊びじゃ無いんだ」はい。調子こいてスミマセンっしたあー。ピンセットの動きと目の動きが同じ。それにしてもマスクしてピンセットで数えるって…。ここは秤を使ってグラム数でいこう。

     

  • 二日酔いリッちゃんが帰りましたよおー。ベトはいい男よ、リッちゃん?酒癖悪く絡むけど、背中にその豊満なバストがぴったりついてうらやましすぎる。えっと、音しかないけどベトは女性を殴りつけています?あ、やばい吐く!?

     

  • 次の邪魔はモツとシューベルト君。凧ラッパー君だって。モツはあだ名をつける天才。モツもシューも自分がコーヒーをいれるって争うなんて、二人ともベトのこと好きなのね。ここの3人のやりとり楽しい。

     

  • もめたせいで大事なコーヒー豆の袋を落としちゃった。ベト「おまえら自身にコーヒーになってもらおう」こわい。「きゃー」って二人で抱き合って…モツとシュー実は仲良しでしょ。ついにリッちゃん吐く…。

     

  • 休みの日はゆっくり起きる大家殿。ベトはリビングの一角で籠城。ミカン箱まで被る徹底ぶり。数字が色々出てくる会話のせいで数が数えられなくなるのは鉄板よね。指に指紋があるね。

     

  • 床に仲良く座っていたモツとシュー。歌苗にインスタントコーヒーをごちそうになった時もモツとシューはやっぱり仲良く隣同士。

     

  • ベト、最初から自室に籠もって数えればよかったんだよ。え?ショパンさんの部屋とつながる壁の穴、塞いじゃったの?物音に過敏に反応しながらもやっっっと60粒を数えられたね。

     

  • シュー「メガネのやつは大体友達」。この先もラッパーなの?リビングの突破口を探るベト、なぜわざわざ遠回りして苦悩を増やす?想定外にミカン箱を取りに来たチョっちゃんが来てジャンプでよけるベト、運動神経イイね。関係ないけど、リビングとダイニングの位置関係がわかって、ちょっとうれしい。

     

  • 今回は悪役笑いが多いねベト。お湯を沸かしながら豆をひいて、ついにマイベストコーヒーを口に。涙を流して喜んでおられる。味だけの問題じゃ無くて、幾多の苦難を乗り越えて自らの手で勝ち取ったものは尊いよね。それにしても1杯のコーヒーをいれるために朝からずっとこの調子。ご飯食べた?

     

  • せっかくいい気分のときにモツが「一粒落ちてたよ」。あーあ、ベトはせっかくのコーヒーを捨てちゃった。叫ぶのに付き合うモツやさしい。

     

  • 歌苗「おいしかったんだから、いいじゃない」わしもそう思う。ベト「うまいコーヒーが飲みたいわけではないのだ。飲みたいのはあくまで60粒なのだ!」シューだけ「はあ?」が遅れたのが、愛だわ~。

     

  • マイベスト散歩。「マイベスト」が好きなベトの結論は「あの場所がいけないのだ!」そしてマイベストポジションを探す。そんなヒマがあるなら働こう?それに、遊園地のコーヒーカップは鉄板でもショベルカーの上は危ないし満員電車では迷惑。ところでこの電車はどこを走っていますか?一緒に揉まれたい(←)。

     

  • 「かんっぺきだ!いやー申し訳ない。カンペキだ」マイ・ベスト・ポジションは公園の古びたパンダ遊具。あのー、対象年齢10歳以下とか書いてませんか?大人が乗ると壊れるよ?そしてその水筒!歌苗ちゃんの私物を勝手に借りてもう…。でもボールが飛んできてせっかくのコーヒーが飲めなかったね。

     

  • 公園に走る音羽館のメンバー。モツパニックのときは「帰ろう?」と言いながらも自力で歩いていたチョっちゃんが、今回はローラーボードに乗せられて無理矢理連れて行かれとる。
  • 子供達に遊具から降りるよう責められるベト。絶対に譲らず大人げない。「ほんとに頑固で分からず屋だ。子供という生き物は」おもいっきりブーメランです、それ。

     

  • そこに妻(※違います)が現れてハンガーでバシバシやる。ベト「わかった、どいてやろう」って言ったのにどかない。音羽館の皆さんで力尽くで引き離そうとしてもどかない。ほんとに頑固で分からず屋だ。
  • 小6のみんな、「ドッジボールで勝負」いいね。ささ、今おじさんが遊具から降りたから、今のうちに遊ぼう小1のみんな。
  • 音羽館の皆さん、大家まで全員子供側につく。シューベルト君はラッパーになる前ならきっと先輩についたよね。リスト殿の背中に隠れて、一応葛藤しているみたい。人のこと人差し指でさして「バカなの?」って清々しいくらい辛辣ですチョっちゃん。

     

  • 1対15のドッジボール大会。どんなにあてられてもベトめげない。ジャケットやクツまで脱ぎ捨てて本気モード。その普段着は一張羅なんじゃ?これだけ汚れたんだし、いっそ全部脱いで洗濯しよう(※通報案件)。

     

  • 夕方。お砂場でシンボル再現うますぎる。ベト「まだ俺はあきらめていない」伏せたまましゃべったらドロが口に入るよ?うつぶせに倒れるベトを置いてみんな帰っちゃったね。これは勝ったうちに入るの?

     

  • 翌朝。筋肉痛もなく(?)日が昇る前から音羽館の屋根の上でムジーク発動。最高の一日を彩るのにふさわしい名曲だわ…心洗われる。私たちは一体何を見ていたんだろう?音羽館はみなさんおそろいで朝食。またしても歌苗の私物ぎょうなくんマグを持ち出す楽聖
  • 公園にて。パンダはもういいの?ベトは最初からジャケット脱いで裸足で「さあこのお兄さんと一緒にドッジボールを極めよう」って、ひそかに「おじさん」はイヤだったらしい。逃げる子供を笑いながら追いかける20~30代くらいの男。確実に事案。おまわりさんこいつです。

     

  • 彼の人生が楽しそうでなにより。なんだかんだでスクリーンショットとりすぎじゃない私?30分ずっとしゃべりっぱなしだったベト(CV杉田さん)、お疲れ様でした。
  • エンディング。フォントまでオシャレ。美しいムジークと花びらが散る背景に、バンダおじさん…。最後の方でパンダがキレイになっておる。

     

  • 次回予告。いきなり「滅びの足音が聞こえる」と言われましても…。ラスト3話でまとめに入る模様。そんな『クラシカロイド』はキライじゃないわ(はあと)。

♪ムジー
豊穣の夢 ~エリーゼのためにより~
アーティスト:布袋寅泰(Vocal:田中彩子
作詞:森雪之丞 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 編曲:布袋寅泰

♪ムジーク効果(私見
公式見解によると「コーヒーが美味しくなるムジーク」なのだそうです。ムジークの無駄遣い(笑)。
ただ、歌詞を読む限り、今後別の効果で発動される可能性も?でもね、他の効果はなくてもOK。ベトが現世で楽しく生きていることがわかっただけで、個人的にはもう満足です。

 

 

♪今回(第22話)のマイベスト・ベト
絵になる男なので、選ぶの難しい。

 

本筋とはまったく関係ないところで。身体の大きなリッちゃんを抱えてトイレに走る楽聖、好きです。

 

 

お花の先生に御挨拶。礼儀正しい。

 

 

あの、この銭湯のシーンはなぜ一瞬なんでしょうか?もう少しアップでじっくりお願いします!

 

リストに視線を送ってから出かけるベト、いいと思います。シューさんと妻(※歌苗ちゃん)の視線が気になる。

 

 

マイ・ベスト・チェア(※パンダ)でギョウナくん水筒からコーヒーを飲み干してからのこの表情!

 

♪今回(第22話)のベト歌
今回は最初から最後まで熟年夫婦の雰囲気なんですが。

 

「小娘のいれた一杯に衝撃が走った」当たり前のようにコーヒーをいれてもらっているし!

 

 

そして当たり前のように買い物デートしてるし。お尻!

 

 

お高いコーヒー豆を買ってもらうために目ヂカラ使う楽聖。その瞳の中には小娘しかいないという。小娘「そんなに見ないで!」がなんか卑猥(※スミマセン)。

 

 

「もうあの人には何も買わない」って、「あの人」だものね。既に熟年夫婦だもんね。

 

 

公園でベトをハンガーで殴る歌苗。夫の不始末を始末するのは妻の役目。やれやれ。

 

“ClassicaLoid” Presents ベスト・クラシック100

“ClassicaLoid” Presents ベスト・クラシック100

 

 ベスト100、皆様予約しました?原曲集持っているし、これも切り取り形式だし…と迷っていましたが、私もついに予約しました!このジャケットとディスク面のデザインにひかれてつい、ね。自分で聴く曲に偏りがあるので、自分ではなかなか選ばない曲を聴く良いチャンスだと考えることにします。

 

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c

 

ドラマCD『月刊音楽家図鑑』<黒盤><白盤>(ポニーキャニオン) レビュー

今回紹介するのはポニーキャニオンから発売されている『月刊男前図鑑』特別編の『月刊音楽家図鑑』(2010/7/21発売)。音楽家の独白形式で進む恋愛ドラマのCDです。

 

 大人の雰囲気の<黒盤>にはモーツァルトベートーヴェン

 

 どなたでも楽しめる<白盤>にはブラームスとバッハが収録されています。
2枚同時購入特典である『よくわかる!音楽家図鑑CD!(ナレーション:羽多野渉)』もあわせて紹介します。

以前からずっと気になっていたCDです。私はアニメやドラマをほとんど見ないので声優さんのファンとかではないですゴメンナサイ。あくまでも始まりは音楽家自身への関心から。伝記は色々読んだけれど、実在の人物をモデルにした創作にも興味が湧いてきたのです。明らかに『クラシカロイド』の副反応ですよ、はい。ブラームスを除くバッハ、モーツァルトベートーヴェンは『クラシカロイド』にも登場しますね。

CDをついに入手したので、このところ毎日夜中にこっそりヘッドフォンで聴いています。まさか車では聴けないですよ、事故起こすから!それにしても、このジャケット絵に「月刊男前図鑑」というタイトル…家族がいる主婦としては、いつものCDを置く棚や本棚にはちょっと置けないなと(※後ろめたいわけではないのですが、なんか恥ずかしい)。プリンター台の下、自分しか見ないPCソフトの並びに茶封筒に入れてさりげなく隠してあります、ええ。見つかったらどうしよう…。

例によって内容に触れる部分は畳みました。続きは「続きを読む」からお進み下さい。

 

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『クラシカロイド』第21話 ブレイク・スルー 感想

※2018/09/02 画像を削除しました。なお、この記事を約1年後に見直した「振り返りレビュー」もあわせてお読み下さい。以下のリンクからどうぞ。

 

nyaon-c.hatenablog.com

 

さあ今回はシューベルト当番回です。再放送から少しずつ視聴してこられたかたは「ありがとうアボカドって何?」「シューベルトの装いがラッパーなのは公式?」等々、今まで様々な疑問でモヤモヤしていたのでは?スッキリ晴れ渡り…ましたか?ええっと、私がやきもきしても仕方が無いですね。もちろん、アニメをどう見るかどう感じるかなんて、まさに「自分勝手、好き勝手」でいいんですよ!思いっきり世界観に浸れたかたはどうぞそのままで、でもあっけにとられてしまったかたもここで諦めるのはもったいない。あと4回で第1シリーズは最終回を迎えるわけで、全話完走したら素敵な未来が待っていますから。私が補償しますから!

第21話 ブレイク・スルー (2017/08/27 再放送)
あらすじは公式サイトでご確認下さい。

ストーリー | アニメ「クラシカロイド」HP

 

♪感想(レビュー)

これが本当のサプライズ!制作に携わるスタッフは大勢おられるでしょうに、放送時まで早バレがないなんてスゴイ(当然?いやいや)。私は初見の時は、ムジーク発動してタクトをマイクに持ちかえたその瞬間まで、まさかラップになるなんて思っていなかったです。いやはや今回のムジークには圧倒されました。でも繰り返し観てお話がわかっている今でも、ムジーク発動シーンはやはりスゴイなと思うんです。ムジコレCDで歌詞を確認すると、音羽館メンバーシューベルトの関係性が端的に表現されていて、本当に良く作り込まれているなという印象です。そして声優の前野さん、ラップを歌うという無茶ぶりに見事にこたえてくださっています。鼻歌がとてもお上手なので歌唱力はあるのでしょうが、それにしてもラップはハードルが高いのでは?本当にお疲れ様でした。

でもね。完全に個人の意見ですが、この回は特に前半が観ていられないのよ…。明らかにいじめでしょ、これ。故意か無意識かなんて関係ない。あいにく私はこういうのを抵抗なく笑えるようには育っていないので、ハッキリ言うとこの回はキライです。最後の「ブレイク・スルー」のための布石だったとしても、もう少しやり方はあったはず。みなさまのNHK、よい子のEテレが泣くよ。そんなテンションで申し訳ありませんが、以下細かく見ていきますね。

以下は思ったことメモ。

  • 夜中にお菓子パーティーな音羽館のロイド達。さすがに深夜1時にお開き。歯、磨けよ~!それよりも片付けはシューさんに丸投げ?いいの?
  • 皆さんの寝姿がカワイイ。やだベトったら寝相悪いなあ。

     

  • シューさんソファで寝とる。割と背が高いはずなのに、すっぽり収まるの?そして部屋が無いことに気付いた…今まで部屋なかったの!?

     

  • 翌朝、部屋が無いことをみんなに抗議するシュー。ここのやりとりは見ていられない。せめて大家の歌苗は把握していて欲しかった。
  • 物置状態の空き部屋を見た後に、ハッシー部屋(お外)、きれいな個室(トイレ)を見て、またリビングに。シューさん実は家事を積極的にやっていたことが判明。他の家賃未払い組ベトモツは館への貢献度をドヤ顔で語る。ベトは館の危機を救っている自覚があったらしい。

     

  • ジーク対決を持ちかけるシュー。ベト「音楽は競うものではない」って一人でまともなことを言ってる。シューのイライラの顔(笑)。

     

  • でもいざ物置部屋の片付けで、真っ先にムジーク発動したのはベト。「出来ぬと言われるほど燃え上がるのが男というものだ!」後ろ姿が好きです。

     

  • 汎用性が高い田園ムジークに全部お任せしちゃえばよかったのに、他のメンバーが次々ムジーク発動してカオスに。結局片付かなかった。うん、こうなるんじゃないかってうすうす気付いていたよ。
  • シュー「とうとう出番のようですね」。「うなれ、ほとばしる私の感性!」頑張ったのに出ない。「どうした?私の感性?」片足あげているのが好きです。

     

  • シューさんのは制御不能ダダ漏れジークだった…。奏助「ムジークがうまく使えないんじゃクラシカロイドの意味なくね?」とどめだよ…。奏助が無断で使っている部屋をシューさんにあげればいいのに!
  • ついに館を出たシューベルト。いつも気になるけど、あのバイオリンケースのような箱には何が入っているの?
  • 4話の放浪を彷彿とさせるシーンの数々。ただ、今回はヒッチハイクもうまく行かず存在感が無くなっている設定。孤独な放浪者。長距離トラックが大音量で「やってらんない気分」を流しているのを耳にして、アルケー社足を運んだものの、ここでも存在を忘れられている。みんなわざとじゃないの?わざとならなぜそんなことするの?
  • アルケー社の屋上から一歩踏み出そうとするシュー。早まるなシューさん!でも凧に救われてよかった。アイキャッチの絵の中も凧で飛んでいたよ。

     

  • 凧は太平洋を渡りアメリカのスラム街に。大男にぶつかって英語で文句言われても、シューさんが話せるのは日本語とドイツ語だもんね。グーパンされて「無視してくれないのもつらい」うん。
  • お金を持っていないから食事がとれない。見知らぬ土地で行き倒れとか悲しすぎる。グッドなタイミングで響吾さん登場。目覚めた状態では一度も会っていないはずなのに、お互い顔は知っているから認識できるのね。

    子供向けEテレアニメなのに、屋台で酒飲んでくだを巻くシーンが。おでんにアボカド、おいしそう。シュー「なぜ私を作ったのれす?」そうよね。シューは目覚めかけていたのに、響吾はベトモツだけ連れて研究所から逃げたんだもんね。「私をつくったあなたにさえ、私の存在は必要ではないのれすか?」涙出てくるよ。

  • 響吾「ぶっちゃけキミらもさ、好き勝手つくったら出来ちゃっただけなんだよ」…うん、子供を作るのは親の勝手だもんね。たださ、それを親の口から聞きたい子はいないでしょうよ。「だからキミも好き勝手やれば?」なんかもう、この人はそうやって生きてきたのよね。そのせいで周りがどれだけ苦労してきたか!

     

  • 屋台で目覚めたシュー。響吾は食い逃げよ!以前ギョーザーの屋台でやったみたいに働いて返す??コワイ人達に囲まれて絶体絶命の危機のときに、また凧が!この凧には意思があるらしい。
  • 季節外れの台風でボロ屋の音羽館は全員が屋根にのぼって補修中。奏助のお尻ドアップよ!ベト「運命を切りひら、ああー」って滑りましたけど。

     

  • 鳥だ!飛行機だ!タケちゃんm(違)。シューさんはうまいこと音羽館の屋根にたどりついたね。あ、おズボンの縫い目が破けちゃって!シューさんのおパンツは白、覚えた!

     

  • 引き上げてくれたのがベートーヴェン先輩でよかったね。それにしてもみんな、シューさんが不在だったことに気付かなかったってあんまりだよ。これ何かの間違いよね?シュー「やってやる。私も、いや俺も好き勝手に!」一人称が変わった。やっちってください!
  • 魔王のイントロ、キター!音楽の授業で習ったよね。と思ったらクラシカルなムジーク衣装からラッパーに変身して、ムジーク自体もまさかのラップ。しかも声優さんが歌っている?え、ええっ?

     

  • ハッシーがDJとして仕事してる。「一人一人言わせてもらう」で、みんな順番に壁画になっちゃった。奏助はピー音で教育的配慮がなされました。壁画はパラッ○ラッパーみたい。歌詞は全部は起こせないので、本編かムジコレを参照願います。

     

  • ジークが終わったら風雨もおさまったのね。みんなのポカンとした顔を前に、やり遂げたシューさんの清々しさ。お疲れ様でした。
  • 音羽館、朝からシュー以外のみんなで家事してる。お?「そうじ当番表」復活ですか?

     

  • 奏助は今度はラッパーシューに弟子入り志願?「お断りだぜノノンノーン」ってラップで断られちゃった。しかし会話が全部ラップ口調なのはメンドクサイ。
  • シュー「好き勝手におねむうーYeah!」で、どかっとソファに横になったけど、ソファの幅が狭くなってない?

     

  • ソファーごと門の外に投げ出されちゃって、「ほんと調子こいて、すんませんでしたあ」ジャンピング土下座。「好き勝手」からのあっさり掌返し。早かったね。
  • エンディングで、ベトのあの絵に向かっても何か言っているラッパーシュー。アボカドがたくさん降っていますね。毎回凝ってます。

     

  • ちょっとちょっと次回予告!ベトと歌苗がお買い物デートよ!そして子犬のようなジト目は何なの?次回を早く見たいような、見たくないような…。

     

♪ムジー
シューベルトの魔王道
アーティスト:シューベルト(CV:前野智昭
作詞:丸省 作曲:フランツ・シューベルト 編曲:アボカズヒロ

♪ムジーク効果(私見
disった相手にダメージを与えて壁画にしてしまう。自分自身も壁画になって皆と同じ世界にいたりもしたので、ダメージナシで壁画にすることも可能?それでも一人一人disりの内容を考えた上でラップにして歌わなきゃいけないので、「子守歌」や「ます」よりは労力が必要ですね。

 

 

♪今回(第21話)のマイベスト・ベト
寝相が悪いのもムジーク衣装の背中も嫁エプロンも好きですが、今回は後輩の思いを受け止める先輩で。

 

シューベルトと対峙するところが無駄にカッコイイ。
「あんたに認められたくて俺はここまでやってきた。リスペクトしているぜ先輩、だからこそ絶対!」
リスペクトに値する存在でなきゃ成り立たないシーンだものね。自分を慕ってくれる後輩のために、これからもカッコイイ先輩でいてください!

 

♪今回(第21話)のベト歌

 

「気持ちは嬉しかったけどモツのは貢献かどうか…」。ベトのは貢献と思っているのね?

 

 

安定のいつも隣にいる二人なんですが。

 

 

「やることがたまって迷惑している」。
あ、また半袖の腕が(はあと)。それよりもそのエプロン、歌苗がいつも着ているものよね?ベトが着るのを歌苗は許可しているの?既に二人は夫婦なの?

 

DVDだとピー音は消えるそうです。封入されているブックレットを読んでみたい。実は円盤には手が出せていないんです私…。

※この記事は「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c